魔法少女リリカルなのは~ご近所の魔法使い~   作:イッツウ

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またオリキャラです。


32・初めまして久しぶり?

 

 

 管理局のセーフハウス周辺。ここには今、6人の人影が見えた。

 

 管理局の提督リンディ。

 執務官のクロノ。

 その協力者のユーノとアルフ。

 そしてグレアム提督の使い魔リーゼロッテとリーゼアリアだ。

 一帯の異形どもを一旦片付けたクロノ達は、突如として救援に駆けつけた双子の使い魔へと問い詰める。

 当たり前だ。本来なら此処に居るはずのない人物なのだから。

 不測の事態にリンディがこの場に呼ばれたのは、当然であるとも言えた。

 

 そしてロッテとアリアの口からクロノにとって信じられない事実が明かされた。

 

「そんな……グレアム提督が?」

 

 茫然自失といった風貌でクロノは立ちつくす。他の面々も、明かされた事実に驚きを隠せないでいた。

 グレアム提督が早期から闇の書について把握していた事。八神はやてとも繋がりがあった事。そして彼女を犠牲にし、闇の書の封印を目論んでいた事。

 もちろんこれは違法的な方法での封印である。それでもグレアムはこの方法を選ぶつもりでいたのだ。つい最近までは。

 

「それで、お二人は何故今になってそれを明かすの?」

 

 リンディの問いも最もだ。11年間誰にも明かさず、自分の力のみで着々と準備を進め、計画の実行目前まで来ての告白。疑問を持たない方がおかしい。

 問いに答えたのはアリアの方だった。

 

「何も父さまはこの計画に心を痛めなかったってわけではないの。父様は自分を殺してまで、闇の書の封印を実行するつもりでいたの。けどある魔導師の存在を知った事で八神はやてを救いつつ、闇の書を封印できるかもしれないという可能性を見出したからなの」

「ある魔導師?」

「秋月蓮」

「!?」

 

 その名を知る4人はさらに驚く。

 

「ジュエルシード事件についても父さまは独自で調べていたの。そして事件の陰に『魔女』の存在を知った。そこで父さまは彼女なら何か方法が無いかと考えて交渉に乗り出したの」

「ちょ、ちょっと待って。魔女ってあの『魔女』? 彼女がそうだって言うの!? あれって都市伝説の類じゃないの!?」

 

 リンディが普段なら表さないような戸惑いを示している中で、他のみんなは『魔女』という聞き慣れない単語に疑問符を浮かべていた。

 そんなみんなの疑問を察したのか、アリアは本題を余所に疑問を氷解させる。

 

「『魔女』っていうのはその筋の世界でも知る人の少ない魔導師の通り名よ。誰も知らない……けど存在はしているはずと、あやふやな存在。管理局内で通り名だけでも知っている人ってごく僅かなんじゃないかしら」

 

 父さまからの受け売りだけどね、とアリアは締め括った。

 クロノは初めて聞いた都市伝説のような話に実感を得られないでいた。たしかに鈴から聞いた蓮の実力は並み大抵ではないと感じていたがそれほどの者とまでは思えなかったからだ。

 それについてはリンディも同様。確かに彼女の事を調べはしたが、得られた情報はどれも潔白を証明できるような物ばかりだった。だけど今のアリアの話を聞いてそれらの情報が全て偽物だったのかと思うほどでもあった。

 

「話を戻すわね。父さまは八神はやてを救いつつ、闇の書の封印を『魔女』に依頼したの。幸運だったのは『魔女』が八神はやてを知っていた事。どうやって知ったのかは知らないけどそのおかげで交渉は成功。私とロッテ、『魔女』は今までそのために動いていたの」

「つまり、今回の救援と事実を打ち明けたのは罪滅ぼしのようなモノなのね」

「救援に関してはこちらとしても想定外だったのだけどそう取ってもらっても構わないわ」

 

 話に一区切りが付く。

 各々の思いが馳せる中で一番心境が複雑なのはクロノであった。尊敬する恩師が実は犯罪行為に走ろうとしていましたとなると、自身の恩師として――そして執務官という立場としてそれも当たり前だろう。

 そんなクロノを諭すように双子の片割れ、ロッテはクロノの頭を撫でながら優しく語りかける。

 

「クロスケ、父さまを許してとは言わないわ。けど父さまは長い時間をかけての計画を捨ててまで、最終的には良心を選んだの。その気持ちを汲み取ってあげて」

「……君に言われなくてもわかってるつもりさ」

「……そう」

 

 クロノもロッテもそれ以上は何も言わなかった。変わりに次いだのはアリアの方であった。彼女は懐から1枚のカードを差し出す。

 

