オラリオに半人半霊がいるのは間違っているだろうか? 作:シフシフ
投稿が著しく遅れるやも知れませぬ。
あっ、それと挿絵を書いた(テスト勉強中に集中が切れたので)んですが・・・次の話の奴ですけど・・・載せますか?要らないなら載せないですが・・・あ、勉強中に書いたのでノートですけどね描いた所が。
絵は上手くないよ(小声)
「おーい、起きろ妖夢。ステイタス更新するぞ」
宴会の翌日、俺、タケミカヅチは妖夢のステイタスを更新するために妖夢達の部屋を訪れた、二日酔いなのか、まだ反動が残っているのか、8時になっても妖夢は起きなかったので少し罪悪感はあるものの叩き起す。
「は、はーい・・・あぅ・・・頭が・・・」
「まったく・・・これからは気をつけろよ?」
「はい、わかりましたぁ・・・」ガクッ!
全く・・・無茶しないで貰いたいのだがな・・・。
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【魂魄妖夢】
所属:【タケミカヅチ・ファミリア】
種族:半人半霊
【ステイタス】
Lv.2→3
「力」:I0
「耐久」:I0
「器用」:I0
「敏捷」:I0
「魔力」:I0
「霊力」:I0
アビリティ:【集中:E+】【剣士:I】
スキル
【半霊 (ハルプゼーレ)】
・アイテムを収納できる。収納できる物の大きさ、重さは妖夢のレベルにより変化する。
・半霊自体の大きさもレベルにより変化する。
・攻撃やその他支援を行える。
・半霊に意識を移し行動する事ができる。
・ステイタスに「霊力」の項目を追加。
・魔法を使う際「魔力、霊力」で発動できる。
【刀意即妙(シュヴェーアト・グリプス)】
・一合打ち合う度、相手の癖や特徴を知覚できる。打ち合う度に効果は上昇する。(これは剣術に限られた事ではない)
・同じ攻撃は未来予知に近い速度で対処できる。
・1度斬ればその生物の弱点を知る事が出来る。
・器用と俊敏に成長補正。
【剣技掌握(マハトエアグライフング)】
・剣術を記憶する。
・自らが知る剣術を相手が使う場合にのみ、相手を1歩上回る方法が脳裏に浮かぶ。
・霊力を消費する事で自身が扱う剣術の完成度を一時的に上昇させる。
【二律背反(アンチノミー)】
・前の自分が奮起すればする程、魂が強化される。強化に上限はなく、魂の強さによって変化する。
・使用する際、霊力が消費される。
NEW・発動中ステイタスの強制連続更新。
魔法
「楼観剣/白楼剣」
詠唱①【幽姫より賜りし、汝は妖刀、我は担い手。霊魂届く汝は長く、並の人間担うに能わず。――この楼観剣に斬れ無いものなど、あんまりない!】
詠唱②【我が血族に伝わりし、断迷の霊剣。傾き難い天秤を、片方落として見せましょう。迷え、さすれば与えられん。】
詠唱「西行妖」
【亡骸溢れる黄泉の国。
咲いて誇るる死の桜。
数多の御霊を喰い荒し、数多の屍築き上げ、世に憚りて花開く。
嘆き嘆いた冥の姫。
汝の命奪い賜いて、かの桜は枯れ果てましょう。
花弁はかくして奪われ、萎れて枯れた凡木となる。
奪われ萎びた死の桜、再びここに花咲かせよう。
現に咲け───冥桜開花。西行妖。】
【ーーーーーーーー】
「???」
【覚悟せよ】
超短文詠唱。
補助の詠唱が必要。
・技の完全再現。
覚悟せよ、代償は存在し、得るのは力。過ぎた力は肉体を滅ぼし、過ぎた欲望は魂を穢す。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・な!?・・・ステイタスが
「タケ?どうかしたんですか?」
「い、いや・・・何でも、無いぞ?」
なるほど、これが
「アハハ、もしかしてタケも二日酔いですか?」
この時俺は理解したのだろう、妖夢が如何に無茶な事をやってのけたか。きっと俺は感覚が麻痺していたに違いない。たかがレベル4、そう思っていたのだろう、レベル5と戦える妖夢ならと、そう思っていたのだろう。だが忘れてはいけなかった。べート・ローガは最後の一瞬しか本気を出さなかった事を、レベル4が相手でも紙一重を繰り返し、不意を突いてやっと倒せる事を。
