IS~疾走する思春期の転生者~   作:大2病ガノタ

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35話目、やっとここまで来ました…


コアと新華

 

 

 

 

 

---side 千冬

 

 

 

 

 

IS学園地下50m。レベル4権限を持つ一部の人間のみが知る区画に千冬と山田麻耶は居た。目の前には運び込まれた無人機3機が台に横に並べられ解析用のアームが伸びていた。ガラス越しにその光景を見やる。

 

 

 

 

 

「織斑先生、解析結果が出ました。…全て無人機です」

「そうか…やはりな」

「どのような方法で動いていたかは不明です。青木君との戦闘による損傷が激しいため修復は不可能です」

「コアはどうだった?」

「はい。無事だったコアを調べた所、登録されていないコアでした」

「…そうか。残りのコアはどうなった?」

「それが…近接型のコアは青木君の攻撃で装甲諸共潰されて修復どころか解析不能でして、女性型の方は見つかっていません」

「…見つかっていないだと?」

「はい」

 

 

 

 

 

薄暗い部屋で会話を交わす。千冬は戦闘中の新華の止めを思い出す。一切容赦の無い攻撃。射撃型は頭部、両腕を破壊。近接型は先程の山田先生の言う通り胸部ごとコアを破壊。女性型は指先から出したビームで胸部を抉り機能停止。

 

 

 

 

 

「…青木が所持している可能性があるな」

「え!? 青木君が、ですか?」

「ああ。あいつは我々教師よりも実戦を経験している。実力もありISの仕組みも我々より理解している。そして女性型の倒し方、あの時に破壊、ないしは回収しててもおかしくない」

「は、はぁ…。ですが、だとしたら何の為に? いくら理解しているとはいえ回収したところで活用出来ないのでは?」

「………実はそうでもない。アイツは束と何度も行動を共にしている。その中で活用法を見出しているだろう」

「そ、そういえばそうでしたね…」

「それにアイツは頭が回る。恐らくこちらから提出を命令しても聞かないだろう」

 

 

 

 

 

そう言った時、不意に千冬は視線を感じ部屋の天井の隅を見上げ睨みつける。視線の先には緊急用の防犯カメラが設置されていた。

 

 

 

 

 

「? あの、織斑先生? どうされたんですか?」

「…いや、なんでもない」

 

 

 

 

 

視線を無人機に戻す。頭にはこの無人機を作ったであろう人物の姿があった。そして同時に新華の姿も出てくる。

 

 

 

 

 

「(束、青木。お前らは何がしたい?)」

 

 

 

 

 

2人への不信感を募らせ千冬は顔をしかめた。

 

 

 

 

 

---side out

 

 

 

 

 

---1050室

 

 

 

 

 

「…流石ブリュンヒルデ。レンズ越しに俺の視線を感じますか。確かにコレ(・・)を渡す気はありませんよ」

 

 

 

 

 

新華は1人部屋のベットで女性型のコアを弄っていた。しかしコアと言うには些かおかしな形状、円筒状だった。このコアの正体は束がクアンタのGN粒子を解析し開発したISコアの機能も併用した擬似太陽炉。千冬の睨んだ通り、あの抉った一瞬で新華はクアンタのバススロットに収納し確保、入手していた。

今まで新華はイノベイターの能力を使い学園のセキュリティを使い監視カメラ越しに千冬と山田先生のやり取りを見ていた。

 

 

 

 

 

「しっかしう詐欺は流石だな。原理を知らない筈なのにGN粒子を解析しただけで擬似を作るとは。ただISに固執し過ぎだな。ISコアを併用していなければ完璧な擬似太陽炉だった。後はCBで色々弄るか」

 

 

 

 

 

新華の顔には先程の辛そうな感じは無い。既に気持ちを切り替えている。たしかに新華にとっては思い出せる辛い記憶だが、彩夏先生と孤児院を経営していた時に乗り越えた。

 

 

 

 

 

「…んー、暇やな。取り敢えずコレはハロに仕舞っとこ、っと。後は、どうしよっかなー…………寝るか」

 

 

 

 

 

充電中で静かなハロにコアを収納しベットに横になる新華。この日、立て続けにイベントが発生した為に新華は日中寝れて無かった。昔から寝キャラである事に変わりなく睡魔はすぐにやってきた。

 

 

 

 

 

「…………すぅ」zzz

 

 

 

 

 

今日のイベントがまるで無かったかの様にいつもと変わらない寝顔を晒す新華。だがまだこの日のイベントは終わっていなかった。

 

 

 

 

 

