欲望にはチュウジツに!   作:猫毛布

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息抜き(7000字未満

遅れました。
色々考えてたんですが、ゆっくりと進めていきます。


2015/12/24
誤字訂正


喜劇の少年

 時刻は午後七時を回り、短針は八への旅路を半分程過ぎた辺りである。

 昼食時に出会ってしまったセシリアさんに対して、流れる様に土下座をした俺はアッサリと、本当にアッサリと許された。むしろ、俺の土下座に対して慌ててるセシリアさんが見れた。おっぱいが揺れていた。

 かくして謝った俺はアッサリと、それこそ当然の義務の様に「ナイスおっぱい!」と言ってしまったのだ。俺は悪くない。そう、魅力的なそのおっぱいが悪いのだ。

 いつも通りの冷たい視線に晒されたことは俺の記憶に新しい。というよりも、精々七時間程前の話なのだから覚えないと変である。

 

「穂次は座敷じゃなくていいの?」

「へ? なんで?」

「ほら、アッチには一夏もいるよ?」

「一夏が目的で座敷には行かねーよ!」

 

 イイ笑顔で俺の隣で爆弾を投下しやがったシャルロットさん。

 件の一夏はこの部屋に居らず、隣の大宴会場にいる。隣にはたぶんボーデヴィッヒさんと鈴音さんが居る事だろう。どうせあの空間は時空が歪むような嫉妬とか色々渦巻いてるから見たくも無い。

 さて、今一度隣にシャルロットさんを見る。浴衣を着用している彼女からはシャンプーのいい香りが漂い、僅かに開いている胸元が実にセクシーである。いいや、セクスィだ。

 胸元を見ているのがバレタのか、手で浴衣の胸元を直しながらコチラを睨んでいるシャルロットさん。それは逆効果というモノだ。

 

「穂次さん?」

「イタイイタイ。耳を引っ張らないでセシリアさん! 芳一みたいになっちゃう!」

「ホウイチ? 誰ですの?」

「日本の物語の一つだね」

「日本で生まれた超美形のエルフの話だ。そう、俺の様な超美形にな」

「はいはい」

「そうですか」

「二人共俺の扱い酷いくないスかね? もっと構ってもいいんダゼ!」

 

 冗談と分かられているモノをツッコまれずにスルーされるというのは辛い。

 あの何にでも反応してくれるセシリアさんやノリのいいシャルロットさんはドコに行ったんだ!? 貴様ら、偽物だな! あ、スイマセン、睨まないで下さい。

 

「昼は座敷だったのに、夕食は座席なんですわね」

「え? あー、まあ正座ってどうにも苦手で」

「その割りには長時間説教されてる時の穂次は正座だけどね」

「まあ正座だと説教を思い出す、って事で」

 

 へらりと笑って理由は隠しておく。別に正座が苦手、というのは嘘という事でもないし。夕食も一緒に食べるという約束をした手前、辛そうに食べられるのも嫌だし。

 

 それにしても、刺身が美味しすぎる。刺身といえば女体盛りとかを思いついてしまうのだが、人体で熱されたソレは結構問題があるので良い子はマネしちゃいけないゾ。

 

「それにしても」

「なにかな?」

「いや、セシリアさんはともかくシャルロットさんはワサビいけるのかなぁ、と」

「ちょっと、どうしてわたくしは度外視しましたの?」

「前のサンドイッチに入ってたから、味見をした筈のセシリアさんは問題ねーでしょ」

「え? 入れた覚えはありませんが……」

「ナニソレコワイ。ワサビだと思ってたあの味は一体なんだったのか……いやぁ、隠し味を考えるだけでドキドキするなぁ!」

 

 このドキドキはきっと身の危険を感じてるソレである。え? あの辛味がワサビじゃないって……え?