妖夢は天才だ、それは胸を張って豪語できる。きっとこと剣において右に出る者はこのオラリオに片手の指ほども居ないだろう。
そう、妖夢は天才だ、だが、果たして今回の戦いは・・・後先を考えず全てを出し切る様な戦いは天才の物だろうか、違う。・・・それだけ追い詰められたのだろう、後先を考える暇もない程に。
こんな小さな体でよく頑張った、こんなに細い腕でよく耐え凌いだ。褒める言葉はいくらでもいるある、けれど言葉が出ては来ない。
三ヶ月にも満たない時間でレベル2からレベル3へ、二つ名が与えられる前にランクアップ・・・余りにも速すぎる。
俺は妖夢を抱きしめた、その顔は以前よりやつれている、妖夢が使った技は以前から庭で一人練習していた「一刀修羅」という物らしい、その日1日の全てを1分に凝縮する技だそうだ。だがそれにしては余りに反動が強すぎた、技が失敗したのかはわからない。だが、2度と使わないで欲しい。
「ふぇ!?なな、何を!?」
「すまないな妖夢、俺が不甲斐ないばかりに・・・!こんな、こんな短期間でのレベルアップなんて・・・すまん!悪かった!」
心から謝罪する、アルカナムを使う事の出来ない俺ではきっと何の役にも立たないだろう、だが、出来ることは何だってやろう、死地に赴こうとするのなら全力で止めよう、共に泣き、共に怒ろう。そんなことしか俺には出来ないのだから。
「・・・タケは不甲斐なくなんて無いです。タケや命達が居なければ私は此処には居ません。・・・私はあなた方を守りたいんです、そのためには力が必要です、速さが、鋭さが。」
まるで、子を宥める母のように、妖夢は俺を抱きしめ返し、暫くしてその顔を上げ、凛とした表情で話し出す。
守りたい、そう語る妖夢の目は何処までも―――刀の様だった。
どれどれ〜?どれだけステイタス上がったかなー。
・・・あれ?・・・あの?・・・まだ、二つな・・・貰ってない・・・よ?あ、あれ?これいいの?俺まだ酔ってるのかな、ははは。ステイタスが、可笑しいなぁ。
「・・・・・・」
た、タケの表情筋がピクピク引き攣ってる・・・!怒られるか?これは怒られるのか?!と、思っていた俺は急に抱き締められる。
「ふぇ!?なな、何を!?」
驚く俺を無視してタケは話し始める。嗚咽が混じってるのは気のせいではないと思う。
「すまないな妖夢、俺が不甲斐ないばかりに・・・!こんな、こんな短期間でのレベルアップなんて・・・すまん!悪かった!」
く、苦しい・・・おいおい仮にもレベル3ですよ?!どんな力で抱きしめてるのタケ!?し、しかしなんだ・・・突き放すのは何か違う気もする・・・取り敢えず勘違いしてもらう訳にはいかないので弁解しよう。
「・・・タケは不甲斐なくなんて無いです。タケや命達が居なければ私は此処には居ません。・・・私はあなた方を守りたいんです、そのためには力が必要です、速さが、鋭さが。」
ふふふ、真剣な目をして真剣な声音で話せば大抵どうにかなるもんさ、まぁちょっと14歳病が入ってる気がするが本気でそう思っているんだけどね。
・・・にしても抱き締めたのは余計だったか?アニメでよく見るからやってみたんだけどな。
「で、では。そろそろ約束の時間なので行ってきますね!」
そう言って俺はその場を後にした。この後はベル君達と訓練なのだ、メンバーは俺達タケミカヅチ・ファミリアとヘスティア・ファミリア、それにアイズ何かが来る事になっている。あれだ、原作で言うとベルとアイズの秘密の特訓だ。・・・・・・ごめんなベル君・・・アイズと2人きりになれなくなってしまった。ちなみに場所は此処の庭である、フッフッフッ、庭を破壊なんてしたら俺は怒るぞ、此処に越して来てずーっと手入れして来たのだから壊されたら怒るぞ。
「おーい!妖夢早く来いよ!みんな待ってるぞ!」
俺が庭に出ると桜花が俺を呼んで手を振っている、辺りにはベル君やリリルカ、アイズや命達がこっちを見ているのが分かる。
