【完結】チートでエムブレム   作:ナナシ

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幕間1

1.カシムの真実

 

 

 痩せこけた少年がハァハァと激しく息を乱しながらも休む事無く走りつづける。

 少年の名はカシム。彼はマルスの軍に志願兵として雇われた後、一時的に故郷へ戻ってきた。

 いまカシムは実家へ向かって走っている。その背には大きなカゴが。中には多くの物が詰められている。

 

「リーン!」

「……お兄ちゃん? お兄ちゃんなのね!?」

 

 古く軋んだ玄関のドアを勢い良く開け中に入るカシムに、やや驚きながらも「お帰りなさい!」と愛する兄を迎える妹のリーン。

 ここはカシムの実家。この家には病気の母が一人と、幼い弟妹達が八人暮らしている。

 貧乏人の子沢山という家だったカシム家は、飲んだ暮れで満足に仕事をしなかった父が居た時から貧乏で、働き手の一人だった母が病気で倒れる、父が失踪と絵に描いたような不幸が続き、母の病気を治すクスリを買う金も出来ず、満足な生活すらままならないほど困窮していた。

 カシムはその家を支えるため、タリス島からガルダまで出稼ぎに出ていたのだ。

 

 家へ入ってきたのが長兄のカシムだと分かると、部屋の奥に隠れていた他の兄弟達も出てきて、帰ってきた彼を迎えた。

 

「リーン、聞いてくれ! 俺な、マルス様の軍に志願兵として参加したんだ!」

「えっ……」

 

 背負っていた荷物を下ろし一息付いた後、カシムはリーンにそう告げる。

 マルス王子が祖国奪還のためタリスから出兵したのは三週間ほど前。彼らの初陣がガルダ海賊団との戦いであり、圧倒的力の差で壊滅させたというのはタリス島に居る者ならば誰もが知っている話だ。貧民層のリーンですら知っている。

 そのマルス王子の軍に兵士として加わるということは、カスムは常に戦場、常に最前線に立つということになるだろう。

 そんな危険な仕事を兄にしてほしくなかった。

 軍を抜けるよう説得しなくてはと口を開きかけたリーンだが、続くカシムの台詞に絶句を覚える。

 

「俺さ、最初は傭兵として参加しようと思ったんだ。そうすれば前金でお金貰えると思ってさ。前金は多いか少ないかはちょっと分からなかったけど、それでも母さんのクスリ代の足しになるだろうって。でさ、マルス様に……ちょっと情けないけど「母のクスリ代が」って感じで演技してお金を多く貰おうと思ったんだよ。そしたらマルス様、俺に5万ゴールドをポンと渡してくれたんだ。最初はその大金に喜んだりもしたけど、だんだん恐くなってきて……クスリ代だけでいいってお金を返そうとしたんだ。でもさ、マルス様はこう言ってくれたんだ。

『確かな弓の腕を持つ君を雇うんだ。これでも足りないくらいだよ』って。

……嬉しかったな。俺のようなチンケな猟師を、そこまで買ってくれるなんてさ」

 

 その時のことを思い出したのか涙ぐむカシム。リーンは一瞬思考が停止する。

 兄の弓の腕を買った? 貴族の出でもなく、傭兵でもなく、地方の田舎猟師の一人でしかない兄を……?

 カシムは確かに弓兵としてのレベルは高い。村にいるカシムの元猟師仲間の話を信じるならば、正規兵と比べても遜色無いレベルだろう。

 見る人が見れば雇いたくなるのも道理。だがそれは〝弓兵として動いている光景を確認される〟という前提条件が付いてこそ。

 マルスとカシムはガルダにある軍の駐屯地で初めて出会ったという。だというのに、カシムの話しからはマルスは以前から兄のことを知っていたように感じる。

 

 リーンの中でマルスに対する不信感が膨れ上がっていく。彼女は兄にマルスのことを問いただそうとして──

 

「あ……」

 