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「…か君、新華君」

「んぁ? …くぁあああ、あ、おはようございます会長」

「…あれだけの事があってよくいつも通りに寝られるわね。一夏君と話していた時の暗さはどうしたのよ」

「ん? 暗さ? ………あー、あの事はもう乗り越えました。確かに思い出す度に辛いですが、糧にしているので時間さえあればいつも通りに戻りますよ」

「そうなの? あの時はとてもそうには見えなかったけど」

「いまこうして大丈夫でしょう? ってかもう外暗いじゃないっすか。それに会長がいるって事はもう時間的にだいぶ遅いっすよね?」

「ええ。生徒は誰も外に出てなかったわねってそうじゃなくて、本当に大丈夫なの? 思い出す度って大丈夫じゃないわよ」

「…俺も人間ですから。辛くなるのは当然でしょう? 問題はその後、どうするかです。一夏達に言った時とは違って、もう時間が経っているんです。辛くなっても次に生かさなきゃ」

「…何か有ればお姉さんに頼っていいのよ? いくらあなたが多くの経験をしていても16歳。本来は親に頼る所でしょ?」

「…父さんと母さんには頼りになってますよ。むしろこうして安定しているのは両親のお陰ですし。ですから、大丈夫です」

「…そう」

 

 

 

 

 

夜。新華は楯無に起こされ体を起こす。楯無は心配そうな顔をするが新華は空気を変える為に体を伸ばす。

 

 

 

 

 

「んー…そういや汗流して無かったな…会長、シャワーまだですよね? 先どうぞ」

「………あなたは入らないの? 汗臭くなるわよ」

「あー…やっぱ気になります? 一応頻繁に洗濯はしてますが限界はありますからね。匂うんだったら言って下さい、気を付けます」

「気を付けてどうにかなるものなのかしら? 今のところは大丈夫よ」

「ならいいですが。でも今日はあんまりかいてない方なんでどうぞ」

「…あれだけの戦闘をして?」

「制限掛けて専用機持ち達の訓練と制限なしの短時間実戦じゃ全然違います。前者の方が頭使うんで、まぁ慣れの問題ですよ。今まで戦闘指導なんてしてきませんでしたし、クアンタ装備時の手加減は意外と難しいんで」

 

 

 

 

 

 

そう言うと新華は充電中のハロをPCモードにし、ネットを開く。IS学園は完全寮制なので娯楽が少ない代わりに、学園敷地内はインターネット設備やトレーニング施設が完備され、また敷地を出ればデパートなどの施設もあり休日は殆どの生徒が群がる。生徒のメンタルも考えられていた。しかし新華や軍人には正気に思えなかった。競技と言いながら軍事に既に利用されている『兵器』の操縦者訓練校とは思えない甘さばかりで、力を持つ資格の無い自意識過剰な人間の量産施設にしか見えないと。

 

閑話休題

 

 

 

 

 

「テキトーにネット小説でも読んでますよ。その間に入っちゃってくださいな。あ、長くても気にしないんで、ごゆっくり」

「…覗かないでよ?」

「どっかのラノベの馬鹿(召喚獣)じゃないんですからしませんよ。というか俺も男なんですからあんまりそんな事言わない方がいいですよ。暗部で教わったかもしれませんが、会長も綺麗なんですから襲われますよ?」

「………もうっ」

 

 

 

 

 

新華のセリフで不機嫌になった楯無はムスッっとしてシャワールームに入る。

 

 

 

 

 

「………俺は一夏と違って鈍感じゃありませんからね………ですが既に罪が多いこの身、その気持ちには答えられません。俺の罪は、俺が1人であの世まで持って行きます。誰にも背負わせない、背負わせたくない」

 

 

 

 

 

クアンタにイヤホンを差し『ガンダム』関連のアニソンを流す。ハロの画面には確かに小説サイトが映っていたが新華はその文字の羅列を見ていなかった。

 

 

 

 

 

「…とはいえ、あの姉妹にはどうしても甘くなっちまうな。やっぱあれだな、姉と妹感覚だからかな。今まで居なかったけど。箒も鈴も、そんな感じはしなかったんだがな…ったく、恋って年齢………だったか今は。中身の年齢はオッサンだけどな」

 

 

 

 

 

1人ブツブツ呟く。シャワールームからは既にシャワーの音が聞こえている。

 

 

 

 

 

「…しっかし改めて考えると完全にエロゲの環境だよな。これで一夏が…いや、考えるのはよそう。この方向に行ってはいけない。行かせてもいけない。小説読んで忘れよう」

 

 

 

 

 

静かに黙々と小説を読み始める新華。今考えてしまった事を忘れる様に没頭する。しばらくするとシャワーの音が止み楯無が出てくる。

 

 

 

 

 

