エヴァンゲリオンはじめました   作:タクチャン(仮)

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後日談《子供達の旅行(その5)》

~初勝利~

 

 宿に戻ったカヲルは、睡魔に襲われているシイをアスカとマナに任せると、トウジとケンスケが待つ男子部屋へと足を踏み入れた。

「やあ、今戻ったよ」

「お、案外早かったんやな」

「その様子だと、上手く行ったみたいだね」

「ふふ、君達の協力のお陰さ。本当にありがとう」

 もう遅い時間にも関わらず、布団の上に座って自分を待っていてくれた友人二人に、カヲルは本心からの感謝を伝える。

「わしらがやったんは、ヒカリ達の足止めだけや。大した事はしてへん」

「そうそう。お礼を言うなら身体を張った霧島にだろ?」

「勿論彼女にも明日お礼を伝えるよ」

 中庭で死闘を繰り広げていた二人は、シイと共に女子部屋へと戻っていた。もし負傷していたらアルミサエルに治療を頼む予定だったが、幸い両者とも怪我は無いらしい。

「明日か~……無事で済むかな?」

「ホンマに怒った時のレイは、正直エヴァでも勝てる気がせぇへんからな」

「ふふ、出来る限り君達に矛先が向かない様にするよ」

 口ではそう言いながらも、トウジとケンスケは既に覚悟を決めて苦笑している。恐らくは明日、自分達は揃って制裁を下されると知っていてもなお、そこに後悔は無い。

「ま、それは良いとして……碇と何処まで行ったんだ?」

「ん?」

「こんな強引な手段で二人きりになったんだからさ、キス位は済ませたりしたんだろ?」

「……ああ、そう言えばまだ話していなかったね」

 興味津々な様子で探りを入れるケンスケに、カヲルは自分がシイとした話の内容を伝える。それを聞いた二人は、何とも言えぬ表情でカヲルを見つめた。

 

「本当にそれだけ? だって話をするだけって言うのは建前だろ?」

「とても大切な事だよ」

「いや、それは分かるけど……え? 夜の浜辺に男女二人で居て、話だけ?」

「僕にしか出来無い事だからね」

 満足げに語るカヲルに、しかしケンスケは不満顔だ。彼にしてみれば、この機会でカヲルとシイの関係がより深まると思っていたのだから、正直肩すかしの結果だった。

「……お前にしか出来へんっちゅうんは、どう言う事や?」

「自惚れじゃ無く、シイさんは他の男性よりも強い好意を僕に抱いている。それは僕がユイさんの遺伝子も持っているからだろう」

「まあ、お前とシイは兄妹みたいなもんやからな」

「でも兄妹では無い。肉親に近い愛情を向けられる異性……そんな僕だからこそ、シイさんの鍵を開く事が出来たのさ」

 カヲルはシイが自分に抱く親愛を利用し、言葉と行動で恋愛感情を理解させた。それはカヲルにだけ可能な裏技と言えるだろう。

「レイは過保護だし、お義父さん達もイマイチ積極的では無かった。あまり先延ばしにして良い問題では無いから、この機会を利用させて貰ったよ」

「そう言うお前が一番過保護とちゃうか?」

「でもその割に何て言うか……ずれてる所もあるし、渚は本当に碇の事が好きなの?」

「愛しているよ。ただし君達リリンのそれとは、少し違っているかも知れないね」

 愁いを帯びた表情を見せるカヲルに、トウジとケンスケはそれ以上の追求を避けた。彼の出自を知っているからこそ、その言葉の重さが嫌でも分かる。

「ま、本人が満足してるなら、僕達がとやかく言う事じゃ無いね」

「せやな。……渚、良かったな」

「ありがとう。次は君と洞木さんの為に、僕も惜しみない協力をすると約束しよう」

「頑張れよ、トウジ」

 からかうような二人に、トウジはぷいっと顔を逸らす。記念すべき初勝利の夜を、悪友達は達成感に包まれながら過ごした。 

 