 涙で目を充血させた兄が母にクスリを、幼い弟妹達にカゴから取り出した服やお菓子を配っているのを見て、自分はなんて酷い質問をしようとしたのかと情けなくなってしまった。

 そんな俯いているリーンに、カシムは包装された袋を手渡す。

 

「ほら、リーン。お前の服を買ってきたんだ。気に入ってくれるといいんだけど……」

「お兄ちゃん……」

 

 その服は、平民でもあまり着ない粗末な服であった。

 彼女はそれを見てクスクス笑う。

 

「もう、それだけの大金があるんだったらもうちょっとちゃんとした服を買ってきてくれればいいのに」

「え!? あ、ご、ごめんよ! ええと、その、倹約家のリーンのことだから高い服買っていくと『服は着れれば安物でいい、あとは生活費にまわす』って説教されるかもって思って…!」

「ひっどーい! お兄ちゃん、あたしのことそんな目で見てたんだ!」

 

 リーンの責める言葉にタジタジとなるカシム。幼い弟妹達は兄に貰ったお菓子を食べながらキャッキャとはしゃぎ、病床の母はプレゼントされた服を大事に抱きしめるリーンと、兄の帰りに喜びの声をあげる子供たちを見て静かに涙する。

 父が失踪し、母が病床についた時から常に暗い雰囲気に包まれていたカシム家。

 その日からこの家は、失われていた明るさを取り戻した───

 

 

 

 三日後、カシムは家にお金を全て置いていきマルス軍へと戻る。

 リーンは兄からプレゼントされた服を着て、港から見送ったという。

 

 

 

 マルスは知らない。正史でカシムがガルダの海賊に身を落としていた、その理由を。

 マルスは知らない。正史でカシムが<詐欺師>となった、その理由を。

 

 カシムは家族を養う為に海賊に加わった。

 カシムは家族を養う為にかつての仲間から蔑まれながらも詐欺師となった。

 

 正史ではカシムの妹リーンは暗黒戦争後 悲惨な最期を迎えた。母を、家族を養うために自らの身を奴隷商人に売り、その結果身も心もボロボロになり、最後には再会したばかりの兄の腕の中で息絶える。それが正史の彼女の未来だった。

 彼女が自分の身を奴隷商人に売ったのはカシムの仕送りが途絶えてしまったからだ。

 

 リーンの死が切っ掛けだったのだろう。カシムはかつての仲間から軽蔑、侮蔑されながらも、ひたすら金を稼ぐようになった。自らの本心を隠し、ただ金だけを求め続けた。残った家族を養うために。

 その結果、彼は詐欺師と呼ばれ蔑まれるようになったのだ。

 

 しかし運命は捻じ曲げられる。マルス(憑依者)の手によって。

 

 カシムが詐欺師になる未来は、仲間に蔑まれる未来は無くなった。

 そう、マルスの手によってその未来は無くなったのだ。

 

 家族を救われたカシムは、以後マルスに対し絶対の忠誠を捧げ、そして妹のリーンもマルスに忠誠を誓う。

 ここにまた一つ、マルスの手により歴史は変えられた。

 

 

 

 後にカシムは<忠義の騎士>として、修行を積み兄と同じくハンターとなったリーンは<大陸一の弓兵>としてアカネイアの歴史に名を残すことになる。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

2.タリスの王女 シーダ

 

 

 シーダ王女は良くも悪くも箱入り娘である。血生臭い光景を見たのはガルダ海賊が城へと強襲してきた時の一度だけだ。

 彼女は光あふるる世界ばかりを見て育ってきた。蝶よ花よと育てられ、どの国にもある闇の部分は一切見せられなかった。

 その『どの国にも存在する闇』を、シーダはこの日見てしまった。よりにもよって祖国のタリスで。

 

「………」

 

 シーダは無言で歩いている。今、自分が歩いている場所の光景一つ一つを心に刻む。

 ここはタリスの城下町にある貧民街。表の通りから外れた場所にあるこの通りを彼女は生まれて初めて歩いていた。

 

