呀 暗黒騎士異聞(魔法少女まどか☆マギカ×呀 暗黒騎士鎧伝)   作:navaho

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アスナロ市に潜む彼女らに”何かが”干渉しているようです・・・





番外編「前 夜 祭(魔法少女)」

 

 

 

アスナロ市より見滝原市直行の電車に一人の少女が座席に座っていた。

 

各駅停車ではなく直行便の為か、人は疎らであり、学生、サラリーマン、OL等の乗客が思い思いに過ごしている。

 

少女の名は綾目 しきみ。彼女はある目的の為に見滝原に向かっていた。

 

(・・・ゆうちゃん。待っててね。今、助けに行くから)

 

彼女は今、アスナロ市から見滝原へ向かっている”外道”達よりも早くいかなければならなかった。

 

見滝原にあの”伝説の雷獣”の同類が現れ、さらにはその同類と一緒になって大量虐殺を行う為に、明良 二樹・・・フタツキ達を呼び寄せたのだから・・・

 

大量虐殺を行う場所が問題だった。その場所は見滝原中学校・・・

 

幼馴染である少年 中沢 ゆうきが通う場所だったからだ・・・

 

彼を助けに行くこの行動は、傍から見れば”良い話”となるかもしれない。

 

彼女はそれは自身のエゴであることを・・・

 

一人を助けるために多数を見殺しにこれからしようとしているのだから・・・

 

それらを全て認めたうえで彼女は、見滝原市に居る少年の元へ行く・・・・・・

 

彼を危険から遠ざけるために・・・・・・

 

自身のエゴに過ぎない行動に自嘲する。その気持ちに呼応するようにソウルジェムが僅かに濁り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

アスナロ市 とある場所・・・

 

アスナロ市のある場所に二人の影が数人に作業の指示を出していた。作業を行っていたのは骸骨人形 魔号機人らであり運んでいるのは少女達が収められているカプセルであった。

 

並んでいるカプセルを慎重に取り外し表に止めているトラックのコンテナに積み込んでいた。

 

少女達は肉体的に死んでいるが、その魂はあの世に逝っておらずある器”ソウルジェム”に封じられていた。

 

ソウルジェムは中央の白いテーブルに纏めておかれており、様々な輝きを持つソウルジェムの一つ一つには魔法少女の魂が収められており、現在は肉体との繋がりを絶たれている。

 

『趣味の悪いことこの上ないね・・・人の魂を肉体から切り離して宝石に収めるなんて・・・』

 

薄紫色の陰陽師の衣装を纏った陶磁器のような皮膚を・・・陶磁器に似た素材で作られた顔の女は、嫌悪感を表すようにソウルジェムを覗き込む。

 

一目だと人間の女性だが、人間の声ではなく機械音声の物であり、長い藤色の髪を揺らしながら施設を見ていた。

 

『これを行ったのはホラーじゃなくて、魔法を手に入れた小娘達か・・・何を考えているんだか』

 

『それを考えるのが重要ですよ。魔号機人 聖”ヒジリ”』

 

『なんだい?アンタとうちのご主人様の命令でここに来てみれば・・・ホラーと大差ない事をしていた連中の寝床を荒らすことに何の意味があるんだい』

 

右半分の天使を思わせる美しい白い顔に穏やかな笑みを浮かべつつ、左側の悪魔を思わせる黒い悪魔の表情は醜悪に歪ませている魔号機人 聖と同じ人型 魔導具 ”魔号機人 刈”。

 

『ふふふふふふふふ。荒らすなどと人聞きが悪い。私達は捨てられた彼女達を迎えに来たのですよ。捨てる神あれば拾う神ありというではないですか』

 

『だったら逃がした方がいいよ。こんなにいっぱい、うちはそこまで余裕があるとは思えないね。むしろ家計は火の車じゃないの』

 

魔号機人 聖は魔法少女達に利用価値があるとは思えないと抗議するが、魔号機人 刈は

 

『いえ、これは大変貴重な素材・・・現代の言葉にするならばサンプルなのです。魔法少女を見かけて、捕えてもすぐにソウルジェムを穢し、魔女になってしまうので、このままの方が都合が良い』

 

ここにいる魔法少女らを魔号機人 刈は自身の行う研究対象に使おうとしているらしい。

 

『アンタは確か大昔に色々やらかして封印された奴を参考にされて作られたんだろ?その割には、人間臭くないかい?』

 

『フフフフフフフ。貴女も十分人間臭いですよ・・・やはり魔戒法師 星明は我がそれなりに強かったようですから・・・生体情報もかなり濃い』

 

『気持ち悪い。アタシもアンタらの観察対象って奴かい』

 

『そう思いたいのなら、そう思いなさいな。ふふふふふふ、香蘭も魔法少女については色々と知りたそうですし。私としてはワルプルギスの夜の存在を知らなければなりません』

 

