【Blaze.Over.Color・紅蓮の巨人は何のために戦う】   作:三号機

21 / 21
時系列は第9話、紅蓮の巨人は何の為に戦う・前篇の後半部分あたりです


外伝1   前篇

『お父さん行かないで!』

 

 

『うるさい、お前とはもう親子じゃないんだ!』

 

ある幼い日、私事三日月美湖そう言われた、大好きだった父に…

 

それが私の傷

 

『止めて止めて!!お願いレイカー姉さま!そんなことをしても

私や皆は喜ばない!お願い醜くなって飛ぶ姿なんか見たくない』

 

つい現実世界では1・2年前、自分の憧れ尊敬し

崇拝さえもして、今思えば結構鬱陶しかったあの時のあたしを

友人だと言ってくれた人に拒絶され

自分のボスであり親友と喧嘩をし…私は暗黒星雲・ネガネビュラスを抜けた。

 

 

たった一人で、加速世界で抜け殻になりながら、東京タワーに

落ちる彗星を見て彼らと別れた。

 

 

そこから、ネガネビュラスのボス黒の王が、赤の王を殺害し

帝城で、レギオンごと挑むも…。

 

 

黒の王を守護する最強の五人エレメンツ・ヴィジリアン・ランナーと

スカイ・レイカー、そして黒の王ブラック・ロータス以外は壊滅し

レギオンは散り散りになったのを聞く。

 

 

そして、さらに紫の勢力が残党狩りの話を聞く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外伝1・パイレーズブレッド/元黒のメンバー/あるバースト・リンカーの独白・前篇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年後、某喫茶店

 

 

ガクガクと震えて目の前の黒い短髪でサングラスをつけた

深紅のニューロリンカーをつけた人。

中学3年に圧迫面接のかのように、おびえている。

金髪ショートで黄色の最新型のニューロリンカーをつけた

中学2年、私立清美学院に通っている女子中学生。

そうその女子中学生事、三日月美湖が私だ。

 

そして、バーストリンカー

ある理由で仕方なく作った、レギオン・インパクトパイレーツのリーダー

であり、女海賊ピンキッシュ・アンボニー

は私である。

 

 

「あ、あの…御姉様…な、何のご用でしょうか…?」

目の前にいる、父方の親戚筋で私をバースト・リンカーに

誘い、恐らく我が人生で一番苦手属性がついている

従姉、神無月蓮…なぜ、苦手かって、幼稚園の頃からの付き合いだが

彼女は幼少より最強最悪の、ポーカーフェイス、鉄仮面、もっと悪く言えば

24時間仏頂面のお人。

 

子供のころからそれなので非常にやりづらい。

それに、性格はまじめで不愛想、お、おぅ三コンボ決まってるやん。

まぁ悪い人じゃない、相談事にも乗ってくれるし、勉強も解りやすく

教えてくれるけど、居眠りした時の罰ゲームが…怖い…。

 

 

そして彼女が親になってから、さらにその力関係に拍車がかかる。

何故なら、彼女は…

 

元プロミネンスナンバー3、鬼教官であり、先代赤の王レッド・ライダー

直下特殊暗殺部隊・アウトジャンクション、

総隊長オックスブラッド・キッド、その人である。

 

結構大多数では彼女がバーストリンカー内では男だと思われているようだ…。

 

はい親と子の関係です、一応ピンキッシュ・アンボニーは

サーベルの強化外装が1つ、そして銃系列の強化外装が豊富な

強化外装多数所持するデュエルアバターなのです、レベルアップの

ポイント振り分けの際、強化外装に振れば一つ増えるのがベターなんですが。

アンボニーの場合なんと、設置型いわゆる銃系トラップオブジェクトを

フィールドにポップし、他者でも使える前提のデュエルアバターなので

レベルアップでのポイント割り振りで、強化外装に振った場合

1アップごとに3つの強化外装がつくのです…。

 

早い話ゲリラ戦と銃の使い方は、彼女にみっちり教わり…

レベル4になった時、無制限中立フィールドに放り出せれ。

 

『私が教えることは教えた、あとは自由にしろ…』

と、放逐され…エネミーに追い掛け回され

太陽神インティに燃やされ、散々な目に合い…

 

そして出会った、初心者と見破られて弱小レギオンのバーストリンカーに

襲われて、泣きながら逃げてるとき、助けてくれた人

バーストリンカー、それが彼女スカイ・レイカーだった。

 

