欲望にはチュウジツに!   作:猫毛布

52 / 85
遅れて申し訳ありません。
言い訳をしますと、3月に出るゲームが悪いんや……


第二王女の決意

 学園祭の出し物に関して俺は一切関与していないとココに明言しておこう。

 本当だ。敢えて言っておくとすれば名前を『ご奉仕喫茶』にしたぐらいである。ソレには深い訳があるのだが、今はいい。

 

「お前の入れ知恵だろう?」

「俺じゃないッス。マジで」

「お前じゃなければどうしてラウラがメイド喫茶などと発言したんだ!」

「マジで俺じゃないですって! 可愛い教え子が俗世に染まったからって俺の責任にするのはどうなんですかね、織斑先生」

 

 ともあれ、俺は絶賛尋問中なのだ。ちなみにする方ではなくて、される方である。

 元々その血液に白血球ではなくて鬼の成分が含まれているであろう尋問官、織斑千冬は"まだ人類"である弟の報告を受けてすぐさま俺を職員室に呼び出した。

 まあソレで見事なまでに俺は無実の罪で怒られそうになっている訳である。あまり言いたくもないけれど拷問にも似た何かを短期間で味わっている俺としてはこんな尋問屁でもない。足が震えているのは目の前にいる人外への武者震いだ。決して怖いからでじゃない。

 俺は数分前の過去の俺を褒めただろう。なんせトイレに行ってなければ別の理由で怒られていただろうからだ。

 

 怖い。

 

「まあいい。いや、よくはないが。ボーデヴィッヒが世の中の事を知ることはいい事だろう」

「俺が怒られ損な気がするんですが……」

「怒られ得だろう」

「アッハイ」

 

 イヤー得シタナー。こんな美人に怒られるなんて俺はなんて幸せなんだろーなー。……ハハハ。

 

「それで、ラウラさんの件で怒る為に呼んだんじゃないんでしょ?」

「……ん?」

「えぇ……」

「残念ながらお前に任せる仕事は無い」

「そりゃぁ残念ダナー。やったぜ」

「ああそうだ、コレをやろう」

「……有るんじゃないスか」

「仕事ではない」

 

 受け取った厚みの無い茶封筒を開けばチケットが複数枚ある。手にとって数えれば二枚。

 

「デートの誘いッスか?」

「学園祭の入場券だ。どうだ、中々いい出来だろう」

「……ああ、なんだ仕事が出来た自慢でしたか」

「何か言ったか? 夏野」

「いいえ何も。織斑先生」

 

 両手を上げて降参を示せば織斑先生は「ふん」と鼻を鳴らした。

 

「それで?」

「ソレはやる」

「……嫌味か何かッスかね?」

「ああ」

「ヒェ……まあ貰えるなら貰っときますけど」

「では話は以上だ。戻れ」

「ハイ」

 

 廊下に出て思わず溜め息を吐き出してしまう。

 手に持った茶封筒を見つめ、誰に渡したものかと考えてしまう。

 一応、俺に()()()()()()()政府の方々の連絡先は知っているけれど、ソレは拙いだろう。

 もう一度、小さく息を吐き出して前を見る。水色が居た。目が合う。逸らされた。

 

「えっと……」

「あー、コンニチハ。更識さん」

「こ、コンニチ、は……夏野君」

「俺の名前を覚えてくれていた様で何より」

「姉が……更識会長に要注意って言われて」

 

 あの美人は一体妹に何を教えたのだろうか……。別にイイのだけれど。

 肩を落として落ち込んでみせれば小さく笑い声が聞こえて、更識さんを見れば、しまった! という顔をしている。

 

「おっと、職員室に用事だっけか」

「えっと、うん」

「そりゃぁ失礼。退くよ」

 

 扉の前から退いて、窓に背を預ける。そんな俺をちらりと見た更識さんは職員室の前に立ち、一つだけ深呼吸をしてから職員室に入っていった。

 更識会長が入れ込むのも分かる気がした。いや、行動や容姿で一般論を自身に説いた俺と妹を愛している更識会長とはまた別の感情だろう。

 そんな物思いに耽ていたら職員室から水色が出てきた。

 