「これは?」

「父さまからよ。ストレージデバイス氷結の杖『デュランダル』。本来ならこれを用いて闇の書を封印するつもりだったけどこうなった以上あなたに託した方が良いと父さまが判断したの」

「……」

「それと父さまからの伝言よ。すまなかったって…」

「提督…謝る相手が違うでしょうに」

 

 託されたカードをクロノは力強く握り締める。未だに胸中は様々な想いが過ぎっているクロノではあったが、不思議とさっきまでのモヤモヤした想いは流れ去っていた。

 そんな中、陰湿とした雰囲気に耐えられなくなったのか、空気を変えるように言葉を発したのはアルフであった。 

 

「それで? あんたらと蓮は今まで何をしていたのさ?」

「私達は改悪された闇の書をどうにかできないかと思い、色々と調べました。そしてその可能性を秘めるロストロギアに辿り着き、それの入手を優先しました」

「大変だったんだよ~。あの人って私らを容赦なく動かすんだもん。まぁおかげで目的の物も手に入れられたんだけどね。本来なら今日はそれを届けるだけだったんだよ。そして来てみれば闇の書は勝手に覚醒。否応無しに巻き込まれたってわけよ」

「目的の物って?」

「闇の書は本来、収集蓄積型の巨大ストレージ。様々な技術を収集し、研究するために作られた…言ってみれば資料本。『魔女』は資料本という所に眼を付け、調べたの。さて問題。通常、本を作成するにあたって必要なのは記入する事柄、記入する媒体、そして?」

「記入できる媒体、つまり『筆』ですね?」

「さすがは考古学者ね、その通りよ。闇の書…夜天の魔導書には作成されたと同時にその『筆』にあたる物も作成されていたの」

「つまり、その『筆』が改悪されたプログラムを書き換えられるかもしれないって事ですか?」

「ええ。『蒼天の筆』。それが正式名称よ」

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

 夜の闇に包まれた結界内部の海鳴市。その街に面する海の海上では、ある一つの演舞の如き死闘が繰り広げられていた。

 方や灰色のローブに身を包んだ少女。方や白カッターの成人女性。

 互いが海上を縦横無尽に飛び回り、幾何学紋様の魔法陣を広げ、魔法を繰り出す。その度に溢れる魔力光が海上の闇を照らす。

 結構な間その死闘を繰り広げていたのだろう、少女――ジーン・マクスウェルは徐々にだが内心の苛立たしさを滲ませていた。

 

「何時まで逃げ惑うつもりだ! 大人しくワシの糧となれ!」

「だが断る」

「チッ…」

 

 ジーンはその手を女性――蓮へと向ける。

 周囲に幾つもの魔法陣が展開され、その中央から機関銃のように絶え間なく光が放たれる。

 

「ふっ、ほっ、っとぉ」

 

 だが蓮はそれを容易くかわす。宙を蹴り、360度の空間をリズムを取るようにステップでかわす。空中でありながらまるで大地で戦うかような姿は蓮の得意とする戦法である。

 一般的な魔導師の空中戦は飛行を駆使しての戦いとなるが蓮の空中戦は少し違った。

 彼女の空中戦は文字通り宙を踏み、宙を蹴り、宙を駆ける。空という舞台でありながら彼女はその都度展開される足元の小さな魔法陣を足場にし、空をあくまでも大地の延長線上のように空間を見立てた戦いをするのだ。

 

「ちょこまかと!」

 

 言葉の端から焦れたように思わせるジーンであったがその実、冷静なものである。回避を続ける蓮の動きを把握し、機会を窺っていた。

 そして――

 

「捕まえたぞ!!」

 

 ジーンは丁度、自分の頭上を位置取る蓮へと一際大きな砲撃を放つ。

 その魔法は以前になのはから蒐集した際に会得したディバインバスター。術者の力量が違えば威力が変わる。その砲撃はなのはのソレを遥かに凌駕する。照射されるなのはのモノよりも幅広い魔力の光線。

 非殺傷で設定されているその砲撃はとうとう蓮を捉えるが――

 

「ッ!! バカな!?」

 

 ジーンの表情が驚愕のソレへと変わる。何故ならその眼には信じられない光景が飛び込んできたのだから。

 未だに照射され続けれ魔力の砲撃。凶悪なまでの魔力の波に蓮は乗っていた(・・・・・)

 一言で表すならサーフィン。

 荒れ狂う魔力の奔流の上を蓮は板に見立てた防御魔法の陣に乗り、ジーンの元へとかなりの速度で滑っていく。

 防御魔法の硬度が高ければ魔力の奔流に弾けれ、低ければそのまま砲撃魔法の餌食となる。それを見極める力量云々だけでなく、それを思いつく発想、実行する度胸が無ければ成立しない荒業。