「シャワー空いたわよー」

「お、ういっす…………またその格好ですか…俺に何を期待してるんですか? アレですか、襲って欲しいんですか? しかも顔真っ赤にして………」

「ち、違うわよ! ただ着替えを忘れちゃっただけよ! べ、別に誘ってるわけじゃないわよ!」

「ツンデレ乙っス。でもツンデレは鈴で慣れてるんで。主に一夏に対してでしたけど。というかそんな事言うと本当に襲いますよ?」

「………………」//////

「冗談ですから真っ赤にならないでください。というか暗部の当主がそんなに耐性無くていいんですか…? まぁ、いいか。俺も入るんでちゃっちゃと着替えちゃってください。目を向けられないんで」

「…そ、そうね…」

 

 

 

 

 

またシャワールームからバスタオル1枚で出てきた楯無から速攻で視線を逸らし、ベットの下に仕舞っていた自分の着替えを出す。ハロはPCモードから充電モードに変え置いておく。

 

 

 

 

 

「………」

「………」

「…着替えたわよ」

「はいよー、んじゃ入ってきますね。先寝ててもいいっすよ。後の電気周りはやっておくんで」

 

 

 

 

 

そう言い残してシャワールームに新華は入って行く。シャワーからお湯を流し全身を洗ってゆく。

 

 

 

 

 

「…あ”ー、風呂に浸かりてー。出来るの、まだかねー。早く入りてーなー」

 

 

 

 

 

一方その間…

 

 

 

 

 

---side 楯無

 

 

 

 

 

「もうっ」ボスッ

 

 

 

 

 

楯無は自分のベットにうつ伏せになる。顔は勿論赤い。

 

 

 

 

 

「むー…新華君に何だか最近、日常の会話の主導権を握られている気がするわね…」

 

 

 

 

 

ベットの上で枕を抱え思う。真面目な話になるとはぐらかされ、先程のような刺激のある会話でも自分が恥ずかしくなりあしらわれる。新華が言っていた様に暗部で初心というのはマズイのだが、知識はあれど乙女なので羞恥心が勝ってしまう。特に新華の前では。

 

 

 

 

 

「………」チラッ

 

 

 

 

 

新華のベットの上にあるハロを見、立ち上がる。新華のベットに座りハロを抱え込んでみた。本音や鈴が抱え込めるだけあってかなり軽かった。

 

 

 

 

 

「…新華君は、どうしてあれ程の戦いが出来るのかしら」

 

 

 

 

 

楯無も今日の無人機戦を簪と同じタイミングで管制室から見ていた。その内容は楯無から見ても高度なものであり、幾つか学ぶ点も有った。

しかし楯無が言っているのはそこではない。新華がこれまで世界中で非合法研究施設を破壊し尽くして来たのは知っている。故に戦闘力に関しては一応納得している。なぜあの年齢であそこまで容赦の無い攻撃を出来るか、だ。楯無は学園最強の証明である生徒会長だが幼い頃から暗部としての『更識』で教育を受けており、ロシア代表になる程の実力を努力で身に付けた。無論才能や適正があればこそだったが、努力を怠らず多くの事を経験してこそだ。

しかし新華は小学低学年の時には既にあの篠ノ之 束博士と専門会話が出来、当時の織斑 千冬先生と打ち合えていたと聞いている。彼の身の周りの環境は一夏が関わらなければ至極普通と呼べる家である。そして本来『Evolveクアンタ』のような強大な力を持てば誰しも慢心し傲慢になるところを、そうはならずにまるで親の様に一夏達を守り指導までしていた。今日医務室で彼の話を聞いたとき、まるで親と同年代かそれ以上の大人が居る様に感じ違和感を覚えた。それは新華が初めてクアンタを束と千冬の目の前で披露した時の千冬と同じ反応だった。

自分より幼い男の子でありながら自分が惹かれる程の包容力と実力があり、時には歳相応の表情をしたと思えば親の様に間違いを指摘する違和感の多い人物。楯無にはそう映っていた。

 

 

 

 

 

「いくら調べても、接しても違和感が拭えないのよね。コレ(ハロ)もそうだけど、技術力も篠ノ之博士に負けない物も作っているし。嫉妬するのも馬鹿らしいくらいに見事としか言えないわね」

 

 

 

 

 

更識家は初めて新華と会った後、とある施設の秘密を聞かされた。その情報は暗部でも手に入れられなかったものであり、新華に言われずとも極秘にしなければならないものだった。結果、情報を流出させない、されない為にも暗部による監視と警備を新華の依頼として現在も行なっている。

楯無はその事を思い出し頭が痛くなるのを感じて考えるのを止めた。

 

 

 

 

 

「んー…思ったより綺麗にしてるのね。さっきはああ言ったけど、全然汗臭く無いわね」

 

 

 

 

 

楯無は座っている新華のベットを見て言った。昔から楯無父は親馬鹿で可愛がってもらっていた。それこそ幼い頃は布団に潜る事もあり楯無父の布団の汗臭さ(もしくは加齢臭)を嗅いだこともある。しかし新華は普段からこまめに洗濯や掃除をしているのであまり感じなかった。しかし人間はどれだけ気を付けても寝ている時に汗をかいてしまうので、枕やシーツにどうしても臭いは着いてしまう。

