〜聖地マリージョア・天竜王家領内〜
〜セフィスside〜
で、目的地に到着。さてと……『デイフレアと戦う』か。ま、ドラゴンが何考えてるかなんて私にゃ分かりようもないし……好きにしますか。
変身して暴れようとした矢先、何人かがこちらに向かってきた。一人は短めの金髪の美少年。一人は銃身が長い銃を携えた美女。一人は黒ずくめの想像を絶する美……男? 女では……ないか。博士に負けてないくらいの黒一色ね。
「アハハ〜 まさか単身乗り込んでくるとはね〜 ……お!『戦鬼』も来ちゃったよ〜」
私の背後からアストリアちゃんが疲れた様子も見せず現れる。
「うわぁ! 生で戦鬼を見れちゃったよ〜」
やっぱり有名人ね彼も。
「……竜王だっけ? あなたはこの世界で何がしたいの?」
「君は確か……ONE-PIECEの知識が無いんだっけ? それでもそこそこの事を知ってるって事はよほど図抜けたブレーンがいるようだね〜」
ワンピース? 確かローグタウンで処刑されたあの髭親父ゴールド……いえ、ゴール・D・ロジャーが残したというひとつなぎの大秘宝だったかしら?
……ロジャー、白ひげ、シキ……私がいっぱしになった頃には既に伝説と化していた男達……もうあんな傑物は出ないでしょうね。まぁ今もカイドウやシャンクスがいるけどさ。リンリンにも何回もケンカ吹っかけられてるし……
「悪いけど何言ってるか分からないわね坊や。」
「ふーん、なかなか乗ってくれないなぁお姉さん。あなたの目的は丸分かりなんだから遠慮しなくていいのに。」
「あらあら、急かしてばかりじゃ嫌われるわよ。せっかくかわいい顔してるんだからおとなしくしてなさいな。」
「狐とたぬ……狐の化かし合いですねぇ〜」
「ちょっとアストリア! 今私をタヌキ呼ばわりしたでしょ!」
「えぇ〜? 誰もそんな事言ってませんよ〜だいたいそんな事するのは命をドブに捨てるよーなものじゃないですか〜」
「アッハハハハ〜楽しそうだね〜君たち〜」
「……落ち着け、落ち着け私。」
COOL、COOL、COOL…………フゥ……この二人、親戚とかじゃないでしょうね。人を食った性格とかそっくりなんだけど。
「とにかく竜王! 勝負と行こうじゃない!」
「いいよ〜 いや〜実に愉快! 初めて自分以外の『同じモノ』と戦えるんだもの。一体何が起きるのか楽しみだねぇ〜しかもいずれはリヴァイアサンとも戦えるしワクワクが止まらないよ!」
こいつ……ヤバすぎる性格してるわ……狂気を自覚してるってなんて厄介なの!?
「あ、君達は『戦鬼』の相手をお願いするよ。彼も面白そうだけど……ま、どーでもいいや!」
「ガンマンはいないのですか……私は止めておきます。」
ほっそいのがやる気を見せず立ち去ろうとした時、その足が止まった。
「懐かしい気配を辿って見れば……お前か。エメ。」
「博士! 早かったわね〜」
馴染みのある気配に振り返ってみれば博士が悠然と天から舞い降りる。見る者が見れば博士の周囲を風の結界が包んでいるのが分かるはずだ。
「ヴィン……いえ、黒博士ですか……まさか再びあなたに会えるとは……」
「……」
「おかげで本懐を遂げられそうですね。あなたを抹殺すると言う使命が……」
この二人知り合いっ……て物騒ね! 博士何した!?
「エメ……まだ二人の事を」
「まだ? よくそんな事が言えますね……私やあなたにもっと力があればあの二人は死なずに済んだかもしれない……それにお前にその呼び方をされるのは不愉快です。」
「いつまでも死者に引っ張られるな。復讐の螺旋に絡まれたら……けして二度と元の道には辿りつけんぞ。」
相当根が深い……一体二人の間に何があったっての?