 

 同時刻、シイがヒカリ達と布団に入ったのを確認したアスカとマナは、貸し切り状態の露天風呂に並んで入り、戦いの疲れを癒やしていた。

 そこに険悪な雰囲気が無いのは、戻って来たシイからカヲルの潔白が証明された事と、マナとアスカの両名とも無傷だった事が大きいだろう。

「はぁ……何かどっと疲れたわ」

「まあこう言う事もあるって。ドンマイドンマイ気にしない」

「……何でちゃんと戦わなかったのよ」

「だって私の役目は足止めと時間稼ぎだもん。惣流さんと本気で戦う気は最初から無いし」

「その割には随分と挑発してくれたじゃない」

「惣流さんは頭が良いからね~。少しでも苛立たせて注意をこっちに向けないと、隙を突いてシイちゃんの所へ行っちゃうから」

 マナの言う通り、彼女はアスカと真剣に戦おうとはしなかった。のらりくらりとアスカをいなし、たっぷりと時間を稼ぎきった。

「戦自仕込みの戦闘技術とやらで、あたしを倒せば楽だったんじゃ無いの?」

「……それは友達相手に使う物じゃないから。悪ふざけは好きだけど、超えちゃ駄目な一線は分かってるつもりだよ」

 スッとマナの表情が陰ったのを見て、アスカは自らの失言に気づく。

「……悪かったわ」

「ううん。全然気にしてないよ。戦自で人を殺す技術を学んだのも事実だし……ま、私は情報部志望だったから基礎しかやってないけど」

「そうなの?」

「うん。基礎訓練はみんな一緒だけど、その先は適正と希望で専門的な訓練に別れるの」

 静かな露天風呂で二人は会話を続けていく。

「ふ~ん。でも何で情報部志望だったの? あんたの柄に合わない気がするわ」

「あはは……まあ大した理由じゃ無いけどね。人と戦うのが苦手って言うのもあるし」

「なら何で戦自に入ったのよ」

「……守りたかったから」

 何処か淋しそうに呟くマナに、アスカは黙って話の先を促す。マナの本心を知る機会であり、彼女に全てをはき出させようと思ったからだ。

 

「私の両親は旧東京に住んでたけど、セカンドインパクトが起きて直ぐに田舎の実家へ避難したの」

「……確かその後」

「うん。新型爆弾が投下されて、旧東京は死の都へと変わった。私も聞いた話になっちゃうけど、その後もテロやらで割と危機的な状況が続いたんだって」

 政治と日本の主力企業が拠点を失った事で、日本の政治と経済は大混乱に陥り、他国の侵略を許す一歩手前まで陥った。加持曰く、その日を生き残る事に必死な日々を、多くの人達が過ごしたのだ。