 切っ掛けはカシムとの出会いだった。

 

 ガルダの海賊を退治した後、マルスに会いに来た者が二人居た。そのうちの一人がかつてタリス島の森で出会ったカシムだった。

 彼女は幼い頃ペガサスに乗る訓練を森でしていた。その時に彼女の訓練に付き合ってもらったのが彼だった。

 いま彼女がペガサスナイトとして活躍出来ているのは彼のおかげと言っていいだろう。

 

 そのカシムが、マルスの執務室から出てきた時に涙を流していた。

 たまたまそれを見かけたシーダは慌てて「どうしたのか」と訊ねる。

 その時、彼女は初めてカシムの境遇を、そしてタリス島の“裏の世界”を知る。

 

 カシムと共に一時タリスへ帰国したシーダは、城へ戻ること無く貧民街へと足を運んだ。

 カシムからは「やめたほうがいい」と止められたが、彼女はどうしても確かめたかった。

 

 そして知った。“タリス島の裏の世界”を。平和で穏やかだと思っていたこのタリスにも、明確な貧富の差があるのだと。

 

 誰もが笑って暮らしていると思っていた。誰もが困る事無く生活していると思っていた。……それらは全て自分の思い込みであるとシーダは理解した。

 彼女は自身の愚かさに怒りを覚えていると、

 

「──姫、ここは危険です」

「オグマ……」

 

 タリスの傭兵オグマが、何時の間にかシーダの隣に立っていた。

 シーダはタリス城の父に会うこともなく、その日のうちにガルダの軍駐屯地へと帰る。……いま彼女は、無性にマルスと話したかった。

 

 

 

「なるほど……君もとうとう知ってしまったか」

「もしかしてマルス様は知っていらっしゃったのですか!?」

 

 駐屯地へ戻ったあと、シーダは今日タリスで見てきたことを友人であるマルスへと話した。

 彼女の話しを聞き終えたマルスが発した第一声が「知ってしまったか」である。どうやら彼は大分前から知っていたようだ。

 マルスは椅子に背を預け、シーダに問う。

 

「シーダはどうしたい?」

「……貧民街と呼ばれる場所に住んでいる皆さんに、他の島民と変わらない生活を送られるように働きかけるのがタリスの王女としての役割だと思っています」

「でもそれは無理だよね? 少なくとも今は」

「はい、マルス様の仰る通りです。今すぐに出来ることといったら食料の配給でしょうか。ああでも、その為には国の財源を回さないと……でもそれをお父様や家臣達が認めるかどうか……」

「そこが難しいよね。この問題はどうしても政治が関わってしまう。私もその手の問題を解決するために政(まつりごと)を学ぶべきなんだけど、そういうのはモロドフ爺──ああ、私の昔の教育係のことさ──の担当でね。爺は母上達のところに居るから学ぶことが出来ないんだ。ジェイガンは武道一筋で政治はからっきしだし……本当、困ってるんだよ」

 

 そう言って本当に残念そうに肩を落とすマルス。シーダはやや脳筋なところがあるジェイガンの姿を思い出しクスッと笑う。マルスも彼女に釣られて笑った。

 お互いひとしきり笑った後、マルスが切り出す。

 

「とりあえずシーダの考えは分かったよ。私は君の考えを尊重する」

「ありがとうございます。……今すぐに動けないこの身がもどかしいです」

「中央の戦争は東国のタリスにすら少なからず影響を与えるからね。タリス王や重鎮の皆さん達にこの問題をどうするかと問うても『戦争が終わらない限りどうにもならない』と言われるだろう」

「はい……無念です」

 

 シーダは椅子から立ち上がり、深々と頭を下げる。

 

「マルス様、お忙しい中私の話しを聞いてくださりありがとうございました」

「うん。私としても有意義な時間を過ごせて良かったと思ってる。ありがとう、シーダ」

「はい! それでは私はこれで──」

 

