緋弾のアリアー緋弾を守るもの   作:草薙

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第160弾 シャーロックvs優希

夢を見ていた……

 

「さて行くか」

 

「フランスからドーバー海峡越えてとか不法入国だろ!師匠!」

 

海岸でタクシーを捕まえながら豪快に話す姉を見ながら俺は言った。

 

「入国手続きって結構時間かかるしな。飛行機に乗るのもこの程度の距離ならめんどくさい」

 

だからって瞬間移動するな!

 

「姉さんはいいけど俺見つかったら捕まるから!前に砂漠のど真ん中で置いてかれた日みたいなことはやめてくれよ!死ぬかと思ったんだからな!」

 

「ハハハ」

 

笑い事じゃないから!

 

「行き先は長距離かな?」

 

ん?

 

「ああ、よくわかったな。金は払うからここに行ってくれ」

 

姉さんが紙を渡そうとしたがドライバーの青年は微笑みながら紙を受け取らない

 

「行き先は分かってるよ。もう、推理できている」

 

姉さんは怪訝な顔をしながら

 

「推理?変なことを言うやつだなお前は」

 

「気に触ったなら謝ろう」

 

車が発進し、しばらく、無言だったがだんだんと眠くなってきた俺は静かに目を閉じた。

ただ、最後に聞こえたその言葉は

 

「はじめまして、水無月希、僕はシャーロック・ホームズ」

 

「へえ」

 

そこで俺の意識は途切れた。

そう、あれは俺と同じ年の名家の長女の誕生パーティーに行く途中の……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う……」

 

「起きたんですね。優希」

 

頭がくらくらしやがる。

信冬に膝枕されていたらしいが上半身を起こすとそこは、潜水艦イ・ウーの上だった。

 

「信冬……何があった?俺はどれだけ気絶してたんだ?」

 

「優希が沈んだ後、少し回復した遠山キンイチ、遠山キンジがシャーロックに挑みましたが遠山キンイチは破れ、遠山キンジに後を託して気絶しました。遠山キンジはアリアを連れたシャーロックを追って艦内に先程突入しています」

 

見ると向こうの方にパトラに治療されてるキンイチさんが見える。

 

 

「姉さんは?」

 

「水無月希はシャーロックと共に行きました。戦闘には参加してません」

 

「そうか……」

 

シャーロックに殴られた場所がずきずき痛むが立ち上がる。

 

「俺もシャーロックを追う。信冬は?」

 

信冬は首を横に降りながら

 

「私は今回はここまでです。先程シャーロックに念を押されました。これ以上邪魔するなら核を日本に落とすと」

 

それを聞いて俺は舌打ちする。

シャーロックは遊んでるのかもな……

核という切り札さえちらつかせればRランク以外も簡単に押さえ込めるだろうに……

 

「優希これを」

 

信冬から予備の弾薬と数発の武偵弾を受け取る。

助かるな

 

「ありがとう」

 

「気にしないで下さい」

 

信冬はふふと微笑みながら俺を見送るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、なんてでかさだこの潜水艦

俺は警戒しながら様々な装飾品で飾られた部屋を抜けていく。

数多の絶滅動物の剥製が並べられた部屋、生きたシーラカンスや色とりどりの熱帯魚を入れた水槽が並べられた暗い部屋、太陽灯で眩しく照らされた植物園、金銀世界中の鉱石を陳列した標本庫等、とんでもない場所を次々と抜けていくと前に人影を確認する。

あれは……

 

「キンジ!」

 

「優か?」

 

俺たちは土の敷き詰められた部屋で合流する。

 

「無事だったんだな優」

 

「なんとかな……それよりここは……」

 

俺達は辺りを見回す。

正面の壁には巨大な油彩の肖像画がかけられ、それぞれの絵の前に石碑、十字架、六芒星の碑などが一つづつ並べられている。

肖像画は右から大日本帝国海軍の軍服を着た日本人からドイツ人、アフリカ系の女性、車椅子の中国人など様々な肖像画がかかっていた。

一番右はあのシャーロックの肖像画が書きかけのまま飾られている。

ここは歴代艦長の墓……

そして、イ・ウーの正体も掴めたな。

恐らく、戦争中に日本とドイツが計画した超人機関、それがアメリカに負けて潜水艦で逃亡し、独自の価値観に基づいた秘密結社になった。

代替していく軍団長をプロフェシオンと呼び変えてな……

ん?かすかだがシャーロックの肖像画の裏から音がする。

紫電で切り裂くと案の条、隠し通路が現れる。

 

 

「キンジ、どうなるかわからんがシャーロックは俺に任せてくれ。お前はアリアを」

 

「分かった」

 

ヒステリアモードのキンジと打ち合わせてから通路を抜けるとそこは大きな聖堂だった。

潜水艦のなかにこんな大きさの……

 

「アリア!」

 

キンジの言葉に巨大なステンドグラスの下でこちらに背を向けてお祈りしているアリアを見つける。

 

シャーロックはどこだ?