「あ……」

「奇遇ですね更識さん」

「えっと……」

「あー、ごめん。君とちょっと話をしたくてね」

「……?」

「ほら、可愛い女の子とは是非お近付きになりたいじゃないか」

「可わッ!?」

 

 酷く驚いた様に目を見開いた更識さん。言われ慣れてないのだろうか。まあ姉が姉だから仕方ないのかも知れない。

 

「まあ提案もあってね」

「……提案?」

「ああ。更識さん、一夏の事を良く思ってないだろ?」

「…………」

「スゲー警戒されてるんですが……。まあ合ってた様で何より」

「どう、して……知ってるの?」

「実は俺、魔法使いなんだ」

「嘘」

 

 渾身のドヤ顔がジト目で睨まれる事で崩れてしまう。

 肩の力を抜いてヘラヘラと笑いを浮かべておく。

 

「否定が早い事で。ま、一夏の事は色々調べてたからな。更識さんの事を知ったのはソコが初めて」

「……調べてた?」

「おっと、言い過ぎたかな」

 

 ヘラリと笑いを張り付けて言葉を止めれば、俺を睨みつける更識さん。

 更識会長を基準に考えるのは間違っているだろうけど、それでも目の前の更識さんの頭はイイ方なのだろう。

 

「何が、目的?」

「目的? ……そうだな、更識さんとデートがしたい、かな」

「ふぇ?」

「可愛いなぁこの人」

 

 俺の一言に呆気に取られたのか変な声を出した更識さんは目をパチクリとさせて俺を見た。

 思わず出てしまった言葉に嘘はない。更識会長も納得の可愛さである。

 

「じゃあ次の休日に街の駅前で待ってるよ」

 

 返事は聞かずに歩き去る。ついでに茶封筒でも落としておけば完璧だろう。

 周りの評価と彼女本人と話して大体の性格は把握出来たし。デート、と一応は言ったけどまったく俺にそんなつもりは無い。

 来るにしても、来ないにしても。彼女は俺に会いに来るだろう。

 

 あとはコレをセシリアさんやシャルロットさんにバレない様にしなくては……。殺されるかも知れない。

 来るかも知れない未来を考えてゾクリと悪寒が感じたけれど、どうしてか窓に写る夏野穂次は笑っていた。

 

 

 

◆◆

 

 彼の部屋の前で一つ深呼吸をしておく。

 夜も深まり、そろそろ日を跨ぐ時間であるけれど、彼はきっと起きている筈だ。なんせ夏野穂次はずっと隠れて努力し続けているだろうから。

 きっとソレは彼が怪我をしていても変わらないだろう。たぶん。

 私しか知らない穂次、というのは優越感もあるけれど。私の知っている穂次、という言葉はあまり好きじゃない。

 意を決して、扉をノックする。出来るなら返事も何も無ければいい、と心のドコかで思っているのは仕方の無い事なのかも知れない。

 

「はいよぉ……シャルロットさん? こんな夜中に何用で」

 

 開かれた扉から顔を出した穂次の頭の上にはタオルが乗っていて、短い髪の先からは雫が今にも落ちそうだ。いつか匂ったボディーソープの香りと少しだけ覗いている彼の肌。見た目や雰囲気とは違ってちゃんと筋肉が付いているのは彼の努力の成果なのだろう。

 おっと、これ以上はいけない。

 

「ちょっと、ね。入ってもいいかな?」

「あー……まあどうぞ」

「お邪魔します」

 

 ブツブツと「女の子がこんな時間に男の部屋って……あ、俺は男として見られてなかったな」とか呟いている穂次は放置しておく。

 一応、言っておくが私だって緊張するんだ。あと私は何度もアナタに惚れてるとは言ってるんだけどなー……。まあ彼はどうせ認めていないのだろうけど。

 

