IS~疾走する思春期の転生者~   作:大2病ガノタ

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最近簪ばかり出ている気がするので今回楯無さんも出ます。


自重しない一夏とヒロインズ

 

 

 

 

 

放課後、第3アリーナにて。

 

 

 

 

 

「え?」

「な、何だその顔は。…おかしいか?」

「いや、おかしいって言うか」

「し、篠ノ之さん!? どうして此処にいますの!?」

「お前ら俺の話聞いてなかったな…? 暴走する2人ってのはお前ら(箒とセシリア)のことだぞ…」

「…うん、打鉄・弐式(この子)に異常無し」

 

 

 

 

 

アリーナには白式を展開した一夏、ブルーティアーズを展開したセシリア、打鉄を纏った箒、打鉄・弐式を展開した簪、また制服のままの新華がいた。

箒は打鉄で刀型近接ブレードを持っており中々似合っていたが、新華は正直どうでもよかった。この訓練の目的は一夏の戦闘能力の強化であるにも関わらず箒とセシリアの目的を忘れた暴走の後、お仕置きを兼ねてセシリア&箒 対 新華、簪 対 一夏にする予定だった。

-実際のところ新華は一夏 対 簪よりも簪 対 箒の組み合わせが見たかった。ほぼ完全な近接型の打鉄に合ったスタイルの箒と、新華が鍛えた簪と打鉄の後継機、弐式の対決を。

 

 

 

 

 

「くっ、まさかこんなにも早く訓練機の使用許可が降りるとは…!」

「ふっ。では一夏、始めるとしよう。刀を抜け」

「お、おう」

「待てい。勝手に始めんな。行き成り過ぎるぞ」

「そうですわ! 一夏さんのお相手を務めるのはこの私、セシリア・オルコットですわよ!」

「オメェも待ちやがれ。収集つかなくなる」

「ええい邪魔だ! ならば斬る!」

「訓練機如きに遅れを取るほど、私は甘くはなくってよ!」

「…よし、一夏。ボーッとしてないでこっち来い。あの2人はアレで良い訓練になるだろうからほっといて、こっちはこっちでやるぞ」

「え、放っておくのか? アレ」

「その方が楽だ。とにかくやるぞー」

 

 

 

 

 

話を聞かずに戦い始めた2人を無視して一夏の訓練を始めようとクアンタを展開する。今回は試合では無いが一夏に合わせる為に武装をGNソードⅤ×2のみにしていた。機体自体のリミッターは威力のみ掛けている。

 

 

 

 

 

「…簪さんは待機してて…しばらくしたらあの2人のどっちかに交代させる…」

「分かった…」

「…こっちは静かだな。あっちより集中出来そうだ」

「…まずは慣らしだ…。一夏、切り掛って来い」

「おう! うおおおおお!」

「「!? 一夏(さん)!?」」

「うぉう!?」

「…無視しろ。簪さん、頼んだ」

 

 

 

 

 

一夏の声で気付いたのか箒とセシリアは声を上げる。しかし新華の睨みと簪の説得で無理矢理大人しくさせ続けていく。この後、セシリア、箒、簪の順で一夏に1対1で相手をさせ、その間新華は余った2人を纏めて指導していた。

 

 

 

 

 

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「よっと、よし今日は終了ー。お疲れさん。簪さんが2人抑えてくれてた御陰であんまり疲れなかったわ。サンキュ」

「う、うん」

「ぜえ、ぜえ、ぜえ、な、何で、あんなに、動いて、そんなに、はぁ、余裕、そう、なんだ、よ、ぜえ、はぁ」

「くっ、2人掛りで完全にいなされるとは…!」

「な、何て理不尽な強さなんですの…!?」

「お前ら体力無いのと動きに無駄多過ぎ。それで無駄に力入ってりゃすぐ疲れんのも当たり前だろうが。っつーかピット戻ろうぜ。ここで話してても落ち着かねえし」

「そ、そう、だな。はぁ、はぁ、つ、つっかれたー」

「ハイハイお疲れさん。寮に戻って汗流すぞー。戻ってから今日指摘したトコ忘れんなよー」

 

 

 

 

 

新華は打鉄&打鉄・弐式のタッグが見られたからか少し上機嫌になってた。だって一般量産機と後継機のタッグって、燃えるでしょう?