二人でアリアにかけよりキンジが肩に手を置いてアリアを引き寄せる。

 

「優……無事でよかった……でもどうして二人とも来たの?」

 

「お前を助けるために決まってるだろ?」

 

俺がため息をついて言う。

 

「シャーロックは紳士ぶってるつもりなのか。人質のお前をこんな所に放すなんてな。だが、合流できたのは好都合だ。一旦移動して態勢を……」

 

とキンジがいいかけたがアリアが一歩退いた

 

「どうしたアリア」

 

「帰って」

 

帰れ?どういうことだよアリア

 

「キンジ、優帰って。今ならきっと、まだ逃げられるわ」

 

片手を自分の胸の前でゆるく握り、そう繰り返した。

 

「帰れ……ってアリアはどうするんだ?」

 

「あたしは、ここに残る。これから……ここで、曾お爺様と暮らすの」

 

「ふざけるな!」

 

キンジが何か言う前に俺は切れた。

 

「ふざけてなんかないわ!優ならわかるでしょ?説明してあげる。あたしは卓越した推理力を誇るホームズ家で、たった一人、その能力を持ってなかった。だから欠陥品って呼ばれてバカにされて、ママ以外のみんなから無視されてきたのよ。あんた達もなんとなく勘づいていたんでしょう?あたしは……あたしはホームズ家にはいないものとして扱われて来たのよ子供の頃から!」

 

聖堂に響いた甲高い声に俺は前に理子に調べてもらった情報を思い出した。

アリアはH家とはうまくいっていないという情報を……

回りから腫れ物みたいに見られる気持はわかるぞアリア……お前はかなえさんがいたように俺には咲夜がいたからな……

アリアの叫びは続く

 

「それでもあたしはずっと、曾お爺様の存在を心の支えにしてきたの。世間では名探偵と言う一面だけが持ち上げられてるけど、彼は、武偵の始祖でもあるわ。だからあたしは曾お爺様の半分でも名誉を得ようと思って武偵になった。あたしにとって曾お爺様は神様みたいな人よ。信仰の対象といっても構わないわ。その彼がまだ生きていてあたしの前に現れてくれた。その気持がわかる?その曾おじいさまがあたしを認めてくれた!ホームズ家のできそこないって呼ばれたあたしを後継者とまで呼んでくれた!あたしの気持がわかるでしょ優?わかるキンジ?」

 

 

なんとなくはわかるさアリア……でもな

 

「イ・ウーは犯罪組織だ!お前は母さんを……かなえさんを見捨てるつもりか!」

 

母親の名を出されたアリアは胸が締め付けられるような顔をして、それでも眉をつり上げて睨んでくる。

 

「ママの事ももう解決するのよ。曾お爺様はイ・ウーをあたしに下さると言ったわ。そうなれば、ママは助かるの。ここにはママの冤罪を晴らすあらゆる証拠が揃ってるなぜイ・ウーがママを陥れたのかその理由を知るためにも、あたしはここに残るの。きっと一筋縄じゃいかない理由があるのよこの事件には」

 

「ふざけるなよアリア!お前の母親の免罪を信じてくれてる土方さんや俺達の敵になるつもりか?見損なったぞ」

 

「じゃああんた達はイ・ウーを力ずくで東京までしょっぴけると思ってるの?それは不可能なのよ!曾お爺様がこの艦のリーダーだった時点で」

 

確かにシャーロックは強いさ……姉さんクラスの化け物なんてそういない。

 

「この際だからハッキリ言っておくけどね。シャーロックホームズを甘く見てはダメよ。曾お爺様はただの天才じゃないわ。強い。強いの歴史上、水無月希と並んで最強の人間なのよ。たとえあんた達がたばになってかかってもかないっこないの。唯一、お爺様と互角の戦いができるあんたのお姉さまはあたしに言ったわ。私はシャーロックと敵対しないと。分かってあんた達じゃ無理なのよ」

 

姉さんは気まぐれだ。

それは昔から証明されてることだが何か理由もあるはずだ。

だけど、アリア、お前を引きずってでも連れて帰るからな

 

「アリ……」

 

「『ムリ、疲れた、めんどくさい』俺達と会った日にアリア、お前言ったよな」

俺が口を開く前にキンジが怒ったように言う。

ああ、じゃあお前に譲るぜ今回はな

 

「……?」

 

「『この3つは人間の持つ無限の可能性を押し止める、良くない言葉だって』」

 

「……」

 

 

