10巻で最終回みたいな終わり方したから難しいのかな?
業火に包まれし戦場。
辺り一面血の海だった。
これから死にゆく者共の苦痛の叫びが耳を覆いたくなる程に響く。
「何だよこれ.....」
俺はそこにいた。
足下には見慣れた顔色の骸が.....
「武蔵!?」
戦友の仇を討とうと意気込んでた彼女は今はただの肉。
だが、武蔵だけではない。
「織部!!凪!!」
彼女らもまた、討伐軍として加わっていた。だが、今はただの肉。
それ以外にも、
三成、吉継、氏真、孫市、嘉隆らなど、天竜の大切な家臣らが皆死んでいた。
「嘘.....だろ?」
宝とも言える、妹ねねと秀俊。
そして、産まれて間もない拾までもが.....
ふと正面を見る。自分以外で唯一立っている人物.....
「十兵衛?」
彼女の足下には良晴の肉が.....
まさかお前が?
なんて思っていたその瞬間。
十兵衛の身体を巨大な刃が貫いた。
しばらくバタバタと抵抗していた十兵衛だが、刃の持ち主がそれを振るった為、十兵衛は薙ぎ払われ、その者の足下で四つ這いの体制になる。
その者は十兵衛の首元を狙い、刀を振り上げる。
「やめろ左馬助〜!!!」
そうして刀は振り下ろされた。
「はっ.....!?」
慌てて起き上がる。
そして、辺りを見回した。
そこはいつもの自室、寝室だった。
頭が慣れてきてやっとその状況を理解する。
「なんて夢だ.....」
左馬助によって天竜の大切なものが次々に奪われる夢。ほとんど悪夢だ。
ふと隣りを見る。
そこで裸で添い寝していたのは、
九鬼嘉隆。
「そういや、そうだったな.....」
俺はあの後、嘉隆を無理矢理夜の共に連れ、身体を重ねた。
いや、犯したというのが正しいか。
怒りに任せただただ、己の性欲を満たす。破瓜の痛みにも耐え、それでも激しく犯され、苦痛に耐えながら涙を流していた彼女.....
正気に戻って初めて己の愚かさに気づく。
嘉隆は、結婚式の後の初夜で27年間も守り通した処女を捧げるつもりだったのだろう。
それがこんな形になってしまった。
本当に酷い事をしたと思う。
嘉隆の頬にはまだ涙の跡が残っている。天竜はそれをそっと拭ってやる。
「ごめん.....俺は最低だ.....夫失格だ」
布団から出て身なりを正し、
その部屋を後にする。
時間は明け方。空がうっすらと青みがかってきた頃。そんな時間でも月だけは燦然と輝いていた。
下弦の月。
「月は地球の周囲を周りつつ、自身も回転してるから、模様がいつも同じに見えるんだって。知ってた?☆」
「!?」
慌ててその方向を見る。
そこにいたのは松山主水。
「お久しぶりだね天竜くん☆」
「主水!?」
神出鬼没にも程があるぞ?
これではいつ暗殺されてもおかしくない。
「そんな事はしないよ?☆
僕はあくまで真剣勝負でかたをつけようと思ってるし.....
でも、君が月読命を盾にしてる以上、それも難しいんだよね☆」
「別に盾にしちゃねぇよ。
それならお前の宿儺鬼だって.....」
「宿儺はバラバラに刻んじゃったから戦闘能力は皆無だよ☆」
「おまっ.....ご先祖様じゃないのか!?」
「別に.....
最初からそのつもりで封印解いたし.....
第一、両面宿儺は一度負けた存在。
求めるものなんてないよ☆」
「...........」
負ければ価値なし。
その言葉が彼の一族の家訓のようなものだと改めて思う。
「そんな事よりさ、
僕は君に文句を言いに来たんだよ?☆」
「何だいきなり.....
