ルルーシュと麦わら海賊団   作:みかづき

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魔王再び

月光に照らされるメリー号。

鳴り物入りのルーキー”麦わらの一味”と”魔王”ゼロとの会談は幕を閉じた。

ルフィ達に背を向け、自分達の部屋に向かうルルーシュ。

その後に従うC.C.にナミが声をかける。

「あとで私の部屋に寄って。服は…あげるわ」

 

「…感謝する」

 

ほんの少しだけ笑い、素直に礼を言うC.C

ナミは俯く。

仕方のないことだった。

この大海賊時代、海の上での油断は即、死に繋がる。

それは、”最弱の海”と呼ばれた故郷のイースト・ブルーで嫌というほど味わっている。

そして、ここはグランドライン――最強の悪党達が集まる海だ。

この一週間ほどの付き合いで、魔王と呼ばれた海賊はそんな悪い奴でないことがわかった。

短い旅だったけど、それくらいはわかる。

だが、それは一面に過ぎない。あいつは・・・ルルーシュはやはり”魔王”ゼロなのだ。

 

大国ブリタニアを相手に戦争を仕掛けたテロリスト。

ブリタニア海の支配者。

 

ブリタニアの敵であるゼロと行動と共にするだけで危険なのだ。

それに、今度は仲間であるはずの黒の騎士団からも追われている。

ナミは思う。

”青キジ”の教訓を思い出せと。この決断は正しいと。だけど・・・

少しだけ、切ない気持ちになった。

「…待てよ」

 

ルルーシュが扉に手をかける、

まさに、その時だった。

 

「俺は“契約”なんて知らねー! お前が船を降りたいなら止めねー!

 でも“約束”は守ってもらう!!」

 

「・・・約束?」

 

立ち止まり、ルルーシュは仮面越しにルフィを凝視する。

何を言っているのか見当もつかない・・・といった感じだった。

 

「こんにゃろ!お前が言ったのにもう忘れたのか!?

 エリア11についたら、好きなだけ飯を作ってくれる”って 約束したろ!

 男の約束は絶対だ!

 それが飯のことなら たとえ死んでも守ってもらうからな!!」

 

そう一気に捲くし立てるルフィ。

その目は一欠けらの曇りもなく真剣そのものであった。

唖然とする一同。

 

「フフフ、アッハハハハハ」

 

C.C.が笑った。

声を上げて、高らかに、とても楽しそうに――

 

「ちょっと、ルフィ!!あんた、何言ってんの? この状況がわかって――」

 

ナミは叫びに近い声を出した。

自分がこんな葛藤の中で出した決断を飯が理由で――?!

言葉と同時に身体がルフィに向かって駆け出そうとしていた。

だが――

 

「船長命令だな!」

 

ナミの言葉を遮ったのはウソップだった。

 

「船長命令ってのは絶対なんだろ?」

 

それにゾロが続き、意地悪そうに笑う。

 

「あんた達!あ、あれは方便で…」

 

「ナミさ~ん!こいつらバカばかりだからしょうがないよ。

 さあ、あっちに行こう!美味しいお茶をいれるから」

 

そう言って、ナミの肩に手をかけて半ば無理やり連れて行く。

普段はチームワークなど微塵もない3人。しかし、こういう時はやたらと連携が上手い。

”ぎゃー、ぎゃー”と抵抗していたナミだが、大きなため息を1つ吐いた後、

トボトボ、と 肩を落としながら歩いていく。

それをロビンが可笑しそうに、クスクス、と笑う。

 

 

 

 助けたいから、助けるんだ!他に理由なんかいるか!!

 

 

 

あの夏の日…あいつの言葉が蘇る。

「“契約”なんて知るか! 俺との“約束”を守れ!」

 

 

ああそうだ。

昔から、勝てる気がしないな…このタイプには。

 

 

「ルフィ…ありがとう」

 

不器用に、ぎこちなく、わざとか細い声で、確かにそう言った。

尊大で、傲慢で、いつも芝居掛かった仮面の男の素直な気持ち。

 

「ウシシシシ、何も聞こえねー!」

 

頭に手を廻して、後ろを向くルフィ。

そこには、暗い海と満月がきらめいていた。

エリア11―旧日ノ本―まであと数日の距離だった。

 

 

 

 

 

 

あの夜を境に、ルルーシュから、乗船以来抱え込んでいた緊張感が和らいだ。

丸くなった、という表現が適切だろうか。

一時期は自室にいる時も外さなかった

仮面を外にいるときも外すようになった。

ほんの短い時間、主に海を見ている時。

一人で遠くを眺めている時。

ルルーシュのその行為を咎めるクルーはいない。

サングラスも、もはやナミ一人しかつけていなかった。

 