「いいかアリア、それなら俺もハッキリ言ってやる。こいつらなんざ、ただの海賊だ!お前の曾爺さんは長生きしすぎて、ボケて、その大将なんかをやってるんだよ」

 

「……曾お爺様を侮辱しては駄目……」

 

「俺は見逃さないぞ、イ・ウーを武偵として」

 

「い、今更武偵ぶらないで!あんたは元々いやがってたくせに!武偵なんか辞めたいって言ってたくせに!もう、とっとと帰って武偵なんか辞めちゃいなさいよ!あんた達この間、あたしの背中に傷跡あるの見たんでしょ?あれは撃たれたのよ13歳の時に、何者かに突然!あれはきっと武偵としてのホームズ家に恨みをもつ犯罪者の犯行でその弾丸は手術でも摘出できない位置に埋まっちゃって、今もあたしの体内にあるわ!そういう危険な目に家族や子供までがあう。この世で最も危険な仕事なのよ武偵は!だからキンジ、優もう帰って、キンジは武偵なんかやめて……優はあたしを忘れて……っ。あたしはもう、これでいいの。もうこれで……」

 

その目から熱い涙をこぼし始めたアリアを見ながら俺は決意した。

 

「キンジ俺はシャーロックを倒す。アリアの説得は任せるぞ」

 

アリアの後ろにあるドア、やつは向こうにいる。

圧倒的な気配が俺には分かる。

 

「こないで優!」

 

アリアがガバメントを向けた瞬間、俺はアリアの背後に現れていた。

陽炎の応用技だがアリアが取り乱しているのも幸いだった。

 

「この奥だな」

 

「駄目!」

 

 

アリアが再びガバメントを向けようとするが

 

「撃ちたきゃ撃てよ」

 

その言葉にアリアが固まる。

その間に、俺は扉を開けて聖堂を後にした。

どのみち2対1はフェアじゃない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弾道ミサイルかよ!

扉の奥に進むと巨大な柱がいくつも並んでいる。

いや、あれは柱じゃなくてICBMか……

核など搭載できる大陸弾道ミサイル……

これがあれば問答無用で大国も黙らせられるだろう……

それになんだ?何か見覚えがある……

 

「そろそろ、来る頃だと推理していたよ優希君」

 

柱の陰から現れたステッキを持つシャーロックを見て

 

「シャーロック・ホームズ、てめえはアリアの気持を散々に揺らしやがって、許さねえからな」

 

シャーロックを見つつ倒す手段を考える。

姉さんクラスが相手だ。

命懸けでやるしかない

 

「怒ってるね優希君。アリア君の母親にしかけた免罪への理由は君ならわかってくれると信じてるよ」

 

「どんな理由があっても知らねえよ」

 

紫電に右手を起きながら

 

「お前は犯罪者だ。俺と同じな」

 

ただ、家の力だけで表には残らない人殺しの罪

 

「優希君。君は人を殺し、孤独な思いをし、その罪を犯罪者を捕まえることで償おうとしている。武偵憲章に反してまで君は仲間を守ろうとしているのは明白だ。現に君は僕を殺すつもりだろ?」

 

「はっ、よくわかるな……」

 

そう、殺す気で戦う。

生ぬるい事言って勝てる相手じゃない

 

「そんな君だからこそ、アリア君を守って欲しかった」

 

「やっぱそうかよ。お前がアリアの護衛を依頼した本人だってんだなシャーロック」

 

しゃべり方が似ている上、依頼主は度々推理と言葉を使っている。

 

「そうだ。僕が君にアリア君の護衛を依頼した」

 

犯罪者に報酬をもらってた訳か……

軽くショックだな

 

「で?その依頼は今、キャンセルってわけか?」

 

「いいや」

 

シャーロックは穏やかに微笑みながら

 

「依頼破棄は自由だよ。武偵憲章には反するけど僕は許容しよう」

 

「この依頼は完遂する」

 

あの日、白雪に言った言葉をシャーロックにぶつける。

 

「あの子がイ・ウーに入れば間違いなく孤独になっていく。そんなことはさせない」

 

「君がイ・ウーに来る選択しもあるよ」

 

「ハハハ、冗談じゃない。土方さんや月詠達と戦うなんてゾッとする」

 

周りを見渡しながら

 

「姉さんは?水無月希はどこにいる?」

 

「彼女はこの戦いには参加しない。さて、あくまで依頼を完遂すると言うなら僕は君と戦わないとね」

 

スタスタとシャーロックが歩いてくる。

「とはいえ、君は相当体力を消費しているようだ。決闘らしく君の最も得意分野で戦おう」

 

