オーバーロード ―さまよう死霊―   作:スペシャルティアイス

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我ながらとんでもねえ数の捏造のオンパレード


第十七話

照りつける太陽にはそれほどの熱を感じなかった。空気も乾いている感じもなく、荒涼とした風景に似つかわしくないほどに中庸だ。

暑くもなく寒くもなく、乾いてもおらず湿ってもいない、中立にして0。それはあらゆる生物への補助が存在しないことを示している。

そんなどこまでも続く荒地で、《下位道具創造》で作り出したテーブルと椅子で二つの人影が相対していた。

変わらぬ表情の死霊が周りを見回して、不死の支配者へ口を開く。

 

「はえー……。ここがあの1500人の生え抜きをぶっ潰した最終攻防線ですか。あの動画はめっちゃ話題を呼んだの今でも思い出せますよ。某掲示板の専用スレやアンチスレがすごい勢いで伸びてくの覚えてますわ」

「あははっ、懐かしいなあ。あれも今思えばお祭りみたいだったのかな。俺、たっちさん、ウルベルトさん、死獣天朱雀さんにヘロヘロさんとやまいこさん。それにペロロンチーノさんやぶくぶく茶釜さん。みんな一緒に、あの強豪プレイヤーの群れにギミック増々で突っ込んだんですよ。おかげで撃退後は維持費のことで頭が痛かったな」

「なるほど。NPCの蘇生以外にも、種類によってはギミックの再設置にも金貨使うらしいですからね。……でもそれ抜きにしても、あの戦いはとんでもない規模ですよ両者マジで」

 

第十位階の魔法とワールドチャンピオンを筆頭に弩級の狂スキルが物理攻撃の如く飛び交い、超位魔法もそれに続く戦場。なによりも普通なら秘蔵する超レアアイテム、高額課金アイテムや期間限定消費アイテムが湯水のごとく消費され、あの戦いで一番得をしたのは運営であることは自明の理であった。

しかしなによりもトライあんぐるが驚愕したのは、今いる第8階層のギミックとNPCたちだ。

特に肉色の胎児の天使の戦いは、視覚的にも精神的にも戦略的にもエグいものだった。あの仕組みを考えた人物はこの世全ての悪と読んで差し支えないのではないか?密かにトライあんぐるはそう考えている。

そしてこの場に自分とアインズが立つ意味とは。

 

「(わざわざナザリック地下大墳墓を案内してくれるなんて、本当に律儀でいい人だな~)」

 

あの戦いの後ひとまず剣闘士ごっこはお開きとなり、守護者とピンクブロンドのメイドを伴ったアインズに連れられ、第六階層からここまでを見学していたのだ。

その途中、工夫を凝らしたお化け屋敷のようなギミックにトライあんぐるは年甲斐もなくはしゃいでいた。

その気持ちもその場に至って落ち着いていたが。

そして第8階層ヘ移る赤熱神殿の最奥地点にて守護者を残し、2人が出たのがこの空間だった。

 

「しっかし、アインズさんでもココに来た原因はわからんですか?」

「すいません、あなたと状況は変わりませんよトライあんぐるさん。最初はユグドラシルⅡが始まったかと思ったけど、それにしてはNPCたちが一人でに動き出して」

「あーそれはビビるな。俺の場合は死にかけて気づいたら大自然の中って感じでしたわ」

「え゛?死にかけって、どういうことです!?」

 

そこから互いの情報を交換するも、トライあんぐるから供した情報はアインズのものと比べて僅かなものだった。

組織と個人の差とも言えるが、その情報収集の量は組織を動かすトップが無能ではないという証左だ。

 

「へぇー完全なる狂騒でそんな騒動が。そういや俺何個か持ってるんですが、一本いっときます?」

「やめてください!フリじゃないですからねコレ!……ところで、そろそろ火属性耐性の種明かしを聞きたいんですが」

「ぬっふっふ、すぐに言っちゃあ興ざめですよアインズさん」

「後でって言ったじゃないですか……。それにしてもトライあんぐるさんっていつぐらいからユグドラシルやってるんです?……あとGvGに敗れてからはずっとソロですか?それと」

 

若干の言い淀みはアインズからだったが、死霊は顎に手を添えて即座に言い放つ。

トライあんぐるは、この場に招かれたこととアインズの言葉に、若干の予感を覚えていた。危険因子の排除という戦いを。

 

「察しているんでしょう?俺がギルド相手に派手にやってたって。どうしたって情報は漏れるし、それ知ってればしょうがないッスよね」

「……招き入れてから気づくなんて間抜けな話ですよね。俺はこの世界に転移して守るもの、ギルドとメンバーが残したNPCたちがいます。大切な彼らに危害が及ぶなら、俺はその芽を確実に摘み取らなくちゃいけない」