「そんな中、お母さんは私を産んでくれた。赤ん坊なんて足手まといなのに、自分が生きるだけでも大変なのに、堕ろさずに産んでくれたの」

「…………」

「必死に仕事を探して、身を粉にして働いて、私を育ててくれた。……記憶にある両親はね、何時も笑ってたの。辛いはずなのにね」

「…………」

「あ、今も両親は元気だよ。ちゃんと生きてるから心配しないで」

 暗くなったアスカの雰囲気を察して、マナは笑いながら補足を入れる。

「で、そんな両親の愛情を受けながら成長した私は、学校で一連の流れを知ったの。戦略自衛隊の存在を知ったのもその時ね」

「……それで戦自に?」

「何の取り柄も無い自分だけど、みんなを守れるかも知れない。平和な世界が来れば、もう両親にも辛い思いをさせなくて済む。悩む理由は無かった……大反対されたけどね」

 ぺろっと舌を出しておどけるマナだが、彼女の両親がどれだけ本気で反対し、意見を変えるよう願ったのかは想像に難くない。

「まあ説得には時間が掛かったけど、何とか入隊を許して貰えたの。まだ子供だったから少年兵育成の兵学校に入って、やっと去年士官候補生として本入隊って感じかな」

「…………」

「情報部を選んだ理由は本当に大した事じゃ無いの。単純に前線に行ける程身体が強く無かったし、向いてないって言ってくれた人が居たから」

「上官とか?」

「ううん、同期の男の子。戦うって事は相手の人を殺す事もある……もしその人に家族が居たらって考えちゃって、どうしても割り切れなかったのを見抜かれてね」

 苦笑しながら答えるマナだが、その言葉には何処か嬉しそうな響きが混じっていた。もしかしたらその男の子は彼女にとって特別な存在では、とアスカは推測する。

「情報部を薦められちゃった。人を傷つける事だけが戦いじゃ無い。マナにはそもそも戦いを起こさない戦いの方が向いているって」

「情報戦って訳ね……」

「適正もあったみたい。それで情報部の士官候補生として訓練を受けて……シイちゃんに接近する目的でここに来たの」

 語り終えたマナは、気を落ち着ける様に大きく息を吐いた。今まで誰にも話さなかった事をはき出したせいか、何処かすっきりしたような表情を浮かべていた。

 

「な~んて、ちょっと柄にも無く格好いい事言っちゃったかな?」

「……別に茶化さないわよ。あんたは自分の信念をしっかり持ってて、その為に努力してる。尊敬こそすれ、馬鹿にするなんてあり得ないわ」

「あ、あはは、惣流さんにそこまで褒められると、流石に照れちゃうな……」

 思いがけない賛辞に、マナは照れ臭そうに頬を掻く。

「あんたがゼーゲンに入ったのは、ある意味で必然だったのかもね」

「え?」

「大切な人を守りたいってあんたの考えは、シイの望みと似てるわ。人の縁は巡り合わせ……あんた達は惹かれ合う運命だったのかも」

「へぇ~、惣流さんって意外とロマンティストだったんだ」

 からかうようなマナに、アスカは苦笑を浮かべる。幾多の奇跡とも思える出来事を経験し、神様が身近に居るのこの世界だから、自分の考えもあながち的外れでは無い筈だと。

「まあ私もゼーゲンに移籍したのは、チャンスだと思ってるけどね。人類の平和を守るための組織で働ける機会なんて、普通なら滅多に無いもん」

「単に変わり者が集まってるだけよ」

「あはは、まあシイちゃんファンクラブなんてある時点で、それは何となく分かったけどね」

「……何よ、その巫山戯たクラブは」

「あれ、惣流さんは知らないの? 本人非公認、ゼーゲン公式のファンクラブで、本部職員の実に九割が入会してるらしいよ。各国の支部にも会員が居るんだって」

 マナから明かされた衝撃の事実に、アスカは頭痛を堪えるように頭を押さえる。自分の知らぬところで、いい歳した大人達がそんな事をやっていると分かれば、それも無理は無いだろう。

「……はぁ。ホントに馬鹿ね」

「そう? 私は面白いアイディアだと思うな~」

「どう言う事よ?」

「ネルフは使徒と戦ってたんだから、命を落とす危険性は常にあった訳だよね。そんな中で生きる為のモチベーションって言うか、やる気を出させるのに『アイドル』を用意するのは合理的だし」

 呆れているアスカに向けて、マナは真面目な考察を披露する。

「エヴァのパイロットのシイちゃんは、そのアイドルに適任だったと思うよ。元々庇護欲をそそる子だし、最前線で命がけで戦ったからね。シイちゃんをアイドルに仕立てれば、仕事への不満とか死への恐怖なんかを、少しでも和らげられるって考えたんじゃ無いかな?」