 破天荒で非常識な手段ではあるが、最短距離でジーンに接近ができる。

 

 ディバイバスターの性質上、ジーンは身動きを取れないでいる。つまり、そのまま蓮の接近を許してしまう。

 彼女の眼には右手をポケットに突っ込み、こちらを冷たく見据える蓮の姿。ジーンには右手をポケットから抜く姿がスローモーションのように映る。

 そしてジーンはさらに有り得ないものを見た。

 蓮の抜き取った右手に握られた物、それはチェーンを通した羽根を象った銀細工。ちょっと街を廻れば見つけられそうな細工物。

 普通の人が見れば何も感じないような代物だがジーンは違う。彼女の記憶ではソレは既にこの世から失われた物なのだから。

 彼女の記憶の中においてその代物は自身を滅ぼす唯一の毒と認識されている物なのだから。

 蓮の右手に掛けられた銀の羽根、それをジーンの額へと叩き付ける様に持って行く。

 

「『蒼天の筆』よ! 『夜天の魔導書』を在るべき姿へと戻せ!!」

 

 銀の羽根から光が溢れる。光を発する銀の羽根はそのまま光の粒子となり、ジーンへと吸い込まれていった。

 

 

 

 

 

 ここまで思惑通りに事を運んだ蓮であったが、内心では全く余裕が無かった。

 そもそも蓮はこのタイミングで闇の書が覚醒することでさえ想定外だったのだ。

 ある人からの依頼で闇の書をどうにかする方法を模索していた。その手段としてこのロストロギア『蒼天の筆』をかなりの無茶をして入手し、事前に万全の準備を施した上で闇の書をどうにかするつもりでいたのだ。

 だが自身の与り知らぬ所で闇の書は覚醒。予想だにしなかった形でだ。ぶっつけ本番でこのロストロギアを実戦投入だ。

 入手の際に自身の魔力の大半を消耗した彼女は長期戦だけは避けたかった。だからこそ、ジーンの意表をつきロストロギアを使用するという作戦をとったのだ。

 

「あ…ガッ……ああああAあああアアあああアアぁaaaぁァァぁぁああぁアアあーァァァァaaaぁぁぁaぁぁァァぁぁーーーーー!!!!!!!!」

 

 成功。

 蓮の目の前ではジーンがまるで人の者とは思えない奇声をあげている。

 蓮は知る由も無いが、この『蒼天の筆』によってジーンは内部から自身の存在を書き換えられている最中。

 今のジーンという存在は飽くまで闇の書に印したジーンの記録を元に構成された存在。それを書き換えられるという事はジーンという存在の消滅を意味している。

 まるでウィルスに侵されたPCの如く、初期化を行うPCの如く。

 ジーンという存在はもの凄い勢いで侵されていった。彼女も消え入りそうな自我を必死に保ち抗うが『蒼天の筆』の方が圧倒的に速い。このままジーンはその長きに渡る自己の存在に終止符が打たれる。

 だからこそ狂おしいまでに『生』を渇望する彼女の本能が働いた。

 

「なっ!?」

 

 未だ『蒼天の筆』を突きつける蓮の首元へと腕を伸ばすジーン。

 その体ははやて――子どものモノでありながら籠められる力は大人以上のモノである。蓮の首を捉えるジーンの腕。ギリギリと締め付けるジーンの瞳は焦点が定まっていない。もはや思考も正常に働いていない。

 これが何百年と生を渇望する亡霊の執念。その執念が蓮を上回った瞬間でもあった。

 

「グッ…」

 

 振り解こうとする蓮だが彼女にも碌に力も残されていないため、振り解くことさえ困難。気道を塞がれ、呼吸がままならない。徐々に暗転してゆく視界、抜けていく事を実感できる体の力。

 そして自分のナニカが奪われていくような虚脱感。それが闇の書によって取り込まれる予兆だと理解するのは難しくなかった。

 

 彼女は己の失態を呪った。

 もはやここまで侵されたのではどうしようもなかった。もはや彼女は残された皆に希望を託すのみ。

 

(すまない、後を…頼む……鈴)

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

「主ッ!」

「蓮さんっ!」

 

 遅かった。

 守護騎士は主の危機に間に合わず。なのは達は目の前で蓮が消え行く光景をその眼に映した。

 あまりの自体になのは達は動けずにいる。彼女らの師であり、大切な人の消失。誰にも負けないような人だと思っていただけに余計に信じられずにいた。

 そんななのは達を余所に、未だにもがくジーンはその焦点の定まらない眼を泳がせ、何時の間にか傍に駆け寄っていた守護騎士へと向けて声を漏らす。

 

「ギ…Ga…s、シュゴ…きsi……ヨ。命ズ……る、kO…ろセ…」

 