「さて、説明してもらおうかな」

「あー、えっと、シャルロットさん? 何を説明すればイイんスかね?」

 

 ニッコリとちゃんと笑顔を作れているか我ながら分からない。穂次が私を見て引きつっているからきっと私の顔はさぞかし素敵な笑顔になっているのだろう。

 穂次は悩む様に両腕を組み天井に顔を向けている。果たして彼は私に幾つの秘密を持っているのだろうか。いや、彼の事だから秘密なんて無いのかも知れないけど。

 簡素なキッチンから質素なマグカップを取り出して、机を挟んで彼の前に座る。

 

「いる?」

「ありがとう」

 

 そんなやり取りをして穂次は私のカップにポットから紅茶を注がれる。一口飲めば、舌に広がる僅かな苦味と通り抜ける香り。相変わらず紅茶を淹れるのは上手い。

 

「さて、何か思い当たる事は?」

「ありすぎて困ってるんだけど」

「……最近、私の下着が無くなってるんだけど知らない?」

「最近なら俺じゃない。まったくケシカランな!」

「過去なら穂次なんだね……はぁ」

「シマッタ!」

 

 嘘を言えば聞きたくもない事実を知ってしまった。ちょっとだけ恥ずかしい。無くなった下着を思い出して、余計に顔が熱くなる。

 いや、違う。こんな事を聞きたくてセシリアが居ない時に来た訳じゃない。

 

「セシリアに何か言われたの?」

 

 何か、と言いはしたけれど、内容は知っている。流れていた噂は信じるに値しなかったけれど、どうにも二人を見ていると事実なのだろう。

 二人、と言うよりは穂次が問題なのだけれど。

 どうにも違和感がある。セシリアにだけ一歩引いている様な、無理やりいつもの様に振舞っている様な。

 

 私に問われた穂次は困ったように頬を掻き、視線を私から外して、一つだけ息を吐き出してから口を動かした。

 

「あー、告白された?」

「……ふーん」

「いや、俺だって何かの間違いだと思ってるから」

 

 嘘だ。少なくとも、ヘラリと笑った彼が言った"何かの間違い"というのは嘘である。

 セシリアは確かに穂次に告白をした。ソレは事実だろう。本人に聞いてないから真実かは知らないけれど、恐らく本当の事。

 穂次自身はきっとソレを間違いだと思ってないのだろう。思おうとしているのかも知れないけれど。

 

 私の知る穂次、なんて嫌いな言葉はあまり使いたくはないけれど。"何かの間違い"だと思っているのなら私の知る穂次は『告白された』という事実すら私に言わなかっただろう。なんせ、間違いなのだから。

 そういう勝手に決めつけた穂次の人物像に穂次自身が当て嵌まるかなんて分からないけれど、少なからず穂次がセシリアを意識しているのは見て分かる。

 

 

 羨ましい。

 

「えーっと、シャルロットさん?」

「え? あ、うん。何?」

「いや、急に止まったから電源でも切れたのかと」

「私は充電式じゃないよ」

「ドコかに電池の蓋があるのかッ!?」

「違うそうじゃない」

 

 セシリアの事を羨ましいと感じる反面、セシリアの事を尊敬してしまう。

 こうして穂次と軽く喋る事すら出来なくなるかも知れない。そう思うと結構怖い。居心地の良い場所が無くなる。やはり怖い。

 きっとセシリアはかなりの勇気を振り絞って彼に告白したのだろう。スゴイなぁ、セシリアは。

 

「それで、どうするの?」

「どうするって? 現状、どうにかするつもりはねーですなぁ」

「ふぅん……」

「どうしてそんなにジト目で見てるんですかね」

「別にィ」

 

 好き、という感情を向けてもソレを理解されなければ意味は無い。自意識が薄いと言った穂次にしてみれば自身を好きになる理由がなければ納得も出来ないのだろう。たぶん。

 告白に関してはちゃんと考えている癖に答えは出すつもりはない、というが彼だ。考えている分ドコかの唐変木よりも(タチ)が悪い。

 

