ONEPIECE世界を過去キャラと満喫   作:一匹犬

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6話「しらほしとルフィ」

〜竜宮城〜

 

 

〜ルフィside〜

 

 

宴会〜♪ 宴会〜♪ う〜ん我慢できねぇ! 先に食っちまおう!

修行ん時は食うにも困ったもんな〜 食える時に食う! これは何度も死にかけて学んだ教訓だ! そうと決まったらみんなには悪ぃけど先に食いもん探すぞぉ!

 

 

 

しっかし広ぇ城だな〜一部屋探すだけで大変だ〜 …………おっ! んまそーな匂いがするなぁ! あの部屋だ! 間違いねぇ!

 

 

……ありゃ……なんかでけぇ部屋だなぁ……ん!? なんだ? なんかの気配が……

 

「どちら様でいらっしゃるんですか!? あなた様は!!」

 

うぇぇっ!? この圧迫感……覇王色の覇気かぁ!?……ってやべ! 見つかっつった! じゃねーや。ついウルフの口調が移っちまったよ。……あのヤローもめちゃくちゃだったな〜

しっかし、デケェ人間……あ、人魚か〜!?

 

「お前は誰だよ〜?」

 

「わたくしはリュウグウ王国のネプチューン王の娘! しらほしです! 賊に弱みを見せる様な無様な醜態はさらしませんよ!」

 

なっ……なんだぁ!? コイツ……もじゃもじゃの子供ぉ〜!?

 

「ち、違うんだよ。おれ達、そのもじゃ……ネプチューンのおっさ……王様に招待されて来たんだよ!」

 

「…………本当でございますか? わたくし、疑わしきモノは全てぶっ壊せとお姉様に教わっているのです。嘘だったら…………ハッ!?」

 

「!? なんだ!? ありゃ……斧ぉ!?」

 

斧が飛んできた!? ……にしたってデケェな!

 

「えい! しがんっ!!」

 

人魚のヤツが指で斧をついたら斧が粉々になっちまった!? ……あの技って確かCP9のヤツらの……う〜ん……しらほしとかいうヤツ、なんでアイツらの技を……

けどありゃえげつねぇな〜 指がおれぐらいあるからとんでもねぇ凶器だ〜

 

「おい、お前それどこ……」「も〜デッケン様ったらしつこいです〜! ここはお姉様の教え通り、『シメ』なきゃいけませんわ!」

 

……ずいぶんはちゃめちゃなヤツだな〜 アイツみてぇだ!

んで色々話してたら食いもん分けてくれた。良いヤツだな! しかもここの飯ウメェし大量にあるしな! しらほしってヤツもいっぱい食ってるな〜

 

「あっ! そうですわ。今日はお母様のお墓に行きませんと!

え〜と……あなた様のお名前はなんと言うのでしょうか?」

 

「おれか? モンキー・D・ルフィ。海賊だ!」

 

「まぁ! あなた様が……お姉様からよく聞かされていましたわ。」

 

「モグモグ…………へ〜 お姉様って?」

 

「はい。とてもお強くて、美しくて、明るくて、優しくてそれでいて厳しくて……わたくし、尊敬しているんです。

2年前まで内気で引きこもりだったわたくしを鍛えてくださって……それに、この魚人島を守ってくれてるんです。」

 

「『海の神』様とか言うヤツか?」

 

「あ、皆様からはそう呼ばれていますね。わたくしやお父様達はもちろん、全ての海に住まう全ての者達の神様の様なお方なんですよ。ただ強いだけじゃなくてものすごく不思議な力を持っていますし。」

 

「すげえなソイツ! 会ってみてぇな!」

 

「はい。この前連絡があって、もうすぐここに上陸なさるはずですよ。」

 

そうか〜 あ……ちょっと小腹も満たしとくか〜

 

 

 

 

 

「……ぶへ〜 くった、くった〜」

 

「ルフィ様もものすごく大食漢であらせられるのですね。すごいです!」

 

「食うのが好きだからな〜」

 

「お姉さまみたいですね〜…………あら、もうこんな時間だわ。

それでは、わたくしはお父様に挨拶に行ってきます。」

 

「何のあいさつだ?」

 

朝はとっくに過ぎちまったぞ?

