ドズルには悪いが、オチに使いました。
遡る事、2年
「オヤジ頼む、いきなりこんな話をするのは、悪いのだがガルマの嫁はアルティシアにするぞ、とりあえず婚約させしかるべき時に結婚させよう」
「きーさーまー何だその話は、貴様はワシとガルマを引き離すだけでなく勝手に結婚相手を決めるだと〜ふざけるな帰れ、もう顔も見たくない」
「オヤジもう少し話を聞いてくれ、頼む、頼むよ」
「誰かこの親不孝ものを叩き出せ」
「さあサスロ様、今日の所はお帰りになって頂けますか」
「えーいっオヤジまた来るからな」
まあ最初はこんな反応になるよなと密かに思い、サスロは次にアストライアの元に向かった、ギレンにも話をしたので、もうこそこそせずとも、会えるので早速、迎えに行った。
「どうしました、サスロさん慌てて来たようですが」
「いきなりですが、アルティシア様には婚約者や想い人はおられますか」
「どうされました、いきなり唐突にアルティシアはまだ9才になったばかりですよ、いるわけ無いじゃありませんか」
「それは良かったではウチのガルマと婚約して頂きたい」
「はっ何をおっしゃいますかいきなりにも程がありますよ、いくらザビ家の方のお申し出でも、これは受けられません」
「この婚姻にはジオンの未来が掛かってるのです、決して私の損得ではありません、良いですかまずダイクン家とザビ家が一つになると国民に知らしめることがどれだけの民に安心や希望を与えるか、そして連邦や他のサイドにどれだけこな国の結束が固いかをわからせれるのです、そしてダイクン派の方々に変な疑いをかけての左遷などからも、守れるのです」
しばらく考えアストライアからは
「お考えはわかりますがあの子には自分の好きな相手と結婚したいと考えております、女の幸せはやはり好きな人と一緒にいる事ですから」
「私人ならそれも良いですが、アルティシア様は公人に当たりますので、そのような事をおっしゃらないで頂きたい」
「ですが私も夫と恋愛をし一緒になりました事をとても良く思っております、それによりこのような境遇に置かれた事でも後悔を致しておりませんが好きでも無い相手と一緒になり苦難にぶつかった時にどれほど苦しい思いをすると思いますか」
俺にはお見合い進めといてとほんの少し思いつつも、それは年齢の違いもあり言わないでおき
「わかりました今日の所は1度諦めましょうですがよくよくお考え下さい」
「何度来られても答えは一緒ですよサスロさん」
あまりしつこくして他の事にまで波及したら嫌だと思ったサスロはとりあえず引く事にした。
そして家に帰ると、ドズルのやつが血相を変えてやってきた
「何で何だ兄貴、なんで勝手にガルマの結婚の話を決めようとするんだオヤジに聞いたぞ」
「まあ落ち着けドズル、お前に言わずに居たのは悪いが、俺も考えての事だ、それにまだオヤジにも先方にもOKをもらえていないのだ落ち着け」
「俺が言ってるのはそういう事でない、なんで俺には嫁の話が無いのかって事だ、順番なら俺だろ俺」
「なんだドズルお前、結婚したいのかわかったわかった探してやるから落ち着け、で好みはどんな子だ、出来る範囲で聞いてやる」
「頼むぞ兄貴俺は贅沢は言わん俺と同じタイミングで笑ってくれる感性が近くて顔やスタイルはローラが良いな」
「ドズルよローラって誰の事だ」
「兄貴知らないのか今人気のモデルでトークもイケて料理も上手いんだぞ、知らないのか兄貴」
そして写真を見せ、
「お前これは贅沢だぞ・・」
「ムリかな」
「頑張るがここまではムリだぞ」
ドズルの悩みを受けこんな問題は後回しだなと悪い顔をしながら、部屋に戻り色々な事を考えていたがとりあえず、アストライアとデギンを同時に攻略するのはムリだと判断しまずはアストライアに的を絞り交渉しそれから、デギンかなと考えて眠りに着いた。
翌日の朝を迎え、今日はガルマが休みのため一緒に連れてアストライアに会いに行った。