俺だって忙しいんだ。これから.....」
「鬼の子を僕の所へ送って泥棒するなんて卑怯じゃないかな?☆」
彼の言葉は理解不能だった。
「は?.....どゆこと?」
「だから.....君の仲間に純粋な鬼族の子がいたのも気になるけどさ.....
その子に僕の宿儺の左角盗ませるってどうなの?☆
以前、久脩くんや村上武吉とかと組んで追い詰めたのは悪いと思ってるけどさ、僕の戦力を直接削るなんて流石に許さないよ?☆」
「...........」
こいつは何を言っているのだ?
虚報で俺を混乱させるのが目的か?
「その表情.....
もしかして君は知らないの?」
「..............................一体誰だ?」
「名前は知らないよ。君の軍の子ってぐらいしか分からなかったよ.....
敷いて言えば、冠ってた兜に特徴があったな☆」
「うさ耳か?」
「そう!兎の耳!☆
あれ?天竜くん知ってるの?」
「あぁ、よく知ってるよ.....くくく.....」
思わぬ事態につい笑いがこぼれてしまう。
「そいつの名は、明智左馬助光春。
俺がかつて最も信頼し、同時に恐れた、今、我が軍が手配している裏切り者だ」
播磨、とある街中。まだ日中の事。
「いやあああぁぁぁ!!!」
それは目撃者の多く、誰もがその光景を見ていた。道中を歩いていた町娘を、ある鎧武者が襲った。
うさ耳の兜を冠った.....
「痛いぃぃ!!!
痛いぃぃぃ!!!!」
町娘は肩から背中をバッサリ斬られ、のたうち回っている。
「痛い?なら楽にしたげる.....」
「いやあぁぁぁ..........ぐっ!?」
髪を掴まれ、そのまま後ろから喉元を斬り裂かれる。
鮮血が周囲にばら撒かれ、
野次馬の村人らの顔が引き攣り、
悲鳴があがる。
「あはははははははははははははははは♡!!!」
手に持っていた凶器は刀ではなく、
料理用包丁だった。
その後も標的の女性を見つけては次々に切り裂く左馬助。その表情は狂気に満ちていた。
「もう武士としての誇りも失ったのかよ」
丁度10人目の町娘を惨殺した所で声のする方向へ首を向ける。
「あら?武蔵じゃないですかぁ?
それとそっちは古田織部でしたっけ?」
「どうも左馬助さん」
天竜は家臣へ左馬助捜索を命じる際に、最低でも2人で行動するように伝えていた。単独では危険だからだ。
武蔵は織部とタッグを組んで左馬助捜索に出ていた。
「手だけは出すなよ織部!
こいつはあたしの獲物だ!!」
「はいはい。ご自由に」
これが理由。武蔵の目的は小次郎の敵討ち。左馬助への徹底的な復讐。
他人に邪魔されるのは嫌。
だからこその織部だ。
「ではちゃっちゃと済ませて下さい。
私は見物だけでよいしょする予定なのでね」
「言われなくても分かってる!!」
織部には左馬助への恨みは全くない。
天竜に討てと言われたから討つ程度。
武蔵は邪魔さえしなければ、共闘したという事にして、報酬は貰えるようにすると伝えた。
武蔵は懇願の一騎討ちができるし、
織部は見物だけで報酬が貰える。
いい契約だ。
「へぇ〜。武蔵だけか〜。
なんか物足りないな〜」
「ちっ!!」
武蔵は2刀を取り出す。
「手足ぶった斬って、
首ちょん斬って、
少なくとも肉片100になるまでバラバラにする!!」
「怖〜い。なら私は〜」
左馬助の両手に大量の包丁が出現する。
「ハリセンボン♡」
「つっ.....!?」
その包丁は取り出したというより、突然そこに現れたような感じだ。
「召喚術!?」
話は戻る。
「んで、盗まれたってのは?」
「そうそう!
