呀 暗黒騎士異聞(魔法少女まどか☆マギカ×呀 暗黒騎士鎧伝)   作:navaho

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今回は戦闘なしですが、原作主人公が出張ります!!!

思えば、彼女の出番ってそんなになかったような・・・・・・




第弐拾玖話「 監 獄 (伍)」

見滝原湖に浮かぶ客船に待機する志筑仁美の協力者 明良 二樹の一団はある知らせを受けていた。

 

『どういうことだ?兇と宗が行方不明とは・・・何があった?』

 

二本の角が特徴的な黒い魔号機人 瞑は、アスナロ市に居る魔号機人 聖より重大ともいえる報告に驚愕していた。

 

待機していた二体の魔号機人が失踪し、アスナロ市内から完全に姿を消したというのだ。

 

痕跡はなく、いかなる手段で脱走したか全くの謎であった。

 

『さぁね。アタシも何がなんだか分からないんだ。ご主人様が言うには、途方もない大きな力を持った”何か”が干渉したんじゃないかっていうんだよ。それもアタシらに気づかれずにさ』

 

『兇はともかく、宗まで行方が分からないとはただ事ではないぞ。あの宗は、凱と並ぶ我ら上位型 魔号機人の中でも特に任務に忠実であった存在だ。それが任務外で動き出すなど・・・』

 

『そのことでさ・・・二体送った内の一体が元々のやらかしたことを考えると不安だからさ、魔号機人 紅の修復を急がせている。場合によっちゃ、見滝原から離れた方が良いかもしれないよ』

 

聖より、戦力を増援すると連絡があり魔号機人 瞑は万が一のことを考え、さらに戦力を追加せねばと思考を巡らす。

 

戦力の増援にはもう一つも意味があった。それは、上位型 魔号機人からさらなる離反者、裏切るモノが現れることへの懸念であった。

 

『我が主の安全を考えると”見滝原”は”アスナロ市”以上に”陰我”が深いかもしれん。だが我が主が望みならば、それを叶えねばなるまい。早急に魔号機人 道”タオ”を派遣してほしい。奴の法師としての技術は正直ほしいところだ』

 

『アンタはアンタで曲者が多い上位型の中では、一番まともだよ。それこそが魔導具としての在り方としては正しいんだろうね』

 

聖は魔号機人 瞑の使用者への誠意に対し感嘆の声を上げた。内心、使用者であり創造主である香蘭を疎んじている自分には、あまりにも眩しいものだった。

 

『戦力は多い方がいいかもしれないけど、既にそっちには五体以上の上位型を投入しているからさ。紅を派遣すれば何とかできるんじゃないのかい?』

 

『確かにな・・・だが、兇と宗を引き込んだであろう”何か”が見滝原で今も動いている以上、こちらも警戒すべきだろう。それとだが、あの魔号機人 刈はこの件について何か言っていたか?』

 

魔号機人 刈の名を出す 魔号機人 瞑の声は嫌悪感に満ちていた。

 

『何も言ってないさ。ただ、何かに勘づいたみたいに笑っていたよ』

 

『・・・そうか。ならば奴の言動を逐一こちらに報告しろ。奴が何か知っているのならば聞き出してほしい』

 

『それができたらこっちも苦労はしないさ。ただアタシの生体情報にある記憶なんだけど、見滝原は昔、”天女伝説”があった土地だよ。ただ、この伝説相当危険な内容なんだ』

 

『天女伝説?なんだそれは・・・』

 

『一応伝えると・・・昔、絶望と悲劇から多くの人々を救おうとして、一人の女の子が天女への道を行くお伽話さ・・・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

魔号機人 聖から見滝原に存在する”天女伝説”を聞き、魔号機人 瞑は考え込むように船上のデッキから見滝原市に視線を向けた。

 

『忘れ去られた何かが目覚めたとでもいうのか?天女だと・・・私の知らないホラーが存在するとでも』

 

かつてのサンタバルド地中深くに封印された”巨大ホラー アニマ”に似た何かが見滝原に今も存在しているとでもいうのだろうか?