ベッドに仰向けになりながらC.C.は、クスクス、と笑っている。

シャワー室から出てきたルルーシュは頭を拭きながらC.C.を睨む。

その目は“まだ笑っているのか”と語っている。それを見たC.C. は、さらに楽しそうに笑った。

事の始まりはルルーシュが今夜のメインディッシュに「海王類の丸焼き」を

提案したことから始まる。

仮面を脱ぎ捨て、フハハハハ、と笑いながら、羊頭の上に立つ。

そして、海王類に“ギアス”をかけて捕らえる…はずだった。

だが、ルルーシュの目前に現れた海王類、魚にもいる視力はないが

嗅覚で獲物を捕らえるタイプであった。

まさにあっという間に丸呑みにされる。

慌てて、助けに入る、ゾロとルフィ。

 

「・・・あんな海王類、データになかった。」

イレギュラーに弱い男。

”策士、策に溺れる”をまさに体言するような敗戦の弁。

C.C.が笑っていたのは、救助された後、海王類の匂いを落とそうと必死なルルーシュの姿だった。

 

着替えを終えたルルーシュは、荷造りを始めた。

エリア11―旧日ノ本―までもう少しの距離だった。

準備をしておくことに早すぎることはなかった。

「記憶が戻ってなによりだC.C.。

 海軍から助けてもらった礼…まだ言っていなかったな」

 

 

荷造りの作業は続けていながら、唐突にルルーシュが話しかける。

 

「気にするな。お前は“我々”にとっても必要な男だからな」

「“革命軍”か…C.C.お前は誰の味方だ?

 “ゼロ”か?それとも“ドラゴン”か?」

 

視線をC.C.に向ける。

真剣な眼差し。それを見てC.C.は笑う。

 

「自分で考えろ童貞ぼうや」

 

「フ、“魔女”め」

 

表情が崩れ,ルルーシュは笑った。

体勢をうつ伏せに変え、ルルーシュを見つめるC.C.。

「…“ブリタニアの魔女”。完成したようだな」

 

ルルーシュの「両目」に赤い光りが宿る。

「俺がそのことに気付いたのは、ルフィ達にかけたギアスが

 "解けた"という事実を知った時だ」

 

ウソップの「火薬星」をまともに喰らい気絶したルルーシュ。

意識の断絶による“ギアス”の解除。

それは1つの事実を物語る。

 

「ギアスの最終形態“ブリタニアの魔女”

おまえならさしずめ“魔王”といったところだな」

 

最終形態“魔王”

命令のキャンセル可能。

それは“ギアス”の唯一の弱点と いえる回数制限の消滅を意味していた。

仮面を拭き、右目が開く仕掛けをチェックするルルーシュ。

 

「結局、この一味には“魔王”は使わなかったようだな」

 

「いや、使う機会を失っただけさ…」

 

そう言って嬉しそうに笑うルルーシュ。

「…違うよルルーシュ。お前はきっと使わなかったさ。

 だって、お前は今、“笑って”いるもの…」

 

C.C.は思い出していた。

遠い昔、“ブリタニアの魔女”を完成させた女の顔を。

その顔には孤独と絶望が刻まれていた。

“ブリタニアの魔女”その完成条件は 深い孤独と絶望。

全ての望みを叶える力の代償は、全ての希望を捨てること だった。

女は生涯、“笑う”ことはなかった。

 

(…ルルーシュ、私は言ったはずだ。 “王の力はお前を孤独にする”と。でもお前は今…)

 

「本当に驚いたよ!ルフィは“ゴム人間”だったんだ!

 フハハハ、面白いだろ!あいつの麦わら帽子は あの“赤髪”のシャンクスの…」

 

(…この契約違反め)

 

聞こえないように、そう呟き、C.C.はルルーシュの話に耳を傾けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カレン・シュタットフェルト“黒の騎士団”零番隊・隊長が「斑鳩」に 帰還したのは

“ゼロ襲撃”から約半日後のことだった。

ボートは「輻射波動」の力を動力としていたために、その体は疲労困憊、 体力は限界に近かった。

しかし、カレンは休むつもりはなかった。

すぐさま、零番隊の精鋭達から 「討伐隊」を編成しなければならない。

 

 

“どこに逃げようとも捕まえる”

 

 

そう宣言したものの自信の程はまったく なかった。

相手はあの“ゼロ”なのだから。

急ぎ足で甲板に上がるカレン。

直後、その足を止める。気付いたのだ。

甲板に残った血のあとに…。

死臭に…。

 

( 一体何があったの? )

 

そう考えるカレンに団員が近づいてきた。

 