空をかけるあの人に、私は心を奪われた…。

その後、同い年でありなんか似たように親から放りだれた。

ブラック・ロータスとも知り合い、良ければという形で彼女のレギオンに入り。

 

気が付けば、ブラック・ロータスの親衛隊隊長として地位についた。

 

あの時が来るまでは…

 

「美湖、CCCに目をつけらすぎたようだな…」

 

CCCの名前にびくっと反応する、いや今のレギオンで

6大レギオンの一つ、CCCに嫌がらせの如く

ゲリラ戦をして遊んでいたのだが…

 

インパクトパイレーツ、衝撃の海賊団という意味だ

そもそもピンキッシュ・アンボニーの姿や

名前は女海賊アン・ボニーから来てるらしい

【そして私はインパクトパイレーツを作りたくて作ったわけではない

仕方なく、どうしてもという言葉がついてできた場所】

でもその場所は今ではなくてはならない場所だ。

 

だがつい先週の領土戦の事だ

名前も解らない8人のバースト・リンカーのレギオンと

領土戦をしてたった一人のバースト・リンカーの手によって、

インパクトパイレーツは壊滅した。

 

驚くことに、そのバーストリンカーはあり得ない存在だった。

いやだって…見たことのないレベル9ライナー

であり、

 

鉄の仮面その後頭部には黒い炎を燃やし、黒い改造学ラン

背広や学ランの先には、煙を出す…まるで魔神のようなデュエルアバター

途轍もない強化外装を携え…

 

一瞬で瞬殺された…。

 

自分の飼っていたいや買った様な物なエネミーを投入した

勝てる領土戦でだ

 

「あ、あれバナナの刺客…?」

 

「6割そうだといえる、そして貴様がそれを食らった

前の日、私の所にもでた、言われなかったか…?

お前が気に入った、俺のレギオンに入れと?因みに、断る理由も思いつかなかったし

入ったのと、パイレーツに襲撃したって聞いたから来た

そういうわけだ…」

結構詳しいと思ったら、えええお前もそっちか…

とうなだされる、その謎の王の名は

 

オイルスモーク・バスターヘッドと

 

意味の解らない常識を超えた

レベル9の時に手に入れたというアビリティ

絶対領域(アンタッチャブルエリア)と呼ぶらしいが…

そのブラック・ロータスの絶対切断の対極と呼ぶにふさわしいアビリティと

 

噂が尾ひれがついて行方が解らなかった、胡散臭い伝説の強化外装

グングニル・ロードフューチャーを持ち、彼の前に成す術もなくやられ

後の残り時間は、どうか私たちの所に侵攻しないでくださいという

土下座外交という名のなりふり構っていない技をし

最悪無条件降伏での提案が…

 

『お前ら、聞いていた以上におもしれーわ腕っぷしも悪くない

流石元先輩と呼ぶべき元黒の軍勢の新鋭隊長と親衛隊だ…

その面子で、黒の残党のセーフハウスとして紫から守っていたのも頷ける

だからよ、お前ら全員俺の傘下に入れ、俺の所に入ると

かなり楽しい事は保証しよう、それとここだけの話だが

CCCとは裏取引で同盟を結んでいるでな…この意味わかるか?』

 

腹を抱えながら笑い転げた、彼の言った言葉に3つ驚いたことがあった

 

1つインパクトパイレーツの作った本当の意味

これは親しい人間にしか言っていないが

メンバーを抱え、落ち着き先が見つかれば退団をしているのを見れば

わかるが…何か腑に落ちない

 

2つインパクトパイレーツ事の傘下に入れの言葉

1人引き抜くのはそう珍しくはないがレギオンごとの傘下での

合併は珍しいそうかなりの部類で

 

 

3つ目CCCの取引

この意味は彼はあのくそバナナと交渉の窓口いや…

それ以上な対等な関係だとうかがい知る…。

 

 

そして続けてこう言った

嫌ならそれでいい、答えは次の金曜日の昼前に聞かせてくれ

といわれた、しかもそっちに侵攻しないという約束付きで…

 

その数回の会話で…思った。

 

彼からはそう性別も口調も違うのに、どことなく雰囲気なのか

袂を分かった親友の姿がちらつき被る、はっきり言えば似てるのだ。

 