 

「はい。外出の時はお兄様達の誰かか10人の兵士の皆様が一緒に付き添ってくださるんです。」

 

あんだけ強けりゃ問題ねーと思うけどな〜

 

 

 

 

 

「おお、来たか。しらほしや……紹介しよう。この者達があのお方の言っておられた『麦わらの一味』のみなさんじゃもん。……お、ルフィ君。すでにしらほしに会ったのか。」

 

「あっれ〜みんな〜包帯〜 どしたんだぁ?」

 

「ああ、『色々』話してたぜ。……ってなんだぁ〜!!?? この女の子は〜!!」

 

「ああ、おっさんの娘のしらほしだってよ。」

 

みんなびっくりしてんな〜 けどなんか表情が固ぇな〜 ……あ! ゾロ!

 

「ゾロ! いつ来てたんだよ〜また迷子になってたのか?」

 

「違うわバカ! さっきまで変なガイコツに絡まれてたんだよ!」

 

「ヨホホ? 私、何もしてませんよ〜」

 

「オメェじゃねぇ!」

 

「ガイコツ…………ファラオ殿か?」

 

「そんな名だったな……知り合いかよ?」

 

「うむ……」

 

「お父様、海の森にあるお母様のお墓に行きたいのですが。」

 

「おお、そういえば今日も通う日であったな。……付き添いは……うーん、今息子達は不在じゃし……」

 

「おれがついてってやるよ!」

 

「ルフィ君か……すまぬが頼まれてくれるか。ではしらほしをよろしく頼む。」

 

「おう! 任せとけ!」

 

「しらほしも気をつけるんじゃもん。スパルタで鍛えられたとはいえ、お前の見聞色の覇気はまだまだ未熟なんじゃから。」

 

「はい気をつけます。それではお父様……行ってまいります。」

 

「うむ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ホーディside〜

 

 

ジャハハハハ……平和ボケしたリュウグウ王国のバカ王族共……貴様ら全員軟弱な思想を持つ国民もろとも根絶やしにしてやるぞ。

 

「バホホホ〜しらほしぃ〜今、お前の花婿が迎えに行くぞ〜……のハズだ!」

 

「フン……竜宮城か……」

 

デッケンやアーロンさんも気合いが入ってる様だ…………それでこそ御しやすい。

で、竜宮城に着いたんだが……

 

…………? 妙だな……人気がない……だと? ナニがあったというんだ?

 

「おいおいせっかく来たのに出迎えがねぇとはなぁ! シラけさせてくれるぜ!」

 

……確かにアーロンさんの言う通り……誰もいない……!? ん?この音は……足音か……ここに近づいてるな……

 

ヤツらは……確か麦わらの一味。それに……ん? 誰だ? あの包帯は……

 

「アーロン……まさかアンタが襲ってくるとはねぇ……」

 

アーロンさんと知り合いの様だな……という事はあの女が『泥棒猫』か……

 

「ナミか……シャーハッハッハッ! 久しぶりだなぁ。シャボンディ以来か……」

 

「アンタ……シオリを裏切ったの!? 一体どういう事よ!」

 

「このシャボンを見りゃだいたい分かると思うが……おれは悪魔の実を食わされ……泳げなくなっちまったんだよ! 手段を選ばないアイツにはついていけないのよーー……ゴホンッ! ……いけねぇのさ!!」

 

「なっ……彼女がそんな事を!?」

 

「構うんじゃねぇ……それよりあのホオジロザメのヤロウが危険だ……」

 

さっきから一体なんだ? あの包帯……

 

「よそ見してるたぁずいぶん余裕だな! SHARK・ON・ARROW!!」

 

「!? は、早……」

 

アーロンさんの突撃が因縁があるらしい泥棒猫に迫る……確かに記憶にあるより……早い。

 

「…………」

 

ガシィッッ

 

!? あの包帯……受け止めるとは……

 

「!? テメェはなんだぁ!?」

 

「……テメェらに名乗る名はねぇよ!」

 

「バホホホ! お前らは勝手にやっていろ! さぁサンゴよ! しらほしの下へ飛べぇ!」

 