 

「瞑。君も”天女伝説”を知っているのかい?やっぱり、ここには何かがあるようだね。それも僕らのすぐ傍で何かが動き出したようだよ」

 

考え込んでいる魔号機人 瞑に対し明良 二樹が”天女伝説”を口にした。

 

『我が主。貴方も見滝原に存在したとされる”天女伝説”をご存知で・・・』

 

驚くような態度を示す魔号機人 瞑の様子を普段なら微笑ましく思うのだが、今回ばかりは彼にとっても気楽に構えることはできなかった。

 

「知ってるも何も僕の兄さんは、神社に忍び込んで盗んだモノの中に”天女伝説”に関する書物を持ち出して、確かめに行って見滝原で死んだんだよ」

 

『なんと・・・兄君が見滝原へ向かったのはそのような経緯が・・・ですが、天女伝説は切欠で単なる偶然なのでは?』

 

事実、見滝原に過去に存在した蓬莱暁美との”遊戯”そして・・・今は、ホラー人間と化したあの青年の手によって殺された・・・だが、明良 二樹はこれまでにないほど険しい表情を見せる。

 

「普通はそうだよね。だけど、兄さんが持ち出した書物はどこにも見つからなかった。なにより、あの後正義の魔法少女ちゃんとは会ったんだけど・・・事の真実を話し終えた途端に全身から血を噴き出して死んだんだよ。ソウルジェムはそのままで中の魂はきれいさっぱりなくなっていたよ」

 

魔法少女の死に方でも異常であり得ないだろと問いかけるのだった・・・

 

 

 

 

 

見滝原中学校 

 

鹿目まどかが通う教室の前では、幼い容姿をした魔法少女 百江 なぎさが倒れている生徒のカバンより大好物の匂いの元を取り出し頬張っていた。

 

「う~~ん。チーズ味なのは嬉しいけど、やっぱりなぎさはちゃんとしたチーズが食べたいのです」

 

チーズ味のうまい棒に不満をぼやいていると、さらに銃声が二発、教室より響くのだった。

 

「志筑仁美も良くやりやがるのです。まどかだけは絶対に傷つけないといいのですが・・・」

 

今更ながら不安になったのか身を低くして教室を覗き込む。

 

万が一、鹿目まどかが命を落としてしまうようなことになってしまったら・・・

 

「そうなったら、また待たなくてはならないのです。腹いせに巻き込まれたら、なぎさは存在すらできなくなってしまうのです」

 

志筑仁美が約束を守ることを祈りつつ、百江なぎさは志筑仁美が花て散る魔法少女への加勢に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

倒れた女生徒の姿に騒然とし、目の前の信じられない光景を作り出した張本人 志筑仁美に視線が向けられる。

 

恐れ、軽蔑などの負の感情か向けられ、慣れていなければほとんどの人間が僅かに動揺するのだが、志筑仁美は笑うだけで全くもって動揺することもなかった。

 

心拍数などを図る機械を用いたとしても変化を確認することはできないであろう。

 

「志筑仁美がそんなことをするはずがないから、安心して?ですか・・・本当にここは愚か者しかいないんですね」

 

暗く濁った視線をクラスメイト達に向ける。単眼となったことで圧が増したのか誰も声を発することはできなかった。

 

ただ一人、このクラスを管理する担任を除いて・・・・・・

 

「志筑さん。あまりのことに理解が追い付かないのですが、本当に貴女は変わってしまったのですね。一体、何が貴女をそこまで変えたのですか?」

 

担任の早乙女 和子は教え子の凶行について改めて問いただす。何故、これほどの事態を引き起こすまでの力を手に入れたのか?そして、何を望むのかを・・・

 

「ここにきて説教ではないのは、早乙女先生は流石ですわ。ほとんどの人が間違っているなど、正気に戻れなど自分が助かる為に感情の赴くままに品のない言葉しか出さなかったのですから」

 

更に禍々しく笑い凄味が増し雰囲気が邪悪に濃くなっていく。

 