あの少女、名前を言いたがらないちょっと痛い系

でなぜにいつも上から目線なのに、隠れ…隠れて無いドジっ子で

見てると放っておけない、彼女、黒雪姫事…さっちゃんに…

 

いや掲げている思想自体彼女と似たようなことを言ってるし

で木曜日の放課後に、相談しようと思ったら相手が

あの世紀末集団の仲間になっている…。

 

てか彼女も

 

かのプロミネンス、レッドライダーの懐刀いや、懐の護身用銃と呼ばれ

プロミネンス創設メンバーの一人、創設前まではレッド・ライダーの相棒として

各地を放浪した人、そして、ブラック・ロータスがおこしたあの事件で

プロミネンス勢力が瓦解し、瓦解した一部が彼女のレギオン

 

特殊戦部隊アウトジャンクション達だ。

経緯は違えど、私たちの今のインパクトパイレーツも

かつて黒にいた時からの私が宛がわれたメンバー達だ。

彼らは、他の皆が違うレギオンに去って行く中私の所に残ってくれた。

彼女のアウトジャンクションもそうだ。

 

今の赤の王、スカーレット・レイン側に負け。

1人去る彼女を追って退団したのが、彼女の主力部隊メンバー全員

だったと、自分たちの王はレッド・ライダーのみだと言って

 

 

何故に今彼女はレギオン丸ごと彼らの傘下に?

 

 

「なぜプロミネンスでああまでもめた奴が…

今更レギオンの傘下にと?」

あ、どうやら口に出してしまったらしい…

というか最近あのロータスが復活してから

考えることが多くなった…。

 

「気まぐれだ…メンバーも私に賛同してくれた…

私もメンバーもあの男に何か感じたのは確かだがな…」

そう言って黙るレン…黙らないでくれよ…話難い…

入るか入らないか自分で決めろってか…!

そうなんだな!?

 

何か従姉の家庭が少々ごたついていて

少し忙しい様だ、今日もお茶をしてオネェ…オカマ(がち二刀流)の叔父様…

従姉レンの父親に電話で呼ばれ…

来たら、可愛がってやると不吉な言葉を残し後を去る。

 

ああぁ最悪だ…余計入りたくなかったよぉー

ロータスに似てる=トラブルが寄ってくるだから…

それに彼の掲げる思想は、まさに帝国だ。

 

全ての王の撃破による東京の統一それが彼の掲げる…。

 

エンパイア・ヘラクレイオスの野望だ。

さっちゃんは王の撃破によるレベル10になり、ブレインバーストの

謎の解明だったらしいが…根本的、根っこの戦闘狂2人とも変わりない。

 

そもそもこのブレイン・バーストのゲーム自体謎が多い。

かのニューロリンカーの発売した会社

レクト社だが、そのレクト社の大元のボス【結城家】の

知り合いに頼み、ブレイン・バーストの事を調べてもらったが

結果は白であり黒、どこで開発されたのかも謎

そもそもレクトで開発されたものではないと事だった。

 

あ、一応その知り合いは世間に公表する事はない。

何故ならというか後から知ったが、そいつもご同輩だった…

そうそいつも、バーストリンカーだった…(白目)

レクト社に出入りをしている最年少天才プログラマーだったので

油断してた。

 

なお、彼の兄は同じメンバーの鉛筆野郎で従弟が、あの聖剣精だったのに

世間の狭さに愕然とした…。

話がそれた、ネットや書き込み、噂が多いであろうそういうサイトを

調べたが加速世界について、知るすべがない。

そして、抜けた後に知ったレベル10のレベルアップ条件に口が塞がらなかった。

レベル9リンカーの5人の撃破だ。

 

それは七大レギオンの王の半分の撃破せよとのことだ。

そして先代いやあの当時の赤の王レッド・ライダーが

そのひどすぎる条件をみす越せず、各王に持ち掛けたのが

不干渉条約を各王に持ち掛けたが…

 

まぁここら辺は長くなる、結果は多分色々あった

ブラック・ロータスがそれを認めず。

ライダーを殺し、そしてレベル10の謎と違った謎が多い

帝城に挑み、あっさりやられた…

 

いい気味だ…ああ、そうだ…とも…。

 

『聞け!!六王のレギオンに連なるバーストリンカーたちよ!