魔号機人 聖は、魔号機人 刈の言動に強い違和感を覚える。

 

魔号機人は人型 魔導具であり、自分を含む上位 魔号機人はその発展型である。

 

号竜と同じく魔戒法師をサポートするためにある魔戒法師が制作した事が起源であった。

 

魔号機人を香蘭に齎したのは一人の魔法少女・・・魔法少女喰い 麻須美 巴。

 

彼女が齎した人型魔導具は確かに優秀な発明であったが、戦闘力の面では魔戒騎士には、称号持ちの彼らには遠く及ばなかった。

 

故に香蘭は考えた。自身の手駒となる戦力を一から仕立てるには手間と膨大な時間を要する。

 

称号持ちの騎士の能力を有した人型魔導具・・・人造魔戒騎士ともいえる戦士の創造を・・・

 

元老院から逃走した彼女は追手から自らを守護し、敵を撃退する戦力が必要だった・・・

 

人の持つ知識や記憶、技術等を術によって取り出し、それを”核”とし、魔導具に定着させる。

 

号竜も自律行動はある程度は可能であるが、より高度な戦闘での駆け引き、思考能力を有し、人の持つ”生体情報”を組み込んだ機械仕掛けの戦士 上位型 魔号機人が制作された。

 

組み込んだ”生体情報”を基本としている為、高度な知能を持ち、人間が犯しがちなヒューマンエラー、視野が狭まるといったこともない機械の正確さと人間の持つ柔軟さを掛け合わせられた。

 

”生体情報”により上位型 魔号機人の個性、人工の人格は依存するため様々なタイプが存在している。

 

生きているわけではなくモデルとなった騎士や法師の”思念”を人格の基本としているが、”思念”こそはあれど”命”を持たない為か、機械的な性格を持った存在、もしくは”思念”が強い”恨み”や”怒り”を抱いていれば感情的に振舞う。

 

(こいつは・・・いったい何なんだい?他の魔号機人達とは明らかに違う。フタツキに付いている魔号機人瞑からは、人間の気配が濃すぎるって)

 

以前、他の魔号機人と顔を合わせた時に魔号機人 瞑と情報交換を行ったときに”魔号機人 刈”を信用するなと告げられた。

 

試作 上位型 魔号機人 刈は、意思を持った魔号機人であり、法師としての技量や術を機械でありながら発現することが可能な存在として香蘭によって製作された。

 

事実、魔号機人 刈は様々な闇の術を使いこなす。

 

誕生の経緯については謎が多く、壱号である魔号機人 凱は”魔導具”らしく機械的であり、人の柔軟さと機械の冷徹さを持った”理想的な人型魔導具”である。

 

だが魔号機人 刈はあまりにも人間臭く、他の魔号機人を観察する視線は人間の気配があまりにも濃い・・・

 

零号こと魔号機人 刈のモデルについては、闇の魔戒法師 翡刈とされているが、もしかしたら”本人”の思念がそのまま”核”となっているのではと、魔号機人 瞑は推測していた。

 

古の闇の魔戒法師が現代まで生きていられるのかと疑問を投げかけたが、魔号機人 瞑は

 

”肉体は滅んでも思念は健在だったかもしれない”

 

と推測している。魔号機人 刈の事情は今は気にしていても仕方がないため、気になっていることを魔号機人 聖は・・・

 

『話は変わるけど、うちのご主人様が二体 上位型を見滝原に送り込んだけど、フタツキにはなんていうつもりだい?』

 

『そのことでしたら、志筑仁美の依頼にあった紅蜥蜴対策で送り込みました。紅蜥蜴は計画の詳細を知りませんし、早々にアスナロ市から姿を消し行方がつかめなかったのですが・・・西の番犬所に現れました』

 

『あの変わった髪の逸れ魔戒騎士か・・・油断ならないね。うちのご主人様も警戒している』

 

『不穏な動きをするようならば、容赦はしない。フフフ・・・香蘭が闇の頂に・・・真理を得るまでは誰にも殺させません。たかが、魔戒騎士風情になど』

 

『随分とご主人様を大事にしているんだね・・・まるで身内みたいにさ』

 

『フフフフフフ。仕える者ならば当然のこと、別に不思議なことではない』

 

魔号機人 刈の言葉に疑問を抱きつつ、魔号機人 聖はそれ以上の追及はしなかった。

 

『ワルプルギスの夜は、私も噂こそは聴けど実物はまだこの目にしてはいない。魔女の集合体と言われるが本当に魔女を集合させ、一つの”呪い”として形になるのか・・・それを証明しなければならない』

 

『その好奇心・・・あんたのそれは魔導具のそれじゃない、人間のそれじゃないのかい?』

 

