コッペリアの電脳   作:エタ=ナル

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第八話「ウルトラデラックスライフ」

1999年03月02日 早朝

 

 目覚めると、アルベルトの寝顔がそこにあった。

 

 笑みがこぼれる。可愛くてあどけなくて懐かしかった。静止したままの端正な顔立ちが彫像のようで、呼吸だけが命の在り処を教えていた。撫でたかった。撫でてあげたかった。撫でさせてほしかった。だけど、起こしてしまうかなって、心配で。亜麻色の髪をくしゃりと愛でてみたくなって、溢れる愛しさで切なくなった。

 

 いつからだろう。眠るのが怖くなくなったのは。闇に落ちる錯覚が消えて、語りかける声が小さくなってくれたのは。昔は夜が怖かった。子供の錯覚といえばそうかもしれない。だけど、あの頃は生きているのが怖かった。

 

 そんなわたしだったけど、アルベルトに包まれて眠れば安心できた。幾日も、幾夜も一緒に眠って、やがてわたしは思い知った。ああ、この人がこんなに好きなんだなと。胸の奥が締め付けられた。たとえ一時離れていても、この人がいてくれれば生きていける。幼心にそう悟った。

 

 だから、あの日の同衾はただの悪戯。もう裸で眠る癖なんてないし、アルベルトがいなくても一人で寝付ける。だけど、それはあまりに甘美すぎて。結局、試験が終わるまで言い出す事はできなかった。

 

 アルベルトの幼い部分に付け込んだわたしの卑劣な行いを、この人は当然の様に許してくれた。わたしの頭を優しく撫でて、仕方ないな、エリスは、なんて兄の顔で微笑んで。それがとても嬉しくて、ただただ無性に悲しかった。そうして、アルベルトは今でも一緒に寝てくれる。ちなみにパジャマは着るように言われた。理由が風邪の予防というのが、ちょっと悔しかったのは絶対に内緒。

 

 あれからおよそ三ヶ月。兄妹のような幼馴染みから義理の兄妹へ再設定されたわたし達の新しい生活は、新しい距離感を模索しながら営まれている。……模索してるのは、わたしだけのような気もするけど。

 

 

 

 三月初旬。北半球にあるこの国では、陽射しに春の陽気が混じりはじめる季節だった。うららかな午前の街並を歩く。街路樹は楽しそうに新芽を萌していて、道行く人達の足取りもどこか軽い。そんな風がそよぐ中、わたしは一人で歩いていた。午前中に、買い物を済ませてしまおうと思ったから。本当はアルベルトも付き添ってくれると言ってくれたけど、あの人にはわたしがお願いした大切な用事がある。それに、一人での買い物も嫌いじゃなかった。アルベルトと一緒に考えるのも楽しいけれど、一人だとどうやって楽しませてあげようかと悩めるから。

 

「ただいま」

「お帰り、エリス」

 

 ホテルの部屋に戻ると、アルベルトはソファーに身を沈めて、レンタルした映画を視聴していた。手元にはポップコーンと烏龍茶。うん、よろしい。ちゃんとお願いに励んでくれたみたい。

 

「どうだった? 父さんのお勧めだからまたアクションだったでしょ」

「いや、友情ものみたいだよ。かつて同窓だった二人の老人のね。派手さはないけど、移り変わる心情が丁寧に描写されていて面白いかな」

「あら、意外ね。でも良かった。アルベルトが楽しめたのならなによりだわ」

 

 アルベルトの返事に頷いてから、帽子と手袋を外して買い物袋の中身を整理していく。買い物はそんなに量もない。アルベルトとわたしの二人だけで、買い溜めする理由もなかったから。

 

「だけど、ポップコーンじゃちょっと簡単すぎない? まってて、いま手羽先でも揚げてあげるから」

 

 わたし達がホテルを選ぶとき、キッチン付きの部屋は条件の一つだ。これはわたしのわがままだった。わざわざ高い部屋を借りるぐらいなら、その分の予算で外食をとったほうが利口かもしれないけど、やっぱり、好きな人には手料理を食べてもらいたくて。

 

「大丈夫。それよりエリスもこっちにおいで。疲れただろう?」

「もうっ、アルベルトったら。ちょっと買い物にいったぐらいじゃ疲れませんっ」

 

 口先で軽く否定しつつも、アルベルトの隣に腰掛ける。どれほど独占してみても、この場所に飽きる徴候はなかった。魅力的すぎて困るくらい。アルベルトの肩に寄り掛かったら、優しく頭を撫でてくれた。兄妹になってからこっち、明らかにスキンシップの頻度が増している。ちょっと複雑ではあるけれど、幸せすぎてのぼせそう。

 