「はい!今行きます!」
〜訓練初日〜
「そこっ!」
カンカンと軽い音が響く、それは2振りの木刀がぶつかり合う証拠だ。命が素早く振り下ろした一撃は、しかし妖夢に防がれる。
「シッ!」
鋭い息と共に命に一撃が迫る、妖夢の横薙ぎの一閃だ。命はそれを見事に往なした後返す刃で斬り返す。そんな攻防が1通り続いた後互いに後ろに飛び退く。
「・・・では、行かせていただきます・・・!」
命が腰を少し落とし、刀を顔の横まで上げ、刃を上に向け刀の峰に手を添え、構える。―命が習得した技の一つだ、その名を牙突壱式、破壊力はオリジナルに遠く及ばない、妖夢にも及ばないものの、その威力は十分にモンスターを倒せるだけはある。
「牙突――壱式ッ!!」
気迫と共に駆け出す命、視界が狭くなり妖夢を貫こうと加速する。しかし、それを妖夢は縮地用いて一気に近づき自分の木刀の柄を命の木刀の切っ先に押し当てる事で技の発動を阻止する。
「っ!ならば!」
命は妖夢の腹を蹴り距離をとる、そのまま時計回りに走って接近、逆袈裟斬りを放つ、妖夢はその攻撃をひょいひょいと躱しながら無色透明な半霊よる体当たり攻撃を放つ。
「くっ!?」
しかしその不意打ちは命が全力で体を後ろに倒す事で回避される。命は勢いのまま後方宙返りをして体制を整える。命は内心焦る、何故ならついこの間よりも遥かに速かったからだ。
「(普段より・・・速い!?・・・まさかレベルが!?)・・・行きますっ!」
「どうぞご自由に・・・来れるものなら、ですが!」
そんな挑発と共に空中に半霊が姿を現し弾幕を放つ。雨のように降る弾幕を素早く左右に動く事で掻い潜りながら妖夢の方へと命は走る。そこに妖夢はまだ間合いに入っていないと言うのに刀を横に振るう。その行為に命は目を見開き跳躍した、途端に3列の弾幕が斬撃の軌跡から放たれる。着地と同時に前転し受身をとり、更に接近する。
「届いたっ!」
「お見事です・・・が!まだ終わりません!」
命が間合いに妖夢を捉えた、が、それは向こうも同じ、再びつばぜり合いからの連撃が始まる。
突然だが現在の訓練内容を説明すると、妖夢とアイズがレベルが1番高いため受ける側、その他メンバーが一人ずつ攻撃側をすると言う物だ。つまり1VS1の実戦形式の訓練となっている。つまりアイズも現在誰かを教えている・・・と思うのだろうが・・・どうだろう、アイズの近くには死体の山・・・否、気絶したベル、桜花、千草、そして何故かリリが積み重なっていた。一番長く戦えたのは桜花だ、時間にして10秒、千草は3秒、ベルとリリは1秒ともたなかった。
だが決して彼女を責めないで欲しい、真面目にやった結果がアレなのだ。本人は申し訳なさそうに縁側にちょこんと座り緑茶を啜っている。何故か和菓子ではなくジャガ丸くんが隣に山積みになっているが。
再び2人の距離が離れた時、互いに構えが変わる。
妖夢は刀をぶらりと下げた、構えなどない無形の構え。それに対し命は腰に佩く様な居合の構えだ。
「では行きますよ命!」
「・・・はいっ!」
〜訓練2日目〜
「さあ来てくださいベル・クラネルさん!」
妖夢の一言にベルはゴクリと喉を鳴らし構える。
「私はアイズの様に優しくはありませんよ。――――気絶しない様手加減しますね?」
つまりボコボコにされる!?ベルは本能的に理解する、でもここで引くわけには行けない、とベルは前に駆け出した。
「うおおおおおぁ!」
ベルの武器はナイフとバゼラートに重さや長さが似ている木刀だ。それに対し妖夢は未だ武器を抜かない・・・木刀を腰に引っ掛けているままだ。
「ハッ!やっ!てぇいっ!」
ベルの連撃を、僅かに体を逸らすことで避けていく妖夢、目は真剣だ。体の使い方の癖や、攻撃する際の隙の出来方など、細かい所までしっかりと確認しつつ、自分も新しいレベルに体を慣らそうと確認をする。
「くっ、当たらない!」
ベルの攻撃はヒュンヒュンと空を切るばかり、ベルとリリ以外は気付いたが、常に妖夢は間合のギリギリに位置を調整しているのだ、武器が当たると思わせてそこは間合いの外。