 シーダはもう一度頭を下げ、部屋から退室する。

 それを見送った後、マルスは傍らに置いてある<大きな箱>を開け何かを取り出す。

 取り出した〝何か〟は、跳ね橋の鍵と呼ばれるアイテムだった───

 

 

 

 二日後。タリスから戻ってきたカシムと話しをしたいと思っていた彼女は、駐屯地にあるキャンプへと向かう。

 その途中で港から歩いてきたカシムと出会った。

 

「シーダ様!」

「カシム、久々の実家はどうだった?」

「とてもリラックス出来ました。母も、弟妹達も喜んでくれて───」

 

 話しに花を咲かせていた二人だったが、ジェイガンに怒られ(人通りの多い場所だった)、慌てて場所をカシムの部屋へと移す。

 夕方に差し掛かる頃まで話しをし、「そろそろ夕飯の時間だから食堂に行こう」と椅子から立ち上がると、カシムは思い出したかのようにシーダに訊ねる。

 

「そういえば…昨日の昼だったと思いますけど。タリス城から兵の方が来て貧民街で炊き出ししてたんですよ。何でもどこぞの商人から大量の食料物資の支援があったとか。シーダ様、何か知ってます?」

「えっ───」

 

 そんなこと、私は知らない。そう言いかけ、彼女はふと先日マルスとした会話の一部を思い出す。

 

 ───とりあえずシーダの考えは分かったよ。私は君の考えを尊重する

 

 シーダは戸惑うカシムを背に走り出した。おそらく何かを知っているであろうマルスの元へ。

 

 

 

 全ての戦争終了後、シーダはマルスの支援の下、アカネイア大陸の中央国に勝るとも劣らない大国へとタリスを成長させる。

 後に彼女は<タリスの聖母>と呼ばれ、いつまでもタリスで語り継がれていくことになる。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

3.自重しないチート IN マルス編

 

 

 

「カイン、いつものやつやりたいから付き合ってね」

「了解。……マルス様、以前から疑問に思ってたんですけど、あれって何か意味あるのですか?」

 

 あるんだよ。少なくとも私にはね。

 

「それじゃ、はい…跳ね橋の鍵」

「これを埋めればいいんですね?」

「うん」

 

 私が今カインと共にやろうとしていること。それは『跳ね橋の鍵の財宝バグ』の再現だった。

 これに気付いたのは<秘密の店>で買った〝とある本〟のおかげである。

 

 

 

 私がまだ7歳という幼い時分、マケドニアにある隠れた財宝を『財宝バグ』でGETしたのはすでに知っていると思う。

 その財宝…跳ね橋の鍵をアリティアに帰国後売りに行ったのだが。

 

「王子、この鍵だと500ゴールドになりますがいいですか?」

 

 といわれたのだ! も、もしかして財宝バグは出来なかったのか!?

 意気消沈し鍵を売らずに城へ戻る。城へ戻るとお供をつけずに一人で城下町へ行った私をジェイガンは説教するが「これからどうすんべ」と鬱ってる今の私には馬の耳に念仏。

 ジェイガンの説教を右から左に聞き流した後自室へ戻り、そのままベッドに身を沈める。その時の私は「信じて掘りに行ったマケドニアの跳ね橋の鍵が武器屋のおじさんに「500ゴールド」と言われ財宝バグが実は出来なかっただなんて…」などと無意識に呟いてしまうほど精神にダメージを受けていた。

 例えるなら「フルプライスで買ったプレイ中のギャルゲーが恋愛ゲームだと思ったら実は凄惨な寝取られゲーだった」というくらいのショックである。無理もないですよね。

 

 そんな鬱々とした気分で寝返りをうつと、自室のテーブルの上に置いてあるカードが二枚、私の視線に入った。

 そこにあるカードは憑依時に手に入れた『シルバーカード』と『メンバーカード』である。

 