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

…ちょっと待って楯無さん。枕に手を伸ばして何をする気ですか? もう匂いとか言っている時点でアレですけど、まさか…

 

 

 

 

 

「………」

「…何してんスか、会長。人のベットの上で」

「っ!?」///

 

 

 

 

 

---side out

 

 

 

 

 

「な、何でも無いわよ。ええ、何でもないわ」///

「…ポーカーフェイス仕切れてませんよ。………そういう事にしておきます」

「ど、どういう事よ」

「会長は匂いフェチとかじゃなくてシスコンのヘタレと」

「どっちもダメじゃない!」

 

 

 

 

 

何やら変な感情を感じて上がってみれば枕に手を伸ばしている楯無の姿。一夏ならここで「眠いんならそのまま寝ていいですよ」とか言う場面かもしれないが、新華はそこまでアレでは無いし自分の寝床を荒らされて喜ぶ趣味も無いので取り敢えず会長を弄る。こうする事でシャワーを浴びる前の空気を無かった事にし、少し荒れた心を癒す。ちなみに楯無の寝巻きは髪に合わせて水色の水玉模様。新華はタンクトップに長ズボンの普段着とほぼ変わらない服装。

 

 

 

 

 

「いつまでも俺のベット占領してないでどいて下さい」

「むー…新華君が匂いフェチとかヘタレとか言わないなら考えてあげる」

「考えるって事はどかないかもしれないじゃないですか。駄々っ子じゃないんですからいい加減にしてくださいな」

「…嫌よ。あ、そういえば言うのを忘れていたのだけれど」

「このタイミングで思い出さないでさっさと言っておいてくださいよ…虚さんも苦労してたんだろうな…」

「うるさい。で、伝える事は、今日で織斑君の部屋割が変更になったのよ」

「へぇ…ようやくですか。結構時間掛かりましたね」

「既に決まっていた部屋を変えるんだもの。正確には織斑君のルームメイトの篠ノ之さんが移動になったのだけど」

「あらら、箒、残念」

 

 

 

 

 

点数稼ぎのチャンス期間を過ぎてしまった箒に心の中でエールを送る。とはいえ鈴の事も応援しているのでその心境は複雑なものだが。

 

 

 

 

 

「織斑君は実質1人部屋ね」

「いいなーって俺は移動無しですかい? 同じ理由で1人部屋か一夏と同じ部屋とか」

「冗談。私はあなたの監視もかねているって言ったでしょう。ここだけは何があっても固定よ」

「デスヨネー。…話逸らされましたけどいい加減に退いてくださいってば」

「………」

「…ならこちらも、実力行使しますよ」

「…やめてー乱暴する気でしょう、エr「言わせませんよ」…チッ。で、どうする気なの」

「こうするんです…よっ」

「えっ? きゃっ! えっ!?」///

 

 

 

 

 

それは所謂(いわゆる)お姫様だっこ。新華の実力行使の正体。新華としてはあまりやりたくなかったが、強制的に退けるには一番穏便な方法だったために使った。しかし楯無の方はそうもいかない。行き成りお姫様だっこされて新華の顔が近いのだ。しかもタンクトップ1枚を挟んで新華の鍛えられた胸板に触れている。無論顔は真っ赤。新華は殆ど作業感覚でやっているので顔を確認していない。だが楯無がアタフタしているのは分かった。

 

 

 

 

 

「よ…っと。ほら、下ろしたんですから、もうさっさと寝ちゃってください。…おーい」

「………………」ポー

「…仕方ない。…………戻ってこーい」スパァン

「きゃう!? お、女の子に何するのよ!」

「だったら俺の目の前であんまり長い時間トリップしないでくださいな。というかコレ(ハリセン)は今更でしょう。それよりさっさと寝ましょうよ。明日も早いですし」

「…ええ、そうね。今更だったわね」

「不機嫌になってないで寝なさいな。会長が寝不足じゃぁ格好つかないでしょう? …とか言っている内に完了ー。さて、俺ももう寝ます」

「…………おやすみなさい」

「はい、おやすみなさい」

 

 

 

 

 

新華が部屋の電気を消す。楯無は大人しく布団に潜った…新華とは反対の方を向いて。新華は頭をかきながら自分もベットに入り寝る体勢に入った。途中楯無が何か悶えていたが気にせず新華は寝た。

しかし新華は気付いていなかった…既に新しいイベントのフラグは一夏が立てていた事に…

 

 

 

 

 

 




ようやく1巻しゅーりょー!
これでやっと2巻に移れます!
今まで指摘や感想を下さった方々、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!

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