エヴァンゲリオンはじめました   作:タクチャン(仮)

78 / 221
15話 その4《男と女》

 ミサトが出席した結婚式は無事に終わり、今はホテルのパーティー会場で披露宴が行われていた。

 新郎の上司による長いスピーチが終わると、同僚による歌や芸の披露が始まり場を盛り上げる。明るく楽しげな空気が会場を包む中、しかしミサトの表情は曇っていた。

「来ないわね、リョウちゃん」

「あの馬鹿が時間通りに来たことなんて、一度たりとも無かったわよ」

 不機嫌そうにミサトは、隣の席に立てられた名札に息を吹きかけて倒す。招待客で唯一まだ姿を見せていない加持。それがミサトが不機嫌な原因だった。

「それはデートの時でしょ。仕事ではしっかりしてるけど」

「基本的にだらしない男なのよ、あいつは」

「……ミサトに言われたく無いと思うけど」

 あたなもでしょと、リツコが呆れた様に突っ込むと、

「いや~参った参った。仕事が抜けられなくてね」

 礼服をだらしなく着崩した加持が、ヘラヘラと笑いながら登場した。

 

「おや、お二方。今日はまた、一段と美しいね」

「あら、ありがとう」

「ったく、あんたは。どうせ遅れてくるなら、もう少し身なりを整えて来なさいよ」

 褒められた照れ臭さを隠すように、ミサトは加持のだらしない礼服を指摘する。

「何せ忙しくてな。現地から直だったんだよ」

「はぁ。ほら、ネクタイ曲がってる」

 ミサトは呆れながらも、加持の首元に手を伸ばしてネクタイの乱れを整える。

「お、こりゃどうも……」

 付き合っていた当時ですら無かった行為だった。ミサトの心遣いと、人前でこんな姿を晒す照れに、加持は思わず素直に礼を告げてしまう。

「貴方達、夫婦みたいよ」

「おっ、リッちゃん。良いこと言うね」

「だ、誰がこんな奴と……」

 普段通りの悪態だがミサトは内心動揺してしまっていた。昨晩シイ達に煽られたせいなのか、今日に限って加持を意識してしまっていた。

 

 

「ふんふふ~ん」

 葛城家の台所では、語尾に音符でも飛ばしそうな程上機嫌なシイが夕食を作っていた。ゲンドウとの対話が予想以上に上手く行った事で、まさに心弾む思いだった。

「今日はちょっとご馳走にしちゃおうかな」

「ただいま~」

「お帰りアスカ。楽しかった?」

 玄関から家に入ってきたアスカに、シイは微笑みかける。だがアスカは不満げに顔を左右に振ると、外出着のまま居間に寝転がってしまった。

「全然! あんまりつまらないから、勝手に帰って来ちゃった」

「えぇ!? 良いの?」

「別に構わないわよ。一応デートはしたんだし、ヒカリの顔は立ったでしょ」

 まさに傍若無人だった。アスカらしいと言えばそれまでなのだが。

「そう言うものなんだね」

「そ~よ。はぁ、まともな男は加持さんだけね。ミサトに譲るんじゃ無かったわ」

 本心かどうか判断しづらいアスカの言葉に、シイは苦笑を浮かべるしかなかった。

 

