まいごのまいごのおおかみさん   作:Aデュオ

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33話 Skoll

 

 

 

 ふと、目が覚めた。

 それもたった今まで見ていた夢の中で、覚めないはずの眠りについた瞬間に。

 キンと耳鳴りがする程に静まり返った部屋の中をぐるりと見回して、これが私の部屋だとそう確認できてから、ようやく緊張の糸が切れてゆっくりと頭を投げ出せた。

 また、あの夢。

 

 今日も今日とて良い一日だったはずなんですけどね。

 ランさんによる『不定期開催・人化への第一歩』なんて銘打たれた講座をマヨヒガの年若い妖猫さん達と一緒に受けて、これまた一緒に首を傾げては唸ってみたり。

 何故か珍しく意気投合したもこたんと山へ鹿狩りに出かけては獲って血を抜いて捌いて、即座に焼肉ぱーてぃーに発展させてみたり。

 館への帰りがけにふと思いついて幽香さんの家へ寄ったら、毛並を整えてくれた上にお土産の茶葉まで貰ってしまったり。

 

 静かに目を開けて、寝床にしている大きな座布団から身を起こす。

 キィ、と軽い音を立てて外へつながる戸を開け放って静かに歩み出て、そうした先で見上げた空にはまるで今にも降ってきそうな満天の星々。

 毛並をくすぐる柔らかな風を感じ、星を観じ、そして記憶を鑑みれば、この幻想郷に辿り着いてからの日々が押し寄せてくる。

 毎日が忙しなく過ぎ去り、いつも誰かと笑っては良い一日でしたと眠りにつく。

 幸せな、幸せすぎて、ふとした瞬間に長い夢でも見ているんじゃないかと疑ってしまう日々。

 毎日が楽しくて、ふと目を離した隙にどこかへ消えてしまうような小さな疑いだった。

 そんな疑いが頭を掠める日が、ここの所増えている。

 しかも……いや、必然とも言うべきか、そんな疑いが夢の中にまで及んできてしまった。

 夢の中でふと目を開けると、そこにあるのはあの日に月を見上げたあの森の中の広場。

 音が消え、視界が歪んでもレミリアさんはおろか、誰一人として訪れる事無く私だけが静寂の中で消えていく。

 初めてその夢を見てからというもの、ふとした瞬間にあの広場の光景が脳裏を掠め続ける。

 私が終わるはずだった、あの静かな森が私を包んでいるように感じる。

 

 ……皆、何か私がおかしいのに気が付いているんでしょうねぇ。

 レミリアさんは難しい顔をして右手をじっと見つめてはふと私に視線を投げかけてくるし、フランさんはいつにも増して私に抱き付いていたがるし。

 館の皆だけに留まらず、最近はあの人里の皆まで事ある毎に心配をしてくる始末。

 あのもこたんですら、今日の様子を冷静に考え直してみれば不自然極まりないですし。

 それがわかっているのに、ふとした瞬間にあの光景が脳裏を掠めて普段通りに振舞えなくなる自分が嫌になってしまいます。

 

 落ち込んで淀んだ胸中の気を吐き出すように深い溜息を一つ。

 何かが、違う、間違っている。

 何が違うんだろうといくら悩んだ所で、それが何かはわからない。

 もどかしさに胸を体を掻き破りたくなるようなそんな衝動が沸き起こるのを頭の中で必死に抑え込めば、いつも決まって、体の底で何かが反応する。

 気付け、早く、早く、と急かすようにぐんぐんと力を増していくそれを軽くして抑え込めば、いかにも不承不承といったようにまた体の底へ潜っていく。

 わからない。

 そう、わからない。

 こんな気分になった時に限って沸いて出てくるような不気味であるはずのその力が、そうあれと囁くような力が何故、恐ろしいとは思えないのか。

 わからないのに、答えは既に得ているようなそんな気がするのは何故?

 

 …………やめましょう。

 寝て、起きて、笑って。

 そして私は私らしくあるべきです。

 致命的であるという予感が無いなら、それでいいじゃないですか。

 これが現実逃避でも何でも結構、なんたって逃げるのは私の十八番ですもの。

 さぁまた眠るとしましょうか!

 そしてまた、明日も良い日でありますように。

 

「スコール」

 

 自分でも後ろへ前向きな考えだと思う結論を出して、ムフーッと決意の鼻息を漏らした瞬間。

 時間を止めたらしく、予兆も何も知った事かと言わんばかりに私の真横へと唐突に現れたサクヤさん。

 でも私へ呼びかけてきたくせにこちらへ目線を向けず、先ほどまでの私のように空を見上げるばかり。

 呼びかけた返事を待っている、そんな表情ですかね、これは。

 何用ですかとじっと見つめ続けても、ちろりと一瞬目を合わせてからまた空を見上げてだんまりですもの。

 たまにこんな子供っぽい所が顔を出すから、また可愛らしいんですよねぇ。

 でも、こんな可愛らしい子をいつまでも観察してばかりというわけにもいきませんか。

 

 ……こんばんは、サクヤさん。

 今からまた寝ようかと思ったんですけど、もしかしてレミリアさんとフランさんが起きてくるお時間になりました?