 映画はクライマックスを迎えていた。背の高い雑草の生い茂る廃校の校庭で、お爺さん二人が一心にスコップを振るうシーン。やがて何かを掘りあてて、それが錆に錆びた鉄の箱だと知って落涙してた。多分あれはタイムボックス。ストーリーを始めから追っていれば、きっと感動的な場面なんだと思う。隣のアルベルトの横顔は、画面を真剣な顔で見つめていた。

 

 娯楽は、この人にとって義務に近い。念能力の影響で、アルベルトは合理性を追求する傾向があった。自分の価値観や感情を判断基準の一つに留め、より高い視点から物事を俯瞰しようとする基本姿勢。それは決して悪い事じゃないかもしれないけど、放っておくとどんどん人間らしさを失ってしまうのが難点だった。楽しい、嬉しい、美味しい、美しい。そんな誰もが持ってる人生の潤いが、アルベルトには無価値になってしまうから。それを悲しむ事さえできないままに。

 

 本人はそれでいいのかもしれない。人の価値観に横から口出しするのはお節介以前に傲慢だというのは父さんのセリフだ。だけど、それでもわたし達は許せなかった。だってそんなの、あまりに寂しいと思うから。

 

 一度、長期のハントから帰って来たときは酷かった。喜怒哀楽が薄くなって、無駄のない思考しかできなくなって。まるでロボットみたい、なんて思わず感じてしまうほど精巧に人間みたいな状態で。この人のあんな姿は恐ろしすぎて、再び見たいとは思わない。

 

 あの時にわたしと父さんがやったのが、自分達の趣味を押し付ける事だった。わたしが料理で父さんが映画。楽しさや嬉しさという感情を外からどんどん補充してあげたかった。強制的に、本人の意思なんて全く無視して。当時のアルベルトには迷惑だったかもしれないけど、いえ、多分確実に迷惑だったでしょうけど、それでも文句一つ言わなかった。アルベルトが元の性格を取り戻すまで、あの時は半年以上かかってしまった。その間、アルベルトはずっと耐えてくれた。

 

 だからわたしは繰り返さない。アルベルトを決して離してあげない。独りになんてしてあげるものか。もう二度と、絶対に。誰がなんと言ったって、この人はロボットじゃなく人間だ。楽しいときは楽しいと、寂しいときは寂しいと、ちゃんと感じながら生きてもらいたいと切に願った。

 

 結ばれたい気持ちは偽れないけど、アルベルトが望むなら妹でもいい。恋人ができたら祝福しよう。そして後でこっそり泣こう。好きな人が幸せならそれで十分、という言葉を無理矢理信じ込めるぐらいには、馬鹿な女のつもりだから。

 

 

 

 映画を最後まで見た後は、アルベルトに耳掃除をしてあげた。膝の上に感じる頭の重さが、頼られてるようで密かに嬉しい。アルベルトがわたしを頼ってくれる機会はほとんどない。この人の誰かに向ける感情は、とても一方的なものだった。

 

 こんなの、ただの自己満足だって、そんな事、誰に言われるでもなく知ってるけど。

 

「それで、先輩がね、言うんだ。僕がレジーナの家に入ったのは喜ばしいけど寂しくもあるって。アルペンハイムの家の名が消えてしまったのは、あの時代が過ぎ去ってしまったのを改めて感じさせられるってね」

「そうかも、しれないわね。わたし達の世代には、わからないけど」

 

 わたしに身を委ねて、目を閉じながらアルベルトが言う。

 

 こう見えて、アルベルトは名家の直系で、しかもお爺さんは救国の英雄だ。でもそのおかげで心ない襲撃に巻き込まれて、幼い頃に全てを失った。家族も、家も、将来も。残された子供は一人っきり。誰もが巻き添えを恐れて遠巻きに見守るだけで、手を差し伸べようとする人はいなかった。そんな状態の彼を引きとったのが父さんだった。だから、アルベルトは父さんを盲目的に尊敬している。それはもう、お風呂上がりにパンツ一丁でビールを飲む姿をみても全然幻滅しないぐらいには。

 

 この歳になるまで父さんが正式に養子にしなかったのは、責任を持って判断させるためでもあったのだと思う。名実共に家族になるか、自分の家を再興するか。もっとも、こんな人に成長してしまった時点であまり意味はなかったと思うけど。

 

「終わったわ。反対向いて」

「ああ、頼むよ」

 

 ごろんと、ソファーの上で寝返りを打つアルベルト。顔がわたしの方を向く。目の前にはわたしのお腹とかお臍とか色々恥ずかしい部分が来るけれど、この人はきっと、何の意識もしてくれないんだろうな、なんて思ってしまった。考えが汚れているのはわたしだけ。だけど、不満を持つには今さらすぎて。

 

