欲望にはチュウジツに!   作:猫毛布

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統合しました。


白骨と武器と女のセカイ

 篠ノ之箒は意識を浮上させ、古めかしいアナログ時計へと視線を向けた。

 短い針は四を示し、長い針はそろそろ十二へと到達しそうだ。

 まだ一夏は眠っている。意識の無いまま三時間も眠っている。

 

 

 

 目が覚めて半分程無意識で一夏の眠る部屋にやって来た事は、おぼろげに覚えている。

 こうして眠る一夏の横で項垂れてしまったのも、箒は覚えていた。

 

 一定の間隔で鳴る電子音だけが、今も一夏が生きている事を辛うじて教えてくれる。

 

 一夏がどうしてこんな目に遭わなくてはいけない。

 どうしてアイツは一夏を守ってくれなかった。

 どうしてアイツは無事なんだ。

 

 頭の中で囁かれる声達が箒を締め付ける。息が詰まり、呼吸が滞る。

 

『俺の所為で一夏はこうなった』

 

 違う。それは、断じて違う。

 箒の中であのお調子者がいつもの様にそう言った。それは正しく彼の言葉であり、そしてソレを責めたのは自分の言葉だ。

 

『お前はどうして――』

 

 私はどうして一夏を守れなかったのだろう。

 頭に血が昇っていた箒といつもの調子であった穂次。もしも穂次が糾弾していたならば、箒はソレを否定して、食い付いただろう。

 けれど、あの場は正しく、戦場だったのだ。

 否を認めた穂次はまるで何事も無い様に箒を戻した。そう誘導された。

 箒にしてみれば、ソレが全てだった。

 もしもあの場で反論でもされていれば、自身が意地になる事は確かだっただろう。故に、箒は自身を許せる訳が無かった。

 

 力を手に入れて、ソレを使いたくなる衝動。

 感情が浮つき、流される。

 ソレを律する為の剣術だった筈なのに。

 

 箒は拳を強く握り締める。血流が通ることもないように、強く、強く。

 

 守る事が出来たのは、自身とて一緒だ。

 それなのに、自分は夏野を責めてしまった。

 夏野だって私が悪いと知っていた筈だ。

 それなのに、私には何も言わなかった。

 

 

 

 

 

 襖が滑る音が鳴り、とよほど乱暴に開いたのか柱にぶつかり盛大に音を立てた。

 髪を二つ括りにした凰鈴音は部屋の中を見て舌打ちをする。

 

「分かりやすいわね。アンタ」

 

 小さな足音を立てながら鈴音は箒の背後に立ち、見下す。

 項垂れている箒は振り返る事もせず、そんな気力も無く、ただ頭を下げているだけ。

 

「アンタさ、そうやって落ち込んでれば誰かが助けてくれると思ってんの? 箒ちゃんのせいじゃないよー、とでも言ってほしい訳?」

「……ちがう」

「あっそ。なら怒られたい訳? アンタのせいで一夏がこうなったのよ! って言われたいわけ?」

「…………」

「落ち込んだポーズしてりゃ、怒るか慰めるかしてくれると思ってんの? 悲劇のヒロイン気取って、わぁー箒ちゃんかわいそー、とか願ってんの?

 アンタにそんな暇はないわよ。落ち込むのは後でも出来る事よ」

「……わたしは、もう……ISを、使わない」

「っざけんじゃないわよ!!」

 

 鈴音は背後から箒の胸倉を掴み、無理矢理に顔を上げさせる。激昂とも言える程の怒りを見せている鈴音の表情に箒は目を逸らした。

 

「何の為にアイツがアンタを逃がしたと思ってんのよ!! その全部を無駄にするつもりなの!?」

「もう、嫌なんだ……私のせいで、誰かが落ちるのは」

「ッ――!」

 

 鈴音の平手が箒を捉え、乾いた音を鳴らす。胸倉掴まれたほうきは力無くソレを受け、そしてもう一度胸倉を引っ張られる。

 

「甘えんじゃないわよ……。ふざけんのも大概にしなさいよ……!! まだヒロインぶってるつもり!? そうやって自分の殻に閉じこもって、現実から逃げて、白馬の王子様でも待つつもりなの!?」

「ではどうしろというんだ!! 私だって精一杯やった! その結果がコレだ!」

「精一杯!? じゃあもっと気合入れなさいよ! 精一杯やってんのはアンタだけじゃないのよ!!」

「――、それでも私は――、もう取り返しが――」

「逃げるな! 篠ノ之箒! アンタはまだ戦えるでしょ!? なら立って、無理矢理にでも結果を手に入れなさい!」

「その結果がコレだろう!」

「まだ結果と決まった訳じゃない!」

「……どういう、事だ?」

 

