不慣れですが、よろしくお願いします。
序章
○序章
ザワザワ・・・ ガヤガヤ・・・
東京都某市のとある街道にたくさんの人々がごった返している。そんな中、一際目立つ青年達が四人いた。
一人目は、耳が隠れるほどの赤髪でスポーツ特有の肌焼けをして、少し筋肉質の体をしている青年。
二人目は、逆立った髪型をしており、緑色の目でホストのように服を着崩して、周りと比べて少し背の高い青年。
三人目は、茶髪で見た目は普通の学生だが、その周りは誰もおらずとても近寄りがたいオーラが出ている少年。
四人目は、青髪で金色の目をしており、フードを被り、イヤホンをつけてリズムに乗っている青年。
その青年達は、お互い別々の方向から歩いて来ており、交差点の真ん中当たりをすれ違い、また雑踏の中へと消えていった。
そこへ、金髪で日傘を射した紫色のドレスを着ている女性が四人がすれ違った場所を見つめ呟いた。
「見ィ~つけた♪」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
人が溢れ返った場所を抜けて、逆に静かな住宅街のマンションの一室に必要最低限の家具しか置かれていない部屋に、赤髪の青年が入ってきた。部屋の電気のスイッチが分かるあたりここの住人だと思われる。そして、青年は机の上に手紙がポツンと置かれていることに気付きました。
(・・・鍵は掛けてたし、誰かが入ってきた跡が無かったはずだが・・)
その内青年は気にしないことにし、手紙をくまなく調べ剃刀等が入ってないかどうかを調べ、同時に差出人が不明とのことも気が付き不思議そうにしていたが、不安よりも好奇心が勝り、手紙の封を開けた。
そこには、綺麗な字でこう書かれていた。
『過去に引き摺られし者よ
それを断ち切る覚悟が有るならば
“幻想郷゛は歓迎しましょう』
青年は読み終えるやいなや、しだいに笑い始め、急にピタリと止め真剣な眼差しで高らかと宣言するかのように言った。
「俺は!あの頃から"アイツ゛のために全てを捨てる覚悟をしたんだッ!それを実行することが出来るんだったら、俺はどんなこともしてやるッ!」
そう宣言した青年は、フッっと居なくなり、部屋の中はひとっこ一人居なくなりました。たが、そこへ女性の笑い声が聞こえてき、その空間からたくさんの不気味な目玉が現れ、そこから街にいた女性が現れ、誰に向ける訳でもなくこう言った。
「幻想郷へ
ーこれは四人の青年達による、波乱の物語である。果たして、この四人の青年達によって幻想郷はどう影響されるのか、そして、四人の知られざる過去とはこれはその物語でもある。
感想、評価をお願いします。
コメントもお待ちしております。