歴史を変えた男   作:お肉のオジサン

14 / 26
ついに地球へ来ました。

大統領はすこしキャラをどうするか悩みましたがこの方にしました。

話を進める上で大事な人が次の話より沢山出ます。




次男地球へ

妻を取り幸せな新婚生活をしてられたのはわずか3日であった。

 

サスロにはやらねばならない事が山ほどあり、まずは連邦の査察と地球へ皆で行く事、各サイドとの連携の調整、火星圏の開発など体が4つくらい欲しいと思っていたが、ジンネマン始め側近が有能であったため毎日ギリギリ仕事をこなして行った。

 

そして、ひと月がすぎ地球へダイクン家ザビ家の2つの家族による地球へ使節団が旅立つ時が来た。

 

「では我々が居ない間の事頼みます。」

「お任せ下さい安心して地球を楽しんで来てください」

 

居ない間の事はマハラジャ・カーンやジ・ンバ・ラルに任せ旅立った。

 

地球に慣れたラ・ンバ・ラルは警護に連れて来たが今回ララァをサイド3に残したのは不穏な空気を感じたらすぐ連絡届く様にしてきた。

 

そして地球の、北米のワシントンにまず皆は向かうのであった。

 

旅を始め2日目地球が見えてきたのでガルマやマリオンを起こし

 

「あの青いのが地球だ、こう見ると地球の大きさは凄いなとわかるだろ」

 

「本当に地球は青くて綺麗な星ですね」

とガルマやマリオンが感動してるとギレンが

 

「あの綺麗な星を地球に住む愚民は汚し続けるのだ、地上からでは分からないかも知れないが宇宙からなら地球の尊さがわかるだろ、だからあの地球を守る為にも我々はやらねばならないのだ」

 

「アニキ今は子供達に地球の綺麗さを見せて感じさせてるんだ、その手の話は地球に行き連邦の、やつらに言ってくれ」

 

そうサスロに言われたので、ギレンも不満気ではあったが戻っていった。

 

今回のメンバーをここで

 

アストライア・ダイクン

キャスバル・ダイクン

アルティシア・ダイクン

 

デギン・ソド・ザビ

ギレン・ザビ

サスロ・ザビ ハルカ・ザビ マリオン・ザビ

ドズル・ザビ

キシリア・ザビ

ガルマ・ザビ

 

マ・クべ

 

 

ラ・ンバ・ラル ハモン・ラル

クランプ タチ コズン 他ラル隊

 

エギユ・デラーズ他ギレン親衛隊

 

シン・マツナガ他ドズル隊

 

シーマ・ガラハウ他 キシリア麾下海兵隊

 

スベロア・ジンネマン他 サスロ側近団

 

ゲマート・シュマイザー他 フェンリル隊

 

その他にもシュタイナー率いるサイクロプス隊を地球に潜り込ませ偵察中

 

以上の概要で今回の使節団は形成されていた。

 

「そろそろ地球に降下するぞ皆、ベルトをするんだ」

 

そうドズルが騒ぐと数分後地球へ降下が始まった。

 

そしてケネディ宇宙港に一行は降り立った。

 

「重い」

 

それが初めて地球に来た者の最初に感じる印象であった。

 

降り立つと先に到着していた、ヤシマ氏にサイド6よりジョージ、カムラン親子に連邦からはパラヤ管理官、バウアー議員の他にもマーセナス外務大臣、ゴップ大将、レビル少将などそうそうたるメンバーが迎えに来ていた。

 

「これはこれはお出迎え感謝致します」

 

デギンが挨拶すると

 

「本当は大統領も来る予定でしたが緊急事態が発生し来れなくなり申し訳ありません」

 

「緊急事態とはどうされました」

 

「大きな地震がありまして油田に引火し一時は危ない状態でしたが落ち着きだしましたが、大統領はまだホワイトハウスを離れるわけには行かず来れなくなったのです」

 

「それは大変でしたね、我々で何かお手伝いできる事がありましたら言ってください」

 

そうして地球へ目が向いている隙にコンスコン率いる第一陣がひっそりと発進した。

 