「おはようございます、本人達の希望もあると思いますので今日はガルマも連れてきました、で少し一緒に遊ばせてみてもよろしいですかな」
「朝早くからご苦労様ですね、遊ばせるのは構いませんがそれですぐどうなるというものではないでしょう、そしてアルティシアはこう言っては何ですが、キャスバルに憧れてるので同等かそれ以上の男性で無いと中々振り向きませんですわよ」
「うちのガルマを侮られてますな、モテ男としての才能ならザビ家一の男ですぞ!・・・と言っても殺し屋のような兄貴にゴリラのような弟が相手ですが」
「まあ自分のご兄弟をそのように、でもサスロさん以前お会いした時より、良いお顔してますよ特に目に力を感じますわ」
「それはお褒め頂きありがとうございます、ガルマは更に真っ直ぐな良い目をしておりますので、きっとアストライア様もお気に入りますよ、そうだ今日はみなでランチにでも行きませんか、新しく出来たお店が評判良いのでどうですか」
「それはデートのお誘いかしら」
「えっ・・・それは」
言葉に詰まるサスロでしたが、
「冗談よ、お昼はみんなで行きましょう、警護にはラン・バ・ラル連れて行けるなら彼の大好きな子も知ってるから誘いましょう」
「あの堅物が好きな女性は気になりますな、ぜひ一緒に」
そして昼になり
では大きな車頼んでおきますので皆で一緒に乗りましょう。
そして昼になりマイクロバスに乗り込み、向かっていたら、ふと思い出し
「アストライア様、そういえばウチのバカ弟のドズルも最近結婚したがってまして、何か凄く高望みしておるのですかどなたか心当たりはございませんか」
「ドズルさんね〜真っ直ぐな人だし奥さんを大事にしそうな方ですので、誰か聞いてみましょう、ちなみに高望みってどれくらい」
「はずかしながらモデルのローラという女性のような方とか言ってました」
「あの方もとても困ったお方ですね、そういえばヤシマさんより来週、サイド3に来られると連絡ありサスロさんとお食事でも行きましょう、あっそうだ、お写真ありますが見ますか」
「えっ・やめときますその日までのお楽しみにしたいので」
「ボスでは代わりに自分が」
ジンネマンが真顔で写真を見つめ一言
「ほーっこれはこれはボスかなり期待してもよろしいですよ」
「マジかっ、少し見たいな」
「まあ来週までお待ちになれば会えますよ、あっ運転手さんそこで止めて」
「お待たせしました、お誘い頂きありがとうございます
」
金髪のナイスバディの女性が乗り込み、何も知らされてないラルが
「ミス・ハモンなぜこっこちらにっ」
「あーっはっはっは、いつも冷静沈着なラル大尉のこんな姿を見れるとは実に面白い」
そんな感じでホンワカとお昼のお食事会も無事終わり肝心の2人は仲良く隣同士でおしゃべりしていた。
「良かった少なくとも仲良くはなれそうだな」
サスロは不安ではあったが胸を撫で下ろしたのであった。
そしてそのような会を何度か繰り返し、徐々にアストライアの心も溶けてきて、
「ガルマ君の事はアルティシアも気に入ってるようだし、あなたの提案を受けても良いかも、ただしお互いに気に入らなければ解消しても良いとの条件を付けてくださる」
「わかりましたありがとうございます、これでまたジオンの未来に向けて一歩進められます」
「そういえば今晩いよいよあなたも、お見合いよね、私は最初だけだけど、楽しみだわ」
「ええ私もです、今晩が待ちきれないです」
そしてその事を父に報告に行こうと車を進めているとドズルから連絡が入った。
「兄貴、ガルマの事で色々動いてるようだが、俺の方はどうなったんだ」
「うるさい切るぞ」
今はそれより重要な事をしているので、構っていられなくつい切ったが、忘れていた訳ではなく色々なとこに声掛けたがまだ良い返事もらえなかったのだが、それをドズルに伝えずらいのもあり切ったのであった。
ヒマみて書いてるが中々進まないです。
頑張ってまた書いてみます。
そろそろシリアス展開も欲しいですね。