 

アインズの目に火が灯る。暗黒の孔に燃えるそれはアンデッドらしからぬ熱情を燃料とするかのようだ。

そしてアインズの手に現れたのは一冊の百科事典(エンサイクロペディア)。メンバーの一人から譲り受けたその中に、警戒すべきプレイヤーの名前と詳細な対処法が載っていた。

開かれたページには青い怨霊の姿と、ウィスプ系の最上位種族、馬に跨る騎士の姿があった。

『プレイヤー名トライあんぐる、種族は浮遊系死霊属のみのビルドであるが、時期によって怨霊(スペクター)セントエルモの災火(ファイア・オブ・セントエルモ)蒼褪めた乗り手(ペイルライダー)の種族外観に変わる。その手法は以前の暗殺系から変わりほぼ統一されており、対PCは他NPCを利用した奇襲や召喚スキルによる集団特攻戦。そして最大警戒すべきは嫌がらせのような単独によるギルド攻略。高レベルNPCを乗っ取り自爆させるギルド運営資金への兵糧攻め。あまりにそれをやり過ぎて、2ch連合の数十%を相手に鬼ごっこプレイを日々行う変態プレイヤー』

 

「ちょ、変態プレイヤーはないっしょ!?……まあほとんど事実ですが」

 

そう言う死霊はおどけて笑う、どこか鈍い動きで。

この場に案内された時点で、半ばトライあんぐるは覚悟していた。動画にあった決戦、強力な足止めを喰らい戦力を激減した数百名のプレイヤーと対決した41人の異形種。

違うことは1on1ということ。

しかしこの場においては、彼がアインズに勝利をおさめる事は9割9分不可能。得手とする手段の道具である高レベルNPCは存在せず、切り札の転移も屋内であるため使えない。

そしてこの場に敷かれた様々なギミックとあの怖ろしいマップ兵器。NPCであってNPCではない、ある意味攻城用ギミックに近いそれは乗っ取ることは出来ず、それとアインズを相手取るなぞ御免こうむる、はずだった。

 

「(だがあのアインズ・ウール・ゴウンのギルマスとPvPなんて、二度目の機会は絶対にねぇよなァ)」

 

死霊の身体に湧くのは憧憬を含む闘志。憧れの頂との戦いと考えて、未来を考えずにこの衝動に身を任せたい欲望が、無いはずの脳を熱くさせる。

トライあんぐるの目の前のアインズの表情は窺い知れない。無表情を通り越して皮も表情筋もないのだから。

 

「……この展開は、アレですか?」

「そうです。この世界を生き抜いていくためにも、未知の戦力への警戒はして当然です。それはあなたも同じはずですトライあんぐるさん」

「まあ、否定は出来んでしょう。そしてそういった存在がいた場合は確実に倒す、ですよね……?」

「その通りです。であれば我々の利害は一致している」

 

そう言って立ち上がったオーバーロードへ、死霊は咄嗟に最後の切り札をとらんとして、

 

「トライあんぐるさん!同盟しませんか?」

「……んえっ?」

 

思考の外の申し出に、トライあんぐるは間抜けな声を出した。

 

 

 

アインズは非常に上機嫌だった。目的であったユグドラシルのプレイヤーと友好的な接触を図ることが出来たのだから。

 

「はえー……。ここがあの1500人の生え抜きをぶっ潰した最終攻防線ですか。あの動画はめっちゃ話題を呼んだの今でも思い出せますよ。某掲示板の専用スレやアンチスレがとんでもねえ勢いで伸びてくの覚えてますわ」

「あははっ、懐かしいなあ。あれも今思えばお祭りみたいだったのかな。俺、たっちさん、ウルベルトさん、死獣天朱雀さんにヘロヘロさんとやまいこさん。それにペロロンチーノさんやぶくぶく茶釜さん。みんな一緒に、あの強豪プレイヤーの群れにギミック増々で突っ込んだんですよ。おかげで撃退後は維持費のことで頭が痛かったな」

「なるほど。NPCの蘇生以外にも、種類によってはギミックの再設置にも金貨使うらしいですからね。……でもそれ抜きにしても、あの戦いはとんでもない規模ですよ、お互いに」

 

しかもその人物はギルド、アインズ・ウール・ゴウンのファンらしく、アインズでも忘れていた内容を把握していた。

その話題を呼び水に自分の中の思い出も次々に蘇っていく。初期メンバーたちと切磋琢磨したナインズ・オウン・ゴール時代。

メンバーが増え新たな世界を切り開き、多くのギルドを打ち倒したアインズ・ウール・ゴウンの黄金期。

そしてメンバーが少しずつ抜けていった時期。アインズ、モモンガにとって少しずつ自分の心が喪失感に喰われていった最近までの間だ。

明日は誰かがログインしているかも、明後日なら、明々明後日なら、弥明後日なら、五明後日なら、一週間後なら。

時折ギルメンがログインした時は、表面上は朗らかな対応だったが内心は嬉しくて嬉しくしょうがなかった。

しかしそれが終われば、反動なのかすさまじい虚無感と疲労感がモモンガを苛んだ。

 