ザンジバルはミノフスキークラフトと核による熱ジェットエンジンによるハイブリッドで、従来の宇宙船とはスピードがかなり違い一気に闇に吸い込まれる様に消えて行った。

 

〜地球〜

 

ケネディ宇宙港からワシントンへ専用機にて移動をし空港に着いたのだがそこには思い掛けない人物が出迎えていた。

 

「ようこそ皆さん地球へそしてわがアメリカへよくおいでなさった。」

 

「大統領何故ここへ」

 

マーセナス外務大臣も驚いたようで、声が裏返りながら返答していた。

 

「まあ地震の件はある程度メドが付きましたので、宇宙港までは行けませんでしたが空港までなら何とか来れましたさあサイド3からのお客人を紹介して下さい」

 

そうしてアストライアから順に紹介されサスロの番になりそこで

 

「サスロ・ザビです、主に各資源開発などの分野を担当しております。」

 

「貴方がサスロさんですね、ウワサはあちこちから聞いてます、テロで受けた傷はその後大丈夫ですか」

 

「運にも恵まれました、今も正直完璧とまでは行きませんが大丈夫です」

 

「そうですか、それはお身体を大事にして下さい」

 

「ありがとうございます」

 

そして一通り紹介も終わり

 

「本日は遠くよりお越し頂きお疲れでしょう、まずは宿に入って頂き、夜には晩餐会を用意しておりますのでお楽しみ下さい、話し合いは明日から致しましょう、パラヤ君皆さんのご案内頼みますよ」

 

「お任せ下さい大統領、ではみなさんこちらにどうぞ」

 

そうしてホテルに案内され各自の部屋に入りサスロはハルカと2人になり

 

「あの方が連邦のトップ何だな、やはり目に他の人とは違う力があった、彼との交渉は中々苦戦しそうだ」

 

するとハルカも

 

「あの方のお祖父様はアメリカで初の黒人大統領でかなりの方だったそうですが、そのお祖父様を超えると言われる方ですからね」

 

「お尻は見せても腹の中は見せないタイプだな」

 

と大統領の話をしていたらギレンからの内線が来て

 

「サスロちょっと良いか、話があるので来てくれ」

 

「わかったすぐ行く」

 

そうしてすぐにギレンの部屋に入ると、えっと目を疑ったのである・・・・

 

「何故大統領がここに・・・さっきお会いして今、テレビで会見してるのは?」

 

サスロも何が何やらわからなくなり呆気に取られてると、

 

「驚きましたか、今テレビに映ってるのは私の双子の弟です」

 

「えっ・・・まさかそんな話は聞いた事が無いですが」

 

「以前よりギレン君には伝えておりましたが、お知りになりませんでしたか」

 

「初めて聞きました、今も嫁と大統領の話をしていて2人とも気が付きませんでしたよ」

 

「はっはっはサスロよすっかり騙されおったな、いつ言おうかと思ってたが、大統領が丁度こちらに来てくださりお前と極秘裏に話をしたいと言われたので呼んだのだ」

 

 

「それでは初めましてサスロさん、私がアメリカ合衆国大統領兼地球連邦政府議長のデリック・オバマですよろしく」

 

「こちらこそサスロ・ザビですよろしくお願いします」

 

「実はなサスロ、大統領とは大学の先輩、後輩で何度かお会いしたりしてるので馴染みがあるのだ、お前の考えは私の方から伝えた所、大統領が本人から聞いてみたいとの事でお前を呼んだのだ」

 

「ギレン君は相当に優秀だと昔から有名だの私の恩師から紹介されてからの付き合いなんで、かれこれ10年の付き合いです、所で貴方の考える今後の世界という物に少し興味があり聞かせて頂きたい」

 

「まさか大統領に直接、私の考えを聞いてもらえる日が来るとはでは・・・・・」

 

そうしてサスロは自分の思いなども交え熱くビジョンを話をし

 

「そうですか、素晴らしい考えだとわかりました、しかし障害も沢山ありそうですね、特にコロニーへ投資をし儲けを出してる人や役人として赴任し甘い汁を吸ってる者などからの反発は相当な物ですし、軍部も反発するでしょう。

そう言った輩はそれなりの力をもってますからね」

 

