落第騎士の英雄譚 ~もう一人の騎士の物語~   作:フライルー

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おのれリア獣ミセリアアアアアアアアアアアアアアア!!!
俺は貴様を許さんぞおおおおおおおおおおおおおい!!



第4話 模擬戦なんだよおおおおおお

「なんと・・・」

一輝とステラの模擬戦まで時間があるので俺君はなーぜーか置いてあったPCを開き、調べ物をしていた。

「前の世界とやってるアニメほぼ変わんないだと・・・!?」

当たり前だろうがガンダムはない。ガンプラもググってもでてこない。趣味がひとつ消えた。

「でもこれで気兼ねなくDVDも買えるし」

PCのすぐ横の唐草模様のがま口小銭入れを見る。どういうわけかなにか買うときに必要なぶんだけでてくる。俺君びっくり。

「さて・・・そろそろ席をとりに行くか・・・」

学生服に着替えなおし、外にでる。

「あ、でもどこだっけ・・・」

誰かに聞こうと思いあたりをみまわす。視界に明るい金髪?が入る。

「あ、すみません黒鉄一輝とステラ・ヴァーミリオンさんの模擬戦やるとこどこかわかります?」

「あ、それでしたら私も一緒に行きますからいっしょに行きましょう!」

「いやぁすみません」

なにやら一緒に行くことになったが・・・カメラを持っているところを見る限り新聞部か?ってそのカメラこの世界にもあったのかよ。

「そのカメラ・・・」

「あ、わかります?結構苦労したんですよこれ手に入れるの」

「そのカメラはここをこうして・・・はい、リミッター解除。これで通常より高画質にとれるようにn」

「うおおおお!!すごい!なにこの変態画質!?どうやったんですか!?!??」

「うおっびっくりした。えーとじゃあ・・・」

紙とペンを生成して、リミッター解除の手順を書く。

「はいじゃあこのとおりやれb」

「その紙とペンどっからだしたんですか!!??今手ぇ光ってそっからでてましたよね!!?あなたのこと記事に書いていいですか!?」

「落ち着けぇぇい!!」

びっくりするのはわかってたがうるせぇ!

「ハッ! すみません、つい興奮してしまい・・・まさかこのカメラにこんな機能が・・・」

「説明書にも載ってないしね。で、ここ?」

「はい!ここです!さっそく入りましょう!」

テンション高いなこの子。

「お、いたいた」

入ると会場の真ん中に一輝がいた。

「おーい!がんばれよー!」

そう言うと一輝はすごい顔を輝かせてこっちに手を振ってくる。まるで飼い主をみつけた犬のようだ。友達が来たことがそんなにうれしいかこのぼっちめ。

「入学初日からこんなのがみられるなんてついてるぅ!」

「お、おい・・・」

日下部 加々美(くさかべ かがみ)です!」

「なら加々美。そんな勝手に人撮っていいの?」

「・・・ばれなきゃ犯罪じゃないんですよ?」

「なら俺にばれたので犯罪です。あとであいつに言って撮らせてやるから今は我慢しなさい。」

「・・・はい。」

「よろしい」

肖像権とかいろいろめんどくさいんだから頼むわほんと。

「おっ始まったか」

さすがランクA。剣撃の一回一回が重く速い。回りの阿呆は一輝が押されているとしか思ってないがあれを受け流している一輝もすごい。

「加々美、ステラの固有霊装(デバイス)の説明できるか?」

「もちろん。ただめんどくさいのであの剣・・・妃竜の罪剣(レーヴァテイン)は摂氏3000℃。普通は死ぬとしか説明しません」

「とりあえずあれ強いでおk?」

「おk」

一輝大丈夫かな・・・いや、反撃しはじめた。

「あ、あれ・・・?」

なんで一輝がステラの剣術を使ってんの?あ、盗んだか。あいつやりかねないし。

てか一輝君なんでステラに当てない・・・!?

な、なにあれー・・・炎を纏ってる・・・?切れるかあんなもん・・・

「ってなにあのライザーソード!?天井が!」

いきなり空に炎ぶっぱして天井がぶっ壊れた!大丈夫なのあれ!?

「ってやばい!生成、フィンファンネル!加々美、頭抑えてろ!」

観客席にふってきた天井の破片をすべてファンネルで撃ち落とす。人が少なくてよかった・・・

「ふぅ・・・」

「・・・あなた、いったいなんなんですか?」

「ただのしがない一般人だよ。」

納得しないというような顔をされた。

っと一輝の様子がおかしい。

「一刀修羅ァ!!」

なにそれ・・・トランザム!?

な、なるほど・・・1分で全力を出し切る・・・聴力全開で聞いたらそういってたがすごいなそれ。一日一回ポッキリとか笑うわそんなもん。

「お、終わったか・・・」

「勝者・・・黒鉄一輝選手!!!」

よし。ステラ下僕決定!いやーよかったよかった。

「それじゃ、私は帰りますね?」

「おーす。さよならー」

俺も帰るかー

「たっだいまーっと・・・!?」

どういうわけだ・・・

「なぜお前がここにいる・・・加々美」

「あ、あなたこそ・・・」

そのとき玄関が開く音がする。

「転入生の鈴谷だったか?それと1年の日下部。お前らは今日からルームメイトだ。それじゃ」

理事長は唐突にそう告げ、唐突に去っていった。

「・・・ベッド、上か下どっちがいい」

「・・・上で」

まさかの男女相部屋俺もでした。アウチ。おのれ理事長。




木曜は学校のやつで東京行くから急いで書いた。
皆はミセリアのことは嫌いにならないであげて。リア獣だけど。

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