 呆然とした。けれども篠ノ之箒は自身の力で立っていた。

 その事を確認した鈴音は至極面倒そうに溜め息を吐き出して口角を吊り上げた。

 

「今ラウラが――」

「出たぞ。ここから三○キロ離れた沖合上空に目標を発見した」

「流石はドイツ軍特殊部隊」

「――が、悪い知らせもある。セカンド――、夏野穂次の乗る村雨の信号が途絶えた」

「……そう」

「あまり反応しないのだな」

「あの馬鹿は散々あたし達に死ねなんて言われて生きてるのよ。ここで死ぬようなヤツじゃないわ」

「そういうモノか?」

「だから言ったでしょ? 鈴は大丈夫だって」

「そうですわ。あの穂次さんが簡単に落ちるなんて思えませんもの」

「お前らは私に食って掛かって来ただろう」

「それは、ホラ、ね?」

「オホホ」

 

 黒い軍服を纏うラウラの後ろからセシリアとシャルロットがドコか青い顔をしながら姿を見せる。

 少し前にラウラに事実を突きつけられて、蒼然とし、ラウラに真実を言うように迫った、なんて事はない。決して。

 そんな二人を容易く想像出来たのか鈴音は溜め息を吐き出して箒に向き直る。

 

「で、アンタはどうするの? 穂次はアンタ達を逃がして、チャンスを作った。まだ蹲っていたいならそうしなさい」

「戦う――私は戦って、勝つ!」

「あたし達の誰かが落とされるかも知れないわよ?」

「もう落とさせない。絶対に、私の前では!」

「上等ね。そもそもアンタに守られるほど弱くもないわよ」

 

 まるで冗談の様に鈴音は肩を竦めた。入り口ではラウラ達が苦笑をしている。

 それでこそ、知っている箒なのだ。

 鈴音は一度息を吐き出して、真剣な顔付きへと変える。

 

「じゃあ、作戦会議をしましょう。次は無いわ。ココで確実に、()とすわよ」

 

 

 

 

 

 

 

◆◆

 

 

 両足に少しだけささくれた何かが刺さる感触が広がった。耳がカラリと乾いた音を拾い、俺は瞼を開いた。

 空は黒。地面は白。そして鉄格子を境にして、その先には何も無い世界。

 俺がこの世界に入るのは三度目になる。

 だからこそ驚きもしないし、辺りを見渡すだけの余裕もある。同時に後悔も。

 

「のぉ、(あるじ)。また負けてしまったようじゃなぁ」

 

 俺にそう声を掛けてきたのは彼女だった。

 濡羽色の髪を揺らし、対極とも言える白の着流しを纏った女。透き通るような肌に鋭い黒い瞳、柳の様に美しい眉、冷たさを覚える様な(かお)の彼女とも、コレで三度目の出会いとなる。

 鉄格子の向こうにいる彼女はまるで無駄を感じさせない足取りで鉄格子に近付き、握り締めた。

 白い着流しを押し上げるおっぱいが鉄格子に押し付けられて僅かに歪む。着流しも少しだけ肌蹴て鎖骨と谷間が目に眩しい。

 更には着流しの間から覗く肉厚な太ももが実に素晴らしく俺の理性を削り取っていく。

 そんな俺がオカシいのかクツクツと喉で笑い、その美しい貌にも笑顔を浮かべる彼女。

 

「のぉ、主。また負けてしまったのぉ」

「本当に、ごめんなさい。いや、でも今回は仕方ないと思うんだよ」

「別に怒っとりゃぁせんよ。だって(わらわ)は主だけのモノじゃからのぉ。おぉ、怒っとりゃぁ、せんさ」

 

 絶対嘘ダゾ! 怒ってるゾ!

 彼女とちゃんとした会話をするのはコレで三度目になるけれど、それでも分かる。つーか、笑ってるその口角がスゲーピクピク動いてる。

 この鉄格子が無けりゃ、絶対俺はあの素晴らしい腰にある刀で両断されてたね、間違いない。

 ふぅ、と溜め息を吐き出した彼女は少しだけ目を伏せて呟く。

 

「本当に心配したんじゃよ?」

「あー、ソレは申し訳ねーです」

「本当じゃよ? もういっそこの鉄格子なんて格子状に斬り断って、主に代わり世界を滅ぼそうとする程度には心配したんじゃよ?」

「スケールがデカ過ぎて急に分からないようになってきたゾ」

 

 ともあれ、目の前の彼女がこの鉄格子を越える事はしないだろう。ソレは絶対だと思っている。

 

「まあ俺は無事だよ」

「無事な訳がないじゃろ。あの時に妾が主との繋がりを希薄にせねば死んどったぞ?」

「でっすよねー……そこらはマジで感謝してるよ」

「主は調子がよいのぉ」

「あっはっはっ。俺だからな!」

「よぉ言うもんじゃな。戯言もここまで貫けば歌舞伎のようじゃなぁ」

「褒めるなよ。照れるぜ!」

「褒めとりゃぁせんよ。主」

 