新華は一足先にクアンタを瞬間に展開、解除をしてピットに戻る。距離がかなりあった筈だが桁外れな身体能力で(ry

 

 

 

 

 

「いやー、制服だけって楽だな。ほいっと」

「ハロッ!」

「さて、あんま疲れてないけど寮に戻るか。来ていいって言われているけど姉妹×2の邪魔をする気にはなれんしな。ん?」

「あ、新華とハロじゃない」

「ハロッ、リン、ドウシタ?」

「ちょっと一夏にね。新華、一夏は?」

「そろそろ来ると思うぞ。…ふむ、アクエリか。あいつ水分補給考えて無かったみたいだからナイスチョイスだ」

「よしっ。あ、そうそう新華、一夏の部屋って何処だか分かる?」

「1025室だ。中途半端な場所にあるからスルーしないよう気を付けな」

「ん。あんがと」

「いやいや。お、来たみたいだぞ。ま、頑張って来い、ってもう行っちまいやがった…」

「ゾッコン、ゾッコン」

「そうだな。さて俺らも行きますか」

 

 

 

 

 

一夏の元に走って行った鈴を見送り新華はハロを連れ寮に戻って行った。途中

 

 

 

 

 

「………」パシッ

「ケイカイ、ケイカイ」

「…ったく、会長と居るからってだけで俺もターゲットになるのかよ」

「…はああぁ!」

「せいっ」トスッ

「かっ」ドサッ

「…いい加減に止めろっての」パシッ、バキッ

 

 

 

 

 

生徒会の座を狙う生徒の攻撃に遭った。まず放たれた矢を掴み木刀で切り掛ってきた生徒を手刀で気絶させそこに更に飛んできた矢を掴みへし折った。

 

 

 

 

 

「………よっ、ほっ、そぉい!」

「………!」ブゥン

「…さっさと消えろ。これ以上やるなら容赦はしない」

「………」キュン

 

 

 

 

 

気絶させた生徒から木刀を奪い向かいの校舎の屋上に居た矢を放った犯人に向けて投げる。木刀は凄い勢いで犯人の生徒の顔の横を通り過ぎる。新華は小さい声で言ったにも関わらずそのセリフは殺意となって生徒を凍りつかせた。そのまま新華は気絶させた生徒を壁に立て掛け今度こそ寮へ戻っていった。

余談だが他にも新華襲撃をしようとしていた生徒はかなり居て、理由が生徒会の座を狙う者、新華の実力を確かめようとする者、会長の笑顔が新華により輝いている事への嫉妬と、会長への百合百合な生徒達が居た。しかし新華の一連の動作を見て新華を認める者やまだ諦められない者、そして新華に惚れてしまった者が出た。

更に余談だが気絶させられた生徒と矢を放った生徒は、新華の強さに惚れてしまった。

 

 

 

 

 

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1025室。

 

 

 

 

 

「と言うわけだから部屋替わって」

「ふ、ふざけるな! 何故私がそのような事をしなければならない!」

「…なぁにこれぇ?」

「ナニコレ、ナニコレ」

 

 

 

 

 

今日の訓練の事と、箒が訓練機の使用許可が降りた時の訓練について一夏に話に訪ねたらコレである。一夏曰くファースト幼馴染とセカンド幼馴染の部屋取りである。

 

 

 

 

 

「いや、篠ノ之さんも男と同室なんて嫌でしょ? 気を遣うしのんびりできないし。その辺あたしは平気だから替わってあげようと思ってさ」

「べ、別に嫌とは言っていない…。それにだ! ここは一夏と私の問題だ、部外者に首を突っ込んで欲しくない!」

「大丈夫、あたしも幼馴染だから」

「それが一体何の理由になると言うのだ!」

「なぁ一夏、何で、いやいつ鈴はこのテンションになった?」

「えっと此処に来た時にはもうこうだったな」

「…その前は?」

「あ、そういえばさっき着替えている時鈴が来て、ああなってたかな」

「…お前そん時に箒と同室とか言わなかったか?」

「ん、そうだけど、何で分かったんだ?」

「…ふぅ」

 