 そうだとしたら、おそようの挨拶くらいはしてきますけども。

 

「もう少し、といった所かしらね。準備は終わってるわ」

 

 流石サクヤさん。

 いつだってレミリアさんとフランさんが起きる前には準備万端とばかりに傍にひかえてはニヤニヤしてるだけはありますねぇ。

 でも、それが今夜はどうしたって言うんです?

 星でも降ってきちゃいますか?

 

「……茶化すのはやめなさいね。どうしたの、はこちらの台詞よ」

 

 空を見上げていた顔をこちらへ向けて、日頃目にしている怒った顔とはまた違う、ひたすらに鋭い目をしたサクヤさん。

 気付かれているのは百も承知でしたけれど、こういう形で触れられるとは思っていませんでしたね。

 とはいえ私が館に居て、なおかつ館の皆と居ない時間となれば確かに今くらいなもの。

 この調子でしたらその辺りを踏まえた上で、他の皆にこれ以上の心配をかけずに解決の手立てを、という所でしょうか?

 全くもってサクヤさんらしい。

 しかしながら、そうだとしてもご期待に添えはしませんが。

 

「らしくもない。だんまりはやめなさい」

 

 私がサクヤさんの言う通りに行動せずに黙ったままなんて段に至っても、いつものようなナイフはおろか、手の一つも出てこない。

 いつものじゃれ合いすら抜きでここまで真面目に踏み込まれてしまっては、言い訳なんて通じませんか。

 ならば言い訳はやめましょう、言い訳は。

 

「何とか言ったらどうなの?」

 

 ……その口調だと『何でもありませんよ』なんていう誤魔化しは通してくれないんでしょうねぇ。

 てっきり最初に踏み込んでくるのは我慢できなくなったフランさんだと思っていましたけど、サクヤさんでしたか。

 

「お嬢様方に何が出るかわからない箱を開けさせるわけにはいかないもの。……随分、危ない橋になってしまった様だけどね」

 

 なるほど、なるほど、サクヤさんらしい。

 でも、それを聞いた上で私が言えるのは……そうですね、うん。

『言えません』の一言だけです。

 

「っ!?」

 

 言い訳ができないなら、真面目な答えしか出してはいけないなら、これしか言えませんね。

 悩み事の相談はできるかもしれませんが、したくはありません。

『家族と思っているからこそ』だとか『心配をかけたくないから』なんて立派な理由じゃあなくて、もっと自分勝手な理由ですけど。

 だから、ね?

 

「…………」

 

 そんな泣きそうな顔をしないで、いつもみたいに。

 ほら、折角可愛らしいお顔をしているんですから、笑いましょう?

 サクヤさんには泣き顔よりも笑顔の方が似合いますよ?

 

 

 

 

「だったら、貴女こそ笑っていなさいよ!」

 

 

 

 

 普段は聞く事の無い、涙声の叫び。

 あぁ……やっぱり、泣かせちゃいましたか。

 こうなる様な気はしていましたけど、無理矢理軽くして誤魔化すなんて真似はしたくありません。

 できなくはないでしょうけれど、それは貧乏クジを引かせてしまったサクヤさんに対しての裏切りです。

 隣で私を睨んだまま涙を流し続ける小さな小さなサクヤさんの姿は、そう確信させるに十分。

 見たこともないような目で私を睨んでいるというのにいつもより遥かに小さく見えるその姿を、泣き顔を隠すように私の胸へと抱き込んでそっと背中を撫でると、誤魔化すなとばかりに握りしめられる毛並。

 震える肩に、小さく響く泣き声。

 こんな経験はあの時のフランさん以来ですねぇ。

 でも、それでも言える言葉はほとんど無いんですよ。

 だから、せめて一言。

 慰めにもならない、下らない一言ですけどね。

 

 心配、しないで下さい。

 

「心配、するな、ですって?」

 

 そうとしか、言えませんもの。

 

「っ……そのスカーフの魔法がどんな物か、貴女は知っているでしょう! 思いを、感情を言葉にしてるのよ!? 日に日に不安に塗れていく思いが、どれだけっ……!」

 

 ……悪いとは、思ってますよ。

 

「そん、な、ずるい言葉でっ……」

 