 それは残念である。彼女の様な美人に褒められるのは嬉しく感じる。当然、彼女は除く。

 溜め息混じりに俺を見つめた彼女はクルクルと指を動かしながら呟く。

 

「あのヤツクビとかいう玩具(ガング)じゃが、アレはいかんのぉ。主を守れるという事は非常に好い(よい)が、それだけじゃ」

「お、おぉう」

絡繰(カラクリ)の様で愉しくもあるが、主がさっぱり動けないというのも問題じゃの」

「いや、ホント、弱くてスイマセン」

「否定はせんぞ? 文字通り主は弱いのじゃから」

「精進します」

「主は頑張っておるよ。ソレは妾が主の次に知っとることじゃ」

「それでも俺はまだお前をちゃんと操れてないからな」

「努力すれば努力するだけ、妾を完璧に乗りこなす事から離れていく。というのは実に矛盾的で滑稽じゃがのぉ」

「ソレは言っちゃいけないゾ!」

「しかし主は努力を続けるんじゃろ?」

「まあ俺だけなんか卑怯だし」

「それで負けては世話が無いがの」

「ぐぬぬ……」

「妾はそんな主も好きじゃよ? 妾をしっかりと受け入れてくれたのじゃからな」

「いやん。まるで俺が入れられる方みたいじゃないか!」

「……主にその趣味があるのなら」

「いやマジですいません冗談です」

「ツマランのぉ……。まあ妾は生娘の設定じゃからある程度は恥らっている方がいいのかも知れんがの」

「設定とか言うなよ」

「仕方あるまいて。妾は"いんふにと・すらとす"じゃからのぉ。主の道具であり、武器じゃ」

「こんな感情溢れる武器が居て堪るか」

 

 クツクツと意地悪く笑っている彼女(村雨)に思わず溜め息を吐き出してしまう。

 彼女、つまり村雨であり、ソレは俺のISの名前であり、同時にソレは彼女になる。

 ISコアには女の子が居たのだ!! 居た、という表現はおかしいのだけれど。というよりは村雨程感情が豊かな女の子は居なかったけれど。

 

「のお、主。妾との繋がりなんじゃが、もっといい方法はないかのぉ」

「これでも頑張って村雨の動きに任せてるんだけど?」

「赤子の遊びかと思とったんじゃがアレで真面目じゃったか」

「スゲー落ち込むんですが……」

「冗談じゃよ。が、アレでは主がいつか壊れてしまうじゃろうて」

「まあ戦闘終わった後の筋肉痛とか色々は覚悟してるけど……」

「肉体的にではなくて、精神じゃよ」

「自我崩壊エンドか、乗っ取りエンドって事か」

「"えんど"は分からんが、少なくとも妾が殺す気が無くとも主の意識が勝手に妾に混じってしまうのぉ」

「ナニソレコワイ」

「妾に言うでないわ。妾にそういう因子を埋め込んだ阿呆共に言うてくれ」

「だな……で?」

「断片的な繋がりを恒久的な繋がりにしたいのじゃよ」

「……ん、それって変わらなくないか?」

「そんな事はないぞよ」

「おい、言葉遣いが可笑しくなってんぞ」

「ひゅー、ひゅー」

 

 鳴りもしない口笛を吹きながら顔を背ける村雨をジトリと睨んでみる。そうすれば口を尖らせて不満顔に変化した村雨が渋々と声を紡ぐ。

 

「妾だって主との繋がりを深めたいと思うのは普通じゃろ? 第一、元々深く交わっていた繋がりをここまで薄めたのは主じゃろう? それは酷というモノじゃろう?

 

 

 だから妾と深く繋がろう、主。先っちょだけ、先っちょだけじゃから」

「最後で台無しだな、おい」

「これだけ深く受け入れてくれる癖に自分には一切触れさせない主が悪いんじゃよ……。妾に()を与えてくれたんじゃから、甲斐性ぐらい見せてほしいのぉ」

「当初のカッコイイ村雨はドコに行ったんだ!」

「さてのぉ。主の腰にでも差さっておるんじゃろうて」

 

 クツクツと笑ってみせた村雨。

 彼女の言っている事は本当だろう。いや、俺の腰には刀も何もないけれど。

 適合に関してはきっと真実である。ソレはなんとなく分かる。そもそも村雨は俺に嘘を吐けない。そんな機能が無いのだから、当然と言えば当然なのだけど。

 