「……言いたい事はそれだけですか? 抜きなさい。」
「そのつもりはな「『十字放火』!」ッ!?「」
轟音が鳴った次の瞬間、博士の体に十字型の銃創が出来上がる。たまらずひざまずく博士。撃たれた上半身からは煙りが立ちのぼってる……一瞬で数十発もブッ放したって事!? 早射ちのレベルを明らかに超えてるじゃないの……
「アクセス……『紫電の拳』!」
さして効いた風に見えない博士が立ち上がり、彼の右腕から電流を帯びた球体が放たれる。
「……くっ!」
苛立しげにエメなんとかが銃を放つ。それは電流を帯びた球体に触れたと思った次の瞬間、一瞬で球体を掻き消しそのまま博士に肉迫する。
「むっ!?」
身を翻し彼女が放った弾丸を避ける。
「……分子分解か。随分と物騒なモノを……」
「……話す事は何もありません。そのまま死になさい。」
「……お前に出来るのか?」
「ファイヤーショット!!」
一瞬。瞬きすら出来ない間に弾丸を放つエメなんとか。
「っ……」
知覚した時にはもう火だるまになっていた博士。
彼の足元の地面が想像を絶する熱量でどんどん溶けだした。あの感じだと数千、いえ一万度近くまで上昇してるんじゃ……でも博士はそれにも構わず悠然とエメなんとかの方に歩み寄る。
「……どういう体してるんだい? あの黒ずくめの人〜」
竜王も呆れるでしょうね。鋼鉄すらバターの様に溶ける温度だし。
「……ハヤブサ!」
エメなんとかが叫ぶと突如地面が大きく裂けた。これは……
「カマイタチか。もっとも、鋼鉄をも容易く両断しかねん程物騒なシロモノの様だが。」
そう言ってる間にも地面を切り裂いた弾丸が再びブーメランとなって博士に迫ってきた。
さっきから放ってる弾丸どういう原理してんのよ。とても銃とは思えないんだけど。
「来たれよ炎! 炎熱刀!」
博士が叫んだ途端カマイタチが両断され消え去っていく。彼の手にはいつの間にか真っ赤に輝く刀が。
「……」
「いつまでこうしているつもりだ? この程度のお遊びでは時間の無駄だろう。」
「……安心しました。長い年月で少しでも衰えていたら……我慢出来ず殺していたかもしれません。」
「……私を品定めするとはな。流石というか何と言うか……」
う〜ん……やっぱり知り合いみたいね〜しかも相当前からの。
「これで心置きなく力を出せます。次……会うときが楽しみですね……」
うぅっ!? なんて殺気……ホントに何者なのこいつら!
「博士……」
「心配はいらん。ヤツは私が始末をつけるよ。」
……う〜ん、これは私らに飛び火しない様祈るしかないわねー
一方、黒いのが無言でアストリアちゃんと睨み合う。
!? ……あの剣、一体……なに? あの尋常じゃないくらいの禍々しさは……
「うへぇ、ストームブリンガーですか。なんでまた800年前の呪われた邪剣が……」
「……?」
「いえね、実は僕人間じゃないんですよ。正体はリーダーと博士しか知らないんで内緒ですけど。」
「…………」
「あっ正解! よく知って……え? あの時代には多くいた? へぇ〜どうやら七英雄っていうのはマジみたいですね〜」
どうやって会話してんの? あいつら……
「あの糸目兄さん何者なんだい? お姉さん。」
「私が聞きたいわよ。」
20年前から既にあんな感じだったし。……まぁ容姿に関しては人の事言えないけど。私なんて美容法なんてほとんどしてないのに高く見ても20代前半にしか見えないし。
「……あれま、『お前が相手なら遠慮はしない』ですか。困ったなぁ……」
どうやらやっとアストリアちゃんと黒いのが戦闘態勢になったみたいだ。
黒いのから感じる威圧感……これもヤバいわね。剣だけに気を取られがちだけど……彼自身も桁外れな闘気を放ってる。
「オーラソード!」
アストリアちゃんの先制が敵に迫る。だが彼が急に後ろに退が……いえ、飛ばされたのか?