「頑張ってください、器用値が上がりますよ。それと力み過ぎです。」
「はいっ!ファイアボルトオオオオオォ!」
余りに唐突な魔法、速攻魔法のファイアボルトだ、ちなみにこの訓練は「不意打ちも戦法の一つ」であるため、いつでも使っていい事になっている。
しかし、ベルは大きな間違いを犯した、それはベルの手が花壇に向かって向けられていた事だ。唐突に放たれた魔法を思わず躱してしまった妖夢は驚き振り返る。
「か、花壇が!半霊!」
妖夢の指示に半霊何のタイムラグもなく反応すると雷炎を追い越して花壇の前に浮遊し、形を変え始める。
『反射下界斬ッ!』
赤い目をした妖夢、つまりハルプが放った斬撃は白い円盤状の物体を作り出し見事ファイアボルトを跳ね返した。・・・結果。
「ケホッ・・・すみません・・・妖夢さん」
「こちらこそ・・・さて、耐久力を上げましょうか」
ベルは自身のファイアボルトが頭上を通りすぎ(カスっていた気がするが)見事なアフロヘアーになってしまった。引きった笑みを浮かべた妖夢にその後ベルはボコボコにされたが。
ちなみにアイズの方はと言うと・・・やはり人が積み上がっていた。
その後は全員が起きてから(ベルのアフロヘアーはいつの間にか治っていた)は技の練習につぎ込んだ、この前ロキ・ファミリアで訓練した時とは違い、それぞれ違う技を教えられる事になった。
ベルは小太刀二刀流の回天剣舞・六連や、キリトのスターバースト・ストリームなど、命や千草はるろ剣の技を、桜花はムシブギョーの富嶽鉄槌割りやその他剛の剣を。
アイズは滅界やクレイモアなど。全員がそれぞれの技を妖夢に教わりながら日は流れた。
そして今日、僕は外壁の上でアイズさんと2人きりだ。・・・どうしてこうなったんだと内心ドキドキしながら緊張する、妖夢さんたちとの訓練はすごい厳しかったけど楽しかったとも思う。妖夢さんが相手だと全身痣だらけになってやっと気絶、という流れなのにアイズさんが相手だと一瞬で気絶する、妖夢さん達も思わず苦笑いしていたし・・・、でも妖夢さんは押されていたけど普通に5分以上戦ってたし・・・いや、あの人が可笑しいだけかな?
「・・・どうしたの?」
そんな事に現実逃避しているとアイズさんが話しかけてくる、ドキッ!と心臓が飛び跳ねる。アイズさんは天然だからなぁ・・・今日の訓練は訓練になるのだろうか・・・。
「だ、大丈夫デス・・・」
「・・・行くよ」
「はいわかrマシタッ!」
うぐっ・・・意識が飛ブ・・・。
目が覚めた僕はアイズさんに膝枕されていてとても驚いたが今はもっと驚いている。何があったかを簡単に説明すると、「寝るのも訓練zzzzzz」だ。
天然のアイズさんの事だから多分眠くなったんだと思う。そして―――。
『やれーーー!そこじゃーーー!ベルーーー!キスじゃ!ちゅーじゃよーーー!』
『駄目だよベル君!そんな事はこの僕が許さない!君がキスをしていいのは僕だけだ!』
『何じゃとこのチビスケ!男のロマンが分からんのか!』
『フンだ!わかりたくなんかないね!いいかいベル君?そんな事はやっちゃ行けないんだ!』
『おいおいアンタら何やってんだよ・・・おいベル・クラネル?コイツらはほっといてちゃんと昼寝の訓練しとけよ?ダンジョンなら本当に必要だからな?』
『なっ!?なんで妖夢くんがここに!?てか口調が男らしい!』
『男の娘か!?・・・いや俺っ子じゃな!?いいぞー!ベルーーー!ハーレムは順調のようじゃなーーー!』
『おんおん?誰がハーレム会員だこのボケナス、俺がこんな色欲野郎について行くわけn』
『『色欲何かじゃないやい!(色欲の何が悪い!英雄は欲を好んでこそじゃろうが!)』』
『お、おう・・・まぁ、ベル・クラネル・・・気にしたら負けだ。』
・・・とこんな感じの謎空間が僕の頭の中に生成されている。・・・おじいちゃん・・・神様・・・何やってるんですか……。
俺だよー。いやーベル君もなかなか筋がいい・・・。と、タケに呼ばれていたんだったか・・・何じゃろな?