「……考えすぎよ」

「でもファンクラブの設立者は副司令だから、そう言う狙いがあってもおかしく無いよね。クラブって形にしたのも、職員同士の連帯感を強める為なら納得出来るし」

 意外とまともなマナの考察に、しかしアスカは可哀相な人を見る目をして首を横に振った。

「あんたの意見、確かに筋が通ってたわ。でもゼーゲンで働くならこれだけは知っておきなさい」

「え?」

「司令夫妻と加持さん以外の職員は全員、シイが絡んだ場合に限っては絶対に信用しちゃ駄目よ。副司令とリツコに関しては特にね」

「……本気?」

「残念ながらマジのアドバイスよ」

 何せあのサルベージの時ですら、救出直後の隙を狙った連中なのだ。優秀なのはアスカも認めるところだが、シイが絡めばその能力を無駄遣い事に躊躇しない。

「じゃ、じゃあファンクラブも……」

「本気で単純に他意無くシイを愛でる為に設立したんでしょうね」

「変わり者が多いって……冗談とかじゃ無くて、本当だったんだ……」

「……ようこそゼーゲンへ」

 自分を歓迎してくれているアスカの言葉を、マナは素直に受け取ることが出来ず、ただ強張った笑みで頷くしか無かった。

 

 

 

 

~過保護と束縛~

 

 翌朝、目覚めたレイはアスカから事情を聞き、カヲルを海辺へと呼び出した。昨晩の出来事について、確認しておきたい事があったからだ。

「ふふ、君からデートの誘いが来るとは思っていなかったよ」

「……昨晩、ここにシイさんを連れ出して何をしたの?」

「話をしただけさ。それは彼女に確認を取って貰って構わない」

 鋭いレイの眼差しを真っ向から受け止めてなお、カヲルは余裕の態度を崩さない。

「……私とアスカを動けなくして、話だけ?」

「二人きりの方が都合が良い話だったからね」

「……何を話したの?」

「シイさんが異性を意識出来る様に、碇家の呪いから解き放っただけさ」

 予想外なカヲルの言葉に、レイは驚いた表情を見せる。てっきり強引に口説こうとしたり、無知を利用して何らかの約束を取り付けたと思っていたからだ。

 そして何よりも、シイが恋愛感情を理解出来たと信じられなかった。

「そんなに意外かい?」

「……ええ。本当にシイさんは理解したの?」

「ああ、そっちか……。完全にとは言えないけど、少なくとも鍵は開いたよ」

「……信じられないわ」

「それはこれからの彼女を見れば分かるさ。それに元々鍵は開き掛けていたからね、僕は背中を軽く押してあげただけだよ」

 訝しげな視線を向けるレイに、カヲルは真剣な表情で答える。

「……どう言う事?」

「お義父さんとユイさん、加持夫妻、そしてトウジ君と洞木さん。彼女は愛を間近で見てきたんだ。例え知識が無くとも、心の奥底では少しずつ愛を理解していた筈さ」

「…………」

「心と体は密接な関係にある。シイさんは異性を意識出来無かった影響のせいか、身体の成長が同世代の子と比べて遅れていた。……でも最近になって変化があったよね?」

 カヲルの言葉をレイは無言で肯定する。ここ最近になって、一度終わった筈のシイの成長は、再び始まりの兆しを見せていた。

「因果関係は証明出来無いけど、無関係では無い筈だ。彼女の心の成長が肉体にも作用した。そう考えるのが自然だろ?」

「…………」

「君やアスカに対しての行動については、一切の言い訳をせずに罰を受けよう。ただ、僕は自分の行動に後悔も反省もしていない」

「……そう」

 開き直った様な態度を見せるカヲルに、レイは短い返答だけして動きを見せない。直ぐにでも制裁を加えられると思っていたカヲルは、少し意外そうに彼女を見つめる。

 