何かに取りつかれたと本心では思いたかったが・・・取りつかれたのではなく何かに魅入られたのでは早乙女和子は考えた。

 

人はほんの些細な切欠で心変わりするものだから・・・

 

あの聡明で心優しい教え子の心を変えてしまう程の何かを知りたかった。

 

「ちょっと待てよ!!!お前が間違っているのは本当の事だろ!!!志筑!!!お前は俺たちをどうする気だ!!!」

 

「待ちなさい!!!元康くん!!!落ち着きなさい!!!」

 

この事態に焦燥感が特に強かった男子生徒が声を上げて、志筑仁美に罵声を浴びせる、

 

早乙女和子は、刺激してはならないと注意をするのだが・・・・・・

 

またもや銃声が響き男子生徒の頭部がまるで果物を割るかのように弾け重心が不安定となり、不出来なマリオネットのように不規則な動きとともに倒れてしまった。

 

志筑仁美は、煩わしいと感じればまるで単純作業をこなすかのように何の感慨もなくその命を奪った。

 

教室全体が息をのむように全員の表情が強張る。

 

一瞬ではあるが、早乙女和子の瞳に魔戒文字が感情の高鳴りに呼応するかのように浮き出る。

 

それを目聡く志筑仁美は逃さず、彼女がもはや普通の人間ではなくなっていることを認識する。

 

「あぁ!!!志筑さん、なんてことを・・・元康くんは、パニックになっていただけで、私とあなたとの会話に支障はなかったはず・・・」

 

「だから邪魔なんですよ。その男の喚きは煩わしかったんですわ。上条さんのヴァイオリンを聞くに堪えない下品な音で例えていたのですから・・・」

 

内心目の前の教師が実は”ホラー化”していたことを盛大に明かしてやろうかと思うが、理性的な会話を求めてくるのならばそれに応えても良いのではと思い、視線を向ける。

 

 

 

 

 

 

 

何か気に障ることをしてしまえば、命を奪われる。誰もが余計なことをするなと心の内で祈った。

 

しかしながら彼女に問いかけずにはいられない人物がいた。彼女は涙目になりながら、一歩進み出た。

 

「仁美ちゃん。仁美ちゃんがこんな酷いことをするのは、上条くんを生き返らせたいからなの?」

 

先ほど彼女が口にした上条恭介の名。もしも志筑仁美が魔法少女になる手段を見つけ、その必要な行いが今の状況なのではと考えてのことだった。

 

何を言っているんだという視線を鹿目まどかに向けられるが、今は誰かの目など気にしてはならない。気にしていては、肝心な時に何もできないのは・・・

 

それに目の前の友達がこんなことになってしまったことが悲しくて仕方がなかった。

 

「・・・・・・そうですわ。わたくしは奇跡をこの手で起こすために動いているのです。不運な最期を遂げた上条さんにもう一度未来を齎すために」

 

確信をついてきた愚図な元親友に内心苛立ちを覚えなかったわけではないが、まどかには素直に答えた方が後々面倒にはならないと考えてのことだった。

 

首元からソウルジェムを取り出す。緑色の輝きを放ち、既に空の器をほぼ満たしていたのだった。

 

「ひ、仁美ちゃん。それ、ソウルジェムなの?なんで・・・」

 

彼女には魔法少女としての素質などなかったはず、それが何故、そのようなものを持っており、その中の輝きは彼女自身の”魂”ではないのだろう・・・なら、器に注がれているその輝きは・・・

 

「契約の資格がなくとも先人たちは素晴らしい叡智を後世に残して頂きました。それを愚かな愚者は闇に葬ろうとしましたが、わたくしは先人達の偉業があるからこそ、希望を持てたのです」

 

彼女が言う先人の叡智とは、決して後の世に残してはいけない所業なのだろう。まどかは、完全ではないがそれだけは、理解していた。そのようなおぞましい所業に手を出した親友の姿がさらに痛ましく見えた。

 