「それで? その事実確認をしに来たのか?」

「ソレも、ある……かな」

「"も"?」

「ライバルに負けてられない……って言うのはちょっと卑怯かな?」

 

 机に手を置いて身を乗り出す。

 狙いを定めた後に瞼を強く閉じて、唇に柔らかい感触が当たる。

 もっと硬いかと思ったけれど、男の子も柔らかいんだなぁ。なんて沸騰しそうな頭のドコかで冷静な感想が出てきた。

 僅かに伝わる紅茶の香りと味を感じて、ようやく顔を離して、瞼を上げる。呆気にとられた穂次の顔が見えて、笑いそうになる。

 セシリアに負けていられない、というのも本心だ。けれど、ソレを理由にするのは彼女に対しても、彼に対しても、自分に対しても卑怯なのだろう。

 

「何回も言ってるけど、好きだよ。穂次」

「…………へ?」

 

 熱くなる顔の熱を感じながら彼をジッと見つめてみせる。こうしないと、穂次は逃げてしまうだろう。だから、私は逃げてあげない。

 自分すら見ない彼の()()にしっかりと私を映す為に。

 彼の顔を眺めて数秒。赤くなる彼の顔を確認して私はやっぱり笑ってしまう。

 

 ()()()()()()になんて満足が出来なくなったのだ。だから決心した。だからに逃走するつもりはない。

 これでも私だって、緊張するんだ。

 

「ぁー……」

 

 顔を片手で覆って天井を向いた穂次は弱々しく声を出す。隠れた顔はさっぱり分からないけれど、耳が真っ赤な所を見ればちゃんと私の言葉は届いた様だ。

 私だって顔は赤いのだろう。お互い様、というのは違うだろうけど。

 紅茶を飲んで心を落ち着ける。やっぱり美味しい。

 

「ぇー、何かの冗談とかじゃなく?」

「うん。私は穂次が好きだよ」

「マジか……えぇ……あー……冗談とかじゃ――」

「冗談でも、セカンドとしてのアナタに興味がある訳でもなくて。私、シャルロット・デュノアは夏野穂次の事が好きなの」

「……ちょっとだけ頭の整理をさせてくれ」

 

 両手で顔を覆って、ぁー、だの、ぅー、だのと唸りだした穂次を眺めながら紅茶を飲み込んでいく。

 こうして見ていれば分かるのだけれど、やっぱりコチラが向ける感情に関してはちゃんと悩んでくれる様だ。こう言うのもアレだけれど、こうして顔を隠しているのに何となく表情が分かる穂次は可愛いと思ってしまう。可愛く、愛おしい。

 微笑みをマグカップで隠しながら彼を眺めて数十秒。ようやく頭に整理が着いたのか、それとも整理を諦めたのか、大きく息を吐き出して穂次は紅茶を飲み干した。

 

「理解は出来ない」

「だろうね」

 

 スッパリと言い切った穂次に対して私はアッサリと言葉を返した。穂次は口をへの字にしている。

 冗談も出ない、という事はある程度彼は真面目にこの会話に意識を割いているのだろう。

 

「つーか、なんで俺なんだよ。一夏とか、一夏とか、一夏とか、居るだろ」

「ほら、一夏には穂次がいるから」

「その理論だと俺には一夏が居るんですがソレは……」

「ハハハ……まあ穂次がちゃんと考えてくれてるみたいでちょっとだけ安心したかな」

「流石にコレをテキトーにするつもりはねーですよ……」

「ありがと」

「……あー、どーも。俺って今上手く喋れてる? 自信無いんですけど」

「まだ大丈夫だよ」

「そりゃぁ重畳。出来れば全部冗談であってほしいけどな」

「ソレは無理だよ。私はアナタに惚れてるんだもん」

「……ぁー……うん」

 

 小さく声を出した彼は私から視線を外して息を吐き出した。耳はやっぱり赤い。

 

