歴史を変えた男   作:お肉のオジサン

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とりあえずモビルスーツへの伏線及び、旅立ちです。



走るジナン

デギンとの会談が終わり、3日後、あれからサスロは一睡もせず、I.Q240の天才へのプレゼン内容を練った、父や弟のと違い客観的なデータ、メリットデメリットを把握して居ないと彼を納得させる事は出来ないのは、わかっているので、ツッコミ所のない計画を作ったのである。

 

「ギレン兄貴いや、総帥、今日は今後のジオンを決める話をしに来た」

 

「資源開発の報告に来ただけではないのだな、良かろうまずはお前の話を聞かせろ」

 

「では総帥この資料を見て頂きたい」

 

そうしてここまでの内容他色々な資料を渡し、プレゼンに入った。

 

「まず一つずつ話をしたいのだが、ヤシマ重工のご息女とお前の結婚、そして見返りに資源衛星の話はOKだこれは、今後も考え最良の一手だな

 

そして各サイドを連携させ一つの国として、連邦と対するのも良かろう、しかし、時間はかかるからこれをいかに早く纏めるかはまだまだ思案しないとならんな、あくまでジオンが主導権を取るにはハードルは多いが私にも考えがある

 

資源開発にダイクン派を使い手柄を立てさせジオンを一つにするか、マハラジャを頭に据えてやるまでは良かろう、ダイクンの遺児を野放しには出来んだろ、ジン・バ・ラル辺りが何かしでかす可能性は捨てきれんぞ、ガルマを行かすのは良いと思う将来的にあいつを開発担当として後方に置くのは父や弟の望みだろうし」

 

「兄貴、今はジオンが一つだと、示さないと交渉もまとまらない、旗頭にザビ家とダイクン家が揃う事に意味があり、未来ある若者に繋がるのだだからそこは引けないぞ」

 

「その件は今答えは出せん、状況を確認し判断させろ、そしてヤシマ氏から提供された新技術を取り入れた、武器の開発、このルナチタニウムというのが戦艦や、戦車に使えれば実弾に非常に耐久性がありかつ運動性の優れた物が出来るな、丁度、私の方からもお前に見せたい物がある、

これに目を通せ」

 

そしてモビルワーカー試作プロジェクトと書いた資料を渡されたそして中を見ると

 

「兄貴これは何だ、大型の建設機械を作って売り出すのか、確かにこれは今までの機械より数段先を行ってるが」

 

「これが兵器へと変貌を遂げるとしたらどうだサスロよ」

 

「兄貴これでは連邦のバトルタンク辺りとやるならまだしも宇宙では使えないぞ、そもそもこんなエンジン剥き出しの兵器は危なくて誰も乗りたがらんぞ俺もこれは乗りたくない」

 

「焦るなそこは私も解っている、次はこれを見ろ」

 

モニターに目をやると、試作の山の前に熟年の研究者が立っていた

 

「トレノフ・y・ミノフスキーと申します私の発見したミノフスキー粒子を使いますと今、おっしゃられた問題はクリアできます、そして・・・・・になります」

 

「わかったかサスロ、博士が開発に入ってこれからが本番だこいつを決戦兵器にする為にはまだ時間がかかるが進めようと思う、お前の持ってきた話と合わせる所は合わせて、良いプランを練らねばなっ」

 

「サスロ様が手に入れて下さった、ルナチタニウムを使用しモビルスーツを作れますと、重さは3割軽く、強度は遥かに高く出来ますので、良いものを作ってご覧に入れれます」

 

「了解だ博士、成果を期待する」

 

そしてモニターが切れまた2人になり話の続きが始まった、

 

「兄貴、正直に言うがヤシマ氏とのパイプを作ったのはダイクン派の人達です、彼らもジオンを良くしようと一生懸命だそれはわかってくれ、そんな彼らを使わないのははっきり言って損だ、それこそ連邦を喜ばせるだけだぞ」

 

いつになく感情的なサスロを前にギレンも

 

「お前の言いたいことはわかったが、メリットとデメリットを比較するとお前の言うように簡単には進まんぞ、マハラジャはまあ良い父上とも懇意だし、信用めできようだが、ジン・バ・ラルは力を持たすと、何をするかわからないヤツが資源を横流しし、力を蓄えたら面倒な事になるぞ」

 

「兄貴としては、ダイクン派反抗しない確証が取れたら良いのか」

 

「そんなものは取りようがないがまあそれが出来たら、考えないでもないな」

 

「・・・・・兄貴これは今、俺の思いつきなんだが、あくまで参考として聞いてほしい、ガルマとアルティシアを婚約させるのはどうだ、2人とも適齢期になるにはまだしばらくかかるが、ジオンの姫とザビ家の御曹司をくっつければ、ジオンが一つになったとアピール出来るし、ダイクン派も生まれてくる子が跡を継ぐと思えば、迂闊な事はしないのでは」

 

「確かにそうなれば悪くはない話だが、父上を説得出来るのか」

 

「頑張る、出来たらOKで良いな兄貴」

 

「お前がそこまでやるならまあ仕方ない任せよう」

 

それから2カ月サスロは毎日、デギンとアストライアの元に通い何とか認めてもらう事が出来た。

 

そしてそこから2年が経った。

 

〜サイド3 ダイクン広場〜

 

「これよりダイクン公の遺児キャスバルとザビ家の四男のガルマが中心になり、火星圏に新たなる可能性を求め旅立つ、ここに彼らの安全と新たなる開発の成功を祈り、みなに代わり出発の鐘をアストライア殿とデギン国王の手により鳴らすのである、そして若者達の旅立ちを見守って欲しいジーク・ジオン」

 

ギレンが高々と宣言すると、2人の手により鐘がなり、ジュピトリスと名をつけられた、超大型の船は旅立った。

 

 

 

 




今回2年程あっという間に飛びましたが次話で少し戻ります。

さすがに大雑把すぎました。


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