「仁美ちゃんが何を言っているのか分からないよ。まさか、仁美ちゃんの持っているそれに注がれているのは、そういうことなの?さやかちゃんは・・・それを止めようとしていて・・・」

 

クラスメイト達は、二人の会話の内容が半分も理解できなかった。

 

だが、魔法少女を知っているという鹿目まどかと志筑仁美の二人に視線がそれぞれ向けられる。

 

「全ての元凶たる美樹さやかの愚かさは、理解していますわ。あの方を不幸に落としただけに飽き足らず、その命を奪うように魔戒騎士に依頼したのですから・・・」

 

「その時の上条君は、上条君じゃなかったんでしょ。私はホラーがどういうものかよく分からないけど杏子ちゃんは絶対に関わるなというから、それになってしまった上条君はもうそうする以外に方法がなかったんじゃないかな。さやかちゃんだって、すごく苦しんでいたんだよ。あんなに大好きだった人をそれ以上の不幸にしない為に辛い選択をしたんだよ!!!」

 

上条恭介を亡くしてからのさやかは、強がってこそは居るが今も苦しんでいて後悔をしていた。

 

それでも魔女にならずにいるのは、上条恭介を不幸にしてしまったことへの罪と責任に向き合っているからだ。

 

ただ絶望し感情の赴くままに”呪い”を振りまく存在なってしまった方が楽であっただろう。

 

そんな安易な道を選ぶことをさやか自身が許さないのだから・・・

 

「仁美ちゃんのやっていることは八つ当たりだよ!!!上条君のことが好きだなんて言っているけど、一度もお見舞いに来なかったじゃない!!!!」

 

甘いかもしれないがまどかは、考え直すように志筑仁美にあえて厳しい言葉を選ぶ。だが・・・

 

「何を言っているのですか?わたくしはずっと前からあの方を好いていたのです。美樹さやかのように関心を得ようと浅ましく積極的にかまう事を指標にしないでいただけます」

 

銃の引き金こそは引かないが、先ほどよりも殺気が強くなっていた。

 

「殺すなとは言われていますが、少々痛い目を見てもらいましょうか?人を好きになったこともない貴女に説教などされたくもないですわ。資格があるくせに何もしない愚図のくせに」

 

口調を荒げ、肩を撃ちぬいて痛い目を見てもらおうかと考え、志筑仁美は引き金を引くのだったが・・・

 

銃弾は彼女に当たらず、飛び出した早乙女和子により防がれたのだった。

 

だが彼女は倒れず、赤い血ではなく黒い体液のようなものが身体から噴き出た。

 

「せ、先生!?!」

 

心臓に当たり急所だというのに平然と立っている様子に一同が騒然とする。

 

「気づいていなかったのですか?早乙女先生の今の状態は人ではなくホラーですよ。ちゃんと自意識だってあるのに・・・」

 

そんなことにも気づかないのかと志筑仁美は呆れるが、早乙女和子は

 

「何処で気が付いたのかは分かりませんが、私の今の状態は佐倉さん曰く例外です。本来ホラーとなったものは人を襲い、喰らうと聞いております」

 

人を喰う怪物と聞き、緊張が走る。だが、彼女は人を襲わない例外だという・・・

 

上条恭介も怪物と化したが、彼は人を喰らう怪物になり果てた・・・・・・

 

「鹿目さんの言葉と被りますが、志筑さんの行いは、上条君の為だと言っていますが単なる八つ当たりでしかありません。大切な人を失くしてしまったことから目を背けているだけですよ」

 

二人は志筑仁美に考え直すように説得を試みていたのだが・・・

 

「言いたいことはそれだけですか?こちらが大人しく話を聞いていれば・・・言いたい放題ですわね。わたくしがそんな陳腐な言葉に絆されるとでも思っていたのですか?」

 

志筑仁美の声色こそは変わらないが、目は殺気と怒気を含んでいた。

 

「フフフフフフフ、まあ良いですわ。そろそろソウルジェムの”因果”も満たされています。あとは願うだけですが・・・もっと劇的に演出をしなければなりませんわ」

 

