ONEPIECE世界を過去キャラと満喫   作:一匹犬

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15話「海神リヴァイアサン光臨」

 〜ギョンコルド広場上空海域〜

 

 

 〜ルフィside〜

 

 

おれの一撃で吹っ飛んだホーディとか言うヤツを追いかけたらシオリが来てた。おれらと別れてからどこ行ってたんだよ〜

にしてもやっぱ気配消すのうめぇな……あとしらほしを追っかけてるヒゲヤローもいるな〜

……ん? ホーディとか言うヤツが立ち上がって……あっ! ヒゲヤローを刺しやがった! 味方じゃなかったんか? あいつら。

けど、シオリが驚いてないトコ見ると予想できてたっぽいな〜

 

「ジャハハハハ! デッケン……ノアが魚人島の真上に来た今貴様はもう用済みだ。安心して死ね。」

 

「お、おのれ……」

 

……気絶したな。死んではねぇみてぇだ。

 

「…………」

 

「ジャハハハハ! さぁおれを殺せよ! ノアはもう誰にも止められねぇ! どのみち魚人島が滅ぶ事に変わりはないんだからなぁ!」

 

クッソ〜いちいち言う事が生意気なんだよな〜

 

「……お前さあ……もう終わってるよ。これが見えないか?」

 

シオリやしらほしの後ろに…………って、うわあああ! すげぇ数の海王類が……100頭はいるぞ〜

 

『…………』

 

ん? なんか聞こえたような……あっ! アイツは……

 

「なっ……か、海王類だと!? しかもなんて数……だ、だが…それがどうした!? …………!? まさか!」

 

「ああ、こいつらは私と同じ力を持つしらほしに呼ばれてここに来たんだよ……オケアノス、お前が中心となってノアを止めておけ。」

 

『うん〜分かったよ〜神様〜』

 

うわっ……ペンギンみたいな顔のヤツと何頭かがノアに向かってったな。あれ? なんかあのペンギンみてぇなヤツがしゃべったような…………気のせいだよな……

 

「それともう一人……じゃないもう一匹会わせたいのがいるんだが。……来い。」

 

ん? ……あっ! スルメじゃね〜か〜どこ行ってたんだ〜?

 

「なっ……クラーケン!? どういうつもりだ!? 貴様……このおれを裏切ってただで済むと……」

 

「あ、そうそう。スルメ……クラーケンの仲間ももう一週間前に助けてる。」

 

「!? ……な、なんだと!? あそこにはおれの手の者が……」

 

「もちろん潰滅したよ。好き勝手されても目障りなのでな。」

 

「ぐ、ぐぬぅ……くそ……何から何まで小賢しい真似を……それにま、まさかしらほしだけでなく人間の貴様までが海王類を操るとは……」

 

さっきから驚いてばっかだな。

 

「人間人間うるさいな……そんなに言うなら……本性を見せてやる。」

 

あっ……シオリのヤツ、あのデカイ蛇になんのか! あれはとんでもなかったな〜死ぬかと思ったしよ〜……っとと……どんどんシオリの姿が変わってくな〜

 

「ううううう……なんてプレッシャー……だ、だが……負けるかぁ!」

 

……さすがにかわいそうになってきたな〜もうヘタレてるじゃねーか。

……で、おれらの前に海神とか言うのになったシオリがその姿を見せ付けた。

 

「ぐ……そ、その姿は確かにリヴァイアサン……」

 

……全身汗だくだな。そういうおれも何回見てもこの覇気にゃ慣れねぇな……アーロン、しらほし達や海王類もえらくかしこまってるし。

 

「どうだ? ホーディ……もう止めないか? 私としてはお前に部下になってほしいんだがな。」

 

「…………わ、分かっ……ぐうおおおおおっ!! ダメだ! ダメだダメだ!! 負けるか! 魚人としての本能なんてクソくらえだ! ……アマクサ・シオリ……貴様は……敵だぁ!!」

 

ホーディが蛇の姿のシオリに突っ込んでったぞ! ……けどなぁ〜

 

「気持ちは分かった。では一度力で捩じ伏せるから……もう……寝ろ。」

 

「な、何を言って」

バクッ!