 毛並を握りしめる手へ更に力が入り、言葉よりも雄弁な毛並が濡れる感覚。

 胸がきしむように痛んでいくそれを受けても、それでも。

 

「っ……っく……」

 

 ああいう言葉しか、返せない。

 もっと正確に言うなら、返せるだけの答えがまだ私の中に無い。

 でも、でも……そうですね……サクヤさんを泣かせちゃいましたし、逃げるのはやめにしますか。

 それだけでも、伝えましょう。

 

 そっと、サクヤさんの背を撫でていた腕を外して、そっと肩へ。

 それだけで察してくれたのか、私の毛並へ埋めていた顔を上げて、涙で真っ赤になった目をこちらへ向けてくれるサクヤさんへ、せめて。

 

「何、よ?」

 

 明確な答えは、やっぱり返せませんけどね。

 それでも、逃げるのはやめにします。

 今夜はそれで我慢して貰えませんか?

 何といっても、この私が逃げないんですよ?

 快挙ですよ、快挙!!

 だから、ほら?

 

「……ん」

 

 無理矢理感は否めませんけれどちょっと無理してお道化た私へ、こくりと、小さな子が親に言い聞かせられた約束事に頷くような小さな返事。

 あぁ……こちらの気持ちがしっかりと伝わったようで、一安心です。

 

「言質は、取ったからね?」

 

 えぇ、取られちゃいました。

 これはなおさら逃げられなくなっちゃいましたねぇ。

 ……逃げずに答えが出せたら、ご褒美の一つでも貰うとしましょうか。

 

「……じゃあ、極上肉、ね。……だから」

 

 うんうん、サクヤさんったらやっぱりいい子ですねぇ。

 その調子で涙を拭いて、笑ってくれたらもっといい子ですよぉ?

 

「…………ばかっ!」

 

 馬鹿で結構!

 ほら、また私の毛並を濡らす作業に戻るのはそのあたりにして、身だしなみを整えましょうか。

 お洋服に私の毛が付いちゃってますし、頬っぺたも目も真っ赤ですよ?

 いや、別に抱き締めてくれたままでも私は構いませんけどねっ!

 

 

 

 

 

 ってあら残念、時間を止めちゃったんですか。

 もう少し珍しいサクヤさんを堪能しておきたかったのに!

 ほらほら、もう一度この胸へ飛び込んでいらっしゃい?

 

「っ夢でも見てたんじゃないのっ!!」

 

 あらま、今度は拗ねちゃいましたか?

 これまた新鮮ですねぇ!

 しかし……泣き虫サクヤさんは初めてだったのに、少しばかり惜しい事をしてしまいました。

 ほらほら、今ならさっきよりも優しく抱きしめてあげますから、もう一回どうです?

 

「もうしないわよ、あんな無様な……っ!?」

 

 あらあらあら、夢だったんじゃないんですか?

 もう、サクヤさんったらまた真っ赤になっちゃって!

 折角冷まして来たのが台無しですよぅ?

 

 

 

 おん?

 あれ、また時間が……?

 でもサクヤさんのお顔はまだ赤いままですねぇ。

 

「…………スコール、口の中のお加減は如何?」

 

 はい? 口の中ぁぁぁぁあああああああん!?

 ほぁっ!?

 何かどろっとしたのが! 痛いのが!!

 

「流石は幽香のくれた世界最強の唐辛子。いい仕事をしてくれる事ね! 流石ねぇ!!」

 

 な、何ですかそれぇ!!

 口が燃えてますよほああああああい!?

 うわぁん目や鼻まで痛いぃぃぃ!!!

 

「それで反省すればいいのよ!! ……さっさと答えを出してくる事! いいわね!?」

 

 いえすまぁむ!?

 わかりました、わかりましたからコレ、何とかして下さい!

 痛いんですよ、ひたすらに痛いんですよぉ!!

 

「良し。じゃあ行きなさい」

 

 え!? ……え!?

 今からですか?

 その前にコレを、せめてどうにか……!!

 

「行・き・な・さ・い!!」

 

 はいぃ!?

 あ、こ、これは逃げるんじゃないですよ?

 明日への第一歩、です!

 

「いいから行くっ! そしてさっさと帰って来なさい!!」

 

 り、了解でアリマス!

 

「門限は明日のお嬢様方起床のお時間までよ!? 遅れたら今度は倍にしてやるんだから!」

 

 み、短くないですかぁ!?

 ほら、そんなに簡単に片付くような問題じゃない可能性だって……!

 

「GO! Hurry up!」

 

 何て言ってるかわからないですよ!

 ってついにナイフゥ!?

 行ってきますよ、行けばいいんでしょう!?