「……シイさんは貴方の言葉を受け入れたのね?」

「恐らくは、としか言えないけど」

「……なら私からは特に何も無いわ」

 思いがけないレイの発言に、カヲルは珍しく驚きを露わにする。

「どう言う風の吹き回しだい?」

「……お酒を飲まされた借りは何時か返すけど、シイさんへの行動は……必要だと思ったから」

「てっきり反対すると思っていたよ」

「……あのままだと、シイさんは無自覚に他者を傷つける。それは誰も望まないもの」

 他者からの好意を一括りにしてしまうシイは、純粋に女性として好意を向ける相手に応えることが出来無い。是非以前に、好意を受け取られない事は人を酷く傷つけてしまう。

「感情のやり取りは相互理解の基本だからね」

「……ええ。だからシイさんがそれを理解する事に、私は賛成よ」

「ふふ、君は少し変わったね。以前の君なら、盲目的に守ろうとしただろう」

「……シイさんは人形じゃ無いもの」

 誰にも渡したくない、自分と共に居て欲しい。その為には恋愛感情はない方が良い。独占欲に似た気持ちがレイにあるのは事実だが、それでシイを縛るのは本意では無い。

「……それに、シイさんが特定の男の人を愛するとは限らないから」

「確かにね。独身で通す女性も多いし、何より彼女の愛は広く深く重い。それを理解した上で受け止められる男は、そうは居ないだろう」

「……だから何も変わらない。シイさん自身に変化があっても、関係は何も変わらない」

 レイの言葉はカヲルに向けてと言うよりも、自分に言い聞かせる様であった。その胸中に渦巻く環状を察したカヲルは、真剣な声色で告げる。

「君と彼女の間には強い絆がある。例えシイさんに恋人が、人生の伴侶が出来たとしても、それは決して揺るがない。だから不安になる必要は何処にも無いよ」

「……不安なんて感じて無いわ」

「おっと、それは失礼したね」

 ムッとした表情を見せるレイに、カヲルは慇懃に一礼する。

「……私はシイさんを守る。それは今までもこれからも変わらない。シイさんに大切な人が出来たなら、その人も守る。私の願いはシイさんの幸せだから」

「ふふ、ありがとう。君に守って貰えるとは光栄の極みだよ」

「…………」

「…………」

「……貴方はシイさんのお兄さんでしょ?」

「禁断の愛と言うのも、また心惹かれる物だと思わないかい?」

「……あり得ないわ。絶対に、確実に、万が一にもあり得ない」

「ほぅ。なら賭けをしよう。彼女がゼーゲンの総司令に就任するまでに、僕がシイさんの大切な人になれるか否かを」

 ニヤリと嫌らしい笑みを浮かべながら、カヲルはレイに賭けを提案する。

「……良いわ。私は否に賭ける」

「僕は当然なるに賭けるよ。掛け金はそうだな……負けた方が勝った方の言う事を何でも一つ聞く、でどうかな?」

「……構わない。私が勝つから」

「ふふ、では結果を楽しみに待つとしよう」

 この勝負、既に結果は見えていた。恋人か否かならば話は別だが、カヲルが提示した条件は大切な人か否か。そしてカヲルは昨晩、シイから直接大切な人だと伝えられている。

 ポケットに忍ばせたICレコーダーをさすりながら、カヲルは爽やかな笑顔を浮かべるのだった。

 

 

 子供達の短い旅行は幕を降ろした。彼らが得た物は大きく、互いの絆を強く結びつけた。これからも彼女達は沢山の思い出を作り、日々を過ごしていくだろう。

 いずれ来るであろう別れの時を笑顔で迎えられる様に。

 

 

 




旅行編、これにて完結です。

メインテーマはシイへの干渉と、マナの掘り下げでした。
ゲームと書籍を読んでも、どうしてマナが戦略自衛隊に所属しているのかが明記されておらず、少ないヒントから勝手に妄想しました。
性格も相当改変しちゃってますが、どうかご勘弁を。

ここ暫く、シイの未熟さや恋愛話が続いていましたので、次は気分を変えて夏休み短編集でもやろうかと思って居ます。

次回もまたお付き合い頂ければ幸いです。


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