 

あっ! 海蛇の姿のシオリが口を大きく開けてホーディを食っちまった! で、そのまま下の広場まで突き抜けちまったぞ。

 

「うっわ〜カシラ容赦ねぇ……」

 

うん、同感だなそれには。

 

「お姉様〜最近ストレスたまってた様ですし下の方々が悲惨な目に遭わないか不安です〜」

 

…………おれ知〜らねぇっとっ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜ギョンコルド広場〜

 

 

 〜シオリside〜

 

 

ホーディを食ったまま広場の地面に不時着みたいに荒々しく着地する……あ、ホーディ完全に仮死状態になったな……ま、いいか……それよりも巻き添えで数百人が吹っ飛んでいったな。

 

「うわああ〜何だあ〜!? 大蛇ぁぁぁ〜!?」

 

私の姿を見て恐慌に陥る敵達。そんな奴らを尻目に……

 

「ペッ!!」

 

ホーディを吐き出す。

 

「「「ホーディ船長〜!!?」」」

 

幹部達が仰天している。

 

「心配するな。仮死状態になっているだけだ。こうなるとさすがにもう戦えない。……そうだな……後5分ぐらいは生きていけるだろうさ。」

 

「うわああっ! 蛇がしゃべったあ!?」

 

「キャ〜!? 船長〜!?」

 

私がしゃべった事に驚く雑魚共や、命のタイムリミットを聞いて混乱するちびっ子の鮫魚人。いや5分は嘘だがな。それに死んでも問題なしだし。

 

「な……大蛇がしゃべ……この声……アマクサか!?」

 

さすがのゾロも驚いてるな。

一方の王達や島民達はと言うと……平伏している。前にやめろといったがこの姿を見ると本能が止まらないようだ。

 

「お、お前は……な、何だドスン!!?」

 

「デッケンにも言ったが傾世のシオリ……またの名を……海神リヴァイアサンだよ。」

 

「「「!!?」」」

 

全身に電撃が走った様な衝撃を受ける幹部や雑魚達。

 

「け、けいせいのシオリ……よくきたな……」

 

呂律が回ってないぞオオセの魚人。しかしこいつってこういう皮膚なのか被りものなのか気になるな……ま、それよりも……

 

「……怖いか? いいさ……全部言わなくてもな……分かるよ。今すぐ膝を折りたいんだろう? 誰も責めはしないさ。ホーディもこのザマだ。何も問題はない。今すぐ降伏してもいいんだぞお前達?」

 

「う……」

 

私の甘い言葉に迷う幹部達。何人かは心が折れかけているな。

 

「う……おれ「と言うと思ったか? ……降伏は許さない。同胞を害しようとした邪心……決して許せるものではない……海神リヴァイアサンとして命ずる……死ね。」!!?」

 

某影参謀さんのセリフを真似る。

 

ゾワァァッッ!!

 

3割ほどの覇王色に恐怖する幹部達。

 

「なっなんて覇気……!」

 

ゾロあたりは耐えられているが……

 

「ギャ〜〜! 怖いよ〜!」

 

暴走形態のチョッパーが泣き叫んでる……シュールだな。

 

「……と言いたいが……チャンスをやろう。私の部下や麦わら一味とのタイマンに勝った奴は助けてやろう。」

 

これで少しは緊迫感出るだろう。

 

「「「!!?」」」

 

死中に活を見いだした感じの幹部達。

 

「おいいいいっ!?」

 

何してくれちゃってるのおおお! って言いたげなウソップ。この程度で怯んでたらこの先やっていけんぞ?

さて、私は……雑魚共をなぎ払うかな? ストレスたまってるからな〜 人間形態に戻るとするか。

 

「「「!?」」」

 

人間の姿に戻った私を見てさらに驚いてる敵軍。と、そこへエネルがやって来た。

 

「そろそろ暴れていいぞエネル。」

 

「うむ……ヒノよ!」

 

「クワァー!!」

 

エネルの肩に止まっていた隼が雷に包まれる……そう雷鳥サンダーバードだ。隣のライジン島の支配者だった鳥。そのヒノがエネルの両肩をそれぞれ両脚でつかみ……放電した。

 

「いいぞ。ヒノよ………雷雲(ライトニング・クラウド)!!」

 

エネルが広場上空全体に雷雲を作り出した。

 

「さあ、受けよ……万雷(ママラガン)!!!」

 

敵軍の群れに無数の雷が落ちる。

 

「!? アイツ! あん時の大技をっ……やっぱりとんでもねぇ……」

 