「あんたの方は……って、その顔見れば聞くまでも無いか」

「うん、お父さんとちゃんとお話出来たよ」

 シイの嬉しそうな笑顔を見ればそれだけで、親子の対話が成功だった事が分かる。一安心したアスカだったが、直ぐに真剣な声色でシイに問いかけた。

「……それで、レイの事は言わなかったでしょうね?」

「ちゃんと言われた通りにしたけど、どうして黙ってた方が良いの?」

「あんた馬鹿ぁ? 今ばらしても、何の意味も無いからに決まってんじゃない」

 ビシッとシイを指差してアスカは力強く断言した。

「良い? あたし達はレイがヒトじゃないって知ったけど、それ以上の事は何も知らないわ」

「うん」

「なのにそれを話しちゃったら、今後それ以上の事を知る機会が無くなるのよ」

 もしシイ達が情報を得ている事を知られれば、ゲンドウは間違いなく警戒を強めるだろう。そうなれば今後情報を集める事は難しくなる。

「碇司令は何かを隠してる。それはレイを巻き込む事。あたし達はそれを突き止めたい。その為にはまだこっちの手札を晒す訳にはいかないわ。まだまだ情報が足りないからね」

「アスカ凄いね。何だかスパイ小説の人みたい」

「これくらい常識よ。とにかく慎重に動くわよ。何せ相手はあの碇司令なんだから」

「うん……そうだね」

 頷くシイだがその内心には、複雑な感情が入り交じっていた。ゲンドウとの距離が縮まった事は嬉しいが、そのゲンドウに疑いを持って迫らなければならない。

 父親と司令。ゲンドウの二つの顔に、シイはジレンマを感じていた。

 

 

 披露宴、二次会と友人の結婚を充分に祝った後、ミサト達は一軒の洒落たバーに来ていた。こうして三人で飲む事は久しぶりだった事もあり、大学時代に戻ったような楽しい時間を過ごしている。

「あ、もうこんな時間。悪いけど、ちょっち電話してくるわね」

「シイ君にか?」

「ええ。ひょっとしたら、夕ご飯を待ってるかもしれないし」

 ミサトは二人に断りを入れると、携帯電話を手にバーの外へと姿を消す。その後ろ姿を見送ったリツコは、小さくため息をついた。

「随分飲んでるけど、まだ飲む気かしら。少し浮かれすぎだわ」

「それでも一緒に暮らす家族には、気遣いを忘れない、か」

 外で飲むときは比較的抑えめのミサトだが、今日に限ってはリツコが心配する程ハイペースで飲んでいた。まだシイ達に電話を掛ける余裕はある様なので、余計な心配かもしれないが。

「リョウちゃんと暮らしていた時とは違う?」

「あの時は俺も葛城も子供だったからな。それだけ歳を取ったって事さ」

 大学時代、ミサトと加持は恋人同士で同棲をしていた。だが当時は今のように他人を気遣う余裕など無く、ただ一緒に暮らしていたと言うだけの生活。

 同棲ではなく共同生活。これが加持の認識だった。

「今なら……上手くやっていけるんじゃない?」

「かもしれない。だが大人になったって事は、それだけ抱えてる物も多くなるからな」

「そうね。でも最後は互いの気持ち次第じゃないかしら」

「リッちゃんらしからぬ言葉だな」

「私も大人になったのよ。友人の幸せを素直に願える位にはね」

 苦笑しながら言うリツコに、加持もまた苦笑を浮かべる。大学時代から全員が年を取り、取り巻く環境も人となりも変わったのだ。ただ友人関係だけは今も変わら無い事が素直に嬉しかった。

 

