「んぅ・・・ん?」
一輝に
そう思い、外にでる。そしてすぐに気まずい雰囲気になる。
・・・ばったり、偶然その場で一輝と鉢合わせしてしまった。
「・・・齋 」
「申し訳ございませんでした!」
「「!?」」ビクッ
「この度はまっことに申し訳ございませんでした!この身をもって謝罪申し上げます!煮るなり焼くなり・・・」
「落ち着けっ!」
ゴツンと鈍い音がする。人を黙らせる古来より広く伝わる方法。「拳骨」である。
「~~~~っ!!!」
鈴谷は地面にまるで漁船の床で跳ねる魚のように地面にのたうちまわる。
「僕は怒ってないし謝るのはこっちのほうだ!なにも知らないとはいえごめんねっ!」
「だっだらにゃぐんないでよ!!いでぇじゃんが!!」
化け物の俺でも痛い!頭蓋骨があああぁぁぁ・・・
「いったいなにがあったのさ!説明くらいしてくれてもいいだろ!あのときはマジで死ぬかと思ったよ!」
「・・・そうだな。あがれ。説明しよう」
齋は語った。自分が8年間地獄を味わったこと。自分をこんな世界に産み落とした親への憎しみ、自分を見捨てた友たちへの絶望、自分たちを優先した大人たちへの殺意。そして・・・
「実は俺君、神様により転生して人生2回目です。」
「・・・なるほど、そういうことか」
「やっぱり信じませんよね。お茶いれt・・・へ?」
間抜けな声をだしてしまった。
「ちょwwwおまwwwこんなアホな話www信じるのwwwうぇっwwww」
「齋、もしかして、その神様に転生するときもらった?」
「? うん、生成能力と、変身能力、頭脳、体・・・」
「やっぱり。ステラ、齋は
「え!?ちょ、それどういうことなのよ!?だったらなんでこの学園に・・・」
「齋、どうやってこの学園に!?」
「転生したときにはすでに入学・・・もとい転入してました。」
だって事実だもん。びっくりだよ。
「じゃあ先生たちは知らないのか・・・内緒にしといたほうがよさげだね。」
「うん。そうしといて。まあデバイスじゃないから一個だけじゃなく、軽く1万は超えるわけだ。」
ふと時計を見る。もうすでに9時。よい子は寝る時間である。
「じゃあそろそろ僕は帰るよ。おやすみ、齋。」
「おやすみ、齋」
「おう、おやすみ、一輝、ステラ。」
一輝達は帰ると入れ替わりに加々美が帰ってくる。
「ヒッ・・・齋」
「ああ、大丈夫。もう怒ってないよ。」
その齋の目は、汚れをおとしたガラスのように輝いていた。
蕁麻疹でたwwwwかゆwwwww