「アストリアちゃん!」
「いえ……特に問題はありませんよ。しかし、驚きましたね……その力。」
彼は敵の能力に見当がついてるの?
「瞬間的に莫大な風圧を感じました。原理は分かりませんが……君は風を操ると見ましたが?」
「……」
特に動揺するそぶりは見せず頷く黒いの。
「この程度の規模のなら体一つでアクションを起こす事で十分可能ですが、指先一つも動かさずともなると……悪魔の実の力でしょうね。」
「悪魔の実……? ……! あぁ、アレの事かい。……わしらは普通の人間じゃが確かに剣にスーパーハイブリットセルの力を組み込んどる。」
またしわがれた老人の声が聞こえる。
「まさか今の時代にその名を聞くとは……思ったより事態が急変してますね〜」
アストリアちゃんもどのくらい知ってるの? というか、スーパーハイなんとかって何?
「……確かに本物の七英雄みたいですね〜 こりゃ参ったな。本気出すかも……」
「……『烈風剣』」
「! 『オーラ斬り』!」
熟考していたアストリアちゃんの不意を突き黒いのが剣から無数のカマイタチを撃ってきたのを彼が光り輝く闘気の剣で一つ残らず切り払った。
「フゥ……一撃一撃が信じられない事に鋼を切り裂く程の威力とは……なかなかえげつない。」
「……『バギクロス』」
「!」
今までとは比べものにならない程の規模の真空の刃が発生した。家一軒どころか辺り一面をも飲み込める程範囲が広すぎる。
「やれやれ……躊躇なしですか。なら……手加減は要りませんね。」
そう呟くとオーラソードを作りだしてない方の腕を敵に向け突き出した。
「闘魔傀儡掌!」
アストリアちゃんの指五本全てから光り輝く糸が放たれ敵に絡みつく。
「っ……」
「動けないでしょう……武装色の覇気の頂点……光の闘気で編み込まれた糸です。例え武装色の達人でも切れません。……それでは行きますよ! ブラッディ・スクライド!!」
オーラソードを握る方の腕を急スピードで回転させ螺旋力を高め……標的に放つ!
「!」「やれやれ……面倒な相手じゃのう。」
!? またあの声? あのイケメンじゃない……一体どこから?
こっちが驚いてる間にもアストリアちゃんの一撃が黒い奴の左手に命中……!? 食われた!?
「えぇっ!? どーなって……ってうわ!?」
一撃を飲み込んだだけでなく自身を拘束していた光の糸も全部左手に吸引された。
「……なかなか厄介な力ですねー」
態勢を整え若干呆れながら呟くけど……
「……いい加減長いのぅ。まだ底を見せていないのなら見せるがよいぞ。」
「あなたは……何者ですか?」
「何、ただのこやつのパートナーじゃよ。それより……まだ続けるかの?」
「いや〜ハハハ……さ、さてどうしますかね〜」
「…………」「ほぅ、珍しいの。おぬしがやる気とは……」
!? なっ……奴にものすごいエネルギーが集まってる! 一体何する気なの?
「暴風圏……LEVEL5・『ソニックブーム』!」
轟っ!!