我が名はブラック・ロータス!!僭王の支配に抗う者だ!!』

だが2年後自分はロータスの復活を見た。

 

そう、戦力増強しようとシアン・パイルという

アバターを目をつけていたので、シルバー・クロウ、これも後から知ったがロータスの子らしい

彼とのバトル後スカウトしようと思い、観戦予約をし

そのバトルを見ていたのだ、あの飛行アビリティー誕生の瞬間を

 

飛行アビリティーを使い飛翔したあの光景

 

ロータスが復活したあの光景

 

そして…東京タワーに墜落したあの人を思い出して

心がかき乱される感覚に陥った、自分は悪くないあいつらが悪い…。

あの時封印していた嫌な思いが湧き出した。

 

そしてプロミネンスと抗争状態に入ったと聞いてから

色々考えることが多くなった…。

 

そして廻り回ってCCCの所バナナと遊んで(嫌がらせ)たら

やばい人が来て…頭が痛い…。

レベル10を超えて、東京統一何なんだよ…全く…

 

「あ…」

ふと店の外を顔を向けると黒い学ラン姿で金髪の

ヤンキーと、真ん丸なドワーフぽい制服の少年が2人で

歩いていた。

 

1人は知っている、名前は金案寺信彦であり

ネガネビュラス、樹のエレメンツのヴィジリアン・ランナーだ。

え、なんで知ってるかって!?

幼馴染だからしょうがないだろ!

 

あいつの家も結構いい所だ、それもあってちょくちょく会う。

まぁ年齢は1つ下だが…

てか、あいつ友達そんなにいないのに…

他校の子と、たしかあの制服梅里中だったはず?

うん…ならあのチビなおデブ君も…バーストリンカー?

 

と、ニューロリンカーの画面を展開する。

幸いここはソーシャルカメラはあるが、ローカルネットは独立していなく。

ソーシャルネットなので、外にいるバーストリンカーに対戦を仕掛けれる…。

 

「バースト・リンク」

 

そう思い対戦表を出し

出た……えっ?

 

ヴィジリアン・ランナーの名前は無いが

恐らくニュー・ロリンカーを切っているんだろう

が、その近くで出た名前に驚愕する。

 

「シルバー・クロウ…?え、?」

もう一度、画面外に出てもう一回対戦表を出すが…

この周辺にいるバースト・リンカーは彼だけだ…?

 

「う、嘘だ…し、仕方ない見なかったことにしよう」

彼の親であり絶縁状態の親友のさっちゃんには悪いが…

センスが無いわー、てか夢壊れたわーという思いを

胸にしまい、バカノブに見つかる前にそそくさと会計を済ませ…。

ここから出る。

 

 

二日後、朝…私立清美学院

 

「美湖さんおはようございます~」

と、クラスメートに挨拶をされ

 

「おはよう~皆さん」

っと挨拶をする。

 

ぶっちゃけた話、学校では一部の人間以外猫を被っている。

つうかここ息ぐるしい、親に家では素でいいから

学院は猫を被ってでも行けと、強制された…

清美にいけばいや小遣いアップするに、釣られただけだが…

 

やっぱここは肩がこるわ~私の家はお嬢の家だだけど…

中身の私はお嬢とは程遠いんだ、田舎で野山を駆け回るタイプだし。

 

はぁーやだやだとか思って教室に向かって、歩いていると

 

「ミコミコおはよう~~~!!」

後ろから馬鹿の声が聞こえた途端後ろに衝撃が…

 

クソ背中に二つのクッションを感じる。

 

「オホホホ、おはようございます!祝さん…それといきなり抱き着くのは

わたくしへの宣戦布告だと、受け取ってもいいのですね?

というか、栄養が脳に行かずにそんな余計な物をわたくしに

おしつけるなんて、貰ってくださいと言っているようなものですよ~」

バカ牛乳のハグからはなれ、バカの凶器の双丘を鷲掴みにし

副音声で朝からハグしてるとその胸はぎとんぞと脅す。

 

「ちょ!悪かっただから!痛い痛い!!くるみちゃんヘルプ!!」

茶髪ロングのバカ牛乳が悲鳴を上げる。

 

「いや、完全に自業自得だよ…」

と後ろから来た、イケメンのような男子が現れる…当然ここは

女子高なので、こいつは男装した女てか、男子の服の上からでも

胸が見えるあたり、私の敵だ。

 

「保護者の来摩さんの許可もとれたので、この無駄な脂肪を

取り除きましょうか~というかわたくしが頂戴しましょう~」

 

「ぬわーやめー!!解ったわかった!ごめんごめん!!!