大事な宿儺の角なんだよ!☆」
月見をしながら仲良さげに肩を並べて煙管を吹かしながら語る2人。
「角?」
「うん。まだ左角なだけましだったけどね☆」
「どうゆう事だよ?」
「あのね、全ての部位に平等の鬼の力が宿ってるわけないでしょ☆
足は鬼力薄いし、角は濃い。
雑魚共には足を使ったし、
武吉には左腕を使ったんだ☆」
「モンハンみてぇだな.....」
「さらに、鬼力は左より右に溜まり易いんだよ。だから右足も右手も右角も、とっておきのはちゃんととっておいてるんだよ☆」
「敵にそんな報告していいのか?」
「べっつに〜☆
天竜くんの情報なんて僕の方にはだだ漏れだし.....僕を調べようと双子ちゃんを近づかせてる事もバレバレだしね☆」
「お前の隙の無さは尊敬ものだな。
だんだん殺すのが惜しくなってきた。
どうだ?
我が軍に入らんか?」
天竜から異例の提案が出る。
「甘い蜜には乗らないよ。
僕は束縛されるのは嫌いだしね☆」
「そりゃ残念。
...........................じゃあ友達は?」
「ぷっ.....何ソレ?☆」
「こう見えて同性の友人は少なくてな。是非友好な関係を気づきたいと思ってな」
「なんか政治的な話みたい.....
でもいいかな。友達ぐらいなら☆」
こうして2人は友人の関係となる。
だが、天竜の友人は直家や武吉のように皆死別している。
主水との友人関係はどのような形に終わるだろうか.....
「死が2人を分かつまでだね☆」
「よせよせ。気持ち悪い」
「それで、左馬助ちゃんは.....殺すの?☆」
「殺すよ」
答えに一切の迷いが無かった。
「なら気をつけた方がいいよ☆」
「何故だ?」
「友達としての提案☆
左馬助ちゃんへの干渉は避けた方がいい」
「だから何故だ!」
「君は鬼の力を過信評価し過ぎている☆」
「何っ!?」
播磨。
「ちっ!!」
「あはっ♡」
この勝負、圧倒的に武蔵が押されていた。左馬助は大量の包丁を投げナイフのように無数に飛ばしてくる遠距離攻撃。対して武蔵は2刀で斬りつける近距離攻撃。部が合わない。
投げ包丁のせいで近づけないのだ。
「くそっ!くそっ!」
「弱い弱い、弱いねぇ♡
これが天下の剣豪宮本武蔵?
佐々木小次郎同様に、弱虫毛虫だねぇ♡」
「...........!!」
「あら?怒ったぁ?」
「今何つった!!
手前ぇ今何つった!!!」
「宮本武蔵は佐々木小次郎と同じで弱虫毛虫♡」
「があああぁぁぁ!!!」
怒りのままに左馬助に向かって突撃する武蔵。それを待ってましたというような表情で待ち構える左馬助.....
「宮本武蔵!!!」
とある強大な叫び声に呼び止められ、武蔵は慌てて足を止める。
その瞬間、数十本の包丁が地面から飛び出るように出現する。
そのまま走り切っていたら、串刺しにされていただろう。
「流石は流石。術を仕掛ける事に関しては貴方も一級品でしたね古田織部さん」
「ふんっ」
「織部!!邪魔すんなって言ったろ!!」
「馬鹿ですか貴方は!!
貴方が死ねば、私の報酬はおじゃん。もしくは天竜様から罰を受けるかもしれないのです!
勝てないなら勝てないで死ぬ前にさっさと退きなさい!!」
「うるせぇ!!」
「おやおや仲間割れ?」
左馬助はくすくすと微笑している。
「織部さんの言う事は正しいですよ?
武蔵だと役不足なので、
私としては織部さんと戦ってみたいなぁ」
「手前ぇ!!」
「千利休の1番弟子。
どれ程の術者であろうか」
「ああん?」
急に織部の様子が変わる。
「私が千利休の1番弟子?
ふざけるなよ貴様!」
「おっ.....織部!?」
「千利休の1番弟子は山上宗二!!
錬金術も使えねぇクソ野郎ですよ!