 言語としての形を保っているかどうか怪しいものではあったが確かに漏らした。恐ろしい事にジーンは『蒼天の筆』の影響により、自身の存在を侵されている最中でありながら未だに自我を保っているのだ。

 さらには守護騎士へと命じた。

 殺せ…と。

 げに恐ろしきかな亡霊。その執念には逆に尊敬すらも覚えてしまう。

 

了解(ヤー)

 

 命令を受け、途端に機械のような忠実さを示す守護騎士。

 さらにはそれだけではなく、ジーンは魔法を行使する。間を置かずして展開されたのは見慣れた魔法陣。

 だがそのサイズは見慣れない程に巨大なモノ。血の様に紅く染まった魔法陣が円環、収束、そして発動される。

 紅黒い光が周囲を照らし、治まった時には2体の巨大な姿が確認された。

 

 1体は巨大な翼に凶悪な爪を携えた手足、裂けた口元から覗くは牙。それは神話などで語られる”竜”という種族が当て嵌まる姿だった。

 

 もう1体は”亀”という種族がピッタリと当て嵌まる。

 だが違うのは竜と同じように牙と爪が確認できる事と尾には刃が生えている事。そして背負う甲羅は隆起、突起の激しい荒々しい形状。”亀”というより”玄武”の方かも知れない。

 

 共に共通するのは街中に現れた異形のように黒一色で染め上げられた――まるで影が形になったような姿だという事。そしてこの2体が街中の異形どもと同じように召喚されたモノだとも容易に想像できた。

 

「あれは古代種? こんなモノまで召喚できるの!?」

 

 その2体の召喚獣を召喚に反応したのはプレシア。

 この様子に彼女はこの2体に対しての合致する知識があったようだ。他のみんなもその2体に関する知識は無いのだが直接肌で感じる威圧感に警戒レベルを高める。

 

 守護騎士達はジーンへと背を向け、なのは達と相対する形に。

 相変わらずその瞳には光が宿ってはいない。鈴と合流し、道中説明を受けたアリサ達ですらその姿には哀れみさえも感じずにはいられなかった。

 

 立ち向かうは、鈴・ヴィータ・なのは・アリサ・すずか・フェイト・プレシア。

 

 迎え討つは、シグナム・シャマル・ザフィーラ・古代種の2体の竜。

 

 この戦いの行き着く先はわからなかった。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

『蓮』

 

 

「…ぅん?」

 

 ふと居眠りから覚めたような私は現状をぼうっとしてる。だがそれも一瞬、すぐに現状を理解しようと頭を働かす。

 

「な…ぜ?」

 

 なぜここに居るのかと考えるがどうにも思い出せなかった。不本意ではあるが一旦保留する。

 次は周囲を窺う。

 見ればアンティーク調に彩られた古風な洋式の木造建築。幾つか並ぶテーブルにイス。そしてカウンター。何処かの店である事が窺える。一瞬、翠屋かとも思ったがそれよりもさらに古い造りの店である事からそれを否定する。

 というより私はこの店には覚えがある。

 この静かで落ち着く雰囲気漂う喫茶店。それは嘗て彼女がよく利用していた翠屋とは別のお気に入りの店。海鳴市に来る以前の土地に建っていた店。

 そして友人との思い出の店でもあった。   

 

「お待たせ~蓮ちゃん♪」

 

 背後から力の抜けるようなのんびりした声がかかる。

 眼をやれば1人のエプロン姿の女性がコーヒーの乗ったトレイを両手にやって来た。私もよく知っている人物でもあった。

 艶やかで豊かな黒髪を束に纏めて結い上げた姿。造りが童顔な顔は何がうれしいのか何時も疑問に思う笑顔。背丈も一般女性の平均に比べれば随分と低い。

 そのせいで漂う雰囲気はのんびりしたような子供に見えなくもない。その独特の雰囲気に振り回された回数は数知れず。

 見た目は20歳に達しているかどうか怪しく見えるが彼女はこれでも30をとうに超えている。そして一児の母親と来たもんだ。この未成年でも通用しそうな風貌でだ。

 

(まぁ、私も人の事は言えないか…)

 

 そう言えば私は何歳になったんだろうか?

 途中で数えるのが億劫になったからな。今度、時間をかけて逆算してみるか。

 

「蓮ちゃん、コーヒー冷めるよ?」

「ん? あぁ……すまない、美樹」

 

 私の対面に座ったこの女性の名は『東美樹(あずまみき)

 

 私の友人であり、そして鈴の『東健司(あずまけんじ)』の本当の母親である。

 

 

 んっ?

 鈴って誰だ?

 





俗に言うロリ巨乳な母親出現。

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