 あぁんもう痛い、色々痛いのにぃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ………………ばか、ね。私も、貴女も」

「そして私もね」

「っお嬢様ァ!?」

「あら珍しい、咲夜がそんなに叫ぶのなんて初めて聞いた気がするわ」

 

 逃げるようなふりをしながらも、覚悟を決めた目をしながら飛び出していったスコールを見送った後。

 この展開は予想外。

 考えてみれば、結構な大きさの声も出してしまったし、お嬢様が起きてくるのは十分に考えられる事態。

 迂闊、迂闊よ咲夜……。

 

「いや、その、これはですね?」

「何も言わなくたっていいわ。……わかってるから。ごめんなさいね、咲夜」

「…………っ」

 

 イタズラ成功とばかりニヤリと笑ったかと思えば……一転して、ともすれば今にも涙が溢れそうな顔で、私の頬を撫でるお嬢様。

 常に無いその姿に、身構える事すらできなかった私は動けなくなってしまった。

 心構えくらい、させて貰えると嬉しいのですけれど。

 

「何となく、こうなるのが分っていて、そうあるように動かなかったのは私」

「運命、ですか?」

 

 言いながらも目元を優しく撫でて下さる指先が、そっと私の頭を抱え込むように動いて、お嬢様の胸へと誘われる。

 小さな手が私の髪を、背を撫でてくれる度に…………少しずつ溶けていく、心の底に残った不安。

 あぁ、お嬢様は、私のお嬢様は、これだから。

 

「その通り。この先については、そうね……スコールの言っていた通り、心配しなくてもいいわ。あるがままに、そうあれかし」

「……その言葉だけで、楽になりましたわ。ありがとうございます、お嬢様」

「これも主の務めよ……気にしなくたっていいわ。さ、寝起きの食事をお願いね?」

「かしこまりました、食材本来の糖分以外100%カットで腕によりをかけますわ!!」

「………………あれ?」

 

 運命については、前に聞いた事がある。

 まるで複雑に絡まった糸の玉のようだと。

 どこかを抜き出そうとしても、別な所が絡んでくるから難解である、とも。

 だから、それについては何一つ、思う所は無い。

 しかしながら、しかしながらですよお嬢様?

 

「会話を聞かれていたとは……この咲夜、未熟にも気付くことができませんでしたわ。お礼と言ってはなんですが、是非ご賞味下さい」

「いや、その、ね? これはその、運命がね?」

「腕がなりますわー!」

「待ちなさい咲夜!! カップとは言わないわ、せめて大さじ一杯くらいは!? ……って時間まで止めて逃げるんじゃないわよ!!!」

 

 子供のように泣いている姿なんて見られて、恥ずかしいですわ。

 恥ずかしくって、恥ずかしくって、ついお砂糖を抜いてしまいましょう。

 日頃の糖分過剰摂取を鑑みれば、何一つ問題はありませんわ!

 そう、これはお嬢様のためを思っての事、そうですわ!

 

「何か妙な理論武装の悪寒が……!? 咲夜ぁー!! さくやぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、私の所へ来たと。……今何時だと思ってんのよ馬鹿狼め」

 

 や、ほら……レイムさんなら妙な勘で何かわかるんじゃないかなーって?

 

「……勘も何も、ただ神化しかけてるってだけじゃない」

 

 え?

 

「え?」

 

 え、結論いきなり出ちゃいました?

 私の悩み、その一言で終わりですか!?

 

「……むしろ、何でわからないのよ。私、地鎮祭の時にわざわざ呼んだ上で『鳴け』なんてお願いしたじゃない」

 

 へ?

 ……へぁ!?

 アレですか、呼ばれたのってそれでですか?

 

「ただの妖怪を地鎮祭になんて呼ぶと思うの? ……逆に穢れるわ」

 

 …………ほぁあああああい!!

 サクヤさん、明日の夜なんて言わずに帰れそうですよ?

 あれだけ引っ張っておいてこれだなんて、逆に帰りづらくて仕方ないんですけど!!

 どうしてくれるんですかレイムさん!!

 

「あぁん? 叩き起こされたっていうのに付き合ってやった相手に対して『どうしてくれるのか』ですって? ……本当に、どうしてやろうかしら」

 

 ……今度、何か食べ物を持ってお礼に来ます、はい。

 

「よろしい。ならさっさと帰れ」

 

 あ、はい……じゃあまた後日。

 

「はいはい、またね。昼間に来なさいよ」

 

 ………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!?

 アリですか!? こんなのってアリですかぁ!?

 悶々していた私が馬鹿みたいじゃないですかもおおおおおおおおう!!!

 

「うっさい! さっさと帰れ!!」

 

 

 

 


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