『そうかもしれません。フフフフフフフフフフフフ』

 

これからの研究が愉快なのか、魔号機人 刈は左右の天使と悪魔の顔を歪ませながら笑う。

 

その光景に魔号機人 聖は、呆れつつも作業指示を量産型 魔号機人らに出す。

 

魔号機人 聖は、刈を好いてはおらず、むしろ嫌っている。自身の製作者と同じく・・・

 

だが、聖にはやらなければならないことがあった。以前の任務で大破した 魔号機人 雷の修復であった。

 

自身では、魔号機人・・・上位型 魔号機人を修復することは叶わない為、主人である香蘭に尽くすことでその望みを叶えようとしていた。

 

聖もまた”天才魔戒法師”を元に制作されているが、開発などの技術面では香蘭には遠く及ばなかった。

 

それは魔号機人 刈も同じである。

 

自身の好奇心を満たそうとしている魔号機人 刈と大破した仲間の修復を望む魔号機人 聖達に突如として怒声が響き渡った。

 

声は機械的なエフェクトがかかっており、二体と同じ上位型 魔号機人の物であった。

 

『貴様ら、こんなところで何をしている?俺を何故、見滝原に行かせなかった!!!』

 

魔号機人の中では、魔号機人 凱と同等の体格を誇る大柄な黒ずんだ骸骨の貌をもった魔号機人 兇が作業中の魔号機人を押しのけて聖と刈に詰め寄った。

 

『なんだい?アンタが行ったら依頼が滅茶苦茶になるんだよ。この間の依頼の時もアンタのせいで魔号機人 雷が大破したんだ』

 

魔号機人 聖はこの黒ずんだ骸骨型魔導具に嫌悪感に似たモノを抱いている。

 

『フン!!奴は自らの甘さで身を滅ぼしたのだ。倒すべき敵よりも護衛に現を抜かした愚かな欠陥品だ』

 

『はぁ~~欠陥品なのは、アンタじゃないの。任務も碌に理解しないし、勝手な行動でアタシらにどれだけ迷惑をかけているのかわかってんのかい?』

 

『貴様、この俺を侮辱するのか?たかが下働きの分際で・・・ならば身体に覚えこませてやろうか』

 

あえて剣を抜かずに自身の鋼鉄の拳を掲げる。その様子に魔号機人 刈は・・・

 

『そこまでにしなさいな。見滝原には魅力的な獲物が多い・・・今回の志筑仁美と行動を共にしているニドルに暗黒騎士も、今回は暗黒騎士を相手にしなければならない場面になる可能性が高い』

 

『ならば、何故俺を行かせない!!俺ならば・・・』

 

『魔号機人 兇、見滝原には魔号機人 凱とその補佐についている魔号機人 瞑を中心とした布陣で臨む。さらには、魔号機人 蓮も・・・本来ならば魔号機人 紅も加わるはずだったが、何故加われないか、その理由がわかりますか?』

 

魔号機人 凱の名を出したとたんに目に見えて不機嫌になり、まるで憎い仇をみるような視線を向ける。

 

『お前のその暴走に似た行動で魔号機人 紅は現在修復中。魔号機人 雷に至っては損傷が酷く、もはや破棄も検討しなければならない程の傷を負った。今回の依頼も踏まえるとお前の派遣はこちらとして望ましくない』

 

『ならば圧倒的な力でねじ伏せてしまえばよい。その為に、この俺を強化すればよい!!!』

 

自身の行動を反省するどころか、人型魔導具である自身の強化を望むが・・・

 

『残念ながら我々上位型 魔号機人は改造することはできない。お前もわかっているだろう』

 

上位型 魔号機人は改造によって強くはなれない。

 

魔号機人は機体に”生体情報”を積んだ核とは別に”人格などの思考”を司る”自我機関”、戦闘などの技術を司る”闘争機関”が存在している。

 

”自我機関”と”闘争機関”が連動している為、どちらかを強化改造するとバランスが崩れ、大幅に弱体化してしまう。

 

だが、”自我機関”が学習し、精神などの人格が洗練されるとそれに付随する形で”闘争機関”が強化されることで戦闘能力が上がっていく・・・

 

上位型 魔号機人達は、魔導具でありながら人と同じように学習し鍛えることでその能力を高めることができる。

 

『香蘭め!!!何故だ!!!答えろ!!!魔号機人 刈!!!』

 

『我らが主 香蘭が望んだのは戦闘能力の高い人型 魔導具にあらず・・・人の可能性を内包し自らを高め続けられる人型魔導具 魔号機人なのです』

 

『くだらんな。俺が惰弱な人間の可能性を持っている?下らんな、ならば貴様らを破壊し、香蘭に無理やりにでも・・・』

 

魔号機人 刈の言葉に納得がいかないのか魔号機人 兇は剣を抜こうとするが・・・

 