「おっと、忘れるところだった」

「リョウちゃんも呆けが来てるのかしら?」

 ハンドバッグを漁る加持に皮肉を向けるリツコだったが、すかさず加持も反撃する。

「リッちゃん程じゃないさ。伊吹二尉なんか、本気で心配してたぞ」

「……マヤ、明日覚えてなさい」

 グラスを握るリツコの手が僅かに力む。そんなリツコに微笑みながら、加持は小さな猫の置物を手渡す。

「ありがとう。随分とマメね」

「女性には何時もそうさ。ま、その分仕事はいい加減だが」

「あら、そうでも無いんじゃない? あちこち駆け回ってるらしいけど」

 探るようなリツコの言葉にも、加持はポーカーフェイスを崩さない。

「宮仕えの辛いところだな」

「……京都、楽しかったかしら?」

 土産をバッグにしまいながら、リツコはさり気なく切り出す。互いに視線を合わせずに、何とも言えぬ緊張感が二人の間に漂う。

「あれれ、その土産松代のだぜ」

「怖~い大人はね、悪さをする子供をジッと見張ってるのよ」

「そりゃ怖い」

 戯ける加持にリツコは真剣な表情で言葉を続ける。

「マルドゥックに関わるのは止めなさい。火傷じゃすまなくてよ。これは友人としての忠告」

「真摯に聞いておくよ」

「そうしてくれる事を祈るわ。ミサトの為にもね」

 一瞬だけだが、加持の表情が僅かに曇る。リツコはそれを見て表情を和らげた。

「どうやら、満更では無いみたいね」

「はは、どうだろう」

「ミサトも同じ。勝算あるわよリョウちゃん。これは友人としての助言」

「……真摯に聞いておくよ」

 加持が頭を掻いて笑うと、丁度ミサトが電話を終えて戻ってきた。

 

「連絡は取れたの?」

「ええ。夕食は作っちゃったみたいだけど、明日のお弁当に入れてくれるって」

「そりゃ羨ましいな。シイ君達とは、上手くやってる見たいじゃないか」

「ま、ね。私とアスカだけなら、三日も持たないだろうけど」

 ずぼらなミサトと自己主張の強いアスカ。その間を取り持ち、家事一切を受け持つシイが居るからこそ、家族としての生活が成り立っている。それをミサトは自覚していた。

「人は足りない物を補いあって初めて生きていける。それを理解してれば十分さ」

「そうね……さて、私はそろそろお暇させて貰うわ」

 スッと立ち上がり、リツコは帰り支度を整える。

「え、もう?」

「まだ仕事が残っているのよ。名残惜しいけど、また機会もあるでしょう」

「そうだな。また三人で飲もう」

「ええ。それじゃあ二人はごゆっくり」

 結構な量の酒を飲んだ筈だが、リツコはしっかりとした足取りでバーを後にした。その後ろ姿を見送った加持は、グラスを軽く揺らしながらミサトに尋ねる。

「どうする葛城?」

「私は明日は遅出だし、もうちょっち平気だけど」

「なら、もう少し飲むか」

「そうね」

 ミサトと加持は並んで座り酒を飲み交わす。本人の気持ちはどうであれ、その姿は恋人同士そのものだった。

 

 

 

 数時間後、ミサトは加持におぶられて、シイ達が待つマンションへと向かっていた。赤を通り越し真っ青な顔色が、彼女がどれだけの量の酒を飲んだのかを物語る。

「はぁ、いい歳して戻すなよ」

「……誰がいい歳よ。うっ、気持ち悪い……」

 呆れたような加持の言葉に反論するミサトだが、声にいつもの力強さは無い。

「やれやれ。こんな所は変わらないな。あの時もよく、酔いつぶれたお前をこうして運んだよ」

「私は変わって無いわ。まだ子供のまま……全然成長してないもの」

「そんだけ綺麗になって、良く言うよ」

「……あんたも、格好良くなった」

 それっきり会話は途切れ、二人は無言で夜道を進んだ。

 

 暫くするとある程度状態が良くなったのか、ミサトは加持の背を降りて自力で歩き出す。フラフラと足下がおぼつかないミサトを、加持は肩を抱いて支える。

 人気の無い道路を歩く二人を、街灯の頼りない明かりが照らす。

「……ごめんね」

「ん、何がだ?」

 不意に呟いたミサトに、加持は優しく聞き返す。

「あの時……一方的に別れ話しちゃって」

「気にしてないとは言えないが、仕方ない事さ」

 二人の恋人関係に終止符を打ったのはミサト。振られたショックが無かったと言えば嘘になるが、それでも男女の仲はそう言う物だと加持は割り切っていた。

「好きな人が出来たっていうのね、あれ嘘」

「そうか」

「本当はね……怖くなっちゃったの」

 懺悔のようなミサトの独白を加持は静かに聞いていた。

「加持君、私の父に似てるわ」

「葛城博士に?」

「見た目とかじゃなくて……中身。自分の求める物を得るために、全てを捧げる所がね」

「そうかな」

「だから、加持君が父に似てるって気づいて……凄く怖くなった。このまま付き合って、もし結婚したとしても、私を見てくれない。いつか私は貴方に捨てられるんじゃないかって」