 

 

 

 

一夏のセリフで大方の状況を察した新華。もうキタローの如くどうでも良くなってきていた。先程から箒と鈴の会話は平行線で終わりが見えないので新華は用事をさっさと済ませる為にも会話をぶった切る事にした。

 

 

 

 

 

「おい鈴。かなり無理な事言ってるが、まさかそのバッグが荷物全部か?」

「そうよ。あたしはボストンバッグ1つあればどこにでも行けるからね」

「そこは変わらないな、鈴。ほら箒も落ち着いてくれ」

「ふんっ」

「とにかく今日からあたしもここで暮らすから」

「ふ、ふざけるな! 出て行け! ここは私の部屋だ!」

「『一夏の部屋』でもあるでしょ。問題無いじゃない、ねぇ一夏」

「俺に振るなよ…」

「オメェらたまには俺の話聞けよ…」

「とにかく! 部屋は変わらない、出ていくのはそちらだ! 自分の部屋に戻れ!」

「所で一夏さ、約束覚えてる?」

「「話 を 聞 け !」 ええいこうなれば力ずくで…!」

「あ、ちょっ、馬鹿!」

 

 

 

 

 

新華と箒の話を殆ど無視する形でマイペースに一夏に話しかける鈴に箒は遂に木刀を持ち出した。ベットに掛けてあった木刀で鈴に切り掛る。

新華は咄嗟に鈴と箒の間に割り込もうとするが

 

 

 

 

 

「邪魔よ新華! っ!」パアァン

「………!」

「鈴! 大丈夫か!?」

「………」サッ

「大丈夫に決まってるじゃん。今の私は、代表候補生なんだから。っていうか今のは生身だと本気で危ないわよ」

「うっ…」

「ま、いいけどね、ぇい!?」スパァン

「ぬぅ!?」スパァン

「へっ? ったっ!」スパァン

「オメェら本当自重しねぇな。少しは静かに出来ないのかアホ」

「な、行き成り何すんのよ!」

「何で俺まで…」

 

 

 

 

 

鈴、箒、一夏にそれぞれ新華はハリセンで一発ずつ叩く。

 

 

 

 

 

「何するじゃねぇよ。ちょっと言わせてもらうが、箒、旗色が悪くなったからって直ぐに手を出すんじゃない。見たところ一夏にもやっているみたいだがそれじゃ心を引き止めるなんざ出来ねぇぞ。力じゃなく誠意でつなぎとめろ」

「くっ、だが!」

「出来ないからといって暴力を振るうのはガキのやる事だ。前にも言ったがそんなんで一夏がずっと側にいてくれると思うか?」

「うっ」

「次は鈴だが、何度も言うが話を聞け。そんなんだと敵作るだけだぞ。あと部分だけでもIS展開すんな。許可無いと禁止されてんだろうが」

「むっ、じゃぁ新華はあたしに殴られてろって言いたい訳!?」

「お前が前に出なきゃ俺が対処してただろうが。邪魔と言って押しのけたのは誰だよ。それに無視されれば誰だっていい気はしねぇのは当然だろうが」

「ぐっ」

「あと一夏。お前が殆ど原因だからな…? いい加減自覚しろよ…」

「へ? どういう意味だ?」

「…箒、鈴。こういう奴だって知ってるだろう? 焦るのは分かるがそうそう落ちねぇから、まずは冷静になれや。というかそんなに簡単に落ちたら今までの俺等の苦労はなんだったんだよ…」

「「………」」

「? ??」

 

 

 

 

 

新華の心からの一言で最後再び微妙な空気になってしまった。一夏は理由が分かっていなかったが、微妙な空気を払拭するために話題を作る。

 

 

 

 

 

「そういや鈴、約束って言うと…」

「う、うん。覚えてるよね…?」

「えっとあれか? 確か毎日酢豚を」

「そ、そうそう!」

「奢ってくれるってやつ」

「………………………………はい?」

「Oh…やっぱり勘違いしてやがったコイツ…まぁ一夏だしな」

「? 合ってるだろ? いやぁよく覚えてたな俺」

「………鈴、泣いていいぞ。これはヒドイ。フォロー出来る余地が無ぇ」

 

 

 

 

 

一夏のセリフに鈴だけでなく察した箒まで絶句する。弾と予想出来ていた新華はダメージは少ないが鈴の心境を思うと辛くなった。

 

 

 

 

 

パシィン!