「香蘭ちゃんに不満があるのは結構だよ・・・でもね・・・兇、君は少しだけ大人しくしてもらうよ」

 

魔号機人 兇の背後にいつの間にか製作者である香蘭がおり、魔導筆により特殊な”術”をかける。

 

その”術”は魔号機人達を強制的に拘束させるものであり、魔号機人 兇は魔戒文字が交差し回転する円から”棺”が現れる。

 

『き、貴様!!香蘭んん・・・』

 

強制的に棺の中に捕えられ、そのまま棺は”転移の術”によりこの場から消えた・・・・・・

 

「みんな、やってる?兇がどういうわけか勝手に出てきたから追ってきたんだけど、よくわからないことが起こっているんだよね」

 

作業の進捗具合の確認もだが、香蘭らしからぬ言葉に魔号機人 聖が眉を寄せる。

 

『なんだい、ご主人様。天才魔戒法師らしからぬせりふじゃないか』

 

「あはははは、天才だからこそだよ。知らないことが多いことをどれだけ知っているかが大事だよ。昔の人は言ったよ、人を知れば知るほど己が無知であることを思い知らされるって・・・香蘭ちゃんを飽きさせないものでまだまだ世界には溢れているってことなんだよ」

 

『不吉だね。アタシら魔号機人は基本は魔導具だから待機している時は基本動くことはできないはずじゃ』

 

事実待機状態にされたら動くことは叶わない。

 

使用者が指示を出さない限りは・・・・・・

 

それなのに魔号機人 兇は自力で動いた・・・

 

「それなんだよね。香蘭ちゃんの術式はそれなりに強力だって分かってるよね。兇が動いたのは、香蘭ちゃんの術式よりもさらに強い力が働いていたんだよ。何かのね♪」

 

面白いものを見つけたかのように気色の色を浮かべる香蘭に聖は狂っていると感じ、魔号機人 刈は香蘭と同じ狂気の笑みを浮かべていた・・・・・・

 

『ワルプルギスの夜が呪いと絶望の集約ならば・・・希望の集約たる可能性もまた存在するかもしれませんね』

 

何かを察したのか魔号機人 刈は見滝原市への方角へ視線を向けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

棺の中に強制的に動きを封じられた魔号機人 兇は自身に組み込まれた”生体情報”が齎す強い怒りと苛立ちを覚えていた。

 

『おのれ・・・俺をこのような目に合わせおって・・・香蘭め、いつか貴様もこの手で・・・』

 

優れた能力と強靭な身体を持つが故に惰弱な人間に扱われることに強い反発を覚えていた・・・

 

”・・・あなたの望みはなに?私に言ってくれたら叶えてあげる。私の望みを聞いてくれる?”

 

かつて自力で香蘭の術から解放してくれた少女の声が響いてきた。

 

幼い少女にこのようなことはできない。一体何だというのだろうか?

 

魔号機人 兇の棺の前に光り輝く存在が立ち、手をかざすのだった・・・

 

その様子を黒いカソックを身にまとった鮮血を思わせる赤い髑髏の魔号機人 宗は神に祈る神父のように膝をついていた。

 

『おお・・・神よ・・・我ら”作られしモノ”にさえも役目を与えてくださるのですか』

 

棺の中より黒い魔号機人 の手を引く輝く少女の姿は”宗教画”を思わせた・・・・・・

 

”私はあの娘に会いたい。だけど、黒い狼が邪魔をしているの。それを討滅してくれるなら、貴方たちに自由を・・・私の望みの為に・・・力を貸してください”

 

『この血塗られた私に神にお仕えせよと・・・作られしモノとして命を持たぬゆえに道具として求められた私に、この魔号機人 宗を・・・・・・』

 

魔号機人 兇は赤い骸骨こと魔号機人 宗の態度に違和感をに似た戸惑いを覚えるが自身が自由を得られるのならば、この得体のしれない”神”に就く方が自身の望みを果たせると・・・・・・

 

『香蘭やあのフタツキの言われるがままに従うよりも、意思を持つ我らは我らの意思で動かせてもらう』

 

創造主に対し決別の意思を示し、二体の魔号機人がアスナロ市から姿を消した

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 一人の少女が少年と再会した。

 

「ゆうちゃん!!」

 

「しきちゃん!!」

 

人目等気にすることなく二人は互いの再開を喜ぶ。

 

二人の名は中沢 ゆうきと綾目しきみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





あとがき

魔法少女と言いながら魔号機人らがやたら目立つ話になりました。

魔号機人 刈が暗躍する何かに気づいたようです。

魔号機人 宗と兇の二体が”神”を感じさせる何かに引き込まれました・・・・・・・

中沢君にとって彼女はとてもかけがえのない存在のようです。





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