「シュタットフェルト隊長、お待ちしておりました。

 扇団長がお呼びです。こちらにどうぞ」

 

その言葉に従い、団員の後を追うカレン。

行き着いた先は第四倉庫。

その光景を目のあたりにした瞬間、カレンは崩れ落ちた。

 

「卜部さん…何で――!?」

 

カレンが目にしたのは、真っ白な棺、その上に置かれた卜部の写真。

そして、一人拝む団長・扇要の姿だった。

 

甲板の血糊、死臭、全てがパズルのピースをはめるように繋がった。

ブラック・リベリオンの敗戦からゼロと合流するまでの半年間。

黒の騎士団の崩壊を防ぎ、仲間たちを守ったの卜部だった。

絶望的な状況で、食料すら満足に入手できず、已む無く目玉焼きを

半分こすることになったことがあった。

とんかつソースを好むカレンに対して、卜部は…メープルシロップだった。

日ノ本人とは思えない味覚を持つあのメープル男は、戦場では

誰よりも勇敢で、誰よりも仲間思いで、誰よりも…日ノ本を愛していた。

「そんな…。そんなッ!!」

 

止まらない。

涙が…止まらなかった――

 

「卜部は“ギアス”によって操られ、俺たちを襲ってきた。

 ゼロ、いや、ルルーシュ!

 あいつは、あいつはどこまで“俺たち”をバカにすれば

 気が済むんだーーーーーーーーッ!!」

 

怒りで顔を歪ませながら、卜部の棺を乱打する扇。

 

「扇さん…ルルーシュは今“麦わらの一味”と一緒にいるわ!」

 

「“麦わらの一味”と一緒に!?カレン!これこそ、ルルーシュが

 “ギアス”という力を使い、人を操る証明だ!

  くそーー!今度は“麦わらの一味”を駒にしているのか!」

 

「うう…ルルーシュ。許さない…許さない!!」

 

カレンの瞳が薄暗く曇る。

それを見て扇は満足そうに笑みを浮かべる。

 

「カレン、よくぞ知らせてくれた!今日はゆっくり休め。

 あとは全て、オレに任せてくれ!」

 

そう言って、団員の一人に指示を出す。

「ブリタニア帝国…シュナイゼル宰相に連絡をとれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブリタニア宮殿内の「アリアスの離宮」において一人の男が優雅に 午後の紅茶を楽しんでいた。

名門貴族出身、その才能を若くして認められた 男は「帝国宰相」としてブリタニアを支えている。

 

ブリタニア帝国・宰相シュナイゼル(ドーン)

 

 

シャルル皇帝が病に倒れてから3年あまり、彼がブリタニアの実権を握ってきた。

皇帝シャルルのエリア政策は彼によって受け継がれ、その支配をブリタニア諸島 全域に広げた。

“エリアの半分を落とした男”その異名でレジスタンス達から憎まれ、

恐れられている彼にとって、エリアの拡大などは、実はどうでもいいことだった。

 

 

――シュナイゼルには野心がない。

 

 

目の前の事象はかれにとって何の価値もないものばかりだった。

彼にあるのはただの「使命感」。

与えられた課題を着々とこなすこと。ただそれだけだった。

執務に戻るため、席を立とうとした時に、部下が「電伝虫」を持ってやってきた。

電話の相手は扇要。

黒の騎士団の現団長であり、“ゼロ追放劇”の立役者だった。

数分間の通話を終えて、電伝虫を切る。

その顔に微笑を浮かべながら。

唯一の懸念材料となっていた“ゼロの逃亡”その対策が完成したのだ。

「ゼロ、いや、ルルーシュ皇子。

 君には驚かされてばかりだよ。

 だが、もはや不安はない。――全てのカードは我が手の中に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリア11――旧日ノ本――東京ゲットー付近のある海岸。

普段、人影がないその砂浜は、今日に限ってはうるさいほど騒がしい。

そこでは、イーストブルーを越えてやってきた “麦わらの一味”の宴が

今、まさに開催されていた。

ひたすら料理食いまくるのは、“一億の賞金首”船長“麦わら”のルフィ。

その料理を作り続けるのは“二億の賞金首””大海艦隊隊”黒の騎士元団長

“魔王”ゼロこと、ルルーシュ・ランペルージだった。

そして、ルフィに負けじと「ピザ」のみを食べ続けるのは“革命軍”幹部のC.C.