そういいながらシャーロックは杖を振り上げて床に叩きつけた。

バキイイインと音を立てて、杖の中から刀が現れる。

スクラマ・サクスか……片刃剣

輝きだけでとんでもない名剣だ

紫電に抜きながら

 

「剣で勝負か?なめられたもんだな」

 

とはいえありがたいのは事実だ。

連戦で体力も消費してるのは事実だし、あの緋刀を使うと相当体力を奪われる。

 

「君の紫電は日本で最も有名な刀が折れて、それを打ち直したものだ。天叢雲剣(あまのむらくも)またの名を草薙の剣」

 

こいつ……

 

「三種の神器の一つ、天叢雲剣は檀浦の戦いで表の歴史では行方知れずとなったが、その戦いで実は剣は折れ、当時のかの家は三種の神器が折れたことを隠すため行方不明とした。それから長いときが過ぎ、新たな二振りの刀に打ち直され、今に至る。それがその紫電だ」

 

「……」

 

「椎名の一族は来るべき戦い備え、その一族の血を僅かでも引いているために紫電を与えられてそれは一族の代表を意味する刀になった。かつて、日本武尊……ヤマトタケルが炎に巻かれ草を切って助かったあの話は実は炎を剣が打ち消したのが由来で、ステルス殺しの能力は紫電に、吸収し、放出する能力は震電に移った」

 

椎名の家でも極秘の話をぺらぺらと……

 

「だから、僕もその刀に敬意を称して名乗ろう。僕の剣はエクスカリバー、かつて伝説の王、アーサ王の聖剣さ」

 

天叢雲剣の劣化版対エクスカリバーかよ……

 

「語るべきことは語ったね。じゃあ始めよ……」

 

ガキイイインと鉄同士が激突して火花を散らす。

 

「なるほど速い」

 

こいつ、不可視の弾丸と同速の瞬影を見切りやがった。

瞬影は居合いから不可視の速度で抜いて戻す技だ。

刀とスクラマサクスの押し合いから離れたのをシャーロックが追撃してくる。

 

「こうだね」

 

「くっ!」

 

浅く頬を切り裂かれるがなんとかかわした、こいつ、一回見ただけで瞬影を真似しやがった。

 

「人の剣術パクりやがって!」

 

数合、シャーロックの高速で打ち合う。

突き、上段、中断、下段、ありとあらゆる場所からただ刀をぶつける。

大技を使えば撃ち込まれるため、ただ刀のぶつかり合いだ。

気を抜けば一気に刺し貫かれる。

剣には相当自信があったがシャーロックはコピーを除いても剣の達人であることを認識させられる。

ガアアアアンと再び、スクラマサクスと紫電が重なり、押し合いになる。

ワイヤーは使わない。

剣と剣の戦いにワイヤーは無粋だろう。

それに剣で挑まれた以上は負けたくないプライドが俺にはある。

 

達人同士は一瞬で決まるというがあれは正しくあり正しくない。

確かに、一瞬できまる戦いはあるが

実力が拮抗しているか、相手が嘗めてる場合はそうはいかない。

 

「っ!」

 

火花を散らして後退した瞬間、刀を上段右斜め上に構える。

刺突の最強技『滅壊』

 

くらえなどとは言わずにただ、技をシャーロックに放つ。

風を切って、圧倒的な速度でシャーロックの喉に迫るが

ガアアアアンとスクラマサクスが間に割り込んだ。

 

「何!」

 

シャーロックはスクラマサクスの剣の先で滅壊を止めた。

ミリ単位の位置に……

 

「条理予知といってね。君の放つ場所は推理できていた」

 

そう言いながらシャーロックが右斜め上にスクラマサクスを構える。

 

「くっ!」

 

ゴッと風を切り裂いてシャーロックの滅壊から右に転がってなんとかかわす。

 

「ふむ」

 

シャーロックはエクスカリバーて微笑みながら見ながら

 

「終わりかい?」

 

「くそ!」

 

立ち上がりながら刀を前に構えて距離を取る。

どうする。

どうしたらいい……大技を使っても奴には通じない。

ただ、コピーされるだけだ。

それに、打ち込む位置を完全に読む条理予知はもはや、未来が見えてる相手に戦うようなものだ。

まったく攻略法が見えない……

この圧倒的な男を倒すには……

 

「あれしかないか」

 

モード緋弾、あれを使うしかないが発動条件は掴めていない。

なら……

スゥと軽く息を吸ってからシャーロックに刀を向けたまま、動きを止める。

 

「むっ?」

 

シャーロックも何かが来ると感じた……いや、推理したのだろう。

そう、こいつを倒すには条理予知を超える攻撃が必要だ。

瞬影を更に超える限界を超えた一撃で決める。

 

「どうやら、次で決着のようだね」

 

シャーロックがエクスカリバーを構えながら言った。


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