利休様の弟分というだけで、
いつもあいつが優先される!!
利休様のお気に入りというだけで、
天竜軍でも私より立場は上!
ふざけるな!ふざけるな!
ふざけるな!!!
なんで私があの玉ナシ野郎より格下?
なんで私があいつに頭を下げる?
たかだか商人あがりのクズに、
武家の私が見下される!?
ふざけるな!ふざけるなぁ!!!!
殺す殺す殺す!山上宗二殺す!!
あの不細工な鼻と耳削いでやる!
利休様も私が殺す!!
天竜様付きの茶人を利休様なんかに任せられるか!!
私が利休様の代わりに!!
天竜様の側付きは私だけでいい!!」
「!」
織部も充分なヤンデレだった。
だが、左馬助は織部の最後の言葉に反応する。
「お前が天竜様の側付きぃ?
口を慎みなさい!!
茶人ごときが勤まるものか!!」
「裏切って、天竜様に嫌われてる貴方よりは立派に勤められますよぅ?」
「おい織部!」
さっきまで武蔵を牽制していた織部が今度は武蔵に抑えられている。
「織田信奈にも天竜様にもお情けでその地位を与えられている貴様が我ら人間と同等だと?
片腹痛いぞ虫ケラ!」
「主の不良債権として多大な迷惑をかけ続け、よもや奥方に当たる人まで殺して、天竜様の駆除の対象となっている貴方に言われたくはないですよ蛆虫。うふふふ.....」
「は?奥方って誰です?
もしかして明智光秀?」
「佐々木小次郎殿ですよ。
死ぬ直前に天竜様によって赤子を取り上げられてます」
「ちっ!!
子宮も掻っ捌いとくべきだった!」
最早悪口合戦だ。
「いい加減にしろ織部!
お前らしくねえぞ!」
「五月蝿いですね!
武蔵さんは黙ってて下さい!」
「やーい怒られてやんのチビ武蔵」
「んだとっ!!」
武蔵が再び突撃する。
「チビ」という言葉は禁句なのだ。
天竜。
「ところで何故左馬助が鬼族なんだ?」
「同族なら直感で分かるよ☆
君は分からなかったの?」
「全然」
「へぇ〜。
自分の身内に鬼がいるなんて案外気が付かないもんだね☆」
「...........」
「あの子は酒呑童子の落とし子だよ」
主水が思わぬ事を呟く。
「なっ!?」
「正確には酒呑童子の娘、茨木童子の人間としての姿。源氏一族にかけられた呪いだよ」
平安時代。源平合戦が起こる前に、清和源氏の一族源家には、最強と言われた姉妹がいた。
それが源頼信と源頼光。
特に妹の頼光は朝廷から主に妖怪退治を依頼され、世のため人のために刀を振るったという。
人々の脅威であった大妖怪鬼蜘蛛を斬ったのも彼女である。
そんな彼女が命じられたのが、
「酒呑童子の退治」
主に丹波を拠点にしたという彼らは京から若者や女性を多く攫い、若者は食糧にしたり、酒に漬けたり、女性は犯してから喰ったという。
源頼光は渡辺綱、坂田金時ら四天王らと共に酒呑童子一党を酒に毒を盛って殺害した。
唯一の生き残りであった茨木童子は、復讐に燃える鬼となって、度々頼光らを襲ったのだ。
四天王の1人、渡辺綱は羅城門での彼女との一騎討ちで、彼女の腕を斬り落とし、撃退に成功したのだ。
だが、その後の茨木童子の行方は知れていない。
「源氏に多大な恨みを持った彼女は己の命を生贄に源氏に呪いをかけたんだよ☆」
「呪い?」
「数代ごとに茨木童子が取り憑く呪いだよ☆取り憑かれた者は鬼となる.....それは分家も本家も関係なくかかってしまってね。あの源義経もその呪いになったと言われてるよ☆」
「.....むぅ」
「呪いに苦しめられた源氏は陰陽師.....あっ、土御門の方ね☆
彼らに頼んで、呪いを元の頼光一族だけに留めるようにしたんだ☆」
「それが土岐源氏か」
「そ☆
お陰で土岐氏は代々鬼の呪いに苦しめられたようだよ。
そしてそれは土岐から明智家に移り.....」
「それで次の呪いの対象が左馬助なわけか.....」
「同情はしないよ☆
同じ鬼族として童子一族の非難は人間への恨みの対象として昔話にされてるぐらいだからね。
それで呪われてる明智なんてざまあないよ☆
僕はてっきり当主の明智光秀が呪われてるかと思ったけれど、よもや従姉妹の方とはね☆」
「...........」
「しかもそれが鬼武者化したとは.....」
「?.....どうゆう事だ?
