「いらっしゃいませ!」
明石さんはどうやって工厰と酒保を掛け持ちしてるんでしょうか。一説によるとどっちかがアンドロイドでどっちかが本物ということらしいですが、気になりますね。
「こ、この絵を入れる額縁がほしいんですけど、おいてありますか?」
「あ、かわいい!友鶴ちゃんと龍田さんですか?絵のタッチからすると秋雲さんですね。」
「はい、描いてもらいました!」
それにしても意外と秋雲さんは有名な人だったんでしょうか?一目見ただけで特定できるってことは…
「漫画、欲しくなったら買いに来てくださいね。
他にも夕張さんが書いた本とかありますよ。」
「へぇ、意外とそういうことしてる人っているんですね。」
夕張さんはよく自室に籠って何かをしているけど、アニメや漫画の消費だけじゃなくて生産もしてるんですね…。
「えぇ、艦娘とはいえ普通の女の子ですからね。いろんなことをする子がいますよ。まぁ、あんまり度が過ぎるようだと青葉さんみたいに怒られますが…。」
…あの人、いったい何をやらかしたんですか!?
「他には…加賀さんのCDとかありますよ。この鎮守府の加賀さんのじゃないですけどね。」
「え、演歌ですか…」
なかなか渋いところをいきますね…あんまり加賀さんが歌ってるところが想像できないのですが、それって私だけでしょうか。
「あ、そうだった…えぇっと絵の大きさ敵にこの辺りですかね?」
「あ、ぴったりっぽいです。ありがとうございます。」
「他に欲しいもの何かある?」
「缶詰のパインとミカン、あと桃缶がほしいです。」
牛乳を頼みすぎちゃって杏仁豆腐を作ったんですが、杏仁豆腐だけで食べるより、フルーツも入れたかったんです。
「はい、代金ぴったりいただきました。
重たいので気を付けてくださいね。」
ちょっと安かったからって調子に乗って買いすぎましたかね…なんか、気のせいか明石さんの姿がちょっと揺れてるんですけど…
「あらあら…友鶴ちゃん、運んであげましょうか?」
た、龍田さん…
「お願いします。」
「ただ、戻ったらとりあえず検温しようか。なんだかちょっと顔色がおかしいから。」
あ、やっぱり?そんな気はしてたんですよ…。昨日の提督との外出がちょっと影響してきちゃったのかもしれません。
「ちょっと今日は一緒にゆっくりお休みしましょうか。ふふ、天龍ちゃん寂しくないかなぁ。」
あ、頭がいたくなってきましたね…そろそろ限界かもしれません。この間みたいに廊下で倒れてるのを発見されるようなことがないように気を付けないと…。
…37.3℃
フルーツ杏仁は明日作ることにします。