「…へ?」

「………………」

「「………………」」

「え、えーと…あ、あの、だな、鈴…」

「最っ低! 女の子との約束をちゃんと覚えてないなんて、男の風上にも置けない奴! 犬に噛まれて死ね!」ダダダッ!

「あ、鈴! …まずい、怒らせちまった」

「………一夏」

「お、おう。何だ箒」

「馬に蹴られて死ね」

「えっ、箒まで…」

「………」

「し、新華?」

「ゴメン、何も言えん。用事あったけど今日はいい…そんな感じじゃ無いしな…」

 

 

 

 

 

鈴は一夏の頬を思いっ切り叩き泣きながら部屋を出ていってしまった。箒も不機嫌のまま部屋から出ていった。新華も流石にここで訓練の話をする程馬鹿では無いので手持ち無沙汰になった。

 

 

 

 

 

「なぁ一夏」

「…なんだ?」

「今回、全面的にお前が悪い。どう足掻いてもな」

「そ、そうか…やっぱり完全に思い出せなかったからかな…鈴、泣いてたみたいだし」

「…よーく、よーーーーーーーーく考えな。そして自分なりに答えを出しな」

「お、おう」

「…俺も部屋戻るわ。また明日な」

「おう。また明日」

 

 

 

 

 

新華は自分の部屋に戻ろうと部屋を出ると近くの部屋の女子達が集まり様子を伺っていた。

 

 

 

 

 

「………今はそっとしておいてやってくれ。その内またちゃんと騒がしくなるから」

 

 

 

 

 

そう言って新華は今度こそ部屋に戻って行った。

 

 

 

 

 

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1050室。

 

 

 

 

 

『上手くなったとき毎日作ってあげる!』

「…これを一夏は少し忘れてて奢って貰えると勘違いを」

「…ヒドイわね。これじゃぁ確かに叩かれても仕方ないわよ」

「まぁ俺と弾は予想出来ていたんですけどね。ただタイミングと一夏の鈍感が悪かった。鈴からしたら期待を裏切られて叩き落とされた様なもんですからね」

「それでも、モテるのは変わらないのよねぇ…」

「それでも優しくてカッコイイからじゃないんですかね? 俺や弾という引き立て役が居たのも大きいでしょう。取り巻きもかなり居ましたし、集団心理も働いていたかもしれませんね。もっとも認めようとはしないでしょうが」

「…もう呆れてくるわね」

 

 

 

 

 

新華は部屋に戻ってきた楯無と今寮で起きている騒ぎについて話していた。楯無は予定通り簪と本音と合流し生徒会の仕事を終えて寮へと戻っていた。

 

 

 

 

 

「女の子からしてみたら最低の返しよ? しかもこれ当時ちゃんと返事してるじゃない。それを忘れるなんて…」

「一夏の鈍感なら今までの女性関係を調べれば証明は簡単です。ただあいつ変なトコで敏感なんで、鈴のセリフの意味に気付くかもしれませんが、鈴も割とヘタレですからな。恥ずかしさで台無しにしかねません」

「…残念な子ねぇ…新華君は仲を取り持たないの?」

「アンタが言いますか、アンタが。取り持たなくてもアイツ等はいつも本音をぶつけ合っているんで問題無いっス。また喧嘩していつの間にか仲直りしますよ」

「信頼してるのね。それならこれは丁度いいかしら?」ピラ

「ん? なんすかコレ?」

 

 

 

 

 

楯無は1枚の紙を新華に渡す。

 