エネルの強さをその身で味わったサンジがうめく。

 

「あれ!? 確かあそこら辺ギンとかいう怖いヤツがいたぞー!?」

 

チョッパーがオロオロしながら叫ぶ。

 

「なんで仲間まで巻き込んだんだ!? やっぱ悪党かー!?」

 

ウソップが隠れながらツッコむ。

 

「ヤハハハ……心配するなお前達。ギンには……私の雷は通用せん。シオリやアヤの様にな。」

 

「…………」

 

少々服が焦げ自身は髪が逆立っているギン次郎が無数の雷が落ちた地から現れた。

 

「やる時は先に言え。……少し痺れちまったじゃねぇか……」

 

怖い笑顔を浮かべるギン次郎。この前皆にどっちの笑顔が怖いか聞いたら顔反らされたなぁ……

 

「そのぐらい良いではないか。普段のお返しだ。」

 

「ケッ……まぁどうでもいいさ……後でシオリとやる時にストレス発散すりゃ良いしなぁ……」

 

「えええ〜!? なんで無傷なんだ〜!?」

 

ギン次郎はエネルの最大出力である3億Vまで耐えきったからな……まぁ本物もそのくらいの電圧に耐えてたし……しかし本当に転生者じゃないだろうな?

 

「んがーはっはっはっ! 相変わらずギンちゃんはめちゃくちゃだわねい! ホントに人間なのかしらー!?」

 

戦わず遊んでいたボンちゃんも来た。

 

「お前が言うなボンクラ。」

 

「そのあだ名はよしなさいって何回も言ってるじゃないのよーう!」

 

「はっ! やるかぁ!?」

 

両者の間の空間がねじ曲がる様な錯覚に襲われる。いわゆるバキ空間ってヤツかな?

そして案の定ギンと……今度はギンに変身したボンがケンカを勃発させる。……この二人が暴れたら辺り一帯廃墟になるんだが……

 

「うらあああああっ!」

 

お互いの拳が互いに命中しながらも相手を喰らわんばかりに矢継ぎ早に手を出していく。……まぁほっとくか……10分後にはボンがへばるだろうし。

 

「うわああっ! 海神様の中でも最強レベルの幹部達がっ……みんな〜早くここから逃げるんだ〜ソラシド〜!」

 

リュウボシ王子が慌てながらも避難指示を出す。

 

「しっかし海神様の幹部がこんなに集まるなんて〜大変なんだぞ〜」

 

マンボシ王子が感心してる。……ま、シリュウやラフィット達は他の四皇や海軍対策で呼んでないからベストメンバーではないがな。

 

「リヴァイアサン様……」

 

「やあフカボシ……そう心配そうな顔するな。しらほしは問題ないよ。あれを見ろ。」

 

私が広場上空を指差すとフカボシや兄弟や島民が天を見上げる。

 

「おおお……なんという数の海王類……しかもノアが海王類達によって……」

 

「しらほし……成長したんじゃもん……」

 

しらほしの力を見て感涙している皆。

 

さて……そろそろ私も暴れるか……

 

「ギン次郎……私の服を……」

 

「フン……やる気かよ。そらよ!」

 

ギンが落ちていた私の服を拾いぶん投げた。それを受け取り着直す。なぜわざわざ着たのかは後ほど……

 

……ルフィが覇気使ってから暴れて4万、ゾロとサンジがそれぞれ7000、1番最初に戦場に着いて遠慮なしで暴れたバサラが2万、ファラオの大将やシロウがそれぞれ8500、途中まで暴れられなかったクリークが6000、で大火力だが参戦が遅かった真ヘルズベアーロボが1万2000…で、エネルが5000ほどで残りは9万足らずか……まぁそこそこ残っているな。

 

「残り8万ちょいか……ちょうどいい。全てまとめて相手してやろう……来るが良い。」

 

「う、やっやちまえ〜!!」

 

やけっぱちになった敵の群が襲い掛かる。

 

フン……悪く思うなよ。なに死にはしないさ……多分な。

 

「カラミティウォール!!!」

 

私の先制の一撃で魚人島の乱はいよいよ佳境に向かった。

 

 

 

 

 

 




ストックが尽きたのでこれからは不定期更新になります。月二回更新目指したいですね…

原作では来週(明日発売)、あのキャラが大復活するそうでwktkが止まりません。

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