てか!ミコミコ目がマジだ!ぎゃーーー!!」

 

胸貧者の私の恨みをぶつけるがごとく

胸の摂取行動は私の怒りが収まるまで続いた。

 

「うう、くるみちゃん私お嫁にいけない」

膝を抱えて泣く牛乳、保護者の胡桃がまぁまぁとなだめている。

 

と周りと時間を見て…バカ牛乳を放っておいて

男装の来摩胡桃をみて

 

「わたくし…午前中の私と接触するって事は何かあったの?

要件を早く言いなさい、一応私こう見えても忙しいのよ」

一応生徒会の副会長をしているので、生徒会の仕事を処理をしたく早く行きたいのだが

 

「ああ、解っている解っているけど

2、3分で済む話じゃないんだ、あっちの方で…」

 

「ちっ…まぁいいわそこのバカはともかく

あんたにはレギオン立ち上げで世話になってるし…

話だけなら…」

 

「話が早くて助かる…こっちは私に観戦登録してあるから…

気にしなくていいよ」

 

「対戦は同時…ポイント両方消費で恨みっこなしでいいわよ…」

そう頭をかいて提案するとありがたいといわれ…

ニューロリンカーに意識をし…

 

「「バースト・リンク!!」」

二人同時にその言葉を行き成り言い

青い世界が止まった空間に早変わりする。

 

自分はそれを無視して、ブレイン・バーストの対戦表を出し

 

バイオレット・ダンサーのタグを押し

対戦を吹っかける。

 

そして世界は一変し…

当たりはジャングルのようになる…

自分は歩きジャングルを抜ける、そこには砂浜と青い海が広がっていた。

 

「こ…孤島ステージか…」

孤島ステージ

レアステージで、小さな孤島と周りは巨大な海という

出るのがかなり稀で、出たら自慢ができるステージ…

あー出るなら無制限でてくれよー

普通の戦闘では私の愛船は出せない…

くそーこんな海で優雅なクルージングがしてーな…

おっと、レーダーで近づいて来る奴が1人…

紫色で顔に顔隠しのレース?のようなものをつけ

両手の先は長い爪になっている中東のダンサーが出てきた。

 

かくいう私も赤がつよい全身が紫色だが体を覆う

元々そう言う衣装で、装備されていた

黒い中世の船長服で、帽子、パイレーツハット中央に骸骨のエンブレムが

描かれている。

 

そしてその後ろには、オレンジ色の二足歩行で歩く蜥蜴

首には赤いマフラーをつけている。

 

ダンサーの方は

私とクラスが同じ、来摩胡桃のデュエル・アバター

バイオレット・ダンサー

 

で、バカそうな蜥蜴は、牛乳の祝優子のデュエル・アバター

オレンジ・ラプター

 

まぁ大体察しはついてると思うだろが、【この清美には…】

私以外に2人のバースト・リンカーがいる。

 

「で、なにさー私に用事って?お昼休みに演舞研に行く時じゃ

ダメだったの?」

 

演舞研、正式名称は演算武術研究部

表向きは昔の据え置き機型ハードの、格ゲーをする。

どうしようもない部、おい何でこんな部活採用したし…

 

で裏はオレンジ・ラプター事バカ魔乳をリーダーとした。

学院内のバースト・リンカーが結集した、BB集団だ。

 

一応、私は入っている…いやこの学院入る前に

インパクトパイレーツを立ち上げたので、言わば敵と呼んでもいいんだが…

こいつの前の前任者…みたいな人に数合わせでもいいから…

入ってくれと泣きつかれて…不干渉条約を取引に

演舞研に入った、その後煽てられて生徒会に立候補しちゃったって

副会長になっちゃたから、忙しくて本当に数だけの幽霊部員だが…

それにこいつらが作ろうとしているレギオンにも、入る気なし…

嫌…ガチで嫌いなわけではないんだぜ…優子の方はマジで、加速世界の海に沈めようかと思った事は

多々…毎日あるがこの二人、インパクトパイレーツが、一番やばかった時期に

助太刀で傭兵として入ってくれた恩人でもある。

 

上にも言ったが、私はインパクトパイレーツを持っている故…

メンバーが私だけならバイバイできるが、私の所には

ネガ・ネビュラス当時から、私のバカに付き合ってくれて

旧・ネガ・ネビュラス崩壊し、駆け込み寺として機能した。

インパクトパイレーツが落ち着いても私から離れなかった奴らだ…。

 