 

 

 

 

「…これクラス対抗戦(リーグマッチ)日程表じゃねぇっすか。持ち出していいんですか?」

「明日発表だからいいのよ。それよりも、織斑君の所見てみて」

「どれどれ…ほぅ…これはいいですね。面倒が省ける」

「もう最初からクライマックスでしょう? 最後近くでこの対戦なら楽しめるけど、最初から荒れそうよね」

「でも他のクラス代表はホッとしてるでしょうね。厄介な専用機持ちがどちらかいなくなるんですから。といっても簪さんが居るんで地獄になるでしょうがね」

「4組は簪ちゃんに期待が集まっているみたいね。友達も沢山出来たみたいだし、以前と違って随分と明るくなったわ。最近調子も良さそうだし何より笑顔が増えたわ! その笑顔がもうカワイイのよ、それに成績も優秀だし、流石簪ちゃん!」

「おーい話が逸れるどころかトリップすんなシスコン姉。嬉しいのは分かったから暴走すんな」

「はっ、ごめんなさいね。でも本当に可愛いのよ、それはもう」

「わかりましたっての」

 

 

 

 

 

対戦表には1回戦目に一夏 VS 鈴と書かれていた。新華にとってはこの試合までに2人が仲直りすればよし、しなければ楯無と簪の様に思いっ切りぶつからせればいいと考えていた。もしそれで駄目ならば新華が何とかしようとも。

楯無は最近簪と一緒に居るお陰でストレスフリーになり、当人曰く『簪ちゃん成分』が十分以上に摂取出来ているらしい。ただ問題なのはその有り余った愛情を新華に話す事。新華は思わず

 

 

 

 

 

「(う詐欺(束さん)以上に長い。しかもあっちは箒が殆ど連絡しないから頻度が少なかったが、こっちは毎日だからなぁ…)」

「でね、思わず可愛くて抱きしめちゃうんだけど、その時の簪ちゃんの恥ずかしそうな表情もまた可愛くて…」

 

 

 

 

 

楯無の話が止まらず新華は一見聞き流しているように見えるが、新華がそれだけで終わらせる訳がない。密かにクアンタ(待機状態)を録音モードにしてセリフを全部録音していた。いつか新華はこのセリフを楯無が居合わせた状態で一夏達の前で流すつもりである。その前に簪に聞かせるが。

 

 

 

 

 

「(何でも楽しまなきゃ損だからな。こんなノロケも聞くのはタルいがネタにするなら楽しいしな。それに)」

「もうたまんないわよね! 今まで影からしか見られなかったのが悔やまれるわ!」

 

 

 

 

 

新華は楯無の表情を見て自分が仲直りさせる為にやった事が間違っていない事を確認し安堵する。やはり姉妹や家族は仲良く一緒に居る事がベストだと。一兎も戦争前には家族とギクシャクしていた様だったが、選択戦争時に家族に会い何か憑き物が落ちた様だったのを思い出す。しかしその時は睦美の相方、早苗の死を知りそれどころでは無くなってしまったが。

 

 

 

 

 

「(…やっぱり生きているなら笑顔でいないとな。それに仲良くなった反動でこうなるなら)…可愛いしな」

「そう! 可愛いのよ! もう天使よりもね!」

「あ、いやそうじゃなく」

「?」キョトン

「そうやって生き生きと喋ってる会長が、ですよ」

「………? ………、………!? な、何言ってるのよ!?」//////

「あ、やべ、俺何言ってんだろ。オブっ」ボスッ

 

 

 

 

 

新華のセリフに顔を真っ赤にして自分の布団の枕を新華の顔目掛けて投げつける楯無。新華も自分が言った言葉に戸惑い楯無の枕を顔面に食らう。もうその光景は傍から見たら只のバカップルである。

 

 

 

 

 

「もうっ、もうっ」///

「ちょっ、やめてください」

 

 

 

 

 

新華に対してポカポカ殴り出す楯無。もう完全にバカップルです。本当に(ry

 

 

 

 

 

 




あと少しでゴーレム来ますな。さっさと書きたい。

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