 家庭を顧みなかった父親。そしてその父親に似ている加持。ミサトは不安を抱き、加持と分かれることを選んだが、それは逃避だった。

「臆病で、弱虫で……加持君を信じる事が出来なかった。ホント、馬鹿みたい」

「もう良い。過去の話だ」

「そのくせまだ貴方を忘れられない。何処かで求めてる。未練がましい女ね」

「……やめろ」

「お酒に酔わなきゃ本音も言えない。自分が情けなくて……涙が出るわ」

「それ以上言うな」

「加持君だって私を――」

 泣きながら零れ出るミサトの自虐的な言葉は、それ以上紡がれることは無かった。加持がミサトを抱き寄せ、その唇を塞いだのだ。

 重なり合う唇。加持とミサトの間に、もう言葉は必要無かった。

 

 

「すまない。シイ君かアスカ、起きてるか?」

「加持さん!? って、うわぁミサトどうしたの?」

 インターフォンに気づいて玄関までやってきたアスカは、目の前の光景に顔を引きつらせる。

「ちょっと飲み過ぎたみたいでな」

 加持に背負われたミサトは完全に熟睡していた。溜まっていた想いを全て吐き出したミサトは、緊張が緩んだせいかそのまま眠ってしまったのだ。

「お酒臭~い」

「勘弁してやってくれ。ほら、葛城。家に着いたぞ」

 加持がミサトを降ろし肩を揺するが、ミサトは起きる気配すら見せない。あまりにだらしないその姿に、アスカは呆れたようにため息をついた。

「全く、大人ってしょうがないわね」

「……んん、アスカ~どうしたの~」

 アスカ達のやり取りが聞こえたのか、パジャマ姿のシイが寝ぼけた様子で部屋から出てきた。今の今まで寝ていたのだろう彼女は、半分閉じた目を擦りながらフラフラと玄関へと歩いてくる。

「あちゃ、起こしちまったか。もう遅い時間だもんな」

「この子は普段から十時前には寝るわ。ホントお子様だから」

「ん~子供じゃ無いってば~」

 半分寝ているシイは、舌っ足らずで普段よりも幼く見える。

「ほらほら、何でもないから。部屋に戻って寝なさい」

「お客様が来てるの~?」

「ミサトが帰ってきたのよ。ほら、良いから」

「おやすみ、シイ君」

「ふぁ~い、おやすみなさい」

 アスカに背中を押されたシイは、再び部屋に戻っていった。

 

「それじゃあ、葛城を部屋まで運ぶよ」

 加持はミサトをお姫様抱っこすると、アスカに案内された部屋に運ぶ。用意されていた布団にミサトを寝かせ、そのまま出口へと向かう。

「帰っちゃうの? 折角だし、お茶くらい」

「眠り姫が居る以上、あまり騒がしくするのはアレだしな。また今度ご馳走になるよ」

「そう……ねえ加持さん、ミサトとは上手くいった?」

 外に出た加持へ、アスカは悪戯っ子の様な笑顔で尋ねる。

「焚き付けたのか?」

「ちょっとね。あたし達が居るせいで独身なんて、流石にちょっと気が引けるし」

「そうか……ま、想像に任せるよ」

「ふふっ、なら大成功ね」

 ドイツからの付き合いであるアスカには、加持の癖が良く分かっている。想像に任せると言った時には、肯定の意味である事も。

 そんなアスカに苦笑を浮かべ、加持は手を振ってマンションから去っていった。

 

 

 ネルフ本部には、一般職員が立ち入る事が出来ない区画が幾つかある。今ゲンドウが居る実験室も、その区画に存在していた。

 暗い実験室には無数のコードとパイプが張り巡らされており、その中央にはオレンジ色の液体で満たされた、細長い水槽が淡い光を放っていた。

 水槽の中には全裸のレイが浮かんでいて、見つめるゲンドウと視線が重なり合う。

(……碇司令は何かを考えている。それが碇さんに危害を及ぼすなら……)