 いやいや、今はソレはいい。直ちに命に影響は無いから問題ない。いや、問題はあるけど。

 スゲー可哀想なモノを見る瞳で俺を見るシャルロットさん。その視線はセシリアさんに向けられるべきかも知れない。知っても食べる俺も大概だけれど。

 

「お昼も思ったけど、穂次って意外とちゃんとしてるよね」

「意外、は余計だ。俺ほど規則正しく、自分を律して生きている人間を俺は見たことないぞ」

「ああ、穂次の目がガラス球って事かな?」

「酷いッ!」

「確かに、普段から穂次さんの食事風景を見てますけど、お箸も器用に使ってますし」

「大豆も摘めるよ!」

「そこは小豆じゃないの?」

「じゃあソッチもいけるって事で。つーか、別に普通じゃねぇの? 俺としては食べてる時に喋ってる時点で結構な無作法なんだけど」

「そうなの?」

「って、政府に居るときに叩き込まれた。ホント、あの期間は常識とか良識とか色々叩き込まれたから」

「それでも常識は覚えませんでしたのね……」

「何を言うか、セシリアさん。俺は美人に対して美しいと、可愛い人に対して可愛いと、おっぱいに対しては触りたいと言ってる超常識人だゾ☆」

「普通は全部正直に言いませんわ」

「捻くれて、キザっぽく言った方がいいって事? 花束でも持って俺が登場して手の甲にキスとかするのか……」

「…………」

「…………」

「どーして二人共黙ってるんですかね。 そのキモ過ぎて黙られると俺もどうしていいかわからないんだゾ☆」

 

 俺から顔ごと視線を外した二人に対して少しだけおどけてみせる。果たしてキザでキモチワルイ俺に対して引くのも構わないが、現実世界の俺ごと引くのはどうかと思う。つーか、被害者が俺ってどういう事なんだ……。

 

「ほらほらー、ちゃんと反応してくれよー。その零れんばかりのおっぱい揉んじゃうゾ☆」

「少しぐらい真面目にしてもいいんですわよ?」

「俺はいつだって真面目です!」

「……真面目が間違ってますわ」

「常に真剣におっぱいを求めてる。俺はおっぱいの為に死ねる……」

「なら死んでいいよ」

「シャルロットさん、キツいッスよ!」

 

 ニッコリ笑ったシャルロットさんの一言が俺の胸に突き刺さる。ニッコリ笑っているというのに、どういう訳か笑顔と認識出来ない。黒い、というか怒ってるのがわかる。

 おっぱいを触ろうとしたセシリアさんが怒るのはわかる。けれどどうしてシャルロットさんが俺に対して怒りを向けるのだろうか。優しいシャルロットさんのことだから世の女性の為に俺を殺そうとしていると考えれば辻褄があう。悲しいけど。

 ……! なるほど、わかったぞ!

 

「シャルロットさんも俺におっぱいを触られたいと、そういう事ですね!」

「穂次さん、命がいらないようですわね」

「どうしてセシリアさんが怒るんですか……解せぬ」

 

 ホントに、理解できない。怖い。何コレ怖い。

 俺は一体何を求められているんだ……両方のおっぱいを触ると問題しかないし。いや逆に考えるんだ、両方のおっぱいを同時に触ってから考えれば何も問題はない。つーか、浴衣姿で妙に肌色が増えて俺の理性がキツい。

 

「さって、ご馳走様でした」

「? どこかへ行きますの?」

「腹ごなしに散歩」

「つ、着いていってあげてもよろしくてよ?」

「ぼ、僕も行っていいかな?」

「あー……出来れば一人がいい、つーか、男しか来れないというか」

「……あ、そっか」

「そうですか……」

「そんなに落ち込まれると困るんだけど……。食事時だから一応濁して言ってるだけで、まあ、なんつーか、お察し下さい、いや察してもダメなのか」

 

 流石に俺だって言える事と言えない事ぐらいの分別は出来ている。出来ているだけで言わないとは限らないけれど。

 それでも二人は察してくれたようで、少しだけ赤くなって、怒ったように俺を追い出した。

 さすがに美人二人に挟まれての食事は緊張したぜ……。さって、心を落ち着ける為に散歩に行こう。それこそ、俺は正直に散歩に行くと言っているのだから、何も問題はないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日は海に沈み、耳には波の音が聞こえる。