黒いのが叫んだ次の瞬間剣からものすごく強烈な突風が発生した。
「あらーっ!?」
レンガ作りの建物でさえ一切の抵抗すら出来ずふっ飛んでいく。人間なら一たまりもないでしょう。アストリアちゃんも案の定ふっ飛ばされちゃったわ……
「……くににかえるんだな。おまえにもかぞくはいるだろう……」
なんか黒いのがドヤ顔でつぶやきあさっての方向に立ち去っていった。
…………
「……みんなすごいなぁ〜それぞれがとんでもない力を持ってるじゃないか〜」
心底可笑しそうに笑う竜王。
「じゃ……私らも始める?」
アストリアちゃんなら大丈夫でしょ。多分……
「うん……と言いたい所だけど……残念な事にこんな所じゃお互い本気を出せないと思うよ。」
あーそりゃ確かにねぇ……
で、私ら二人はマリージョアの外れの方にまで移動する。所々50〜100mぐらいの岩山がある荒野だ。人の気配は全くない。
「ドラゴボの戦闘背景みたいだな〜 ……おっと、なんでもないよ。じゃ、まずは軽く小手調べと行くかい〜?」
何かを言いかけた竜王が気を取り直して覇気を解放した。……そこそこの練度ね。海軍少……いえ中将級はあるかも?
……で、早速バトる私ら。うーん……確かにそこそこは強い。六式だけでなく武装色の覇気も使いこなしてるし。
「どーやら人間形態だと互角、いや君の方が上っぽいねぇ〜やっぱりとっとと変身しとこうか〜」
言うやいなや彼の全身が膨張していく……体長は50m、翼を広げたら80m以上になるわね……
……くっ! これがドラゴン、いえゾオンの王バハムート……とんでもないプレッシャーだわね……だけど!
「! おっ君も変身するかい!?」
竜王の言葉を無視し変身に集中する。
人間としての体が一旦分解され大蛇として再構築されていき……完成した時には全長1000m、胴回りの直径10m程の馬鹿げた巨体になった。
「おおっ!? これはすごいや! 『九尾』くらいデカイよ!」
私と同じくらいのデカイ奴がいんの!? ふざけてるわね……
「じゃまずは……フレアッ」
竜王の口からエネルギー弾が放出されこっちに向かって飛んできた!
ゴォッ!
直径2m程のエネルギー弾が胴体の末端の所辺りに着弾。かなり皮膚が焼けただれた。後ついでに辺りの岩山が半分近く消滅しちゃった。……まるで弾道ミサイルが直撃したみたいだわ。
これは作戦成功には意外に時間がかかりそうね〜
「へぇ〜手加減したとはいえ、着弾した所が消滅してないなんてね〜固いね〜」
「威力が低すぎるわ。ちょっと弱すぎるわね〜」
「さすが熟練した人は違うね〜相当鍛えてるかぁ〜ちょっと肉弾戦したくなってきちゃったよ。」
……竜王が大地に降り立った。地の利を捨てるなんて……遊んでるわね。けどまぁ……お言葉に甘えましょうか!
「次はこっちの番よ!」
竜王に向け体当たりを敢行。竜王は避けるそぶりを全く見せず直撃。数百m吹っ飛んでいく。
「いたたた……とんでもないパワーだね〜やっとやる気が出てきたよ。んじゃあ……ちょっと力あげてくかな! ……40%!」
竜王が言い放つと同時に奴に纏わり付く圧倒的なオーラ。この時点で人間形態の時より10倍は強くなってるわね……っ!? このエネルギーの集まりは!