「いくよ?」

 

 無言で頷かれる。まずは前座のマッサージから。アルベルトに尽くしてあげられる貴重な機会に、手を抜くなんて考えられない。耳たぶとその周り、耳の穴の浅い所を丹念に指圧し揉み込んであげると、十分もしないうちに柔らかくなる。それでも根気よく揉み続けると、マシュマロみたいにふわふわになった。安心しきって目を閉じるアルベルトの顔が、ちょっと可愛いくて微笑みが零れた。

 

 マッサージを一通り終えた所で、暖めたクリームを塗って蒸しタオルで耳を覆う。会話のない時間が流れていく。それでも沈黙は苦にならなくて、頭を撫でながら数分の時をのんびりと味わう。そろそろ、もういいかな?

 

 タオルをとり、シェービングクリームを塗ってから。テーブルの上のカミソリに手を伸ばす。耳たぶの上にそれをあてて、産毛に沿って軽く滑らせるように剃っていく。アルベルトは身じろぎもしなかった。寄せてくれるこの信頼は、わたしだけの独占物。剃り終えたらタオルで一通り拭って、アフターシェーブローションを塗ってあげた。ここまで来て、ようやく耳掻き棒の出番になる。

 

「そういえば」

「なに?」

 

 耳掻きを動かしながら返事する。開け放った窓から流れる風が、髪の毛を優しくなびかせている。アルベルトの頭をそっと撫でた。もっとわたしを頼って欲しいけど、その願いを伝えたいとは思わない。口に出してしまったら、いたずらに困らせてしまうから。

 

「ああ、大きな仕事を頼まれたんだ。しばらくエリスを一人にしてしまうかもしれない」

「そう……。どれくらいの予定なの?」

 

 胸がぎゅっと締め付けられた。押し殺したはずの内心の不安は、きっと気付かれているんだろう。すまなそうに顔が歪んで、上を向いたアルベルトがわたしの頬を撫でてくれた。仕方のない人。急に動いたら危ないのに。

 

「わからない。だけど1ヶ月ぐらいで終わりそうだよ。3月中に終息させたい事件だそうからね」

「うん、わかった。お仕事じゃ、仕方ないわね」

 

 本当は、何か手伝えたら嬉しいのだけど、あいにく、わたしではハントの戦力になれなかった。足を引っ張る事だけはしたくないから、おとなしくお留守番がわたしの役目。

 

「ねえ、アルベルト。無理に早く終わらせる必要はないから、わたしはいくらでも待ってるから、お願いだから、自分を一番大切にしてね」

 

 それだけは守ってほしいと念を押して、わたしは耳掃除を再開した。今は少しでも長い間、アルベルトとの日常を楽しみたかった。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 どんよりした鼠色の、今にも泣きそうな空だった。

 

 その街のスラムは風が流れず、化石となった悪臭が沈澱していた。少女には馴染みのある匂いだった。ギラギラした目の少年達。うずくまったままの痩せた女。薬漬けの男。煙草をくゆらす娼婦達。何もかもが懐かしい。ほんの数ヶ月前まで、少女が売春宿の窓から眺めていたのもこれと同じ光景だった。このスラムは彼女の出身地ではない。訪れた事もない土地だった。単純に、都市部の最下層など何処も似たような有り様だというだけである。

 

 長い銀色の髪、薄い褐色の肌、赤褐色の瞳、幼いながらも可憐な美貌、かつて客達に人気を博したその容姿は、この場所でもひどく目立っていた。男達の視線が少女に刺さる。裸に透明なレインコートだけという彼女の格好は、あまりにも倒錯的で煽情的だった。陵辱を煽っているとしか見えなかった。いや、事実少女は煽っていた。レインコートを着た理由は、全裸だと押し倒されたときに背中を怪我してしまうからだった。そう、彼女は既に慣れていた。

 

 男達が集まってくる。ある者は砂漠で水を見つけた様に。ある者は闇夜に浮かぶ幽鬼の様に。向けられた性欲が少女の心を刺激して、彼女を密かに怯えさせた。精一杯の強がりでひたすら耐えた。客には嫌がる顔を見せない様にと、以前の主に繰り返し教育されたからだった。

 

 少女は気付かない。怯えは外界に漏れていて、それでも必死に強がる彼女の表情こそが、男達の嗜虐心を最も煽っているのだと。

 

 少女は空を見上げる。ぽたりぽたりと水滴が落ちた。もうすぐ、雨が降る。雨の中で犯される。それは彼女の念能力の、発動条件が整ってしまう事を意味していた。

 

 きっと大勢死ぬだろう。

 

 あの男も巻き込まれて死んでくれればと、少女は切にそう願った。

 

 それが不可能である事は、彼女が一番知っていた。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

1999年03月24日

 