奴らを見捨てることはできない…幸い、エンパイア・ヘラクレイオスの件は

全員私に一任してくれてるので、そこは問題ないが…。

レギオンとはいわばある所のコミュニティー形成による1つの世界だ。

だが、彼女たちの世界に入れるのは近くにいる、私だけで。

彼女たちが助っ人で来たのも、私が友人だったためだ。

でも奴らはこの中には入れない…故に、私は彼女たちと

完全な仲間になれない。

 

私は私の所に戻ってきた奴らを裏切りたくない。

どこかのレギオンになるなら、奴ら全員とでだ…。

まぁエンパイア・ヘラクレイオスの事を知る前だが

そう言う近いことを彼女らに言ったら、レギオンがあるから

はなから、そう言うことは言わないつもりだったの事…

レギオンマスターとしての知恵や、レギオン関係を知っている奴がいれば

ありがたいだけで、いつものようにしてくれればいいと言われて…

 

ネガビュの事をあの時引きずっていたいや今でも

引きずっているが…不覚にもバカと胡桃の前でマジ泣きして…

インパクト・パイレーツ結成の経緯を話し。

やばいことがあれば助けてやると

不干渉条約の上、レギオン間ではなくこの二人相手に同盟を結んだのは…後悔していないし

恩人であるのでメンバーも大賛成してくれた。

 

いわば関係性は良好だ。

 

「ああ、悪いね2、3質問があって

手早くしたいってのもあったんだ…

まず1つアキハバラのパーフェクトマッチは知ってるかい?」

 

とダンサーが言ってくる。

 

アキハバラのパーフェクトマッチもちろん

知っているが…

 

「知っているわよけど、あんたが言っているのはどっち?

ロータスがフルボッコにした方か…そこの馬鹿をフルボッコした方か…?

あーごめんなさい、前者は会心のデカフレアを無効化されて

そのままヘッドロックで昇天されたんだっけ?」

グハと過去の古傷を抉られて地面に悶えるバカ

 

「アニーもう其処ら辺で…最近ピリピリしてた君相手に

止めなかった、私も悪かったから…

「色被り」とBGの新生を知ってるでいいんだね?」

 

「まぁね…前者のブレイズは元祖ブレイズのハートと

私が元・ネガビュ関係なしで、仲がいいから愚痴で

聞いてたから、対戦は見せてもらったブラック・ロータス戦と

生では、そこのバカとの対戦の2回のみ…

明らかにレベル3・4の動きじゃないの確かね…

私も対戦したことないから、わかんないけど…

接近戦はさけたいわー

後者もハートから聞いたわ、あいつサンの…

サンライトイエロー・ウィザードの子らしいわよ

話しか聞いてないけど、実力はラプターを真正面から倒したんでしょ?

強いわね…色被りは炎系無効化アビリティーがあったからだけど…

そいつなんか能力は?」

 

今いっているのは最近話題のバースト・リンカー3名中の

2名…両方ともアキハバラのパーフェクトマッチと呼ばれている。

 

 

色被りはブレイズ・パイロット、彗星のごとく現れ

アキバで怒涛の58勝を収め、初めて色が他者とかぶる事例を作った

赤色のバースト・リンカーだ。

 

そしてもう一人はアキハバラBG内のみ活動し、

瞬く間に連勝街道驀進する、青系デュエル・アバター

ダークブルー・アサシン、二人とも空手のような技を使う。

パーフェクトマッチであり、前者はその後ネガ・ネビュラス

 

後者は元々プロミネンスに入っていると聞く。

で、ブレイズ・パイロットはラプター達と仲がいいのも知っている。

 

 

「能力は腕の甲から生えるかなり切れ味がいい光る倭刀のようなものと…

後ただ単純に出鱈目に早いんだ…」

早いね…フーン…

 

「でその2人が如何したの?」

 

「知っていると思うがダークブルー・アサシンと

ブレイズ・パイロット君は、レギオン間で争ってるで…」

とダンサーが言葉を切り、ラプターが立ち上がり

 

「いやーちょっとあってさー

ちょっとふせるけど、彼ねダークと浅からぬ因縁があるのよ」

とラプターが続けて言葉を発する。

 

「でね、この前プロミとネガビュが抗争に入る直前

この二人がガチしあって、ボコボコにブッ君…ブレイズ・パイロットが

負けたのよ~」

 

 

「ふーん、相性差?それとも何かあったの?」

 

察しがついた、多分だが後者…同じようにブレイズ・パイロットの

スカウト…ああ、これもロータスに持って行かれたが…畜生め!