「話してる限りで言うんだけど、俺がそういった感情に関してさっぱり理解出来てない事とか、シャルロットさんの告白が今も嘘だろとか思ってるとか、わかってると思うんだ」

「うん」

「あー、それでも?」

「そうだね。気にしない、とは言わないけど。私はアナタの事が好きだよ」

「……失礼、お嬢様。あんまり好き好き言われると俺の何かがガリガリ削れていくんですが」

「ふむ……理性なら願ったり、かな?」

「むしろ意識とかそういうレベルだ」

「えー。ちゃんと勝負下着を着てきたのに?」

 

 彼の顔が真っ赤になる。コレは、ちょっと面白いかもしれない。

 冗談めかして着ていたシャツのボタンを真ん中から外していくと彼は慌てた様に私にタオルを投げてきた。

 

「な、な、な、何してですカ?!」

「冗談だよ。冗談。八割ぐらいは本気だけど」

「いいから隠して。目に毒だから」

「えぇ、酷いなー。ほらほら、可愛くない?」

「えぇい! 見せるんじゃありません!」

「穂次、逆に考えるんだ」

「何を」

「私の告白に答えを出すと、今スグにおっぱいを触ったり、それ以上が出来たり――」

「その為に答えを出すつもりはないから!」

「……そっか」

 

 ちょっとだけ意外、というのは穂次に失礼なのだろうか。少し拍子抜けで、ちゃんと彼が考えてくれている事を理解して嬉しく思う。

 シャツのボタンをしっかりと止めて、彼のベッドに横になる。

 

「……何してるんですかね」

「ほら、勇気を出したご褒美がちょっとぐらいほしいなーって」

「マジで襲うぞ……」

「ソレはそれで望む所だし、穂次はそうしないって知ってるよ」

 

 出来ない、って言うと彼は普通に傷つくから決して言わない。溜め息を吐き出してガシガシと頭を掻いた彼は大きく息を吸い込んで吐き出すと同時に肩から力を抜いた。

 

「あー、それで? その勇気を出したご褒美は何をお望みで?」

「うーん……抱きしめて欲しいかな? ほら、前みたいに」

「あー……俺の理性が保つんですかね、ソレ」

「理性が無くなっても大丈夫だよ」

「問題しか無いんだよなぁ」

「ダメ?」

「ベッドでそういう物言いはいけませんよ、お姫様」

 

 何度目かになる溜め息をもう一度吐き出して、穂次は明かりを消してベッドへと入り、私を優しく抱きしめた。

 随分躊躇なく行動に移した彼だけれど、やはり何かを思ってなのか抱きしめる力は強くもないし、私に触れている部分はかなり少ない。

 だから、ちょっとしたイタズラ心で彼に身体を寄せて密着してみる。少しだけ圧迫される胸と彼の体温を感じる。

 瞼を閉じて呼吸してみれば、彼の香りとボディーソープの匂いを強く感じて、心が強く脈打つ。

 

 寝不足になるだろうなぁ、とドコかで考えながら、心地良い居場所を堪能する。

 私だって緊張するんだ。心臓が高鳴っているのがその証拠だ。




>>シャルロットさん
 穂次の逃げ場を徹底して塞いだ挙句、言い訳も用意して、更には"仕方ない"も用意したエロイン。
 一緒に風呂だとか、既成事実とかは無い。イイネ?

>>仏「きっとセシリアは勇気を振り絞ったんだろうな―。スゴイナー」
 おっそうだな(震え声

>>初心穂次(へたれ)
 テンパってるから仕方ないね。襲わないのも彼自身の価値が途方も無く低いから。

>>深夜に来訪した理由
 穂次が訓練後で所謂真面目穂次になっている可能性が高かったから。変に冗談のいう彼だと煙に巻かれる可能性もあった。まお労力は無駄だったけれど報酬的には素晴らしかった模様




>>入場券二枚って各生徒一枚ずつじゃないんですかね……
 穂次の頑張りの報酬です。ちなみに一般生徒分はまだ配られてないデス。

>>なんか穂次君頭良さそうな事言ってないですかね……
 彼だって考える事は考えてるから(白目

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。