「難しいのはわかってますがやらねばならないのです、これにはこの世界の未来が掛かってるのです」

 

「おそらくお気づきでしょうが、連邦政府では軍部が非常に力を持っていまして、議会でも息のかかった議員の数が凄く多く彼らを無視して物事を決める事も出来なく、彼らはサイド2、3に軍の派遣をし不穏な勢力を一掃すべしとの意見が出ています。

これを抑えるのは非常に難しいでしょう、貴方はそういう方面に対して何か考えてますか」

 

「私としてはコロニー全てが連携して連邦政府も一目置くようにする事で、力による支配を避けようと考えてます。

しかし今すぐ軍が動くとなるとまだ何も用意できてません」

 

そこまでは口を挟まなかったギレンが

 

「大統領それに関しては私の考えを1つよろしいですか」

 

「ギレン君には何か考えがあるのですね聞きましょう」

 

「まず私どもジオンは連邦政府に反する物では無くコロニーの自治権を欲しているのですが、まだまだ未熟で幼い組織であるのは間違いありません。

そこで連邦政府からの人材を派遣して頂き、育てて貰えないかと思うのですがどうでしょう、連邦政府からこれで大丈夫だと思える組織に育った時に自治権を要求するという事にすれば連邦政府が育てた国としてジオンがモデルケースになればその後にも繋がると思います。

当然軍部も指導して頂く必要ありますが」

 

「それはギレン君の個人的な意見だと見受けますがサスロさんはどう考えます」

 

「すいませんこのような事を兄から聞くのは初めてでして今すぐ返答は出来ません」

 

「そうでしょうねこれを実行出来ればサイド3へ軍事進行は無くなるでしょうが、独立はこちら側のさじ加減となり市民の不満は溜まるでしょうから簡単に決められないでしょう、とりあえず今日の晩餐会に軍部からタカ派のジャミトフ准将、バスク中佐、ライアー中佐なども居ますしゴップ大将やレビル少将やティアンム准将のような穏健派も居ますので色々お話されてから考えて下さい」

 

「そうですね確かに相手を知らないで何も言えませんので、じっくり考えさせて下さい。

私は前に進む事しか考えておりませんで見えてないとこがありましたので気づかせて頂きありがとうございます」

 

「では帰られる前の夜にまた会いましょう、ちなみに晩餐会には弟の方が行きますのでよろしくお願いします」

 

そう言い大統領は帰っていった。

 

「アニキどういう事だあの様な事を考えているとは一言位教えてくれよ」

 

「これはまだ私の中でも最後の手段と思ってることのためもっといい方法もあるのだが、まだ相手の実情が分からないのでお前には言えなかったのだ。

大統領に言ったのは彼は最終的にはこの方法もある事を前提に色々話をして条件を検討してくれるからだ」

 

「言いたい事はわかるが連邦の目が厳しくなればこれからの事難しくならないか」

 

「確かに色々な制約は出来るだろうが今の段階で軍の派遣されて蹂躙されるよりは良いのではそれに火星の事は気が付いて無いので、これからの用意は向こうにさせれば大丈夫だ、猫を被り数年は色々時間作れる筈だ」

 

「アニキの考えはわかったまずは軍の連中に会ってみないと何とも言えないな」

 

そうしてギレンと別れ部屋に戻るとハルカがドレスに着替えて待っていた。

 

 

「おおこれはまた綺麗なドレスだな」

 

「あら綺麗なのはドレスだけですか貴方」

 

「イヤイヤ綺麗なドレスを着こなすハルカも素敵だが、少し胸の所が見えすぎでないか」

 

「そんな事ありませんわこの位はパーティでは普通ですとも」

 

そうなのかと思いながらサスロも荷物の中から着替えを出して着替えて準備していった。

 




本当はもう少し話を続けようと思いましたが今回はここで切ります。

この話はあくまでパラレルワールドですのでオリジナルキャラも居ますし原作キャラも名前は同じでも違うタイプになることもあります。

それぞれのキャラにそれぞれ思い入れはあると思いますがその思い入れに添える内容になるかはわかりませんのでご理解下さい。







▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。