「メガフレアッ!!」
奴の巨大な口から放たれたのは圧倒的なエネルギーを内包する直径5mくらいの白色の球体。
カッ…………
巨大な球体が通り過ぎた所が消滅していく。地面もぱっと見10m以上はえぐれてるわね……
「……直撃したね〜あれ〜三分の一くらい体が消し飛んでるけど大丈夫〜?」
「なんて破壊力……この体をこうも消し飛ばすなんて……強すぎる!」
しかも完全に周囲数キロが更地になって、私のいる所に出来た穴は底が見えない……
「アハハハハ〜ちょっと弱くな〜い? あんまりガッカリさせないで「……というのは冗談よ。」えぇ!?」
ゴワゴワと私の体が再生していく。それだけではない。脱皮直後の様に体長も伸びていく。それはもうぐんぐんと。
「これは……とんでもない再生……いや、自己再生自己増殖自己進化か。どこのデビルガンダムだよ〜」
竜王が思わず空に逃げた。その間にも再生が完了し、最終的に獣形態の体長は3000mに達した。
「これは新記録ね。獣形態の成長率は受けたダメージに比例する。ここまで強烈なダメージは初めてよ。」
「いくらなんでもでかすぎない? しかし攻撃を受け続けると成長は止まらない……か。仮に頭とかふっ飛んだらどうなるのかな?」
言いながらも少しずつ高度を上げてるわね竜王の奴。
「死なないわね。殺したかったら全身を全て同時に消滅させるしかないと思うわよ。」
「……フーン……なるほどね〜ところでそっちからは来ないのかい?」
「今行くわよ!」
体を持ち上げる。それだけで急造の塔の出来上がりだ。
「! おぉっと!?」
地上から槍の様に伸びてきた私の体を寸でで避ける竜王。
「数千m以上上空に逃げないと君の餌食になるみたいだね〜こりゃ参ったな〜」
……ああは言ってるけど全く闘志に衰えは見えない……まだまだ力を隠してるって所かしら? ……とその時!
「「!?」」
何? この巨大な覇気は……私らに匹敵するなんて一体……
「これは……ひょっとして『リヴァイアサン』かな?」
! ちょっと彼女まで来るの!? ……ってあら? 気配が消えちゃった。
「どーやらニアミスの、いや僕らに気づいて逃げたのかな? ま! 気を取り直して続きと行こうか。」
「フン……私に遠慮せず帰ってもいいのよ?」
「まさか。これから楽しくなるのに! ……とは言え、もうこの辺りは壊滅しちゃったしこれ以上力を出すとマリージョア全土が滅びちゃうからね〜しょうがないからもう一つの戦法で行かせてもらうよ〜」
奴が言い終わると同時に奴の姿が縮んでいく。頭部や体が人間の姿に戻っていくが背の翼や両手足の末端は獣形態のままだ。人獣形態か!
「違うよ……獣形態の異変化さ。パワーとスピードは少しも衰えてないよ。」
そう言って一瞬で私に接近し蹴り上げた。
くっ……この巨体を動かすなんて!
「まだまだだよ!」
奴が両手を合わせる。腕は獣形態のままだから合わせた腕がまるで竜の頭に見える。……ってものすんごいエネルギーが溜まってる!
「竜闘気砲呪文(ドルオーラ)!!!」
竜の口と化した両手から膨大なエネルギー波が放たれた。ちっ! 小賢しいわね!
「はぁっ!」
私も口から酸性に満ちた溶解液を放つが……アッサリ弾かれエネルギー波の直撃を喰らってしまい体の4分の1程もってかれる。着弾した場所からはきのこ雲が発生した。
この技……たった一発だけで国一つ吹っ飛びかねない!
「……やっぱりありえないタフネスだねぇ〜反則じゃない? ……ってまた成長してる!」
「その大火力に飛行能力持ってるアンタに言われたくないわね。」
今回の成長はプラス2000で計5000mか。最近成長率がとんでもないわね。
「ありゃりゃ酷い言い草だよ。……でもその姿なら『あの伝承』もあながちデタラメじゃないかもね。レッドライン……
レッドライン……やっぱ天竜人なら知ってるか。……それにしてもホントに伝承みたいな事になるのかしらね? 今5000mだけど。
「ところで……どうするの〜? ちょっと飽きて来たからもうお開きにしたいんだけどね〜」
……ドラゴンは今は深入りはするなって言ってたっけ……
「……帰るわ。」
「そうかい? ……次はリヴァイアサンも来てくれたら面白くなりそうだね〜」
リヴァイアサン……ね。はてさて、今の彼女にここまでの力があるのかしらねぇ? 竜王に優勢でいられたけど完全に手抜きだし、はっきり言ってリヴァイアサンになら楽勝出来そうだわ。
……その後ドラゴンから連絡が入り撤退する事に。……ま、とにかく今はとっとと帰って寝たいわ……疲れたし。