「しっかし、アインズさんでもココに来た原因はわからんですか?」

「すいません、あなたと状況は変わりませんよトライあんぐるさん。最初はユグドラシルⅡが始まったかと思ったけど、それにしてはNPCたちが一人でに動き出して」

「あー、それはビビるな。俺の場合は死にかけて気づいたら大自然の中って感じでしたわ」

「え゛?死にかけって、どういうことです!?」

 

ユグドラシルが終わる寸前にログインしたギルメンとの語らいほどでなくても、他プレイヤーとの接触はモモンガ自身が驚くほどに高揚するものだった。

 

「(トライあんぐるさん、この後はどうするんだろう?できればナザリックにしばらく滞在して欲しいけど)」

 

異世界で知りあった同郷の知己。その存在がいなくなるというのは非常に残念なことだ。

ここでアインズの頭に一手浮かんだ。トライあんぐるは話を聞く限り、現在はソロらしいとのことだ。

それであるなら、自分以上に脅威に対して敏感になっているのではないのだろうか?

ナザリックでは支配者ロールによる気苦労はあっても、自分を脅かすものは皆無だ。ならばトライあんぐるにとっても、そういった安心できる拠点があるならどうだろうか?

 

「へぇー完全なる狂騒でそんな騒動が。そういや俺何個か持ってるんですが、一本いっときます?」

「やめてくださいって!フリじゃないですからねコレ!ところで、そろそろ火属性耐性の種明かしを聞きたいんですが」

「ぬっふっふ、すぐに言っちゃあ興ざめでしょうアインズさん」

「後でって言ったじゃないですか……。それにしてもトライあんぐるさんっていつぐらいからユグドラシルやってるんです?……あとGvGに敗れてからはずっとソロですか?それと」

 

今、拠点がないならここを拠点にしてはどうか、と続けようとして死霊が言葉を先に発した。

 

「察していてるんでしょう?俺がギルド相手に派手にやってたって。どうしたって情報は漏れるし、それ知ってればしょうがないッスよね」

「……招き入れてから気づくなんて間抜けな話ですよね。俺はこの世界に転移して守るもの、ギルドとメンバーが残したNPCたちがいます。大切な彼らに危害が及ぶなら、俺はその芽を確実に摘み取らなくちゃいけない」

 

そのことは闘技場でアインズは思い出していた。アインズ・ウール・ゴウンの諸葛孔明と呼ばれたぷにっと萌えが引退するときに預かった、彼の分の百科事典(エンサイクロペディア)。随分と簡略化した、と言っていたがそのデータ数は尋常ではなかった。

その中の一つ、ぷにっと萌えが引退する時点での警戒すべきプレイヤー。その中の一つに記されていたのが目の前のトライあんぐるだった。

曰く、単独での立ち回りだが逃げ足が非常に素晴らしく、DMMOでの兵糧攻めとも言える戦法はイイ趣味をしている。

しかし取得する種族のエザーホーデンは麻痺を主体に消耗戦を仕掛けられれば容易に倒され、弐式炎雷ほどではないがピーキーだ。

彼が元“燃え上がる三眼”のメンバーでなければ勧誘したかったがしょうがない。

ギルドランキング2位と1位を相争わせる計略ではよく踊ってくれて(・・・・・・・・)感謝している、要約するとそんな内容だった。

燃え上がる三眼に所属していたという事実は若干驚いたが、それも数年前のことで今更という気持ちが大きい。

それにギルドであるアインズ・ウール・ゴウンとそのメンバーを喜々として語っていた姿だけで、アインズとしては彼を引き入れたい気持ちに変わりはなかった。

 

『プレイヤー名トライあんぐる、種族は浮遊系死霊属のみのビルドであるが、時期によって怨霊(スペクター)セントエルモの災火(ファイア・オブ・セントエルモ)蒼褪めた乗り手(ペイルライダー)の外観に変わる。その手法は以前の暗殺系から変わりほぼ統一されており、対PCは他NPCを利用した奇襲や召喚スキルによる集団特攻戦。そして最大警戒すべきは嫌がらせのような単独によるギルド攻略。高レベルNPCを乗っ取り自爆させるギルド運営資金への兵糧攻め。あまりにそれをやり過ぎて、2ch連合の数十%を相手に鬼ごっこプレイを日々行う変態プレイヤー』

 

「ちょ、変態プレイヤーはないっしょ!?……まあほとんど事実ですが」

 

