落第騎士の英雄譚 ~もう一人の騎士の物語~   作:フライルー

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鈴谷「デバイスには幻想形態があるな?」

一輝「うん」

鈴谷「俺もできるか練習してみた」

一輝「ほう」

鈴谷「ちょっと切られて」

一輝「ちょっと待t」ズバァ

一輝「・・・痛くない」

▼ 鈴谷 は 幻想形態 を 取得 した !!


第8話 ガンダムだけだと思うなよ

「初公式戦お疲れさん」

「ありがとう、齋 」

結局俺君一輝の公式戦行きませんでした!予定重なったんだよ!いいもん!どうせ勝つのわかってたし!一輝とステラくっついたし!あいつらばれてねぇと思ってて面白いし!

「でもお前2週間もなにもなしとか襲われてもしらんぞ?」

「なぜばれたし。」

「見てりゃわかるわお前らなんか。まぁ襲われたら俺が録画するか参加するk・・・」

一輝は無言で陰鉄を俺の顔面に向けてくる。現在一輝の部屋。誰にもばれない。

「冗談だから落ち着け。それともやるか?」

最近気づいたんだ。生成能力あるならデバイスつくれんじゃねと。しかもどうやら俺のは贋作ではなく紛れもない本物なのだ。

というわけで陰鉄を生成する。

「・・・どういうことなの・・・」

「ちょいとわけありでね。俺は固有霊装(デバイス)を持ってない。そのかわり初めてあったときのエクシア・・・ようはロボになる能力だな。それといろんなものがつくれる生成能力を持っている。もちろんお前らのデバイスもな」

「・・・どういう事情かは聞かないでおくよ。たぶん理解できない」

「あざっす。」

転生者つってもなに言ってんだこいつぐらいにしかならないもん。

「さて、そろそろ時間だからいってくるわ」

「相手は生徒会の一人だ。気をつけてね」

「お兄ちゃんに任せなさい!」

「・・・お兄ちゃんか」

「ん?」

「いや、なにも。いってらっしゃい僕も見に行くよ」

「うーっす」

そう、相手は生徒会であり、絶滅危惧種のブルマである。これはじっくりやらんとなぁ(ゲス顔)

(そうだ、よくよく考えればあいつの能力加速じゃねーか!加速には加速に勝ちたいな・・・そうだ!)

<<入場してください>>

「へっへっへ・・・」

「さあ入場してきました!!一年生謎の転入生!あのAランクとまともにやりあった鈴谷選手だああああ!!!」

 

「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」」

「ついにきたぞ!」 「相変わらずイケメンだわ!」 「がんばれよー!」

 

(やっぱ顔面補正かかってんじゃねーか!だから三次元は糞なんだよ!)

 

「そして相手は生徒会役員!<<速度中毒>>(ランナーズハイ)兎丸 恋々(とまる れんれん)選手ぅぅぅぅぅぅ!!!」

(実況テンションたっけwwwwwwwうぇっwwwwwww)

「なあ恋々さんよ」

「なんだい鈴谷君?」

「一騎打ちする気はないか?」

俺もアホではない。絶対勝つ。

「ふぅん?一騎打ちかぁ・・・いいよ、乗った」

「なら限界までステップで速さを上げてくれ。」

「!? ・・・いいのかい?」

「ああ、どうせ勝つ」

「ならその提案をしたことを後悔させてあげるよっ!」

試合開始のブザーっぽいのがなる。俺は動かない。相手が限界まで速くなるまで。

「さて、そっちも準備したら?そろそろ限界速度だよ」

はやっ。ならこっちも

「セット、ヴェンジェンス 生成 マスブレード」

加速+攻撃=OB テストにでるよ

「いくぞ恋々!速さの貯蔵は十分か!」

「強気だねぇ!それじゃあいっくよー!」

それを見ていた生徒は語る。

「なにが起きたかわかりませんでした。」

「鈴谷くんはこのまえは綺麗な青色ので戦ってたと思ったら今日はなんだか鉄くさいのになって・・・」

「そしたら急にこう・・・背中からギュイーンって。鉄骨?みたいなのを右腕につけて・・・」

「それで、一気に加速した恋々さんと鈴谷さんがぶつかって、あたりが光で真っ白になってました。」

「みんな目が慣れてきたころ、そこには意識を失って倒れてる恋々さんと、その倒れてる恋々さんを抱える鈴谷くんが立ってました。」

「なにが起きたかわからないのに、一瞬で状況がわかりました。鈴谷君は勝ったんだと。」

「しょ、勝者は鈴谷選手だああああああああああああああああああああ!!!!!」

(し、死ぬかと思った・・・ゲームどおり下手したら自分も死ぬかも・・・)

この日、しばらくはOBはつかわないでおこうと思った鈴谷であった。





【挿絵表示】

一応こっちにも。
校外学習とテスト連続だったから。
奥の手はミセリア。

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