パイロットVSロータス戦を見たので、ブレイズ・パイロットの

えげつなさが解る、ありゃー才能だわ。

 

しかも、あんなピーキーなアビリティーを持ってるのに

パーフェクトマッチと言っても良いような、戦闘スタイルを持っている。

仮にも必殺技を封じられたくらいのハンデで、レベル7のバースト・リンカーの

オレンジ・ラプターを叩き潰した、ブレイズ・パイロットが

一方的に負けるのは何かあるのだろう。

 

 

 

「ちょっちー説明は省くけど後者…で、まぁー相談に乗って

もう一度戦うんだってでだ!…そのうわさを広めてほしい!」

 

ん…?

 

「ちょっと待て!相談に乗ったのも解る

リベンジマッチするってのも解る…

最後は何だそれ!?…まさかアキハバラBGのバイトしてるって

言ってたな…お前…」

 

「ギグ…流石お見通しか…」

アキハバラBGとは、ある種バースト・リンカーの聖域にして

不可侵な場所、そこはバースト・リンカー同士の完全なる

1対1での真剣勝負、早く言えば中世の剣闘士の戦いをしているような場所。

勿論そこで、制限はある物のBPと小遣い程度限度500円クラスの賭けが

やっているが…3年前、あるシステムが

マッチメイカーの新アビリティーと一緒に導入された

 

それがコロシアムステージシステム。

マッチメイカーが、完全にそのステージのみ使用が許可され。

対戦予約をし一定数の人数が観戦登録をすると

現れる、ステージである。

ここのステージ何がすごいかって言うと、加速世界から独立している

人数制限がない完全コロシアム空間で、レベルに応じて席のグレードがあったりする。

 

なお、マッチメイカーが選んだ人間には解説&実況席で

喋れるというものが出る。

なお、その役をするとまぁある程度BPがもらえるらしい…。

と言っても、観戦人数が30~40?少なくとも20はこえないと

そうそうこのステージが現れない…1月に1回あるかないかというレベルらしいが…

 

「いや、あの二人かなり人気があるし…ちょっとダークに私怨もあるし

リベンジするなら派手がいいし…」

 

「ああそう、それで?発生するのは五分五分じゃないの?」

ノルマ人数がこえないとどうともいえない…

 

「で、やるのっていつよ?」

 

「金曜の夕方あたりしてくれって言ったけど?」

金曜日だと…!?いやマジか…ぐ、偶然だよな?

 

「ああ、解った解った盛り上げたいんだな…はぁー全く

それ午後でもよくないか?」

いやいや悪い悪いとラプターとダンサーをみて

バトルは終了しその日の学業はあっという間に終わり

 

 

数時間後、無制限中立フィールドにて…

 

 

「誰かぼすけて…」

 

「ここがあったが百年目…ですね…」

 

目の前にバナナがイエロー・レディオの前に涙目になる私

 

後編に続く。

 

 




描写不足+後付けで入れたピンキッシュ・アンボニーが主人公の
外伝回でしたwww一応エンパイア・ヘラクレイオスに入るまでの
話です。

一応今までてきたオリキャラとこれから出る
オリキャラの設定は全員考えてるのであと話を進めるだけど
彼女は動かして面白かったので、今回は主人公に抜擢しました。
というか、私女の子を主人公にしたの何気に初w
彼女の親キッド(元プロミで子が元ネガビュ)は
パドとカレンの対比だったりします。

因みにキッドは何気にSAO関連…まぁヘカート使いなら解るか…
親父(オカマ)は竜矢とつながりがあったり…まぁ其処ら辺は
本編で追々、そして今回の話は旧ネガビュのメンバーは?
みたいな話とスカイ・レイカーの師匠の性格的に
止めたのが、ロータスだけじゃないのでは?そこから話をつなげて
帝城戦は不参加で生き残ったという設定が彼女ピンキッシュ・アンボニー
だったり、オリジナルキャラクターなので、そこからマギサと絡めたり
何気に初登場のダンサーのクルミちゃんだったりと何気に
結構出したりしてますねw

因みにネタに走らなければ今の段階ではかなり強い
ネタに走ると多分この時点のクロウに足を掬われる実力





▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。