その周りには“麦わら”の仲間たちが楽しそうに酒を飲んでいる。

この事態を海軍本部が知ったならば「大将」の派遣を検討したであろう。

しかし、今、行われているのは、世界を転覆させる“密談”でも、“同盟”でもない。

ただの“宴”であった。

 

「ルルーシュ!お前も飲め!!」

 

「飲め!飲めーー!!」

 

酔ったウソップがルルーシュの口に酒瓶を押し込もうとし、チョッパーが囃し立てる。

 

「お前ら!未成年の飲酒は禁止で――ウぐッ!」

 

「逃がすか!そっちを抑えろ」

 

「おう!」

 

サンジとゾロ。

屈強な二人の男に抑えられては、ルルーシュのような貧弱ガリ男に逃れる術はない。

結局は丸々一本飲み干してしまった。

 

「良かったなルルーシュ。お礼に見せてやれ。“黒の騎士団”の宴会名物。

 “ゼロの裸マント”を」

 

「いーぞー!脱げ!脱げ!」

 

冷やかすC.C.。

それに追随するナミは黄色い声を上げる。

 

「手伝おうかしら?」

 

そう言って、ルルーシュの肩に腕を生やす。

その目は少しだけ本気だった。

「ちょ、待て!やめろ!やめろ!お前達ッ!!」

 

必死で抵抗するルルーシュの姿を見て、一同は笑った。

 

この宴は別れのために行われた。

ルフィ達をアジトに匿うという契約は破棄された。

”ゼロ逃亡”という状況において、ブリタニアの捜査はきつくなることはあれど、

緩くなることはまずない。

それに、零番隊・隊長”紅月”カレンにより、ゼロの所在はバレてしまった。

このエリアに留まれば、留まるほどに、ブリタニアと黒の騎士団に襲撃される

可能性が増えるという訳だ。

 

麦わらの一味において別れの宴が静かに行われることなどない。

派手に飲み、盛大に喰らい、おおいに謳う。

近所の酒屋を無理やり、たたき起こして買った酒も底をついた。

あまりの大量購入に気を良くした店主はウソップに店で売っていた 「花火」をくれた。

花火は日ノ本の名産品であり、大概どの店でも売っている品だ。

ウソップが花火に点火すると花火は勢いよく空に飛び立ち、 様々な光りに姿を変える。

その光りは、この数週間ほどの短い旅の終わりを一同に告げた。

 

ゼロとしての正装を整えたルルーシュはルフィに近づく。

仮面と黒き衣で身を隠していても、その顔はどこか悲しげにみえた。

「ルフィ…ここでお別れだ。

 だが、もし…お前が“海賊王”になって再びここに寄ることがあったら、

 また…またみんなで花火を上げよう」

 

それは“契約”ではない、ルルーシュの“願い”。

 

「“もし”じゃねー!“絶対に”だ!約束だぞ!!」

 

ルフィの答え…それは“約束”だった。

 

「何かわいいこと言ってんのよ!この萌え仮面は」

 

そう言って笑うナミ。

その目にはもうなにもつけていない。

そのつっこみに俯くルルーシュ。

仮面で隠されたその顔が真っ赤になっているのは誰もが知っていた。

ルルーシュは言葉を続ける。とても…穏やかな声だった。

「ルフィ、みんな…俺は1つだけ“嘘”をついていた。

 俺の本当の名は…ルルーシュ・ヴ」

 

ロビンが微笑む。

その横で、ぎゃ、と声を上げたのはC.C.だった。

風に飛ばされてきた新聞がその顔に直撃したのだ。

 

「ハハハ、何をやっているんだ」

 

そう言って、笑ったルルーシュが目にしたのは、慌てて走り寄ってきた C.C.の青白い顔だった。

 

「ルルーシュ!これを!!」

 

C.C.から渡された新聞を見て、ルルーシュは息を呑んだ。

 

「なんだルルーシュ。“ヴ”がどうした?」

 

のんきな声で尋ねるルフィ。

その声に呼応するように、ルルーシュはゆっくりと振り返る

 

「…言葉の続きか?聞かせてやろう。」

 

場の空気が変わる。

それはまるで初めて会った日のように――

投げ捨てた新聞が空を舞い、マントを広げながら、仮面の魔王はこう叫んだ。

 

「ヴァカめ!お前らは騙されたんだ!!」

 

「え?」

 

 

 

 

 

――ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

           

          

          「全力で…メリー号をよこせ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右目の仕掛けが開く。

一同を赤い光りが包み込む。

 

「…イエス、マイロード!」

 

「フフフ、フハハハハハ」

 

ルルーシュの、“魔王”ゼロの笑いが夜の空に響き渡る。

空を舞っていた新聞が砂浜にゆっくり落ちてきた。

 

その第一面にはこう書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

“黒の騎士団”とブリタニア帝国との同盟締結。

 

 

 

そして…ゼロの“妹”の公開処刑――

 

 


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