「メンバーカード……秘密の店なら高値で売れるのかな……」

 

 普通の店とは違う、一部の人間しか入れない<秘密の店>。

 そこならば跳ね橋の鍵(財宝バグ)を高値で買い取ってくれるかもしれない。

 一縷の望みを託し、私はアリティア城にある<秘密の店>へと向かった──

 

 

 

【秘密の店】

 

「この鍵は500ゴールド……あら、これは良く見るとレアものですね。失礼しました、これならば6万4千ゴールドで買取ましょう」

「ききききき、き、きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 アリティアの<秘密の店>には何度も来たことがある(サンダーソードの鑑賞目的で)

 その時にこの店で取り扱っている品物は全部把握していたのだが……。

 

「……なんだこれ」

 

 ショーケースに見たことも無い本が加わっていた。

 その本の商品名にはアカネイア大陸で使われている文字ではなく、今では懐かしい文字……日本語でこう書かれていた。

 

『神様の贈り物 IN バグ錬金(はあと) 6万4千ゴールド』

 

 これ、なに?と店員のお姉さんに聞いても「さあ…いつのまにかそこにあったんですよね」という返事。どうやらお姉さんもよく分かってないらしい。撤去も出来ないし困ってるとも言っていた。

 神様の贈り物……怪しいことこの上ない。しかも値段。6万4千ゴールド。私が財宝バグで跳ね橋の鍵を手に入れることが分かっていたと言わんばかりだ。

 怪しい怪しいと思いつつも、これを無視することが出来なかった。バグ錬金。この言葉がどうにもひっかかる。

 もしかしてこれは私や私の家族がこの世界で無事に生き抜くのに必要なアイテムじゃなかろうか?これを買わなきゃ死ぬほど後悔しそう、そう思わせる何かがこれにはあった。

 

 結局、私はこの本を買った。そして「買ってよかったマヂで!」と思わず前世の言葉使いに戻るほどに歓喜した。

 この本を手に入れたことにより、私は文字通りのチートを手に入れたのだ。

 

 

 

 

 

※バグ錬金の書

 

効果:一度『財宝バグ』で手に入れた武器・アイテムならば、別の場所で何度でも『財宝バグ』を出来るようになる。

 

例  :はねばしのかぎ の場合

    マケドニアで跳ね橋の鍵を『財宝バグ』で入手する。

    すると、店売りの跳ね橋の鍵でも『財宝バグ』を行うことが出来るようになる

 

やり方:『財宝バグ』で隠れた財宝を手に入れる

     同じ武器、またはアイテムを店で購入

     購入した武器(アイテム)を地面に埋める→隠れた財宝の完成

     あとはそれを掘ればおk

 

 

 

 

 

 あとは皆さんの知ってのとおりである。

 バグ錬金で金を増やし、高性能な武器を購入する。

 ただし購入するのは<秘密の店>から。普通の店より<秘密の店>の武器の方が性能が良いというのが一つ、普通の店では在庫に限りがあって必要な分を買えないが、<秘密の店>なら何故か在庫が尽きることなく大量に購入出来るというのが一つ。

 <秘密の店>は武器や魔道書、アイテムだけではなく、食料や医療品なども置いてあるから侮れない。使い勝手よすぎである。

 ガルダの復興支援やタリスへの支援は、<秘密の店>から買った品物で行った。バグ錬金+財宝バグ最強すぎ。

 

 そうそう、私が持っているこのメンバーカード。実は普通のメンバーカードではない。

 このメンバーカードを右手で持ったままそこらにある武器屋・道具屋の入り口に入ると、そのまま<秘密の店>に行けるようになっているのだ。メンバーカード改とでも言えばいいかな?このカードのおかげで私はいつでも<秘密の店>へ行くことが出来る。

 それを意味することは一つ。尽きることの無い装備、食料、医療品、即ち『無限の物資』を確保したということだ。

 

 …………。チートすぎワロタ。


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