 いくらか花月荘から離れれば喧騒も緩やかになり、明かりも疎ら。いいや、空には明るい月が昇っているのだから弱く砂浜を照り返している。

 昼前の事は今でも悔んでいる。シャルロットさんに吐き出した所で解決できるような事でもなく、セシリアさんから許された所で俺の中ではやはり許せないことなのだ。

 だからと言って、俺は自分を咎める事は出来ない。その方法も思いつかないし、ソレこそ自己満足に当たるのだから、意味も何も無い。

 

「やあ、少年っ。 何か悩み事かなァ?」

 

 声に立ち止まる。

 ようやく顔を上げた俺の前にはおっぱいがあった。いや、うん、もうちょっとだけ視界を広くしよう。

 タレ目な瞳に機械式のウサミミ。エプロンドレスを押し上げるおっぱい。スカートに隠されているというのに、しなやかであると容易く想像できる脚。全てにおいて全人類を凌駕していると自称している篠ノ之博士がそこには居た。

 

「どうしたんスか。篠ノ之さんはたぶん花月荘に居ると思いますよ」

「いやいや、悩める少年の助けになるのもワタシの役目なのサ!」

「実はおっぱいが揉みたくて、揉みたくて!!」

「なるほど! ちーちゃんが揉ましてくれるってさ!」

「ちーちゃんなる人は一体どんな人なんです!? おっぱい大きいですか!? 美人ですか!?」

「当然美人だよ! 黒髪でツリ目で、とっても強いよ!」

「ブリュンヒルデじゃないですか! ヤダー!」

「アッハッハッ。ちーちゃん以上の美人をワタシは知らないからねぇ」

「篠ノ之博士もいい勝負だと思いますよ!」

「むっふっふぅ、トウゼンだね! だってワタシは篠ノ之束様なんだからッ!」

「んじゃ、とりあえず織斑先生に通報してきます! 不審な兎を発見したって言えばたぶん通じるデショ」

「アッハッハッ、君はそんな事をしないよ」

「はっはっはっ、わかりませ――」

「だって君は篠ノ之束の情報を欲しているからね」

「――」

「いいや、正確には君は私の情報じゃなくて、協力が得たい、かな?」

 

 クスクスと笑う篠ノ之博士に何も言えない俺は少しだけ息を吐き出して苛立たしげに頭を掻く。

 そんな何も言わない俺に何を思ったのか、篠ノ之博士の言葉はスラスラと吐き出されていく。

 

「当然の事を言うけれど、実は私は君に興味が沸いているよ。なんせ、君はいっくんに続いて現れたIS操縦者なんだから。

 ん、ああ、この言い方は正しくないかもしれないね。なんせ、夏野穂次という人物は関係者的に言えば、()()()のIS操縦者の名前なんだから。

 まあソレは私にとってそれほど重要じゃない事だからどうでもいいけれど。

 それにしても相変わらず政府の人は私の理解の及ばない事をするね。まさか君にあんな事を強要するなんてね。人の心はそれほど理解出来てないけれど、私でも拷問と言えるかもしれないね」

「……ま、ドSが居たって事で」

「ハッハハッ。私の目線で世間の立場なら、いっくんよりも君を保護すべきだったと言えるけどね。むしろ、君は保護されて然るべきだったのかもしれない。尤も、ソレはもう遅いことだけれど。

 だって、私で言う()()()はもう存在していないんだから。そうだよね?」

「知らないッスよ。俺はアナタが言う三人目なんですから」

「いいや、ソレも勘違いしているよ。私にとっての三人目なんてこの世界に存在する筈の無い、それこそ未だに居ない存在なんだから。だから私にとってソレは重要じゃない。

 きっと三人目が出てくるとしたら、

 私の様にイカシた頭の持ち主か……

 或いは、君の様にイカレた頭の持ち主だろうね」

「俺は平凡ッスよ、篠ノ之博士。何の取り柄も無ければ、人に言える様な事もない。平凡で、もしかしたらソレよりも劣ってるかもしれないッスねぇ」

「それでも君は選ばれた。選ばれてしまった、って言った方が君の為かもね」

「……ホント、国家機密も何もかもあった物じゃないッスな」

「それこそ愚問だね。私は篠ノ之束だよ? 平凡な君じゃない」

「まあご尤もで。それで、俺をどうこうしようって話ですかね?」

「……そうだね。それもいいかもしれない。でも、それじゃあ君が嫌がるかもしれないじゃないか」

「そのおっぱいに包まれながら攫われるなら、歓迎ですよ!」

「私はエンリョするよ!

