落第騎士の英雄譚 ~もう一人の騎士の物語~   作:フライルー

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とぅっとぅるー。

お久しぶりでございます。

今後は土日投稿安定になりそうです。


第15話 合宿?

「・・・いいとこだなぁ」

 

昨日理事長にもバれ、あやうく俺君退学の危機に陥ったが、理事長の温情(?)により阻止。改めてランクAの「デバイスを分解、再構築することで戦う伐刀者」ということになった。

 

(さすがにランクAはやりすぎじゃないですかねぇ)

 

おっと、今の状況を説明していなかったな。現在とある合宿地に生徒会の皆さんと一緒に来ています。

 

「恋々ちゃん、あのリア充もくるんだよね?」

 

「ちゃんづけするなっ!うん、今バスで向かっているはずだよ。」」

 

たしか一輝はお家からBANされた奴で、破軍はいっさいのカメラもろもろがはいることを禁止。その上一国のお姫様と付き合っている。そして黒鉄本家は一輝を魔導騎士にしたくない。そしてここは破軍校舎ではない。敵(?)の気持ちで考えればこれほどの大チャンスはないんだよなぁ

 

「あ、きたよ齋くん!」

 

「あいつら二人っきりの旅行とか思い込んでるんだろーなーwwwww」

 

そして二人は俺たちの前に立ち、

 

((なぜいる))

 

とか思っているのだろうと想像すると笑いをこらえるのが大変である。

 

 

「ねぇ齋」

 

「なんや一輝掃除せい」

 

「いやなんで皆いるのかなーなんて」

 

「大方理事長がまたお前らで遊んだんやろ。」

 

「・・・」

 

「ええやんあとでステラとどっか遊びに行けばいいじゃん。近くに滝あったしそこでも行ってくれば?」

 

「・・・君は僕らにたいして恐ろしく怖いときとやさしいときがあるよね」

 

「表裏ありますから。」

 

さて、すまんが黒鉄本家からの差し金をおびき出すエサになってもらうぞ一輝。

 

 

「というわけで行ってきます。」

 

(・・・ん?)

 

「一輝、これもってけ」

 

一輝にあるものを渡す。

 

「・・・冷えピタ?なんで?」

 

「いえなんとなく。」

 

なんかいつもよりステラが赤い。でもそれ言ったら絶対行かないしでもなにもしないのは良心が痛むので冷えピタ。

 

(まぁ生成能力でつくったんだけど。なので冷えピタ本体に原子レベルのサイズのGPSをまぜてあります。)

 

概念だけのものでも生成できるってチートすぎるが活用しないわけにはいかない。

 

「いってらっしゃーい」

 

二人を見送る。

 

 

「さーて、皆さんすみませんが俺もちょっとついていきますね。」

 

ステルスついてるエクシアに変身する。なんか久しぶりだな。

 

「え、でもデバイスの展開は・・・」

 

「理事長にはもういってある。」

 

先述の黒鉄本家の件をね。

 

さーて、どこらへんまでいったかなー・・・お、いたいた。

 

(あちゃー・・・やっぱ熱だしやがった)

 

俺君の勘は大当たり。姫様はやっぱ熱だしおった。

 

 

「ステラっ!?ひどい熱だ・・・確かポケットに冷えピタが・・・なんでまだこんな冷たいのさ」

 

(だって俺がつくったもん)

 

「どこか休めるところは・・・」

 

(山小屋ねーな・・・お、開けた場所あるしつくるか)

 

山小屋なんぞ一瞬でつくれるわい。

 

「こんなとこに山小屋なんてあったっけ・・・まぁいい、背に腹には変えられない。」

 

(敵からみれば赤くなったステラを山小屋に連れ込む一輝・・・完璧変態紳士。)

 

(さて、まわりには・・・おうおう、なんやこいつカメラ構えて。あ、シャッター切りおった。よし)

 

一気に怪しいやつに近づき、首の後ろをトンってする。

 

(カメラのなかには・・・よし、ばっちり撮ってあるな。)

 

これからこいつを破軍に持ち帰るのだが、黒鉄本家はさすがに一人だけお送り込んでいなかった・・・




ここでも原作改変。どうなるかは作者も知らない(←

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