「何をするつもりなの?仁美ちゃん」

 

まどかの声に志筑仁美はさらに薄く笑う。

 

『仁美ちゃぁあん。放っていた魔法少女がやられそうになっているよ。一応、飛び入りの子も加勢してくれてはいるけどさぁ~。あと、外から美樹さやかを含めた数人が結界の前まで来たみたいだぁよ』

 

「意外と早かったですわね、ニドル。他の方々もですが、あなたの傀儡をいつでも戦闘が出来る状態にしておいてください」

 

突如として第三者の声が響いた。その声は訛りこそは酷いが、何かを楽しんでいるかのように弾んでいる感じが背筋を寒くさせた。

 

「紹介が遅くなりましたわね。ニドルを紹介しますわ」

 

左目にした眼帯を手に取り外された瞬間、驚愕の表情を浮かべるクラスメイトを見て志筑仁美はほくそ笑んだ。

 

 

 

 

 

 

何かが現れ肉を鋭い針で突き刺すかのような音が響いた後に静寂が訪れた・・・

 

二つの十字架のようなオブジェに張り付けられた鹿目まどかと早乙女和子の二人をニドルが浮かばせながら教室から出ていくのだった。

 

教室で何が起こったのか?いわれるまでもなく、二人以外ニドルに喰われたのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ひどいよ・・・仁美ちゃん・・・どうして・・・みんなを・・・嫌だよ。そんな仁美ちゃんの姿見たくなかった」

 

十字架のオブジェに張り付けられまどかは、先ほどの光景に恐怖を覚えつつも涙を流した。

 

当たり前だった日常が同じクラスメイトに壊され、命を奪われた。

 

それを行った志筑仁美の変わりように・・・・・・

 

「今度は泣き言ですか?資格がありながら何もできない、何もしない貴女には永遠に理解は・・・いえ、理解してもらおうとは思いませんわ。元凶たる美樹さやかにも見送ってくれる友人は多い方が良いですわ」

 

「どうしてまたそんな風に人を傷つけられるの」

 

「わたくしは上条さんの望みを叶えているのです。あの方はお優しいですから、例え元凶たる美樹さやかでも慈悲はあるでしょう。感謝こそはされても恨まれる筋合いはありませんわ」

 

「理解できないよ・・・仁美ちゃんが何を言っているのか。何を望んでいるのかも・・・」

 

「理解してもらおうなど思いませんわ。まどかさんにはこのまま餌として役に立ってもらいます。美樹さやかの親友としてその最後をしっかりと見届けてください。少々過激になりますから泣き出してくれてもかまいませんわ」

 

嘲笑うように志筑仁美は学園で最大規模の施設を誇る体育館へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

”いつまでも泣いているのは仁美ちゃんじゃないの?”

 

 

 

 

 

 

「うん?何か言いましたか」

 

妙に聞き覚えのある声がまるで頭に直接語り掛けてくるように聞こえてきたが、単なる気の迷いと判断し背を向けた。

 

だが、志筑仁美は気づいていなかった。鹿目まどかの姿が反射した窓に映った彼女の目が黄金の輝きを持っていたことに・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがき

明良 二樹陣営では原因のわからない混乱があり、何かが見滝原に居ることを察しているようです。

彼の兄が亡くなったことと何故、見滝原にやってきたのかが語られました。

あの彼ですらも警戒しています。見滝原に何かがあることを作中で知っているのは、京極 カラスキ、紅蜥蜴の両名。

紅蜥蜴は見滝原でことを起こされたくない様子で京極 カラスキに至っては余程のことがない限り近づくことさえしておりませんでした。

まどかが仁美と再会。ですが結局、声は届かず、これまでにない痛ましい姿に心を痛めています。

さらにさやかと仁美の二人が互いに争うという辛い展開が後に控えています。

とりあえずバラゴの出番というか、別で行動していた魔号機人 凱と遭遇し戦う展開が控えています。魔戒騎士の男たちの出番は次話と同時に投稿の予定です。





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