 まあ私は君の喜劇を見ていてあげよう。いつまでその調子でいられるのか。笑いながら見ていてあげよう。それこそ、喜劇だからね」

「…………それは、どうも」

「いえいえ。ただし、君の喜劇は見ていてあげるけれど、()()の演劇は見もしなければ、助けもしない。それこそ、君たちで勝手にしてろ、って事だねッ!」

「…………ホント、形無しッスなぁ」

「ハッハッハッ。まあ君の助けにはなってあげるよ。一つ条件があるけれど」

「……今の内に聞いときます」

 

「私の研究材料になってくれないかい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……生き返るぅ」

 

 湯に浸かれば随分と情けない声が出てしまった。数分前まで美人博士に色々と言い寄られていたのだからきっと心労が溜まったのだろう。ソレを一度以上は確実に味わっている一夏に対して少しだけの申し訳なさを感じる。尤も、それでどうこうするつもりは無いけれど。

 篠ノ之博士の条件に対して、俺は答えることが出来なかった。答える前に篠ノ之博士が消えてしまったのだから、答え様がなかった、と言えばそれまでなのだが。

 

「……はぁ」

「なんだよ、珍しく溜め息を吐いて」

「別にぃ。それよりも何でお前が入ってくるんだよ、一夏……はっ、まさか!?」

「ねぇよ。というか、男同士なんだから別にいいだろ」

「……まあいいか」

「アレか、疲れてる時の穂次だな」

「疲れてるよー。腹ごなしに散歩に出たら篠ノ之博士に会ってさー」

「あぁ……ご愁傷様」

「ホント、何なのアノ人。国家機密を日常会話みたいに喋って、挙句の果てに好きです結婚してくださいだなんて」

「最後のヤツはないから」

「だよな……あんな美人に言い寄られたい」

「俺が言うのもアレだけど、束さんだぞ?」

「篠ノ之博士に言い寄られたい訳じゃなくて、あのレベルの美人に言い寄られたいだけだから」

 

 ふーん、と興味無さそうに声を漏らした一夏は体を流し、俺の隣へと座る。

 

「ふぅ……」

「いい湯ですなぁ……」

「そうだな……」

「……ちょっと前まで女生徒が入ってると思うと、素晴らしいよな」

「お前さ、そういう事言ってるからシャルロットとかセシリアとかに怒られるんだぞ」

「お前にだけは言われたくない。つーか、俺のコレは仕方ないの。欲望に忠実に生きてる結果なの!」

「もう少し隠そうとしろよ……」

「隠したところでイイ事なんてないからなぁ……つーか、時間よりも遅かったけど、何かしてたのか?」

「ん? ああ、千冬姉にマッサージをしてた」

「ああ、筋肉硬そうだもんな」

「穂次……短い人生だったな」

「馬鹿野郎……お前も一緒だぞ!」

「嫌だよ」

「俺だって嫌だ」

「というか、束さんと話したって、よく話せたな」

「ほら、俺って? 特別じゃん? つまり、スゲーわけよ。わかる?」

「あーはいはい。それで?」

「男性IS操縦者だから興味持ったんだってさ。あの格好で月をバックに『君の助けになりたい』とか言われた。綺麗でカッコよくて惚れそうになりました」

「穂次ってチョロいんだな」

「でも篠ノ之博士はないです。あんなイカシた脳内の人は無理。マジで」

「ちなみに見たと思うけど、肉体スペックも凄いから、あの人」

「ああ、美人だもんな」

「そっちじゃなくて。千冬姉と真正面から立ち向かえる人だから」

「……え? 人外?」

「お前ってやっぱり死ぬんだな」

「ヒェッ……そんなまさか。男湯を盗聴してるなんてそんな事はないだろ。ハッハッハッハッ……え?」

「お疲れ、穂次」

 

 いや、無いから。冗談が上手いなぁ、一夏君は。ハッハッハッハッ……え?