靄顔がニマァと笑う形を描き、そんなトライあんぐるの姿にこれならイケる!アインズは今こそ提案すべきタイミングだと考えた。

 

「……この展開は、アレですか?」

「(トライあんぐるさんも同じ気持だったのかっ!?)この世界を生き抜いていくためにも、未知の戦力への警戒はして当然です。それはあなたも同じはずですトライあんぐるさん」

「まあ、否定は出来んでしょう。そしてそういった存在がいた場合は確実に倒す、ですよね……?」

「(そうそう!この提案はお互い得できる提案ですよ!)その通りです。であれば我々の利害は一致している」

 

そう言って死の王は立ち上がる。

サラリーマン時代は理論と正論の理詰めで淡々と商談を進めていたアインズにとっては、その行動はらしくないものだった

しかしその程度はどうでもよいのだ。

 

「トライあんぐるさん!同盟しませんか?」

「……んえっ?」

「……えっ?」

 

「(あれ?なんでびっくりしてるんだ?)」

 

何故か予想した反応でなくてアインズも気が抜けた声を発した

 

「だから同盟ですよ同盟。あなたと俺、いやナザリックと同盟するんです。トライあんぐるさんへは安全な拠点といくらかの補給や戦力の貸与も行います。そしてこちらへは多少の協力、戦力をお貸しいただければ」

「えっ、はっ?なん今ってその、PvPじゃ」

「PvP?誰と誰がです?」

「だって、ここにきたってことは」

「まあ私が声がければプライベートな空間は確保できるでしょうけど、ここならほぼ100%1対1でお話できますので」

 

第8階層は守護者ですら立ち入りを禁止されている階層である。これはシステムとして定義されている設定であり、例外である領域守護者へは席を外すように命令していた。いくらNPCが自由意志をもつといってもこの禁を破るものは存在しない筈だ。

何故か手をワタワタと振りつつ、自分以外の存在がいるかのように周りを見渡すトライあんぐる。自分の靄顔を叩き、引張る姿にアインズは首を傾げる。

 

「どうしたんですかトライあんぐるさん?」

「あの、あのあの!今の話ってマジです?ドッキリじゃないですよね?」

「ドッキリって……私これでもギルマスですよ?冗談で同盟の申し出なんてするはずないでしょ」

「で、でも俺、実はその、あるギルドにいて」

「もしかして“燃え上がる三眼”ですか?知ってますけど」

 

その言葉にトライあんぐるが固まる。

彼の心中は、なぜそれを知って、いやそれを知ってその提案ですか!?というものだった。

そしてアインズの声が低くなったのはしょうがないことだ。本来“同盟”というのはギルド同士で行うものだ。

それを対個人で行うのは破格といってもいい。それを疑うということは、ギルドであるアインズ・ウール・ゴウンの看板をないがしろにすることと同義である。

 

「えっ」

 

そしてアインズは不意に声を漏らしてしまう。死霊が不審な挙動をピタリと止め、一つのアイテムを取り出したからだ。パーティーグッズのクラッカーに告示したデザインで、先ほどの会話にも出てきた代物。

精神耐性をもつ複数の種族の耐性を、一定時間無効とする効果を持つそれの名は“完全なる狂騒”。

それを、トライあんぐるは何のためらいもなく使用した。そしてその効果が発動し、1人のアンデッドがもつ精神耐性は無用のものとなった。

 

「ちょっと、なにを」

「うっほおぉぉぉぉ!??マジかマジかよぉぉッ!?俺があの、あのアインズ・ウール・ゴウンにっ!?異世界だけど、夢じゃなぁぁぁい?!イヤッッホォォォオオォオウ!ユグドラシル最高ぅぅぅぉぉおおお!!」

 

アインズの顎骨があんぐりと落ちた。まるで子供、大の死霊が狂乱といってもいいほどのはしゃぎっぷりで叫びながら空を高速飛行し始めたのだ。

そして、その身体から次々と死霊とスケルトンが溢れ地面に落ちてくる。際限なく次々と降下する姿は、どこかの戦争映画のような光景である。

《下位アンデッド創造》にあるまじきその生産量は、彼が何らかの特殊なスキルを有することを示していた。

ここでアインズはハッとする。この階層にあるとあるトラップに。自動運転であれば一定数の集団が存在すると発動するギミックは、無差別に攻撃する代物だ。

 

「ちょ、トライあんぐるさん!ストップ、ストップして!!やばいから、このままだとホントやばいって!……人の話聞けよぉぉぉぉぉ!!?」

 

ナザリックの支配者の叫び声は、不意に起こった《失墜する天空(フォールンダウン)》に似た爆発でかき消されていた。

 




当初はギルメン加入も考えましたが違和感がすごかったので同盟という形に落とし込みました。



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