「タケ?入りますよ?」
麩を開けると既に布団が敷かれており、その隣にタケが正座して待っていた、・・・なんか犯罪臭がしそうな光景ではあるもののもはや慣れたので気にしないぞ。
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【魂魄妖夢】
所属:【タケミカヅチ・ファミリア】
種族:半人半霊
【ステイタス】
Lv.2→3
「力」:I0→52
「耐久」:I0→43
「器用」:I0→H 123
「敏捷」:I0→H 108
「魔力」:I0→10
「霊力」:I0→22
アビリティ:【集中:E+】【剣士:I】
スキル
【半霊 (ハルプゼーレ)】
・アイテムを収納できる。収納できる物の大きさ、重さは妖夢のレベルにより変化する。
・半霊自体の大きさもレベルにより変化する。
・攻撃やその他支援を行える。
・半霊に意識を移し行動する事ができる。
・ステイタスに「霊力」の項目を追加。
・魔法を使う際「魔力、霊力」で発動できる。
【刀意即妙(シュヴェーアト・グリプス)】
・一合打ち合う度、相手の癖や特徴を知覚できる。打ち合う度に効果は上昇する。(これは剣術に限られた事ではない)
・同じ攻撃は未来予知に近い速度で対処できる。
・1度斬ればその生物の弱点を知る事が出来る。
・器用と俊敏に成長補正。
【剣技掌握(マハトエアグライフング)】
・剣術を記憶する。
・自らが知る剣術を相手が使う場合にのみ、相手を1歩上回る方法が脳裏に浮かぶ。
・霊力を消費する事で自身が扱う剣術の完成度を一時的に上昇させる。
【二律背反(アンチノミー)】
・前の自分が奮起すればする程、魂が強化される。強化に上限はなく、魂の強さによって変化する。
・使用する際、霊力が消費される。
・発動中ステイタスの強制連続更新。
【唯一振リノ釼デ有ル為ニ(ただひとふりのつるぎであるために)】
・一刀流の剣術を使用中である時全ステイタスがアップする。
・一念を貫く間は効果がある。
・想いの強さで効果が向上。
【弍刀ハ壱刀ニシテ弍刀ニ有ラズ(にとうはいっとうにしてにとうにあらず)】
・二刀流の剣術を使用中である時全ステイタスが大幅にアップする。
・戦う意志が存在し、意志が統一されると効果発動。
魔法
「楼観剣/白楼剣」
詠唱①【幽姫より賜りし、汝は妖刀、我は担い手。霊魂届く汝は長く、並の人間担うに能わず。――この楼観剣に斬れ無いものなど、あんまりない!】
詠唱②【我が血族に伝わりし、断迷の霊剣。傾き難い天秤を、片方落として見せましょう。迷え、さすれば与えられん。】
詠唱「西行妖」
【亡骸溢れる黄泉の国。
咲いて誇るる死の桜。
数多の御霊を喰い荒し、数多の屍築き上げ、世に憚りて花開く。
嘆き嘆いた冥の姫。
汝の命奪い賜いて、かの桜は枯れ果てましょう。
花弁はかくして奪われ、萎れて枯れた凡木となる。
奪われ萎びた死の桜、再びここに花咲かせよう。
現に咲け───冥桜開花。西行妖。】
【ーーーーーーーー】
「???」
【覚悟せよ】
超短文詠唱。
補助の詠唱が必要。
・技の完全再現。
覚悟せよ、代償は存在し、得るのは力。過ぎた力は肉体を滅ぼし、過ぎた欲望は魂を穢す。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「「「ファ!?新しいスキルが二つ!?」」」
き、今日もオラリオは平和です。
で終われるか!馬鹿なのしぬの!?訓練するまで無かったじゃないですかヤダー!なにがトリガーになってんだよ!?てかタケは更新の時に知覚できなかったんかい!
・・・ってそうか、アンチノミーで強制的に更新されたから神が汲み上げないと行けないスキルは出て来なかったのか!なるほど納得した。どうやらタケも同じく納得したようだ。・・・良かったアンチノミーのせいでタケの存在意義がーとか言う独り言はもう聞かなくて済みそうだ。
「ふっ・・・」
なんか嬉しそうだなタケwww。・・・にしてもいきなり和風だね!?なんか命達は皆和風なスキルなのに俺だけドイツ語って言う若干の疎外感を感じていた矢先にいきなり和風だね!?嬉しいから許すけど。
「よしっ!ダンジョン行ってきます!」
俺は駆け出した、ダンジョンに向かって・・・!
「じゃあ・・・俺も出掛けるか」
ん、タケも出かけるのか。最近よく出かけてるけど・・・どこいってるんだろうな?バイトかな?ま、いっか、ヨッシャー!金を稼ぐぞー!
次回!神様視点その他諸々!
後書きに書く事が無くなりかけているぜ!
【反射下界斬】
魂魄妖夢の原作技。相手の魔法や弾幕を跳ね返すことが出来る。発生は一瞬なので使いやすい。