(迷うな。ユイの為にはシイを犠牲にする。もはや後戻りは出来ないのだから……)

 レイとゲンドウの関係。それはシイを中心に変わりつつあった。

 

 

 翌朝、加持は人気の無い薄暗い通路を歩いていた。彼が居るのはターミナルドグマと呼ばれる機密区画、セントラルドグマの更に地下深くに位置する深部だ。

 やがて彼は巨大な扉の前で立ち止まると、脇に設置されているカードリーダーにカードを通そうとして、ピタリと動きを止める。

 自分の背中に硬い感触……銃が突きつけられている事に気づいたからだ。

「よう、二日酔いの調子はどうだ?」

「お陰様で、やっと醒めたわ」

「そりゃ何よりだ」

 両手を挙げた加持は軽口を叩きながら、ゆっくりと顔だけ振り返る。そこにはすっかり酒が抜けたミサトが、厳しい顔をして立っていた。

「こんな朝早くから随分と仕事熱心だけど、本業の方かしら? それともアルバイトの方?」

「はて、何の事かな」

「特務機関ネルフ特殊監査部所属、主席監査官の加持リョウジ。それと同時に、日本政府内務省調査部所属、加持リョウジでもある。そりゃ忙しい筈よね」

「バレバレか」

 加持は苦笑を浮かべながらミサトの言葉を肯定する。異なる二つの組織に所属している事、それが意味するのは彼がスパイであると言う事実だった。

「それで、これは碇司令の命令か?」

「私の独断よ。本気で忠告するわ。これ以上続ければ……死ぬわよ」

「碇司令は俺を利用している。まだ行けるさ。ただ、葛城に隠し事をしていたのは謝るが」

「謝る位なら、こんな事させないで」

 ミサトは辛そうな声で加持に訴える。かつての恋人ではなく、再び恋人関係に戻った男に銃を突きつける事が、彼女の心を深く傷つけていた。

「すまない……だが俺はまだ止まれない」

「貴方の目的は何?」

「真実を知ること、さ」

「……あんたやっぱり、私の父そっくりだわ」

 ミサトは寂しそうに呟いたが、直ぐさま気持ちを切り替え、厳しい声色で加持を問い詰める。

「で、あんたの求める真実がこの先にあるの?」

「その一端、かな。司令もリッちゃんも君に隠し事をしている。それが……これだ」

 加持はカードリーダーにカードキーを通す。認証ランプが点灯すると、巨大な扉がゆっくりと左右に開かれていく。その奥に現れた光景を見てミサトは言葉を失った。

 

 LCLの泉、その中央に立つ赤い十字架に貼り付けられた、上半身だけの白い巨人。顔には七つ目の仮面が着けられ、胸の位置には赤い槍が突き刺さっていた。

「これは……エヴァ? ううん、違う。まさか……」

「そうだ。セカンドインパクト、人類補完計画、全ての始まりにして、要たる存在『アダム』だ」

 加持の言葉を聞きながらも、ミサトは視線を白い巨人から離せない。彼の言葉が真実だとするならば、自分が最も憎んでいる相手が目の前にいるのだから。

「アダム……最初の使徒。何故ここに居るの」

「君が想像している以上に、ネルフという組織は甘くないって事だ」

「……そのようね」

 ネルフの闇に触れたミサトは、鋭い視線を白い巨人に向けて小さく呟くのだった。

 




ミサトと加持の復縁によるアスカの嫉妬。それに伴う家庭内不和も、アスカの変化によってどうにか回避できそうです。
個人的にこの話から原作はシリアス鬱ムードになったと思います。ハッピーエンドの為には、それを打ち破る必要がありますね。

次回もまたお付き合い頂ければ幸いです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。