 いやいや、とにかく風呂場にいる間は何も問題は起きないはずだ。それこそ一夏がいるのだ……何かあれば一夏を盾に逃げるしかない。

 

「それにしても、国家機密って、お前が知ってるような事で国家機密とかってあるのか?」

「んー、無いんじゃね? おっぱい見せられて漏れる機密とか有って無い様なモノだろ」

「自分で言うのか」

「そりゃぁ、俺のことを一番わかってるのは俺なんだから、当然だろ」

「まあ、それもそうか」

「……その筈なんだけどなぁ」

「……大丈夫か?」

 

 思わず漏れでてしまった言葉に溜め息が溢れ出た。心配そうにコチラを見ている一夏に対して軽く手を上げるだけで応対する。

 何も心配なことなどない。それこそ何もないのだ。

 

「俺のことが一番わかってないのも、俺かもな」

「なんだよそれ」

「別に、なんでもねーよ。相棒」

 

 肩を竦めてみせれば織斑一夏は口をへの字にして、それ以上追求してこなかった。

 追求されたとしても、俺の口からは何も言えないし、誰かの口からも何も言えない。

 俺のことが一番わかっていて、それでも一番わかっていないのは、俺自身なのだから。

 

「つーか、一夏ってデケーのな」

「なっ!?」

「ん、いや、スマン。つい出来心で……」

「お前、散々人のことホモホモ言っといて、ソレかよ

……流石に引くぞ」

「いいか、男の象徴に対して賛辞を送っただけだ。俺は決してホモじゃない。いいか、もう一回だけ言う、ホモじゃない!」

「俺だってホモじゃねぇよ!!」

「じゃあお前は不能だな!」

「不能でもねぇよ!? どうしてそうなったんだよ!!」

「そりゃぁ、あんだけの美少女達を前にして――、あー、いや、この話は止めよう。うん」

「ん、珍しいな」

「いや、昼頃にソレで失敗してるから……うん、スマン」

「お、おう……何があったんだ。どうせ穂次が悪いんだけど」

「当然だ。俺が悪い。悪いから……もうマジで、なんであんな事したんだろうね!」

「まて穂次! 沈むんじゃない!!」

「うっせぇ! 気持ちいい温泉で溺れてやるー! 女生徒達の出汁で溺れてやるんだ!!」

「凄い嫌な言い方してるな! お前!」

 

 ある意味幸せな死に方かもしれない。

 いや、どうだろうか。どうせ、ココから上がると鬼が待ち構えているのだろうし。俺の死亡は免れない……やっぱり一夏を盾にするしかないな!




>>女生徒の出汁
 温泉は出っ放しなので変わってる。

>>花束持って~
 たぶんキモいと言って花束を奪われる。その後ションボリしてるキザな馬鹿にちょっとだけデレる。

>>篠ノ之束
 以前、感想欄で「束さんを相手出来るのスゲー」って言われたので、そのフォロー。束さんは彼にある程度興味があります。それこそ研究対象としてのソレですけど。
 だからこそある程度の接し方、みたいな感じです。

>>篠ノ之束②
 色々と意味深な発言をしています。それこそヤヤコシイ言い回しで色んな人を誤魔化す為に喋ってます。

 まあネタバレも何もない話です。
 だって、彼女の言ってることの大凡は全部書いている事なんですから。だから、ネタバレな発言はそれほどナイです。
 一切出ていない話は『提案の話』と『演劇』の話ぐらいでしょうか。たぶん。
 まあ、別に読む分にはそれほど意味の無い話です。唐突に何かが起きて、何かが始まる。それだけです。

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