「それで、何かしらの悪影響もあるんだろ?」

「必然と適合は深くなるよって、以前よりも痛みを明確に感じるじゃろなぁ」

「えぇ、スゲー怖いんですけど」

「安心せい。直に()くなる」

「安心できる要素が一切ないんですがそれは……」

「問題ないじゃろ。元々それほど気にもしとらんかったくせに、今更囀ることもなかろう」

「ひぇっ……」

「ああ、それと――」

「まだあるのかよ、もうライフが少ないんですけどー」

「いい加減に()を抜いてもよかろう」

「……」

「幾分も切れ味は落とすつもりじゃし、問題なかろうて」

「……はあ、わかった。どうせ抜かなきゃ怒るんだろ」

「主のそういう所、妾は好きじゃよ」

 

 ニンマリと笑った村雨はチョイチョイと俺を手招きする。

 カラリと骨群を鳴らしながら歩き寄る俺が鉄格子の前まで来ると、蛇の様に素早く俺の襟首を掴み鉄格子へと寄せた。

 顔面に強い衝撃と唇に柔らかい感触と何か別の硬い衝撃。

 

「ッテェ!」

「ふむ、初接吻は檸檬とか言うとったが血の味じゃな。妾らしい、と言えばそうじゃが」

「主の心配ィ! 見て! お前が思いっきり鉄格子にぶつけたからスゲー痛がってる主が居るよ!」

「主のそういう所も妾は好きじゃよ」

「ああそうかい! 愛してるぜ、チクショウめ!」

 

 捨て台詞の様に吐き出した言葉に身を捩る美女。鉄格子越しに指を一本立てて意識の落ちそうな俺に懇願している。

 当然、俺は何も言わずに意識を落とし、白骨の絨毯に眠るのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パチリと目が覚めた。

 水の中という事はスグに理解できた。深海である、というのもなんとなく理解できる。

 水の中に居るというのに、呼吸が出来る。深海であるのに水圧に押しつぶされない。IS様様だ。

 

 全く力が入らないのは、村雨のエネルギー残量が僅かだからだろう。生命維持に費やしすぎである。それで生き延びた俺が言えたセリフじゃないけど。

 

 意識して、変らず空を舞っているだろう八つのソレに帰還命令を送る。村雨が上手く操ってくれるからこそ、である。

 コレを言い始めるとセシリアさん辺りは俺を卑怯だと罵りそうだけれど、まあ実際に卑怯だと思う。

 ISに全てを委ねる俺は卑怯者だろう。自分で判断せず、自分で行動せず、自分で戦えない。俺はきっと卑怯者だ。

 だから俺は努力を続けよう。俺は天才じゃないから、努力するしかない。

 そうじゃないと、俺は一夏の隣にも立てない。

 いや、ホモ的な意味じゃなくて。友人的な意味で。

 

 ヤツクビが黒い粒子を吐き出しながら左腕に収まる。

 体が浮上する感覚と思考が清んでいく。高揚感と有り余る力を持て余し、エネルギーとして蓄積していく。

 まるで自分の様な感覚。

 いいや、正しくコレは自分なのかも知れない。

 

「さあ、リベンジだ」

 

 海底を蹴り、俺は空へと戻る。

 水圧を突破し減るエネルギーを知覚しながら、ようやく海水から飛び出せた。

 目は開いている筈なのに、まるで閉じている様に明瞭に世界がわかってしまう。

 戻れない。という事はないだろう。ただ意識してやっていたことが無意識に出来る様になっただけだ。それだけ。

 一つだけ深呼吸をして先ほどから煩い通信を受信する。

 

『夏野くん! 無事だったんですね!』

「死んでたみたいに言われてやんの」

『夏野。()()()か』

「そうじゃなきゃ通信出ませんよ。なんなら移動しながらでも今は大丈夫ですよ、織斑先生」

『――、そうか。では改めて命令を出す。馬鹿者共を止めるついでに、銀の福音を停止させてこい』

「了ー解!」

 

 息を飲みこんで一拍置いて俺に命令を下した織斑先生。きっと織斑先生の中での俺の好感度が上昇したに違いない。コレは織斑先生を落とせる日も近いかもしれない。

 宙を蹴り飛ばし、行きよりも速く移動する。

 世界はやはり明確に理解できた。




>>村雨()()
 「のじゃ」美女。和風美女。和風であるだけであって体は凄い。スゴイ。
 横文字が苦手でISも"いんふにと・すらとす"とドコか抜けてたりする。
 ちなみにクーデレっぽい語りであるけれど、どちらかと言えばヤンデレ属性。

 よくある"黒髪ロングのクール"キャラを想像すると意外に嵌ったりするので各自妄想で補って下さい。
 ちなみに私の活動報告を巡回してるヒトは「ああ、ふーん……え?」程度には認識されてるキャラだったりする。
 読まなくても問題はない。


>>統合予定の理由
 箒ちゃんの自戒を書くのすっかり忘れてたナー。ドウシヨウカナー。
 ついでに最近短くなってきたので……。もっと書かなきゃ……。

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