 アルベルトが出発してからちょうど二十日後、わたしは異国の空港に降り立った。空気が少し砂っぽくて、気のせいか金属みたいな味がする。お肌にはちょっと悪いかも。だけど、わたしの心は弾んでいた。だって初めてだったから。アルベルトが仕事の件でわたしの力を借りたいなんて、そんな連絡をしてきたのは。

 

 手荷物を受け取り待合所を見渡すと、求める人影はすぐに見つかった。久しぶりに会えてそれだけで嬉しい。頬が緩むのが止められない。あまり格好よくないな、とは自分でも凄く思うけれど、表情がだらしなく崩れてしまう。

 

「お待たせ、待った?」

「いや。久しぶりだね、エリス」

 

 アルベルトの胸にそっと触れる。本当はそのままでいたかったけれど、あいにくとお仕事が控えている。行きましょうとアルベルトを促して、わたしは先へと歩き出した。

 

 もっと沢山喋りたかった。留守中にあった大切な事。どうでもいい事。ポンズとは長電話をしてしまったし、キルア君からは手紙が来た。だけど、それも全部後にしよう。まずはお仕事が最優先。だってせっかくのチャンスだから、アルベルトに迷惑なんてかけられない。本性はできた女から遠くても、演じる事ぐらいはできると思うから。

 

「いや、すまないがもう一人迎えの人間がいるんだ。今は外してるから少し待ってくれないかな」

「もう一人? お手洗いかしら?」

 

 アルベルトは困った様に頬をかいた。この人にしては珍しい仕種。そんな表情をさせるだなんて、どんな方だか興味が涌いた。

 

「ちょっと、厄介な誓約を抱えていてね」

 

 わたしが頷いたときだった。揺れる視界。気が付けばアルベルトの腕の中。一瞬遅れて庇われてると理解した時、それはやってきた。

 

「ぬぅん! 南無阿修羅仏! スーパービックリボンバー!」

 

 爆発のようなすごい轟音と、それより大きな怒声だった。耳が痛い。だけど、とても嬉しい。本当に久しぶりの感触だった。アルベルトにぎゅっと抱き締めてもらえたのは。さっきの意気込みも忘れてしまって、このまま流されてしまいたかった。だってのに。

 

「悪を許さぬは我が誓約! ひったくり共は見事成敗してきたぞアルベルト!」

 

 どかどかと大股で歩いてきた男の人。歳は40代ぐらいだろうか。大柄で、頭を綺麗に剃っている。纏をしてるから念能力者みたいけど、ひょっとしてこの人がアルベルトの言ってた方かもしれない。見上げて視線で尋ねてみると、アルベルトはそうだよと教えてくれた。

 

「お迎え頂きありがとうございます。エリス・エレナ・レジーナと申します」

 

 腕の中から出て一礼すると、男の人は上機嫌で頷いた。どうでもいいけど、この人の声はとても良く響く。ちょっと周りに迷惑なぐらい。

 

「はっはっは! 礼義正しいお嬢さんだ。うむ、私はジャッキー、よろしく頼む」

「ジャッキー、奴らはどうした? ずいぶんと大きな爆音だったけど」

「なに、気絶させただけだよ。なにせ弱者を守るは我が誓約! 罪を憎んで人を憎まず! 無闇に傷つけることはせんさ!」

 

 素敵な誓約だと思う。気のいい人だとも思う。だけどこの人と一緒に仕事をしてアルベルトは大丈夫かなって、心配してしまうのを止められない。空港を出て、アルベルトの運転する車で拠点に向かっている間も、一抹の不安が消えてくれなかった。

 

 彼らを率いるカイトさんという名のハンターは、もう少し、その、普通の人だと嬉しいんだけど。

 

 

 

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【法門無尽誓願智(スーパービックリボンバー) 操作系】

使用者、ジャッキー・ホンガン。

能力者のオーラに触れた者に無尽の法門を教え驚愕させる。

この驚愕は神経系を操作する事による純粋な肉体的反応なので、事前情報や覚悟による対処は不可能。

彼我のオーラの量に差があるほど強く驚愕する。

 

【仏道無上誓願成(ウルトラデラックスライフ) 操作系】

使用者、ジャッキー・ホンガン。

自縄自縛のための能力。

自身に課した人生の目標を諦めた際に発動し、能力者を即死させる。

目標は中途半端なものであってはならず、達成する意義があると信ずるに足るものでなければならない。

上記に準じるものであれば目標はいくつでも増やせるが、減らす事は決してできない。

この能力によって定められた誓約は純粋な戒めであり、念能力に影響を与えることはない。

本人以外を戒める事はできない。

 

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次回 第九話「迫り来る雨期」


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