既に鬼なら変わる必要ないだろう?」
「あのね天竜くん。
宿儺の肉は人間を鬼の眷属にする力とは別に、もう一つの力があるんだ☆」
「?」
「鬼を原初の力まで戻す力だよ☆
僕ら鬼の子孫はだいぶ鬼の血が薄くなってるんだ
人間や他の妖怪との混血によってね.....
それが原初の頃まで戻る。
つまり.....
明智左馬助は茨木童子になる」
播磨。
「うららららららららららら!!!!」
武蔵の2刀による蓮撃が左馬助に浴びせられる。
「甘い甘い甘い♡
古田織部の言う事は全く聞いて無かったみたいです.....ね!!」
左馬助が手にした包丁で武蔵の刀を弾き返した。
「あはははははははははははははは♡」
今度は左馬助の蓮撃が武蔵を襲う。
超至近距離から包丁を何本も何本も投げてくるのだ。
「くっ.....!!」
「あははははははは♡
死ね!死んじゃえ!
あはははははははははは♡」
「くうぅっ.....!!」
「あはははははははははははははは♡」
「燕返し!!」
左馬助の両手が吹っ飛んだ。
「あれ?」
「うらあああぁぁぁ!!!」
武蔵は2刀を左馬助の胸に突き刺す。
「うがっ!?」
「仇は取ったぜ小次郎.....」
確かな手応えを感じ、
口から血を吐き倒れ、絶命する左馬助をしっかりと見届ける。
「ちょっとだけ油断したわ」
「!!!?」
真後ろから何故か左馬助の声がする。
確かに目の前には左馬助の死体が.....
その次の瞬間、武蔵は背中に包丁を数本刺される。
「がっ.....!?」
「残念ながらそれは幻覚なんだよね♡」
「!?」
恐る恐る後ろに振り返ると、そこには左馬助がいた。
また振り返ると、死体は消えていた.....
「嘘.....だろ!?」
「あそこで燕返しを使うとは予想外だった。でもあれで手の内はもう出し尽くしたよね?」
すると左馬助の手に、身の丈ほどはあるのではないかという巨大な包丁が出現する。
同時に、左馬助の額の鋭い立派な角が生える。
「もういいや。
死んでいいよお前」
左馬助は武蔵を真正面から斬りつけた。
左馬助に大量の返り血が吹きかかる。
「あはっ♡」
血まみれの女鬼は邪悪な表情を浮かべて微笑する。
「次は貴方の番ですよ古田織部」
「ちっ.....!」
織部は懐から竹筒のようなものを取り出す。
「利休様は臆病なので、
使うななんて言ってますが、
私は超一流!!
ゴミ屑宗二なんかとは
比べものにならないELITE!
負け犬の武蔵さんの代わりに、
私がその首を落としてあげましょう!
相手してあげますよ包丁女。
化物退治のじかんですよ」
「化物はお互い様です.....うふふふ」
こうして2人の魔女の対決が始まった。
2つの場面を交互に展開させました。
左馬助討伐回の一話目です。
左馬助一族の悲劇を知った天竜は.....
次回予告
魔女vs魔女
〜私こそが天竜様に相応しい〜