城に生えてるサンゴでしらほしを追跡しようとするが……

 

「硬殻塔へ飛ばねぇ!? おのれぇぃ! 誰がかどわかしたぁ〜!?」

 

…………いきなり戦力が減ったか……まぁいい。髪の長い女、剣士、長鼻、骨……数は足りんが確かに麦わらの一味だな……

 

「我々はアーロンさんの意志を受け継いだ新魚人海賊団! アーロンさんの野望を打ち砕いたお前らは……我々の糧になってもらう!」

 

「テメェ……一回負けたくせに性懲りもなく……」

 

「シャハハハハ! 止めたきゃ……殺すしかねぇぞ。そうでもしないと……止まらねぇのさ! おれ達魚人族はなぁ!」

 

「アーロンさん……そろそろバブリーサンゴの用意を。……さて、人間共……無力になったらどうするか……見せてもらうぞ! 租鮫(ソシャーク)!!」

 

城の柱を破壊。これで……ここに海水が侵入してくる。

 

「うおっ!? なんつー真似を!」

 

ジャハハハハ……驚くのはまだ早ぇぜ?

 

「矢武鮫(やぶさめ)!!」

 

海水は無限にある。いつまで耐え切れ……「矢武鮫!!!」

 

!? バカな!? ……あの包帯男……魚人か?おれと同等……

 

「フン……制御が荒ぇぞ、若僧め。」

 

「うわぁ!? 頭の撃ち水を相殺しやがったぁ! バケモンだぁっ!!」

 

「サメ野郎……テメェはおれがブッた斬ってやるよ。」

 

今度は……確か海賊狩りか……人間の剣士のくせになまいきだ……

 

「アーロンはおれがやる。ナミ……はケイミーらと共に先に行ってろ。」

 

「包帯……け、けど……」

 

「いいから任せろ。直に追いつく。」

 

「逃がすか……って早ぇ〜!? さすが人魚……」

 

手下じゃ追いつくのは無理だな……フン……女と人魚とヒトデもどきを逃がしたか……が、ささいな事だ。

 

「さぁ、王共をどこへ隠したか……吐いてもらうぞ下等生物共……」

 

「させると思うか? 魚野郎。」

 

フン……流石に凄まじい気迫だ……だが……

 

「一刀流……厄港鳥!!」

 

! 水面を疾る斬撃……ちっ!

 

「ぎゃああああ!!?」

 

とっさに近くにいた部下を盾にする。

 

「あ、あのヤロー仲間を盾に!? 最低だぁ〜!」

 

フン……もう手遅れだ。直にここは海水で満たされる……? 剣士め……性懲りもなくおれに水中戦を挑むか……愚か者め。……ん? 消えた!?

 

ザンッ!!

 

!? グッ……ハッ……!? バカな……これほどとは……

 

「か、頭〜! エ、ESを!」

 

部下が持ってきたESを掻き込む。

 

……!! ッグオオオ!!

「む……この威圧感……なんだ?」

 

……ハアッ! ハアッ……

 

「ウソップ! ブルックを連れ……!? テメェ……しつけぇな!」

 

逃がしはしねぇ……

 

「ジャハハハハッ……もうテメェらは終わり」ドゴォォ!!

 

なっなんだ!? 城の壁を破壊して船が乱入して来やがった……あの漆黒の船……潜水艦だと!?

 

「まーはっはっは! たかが魚人がやってくれるではないか! チェス! クロマーリモ! やれい!」

 

「「ハッ! ……魚雷発射ぁ!」」

 

く、潜水艦から魚雷が……ちぃっ……何者だっ!? ……が、魚雷ごとき喰らうおれではない!

飛んできた魚雷を口で受け止め吐き捨てる。

 

「その笑い声……まさかあのカバ……だと…?」

 

麦わらの一味の知り合いだと!?

 

「カバ……少し向こうにいけ、狭い。さて……ゆくぞ? 1000万V放電(ヴァーリー)!」

 

!? ぐ……潜水艦のハッチが開きそこからいきなり電撃が……!?

 

「今のうちにギョンコルド広場に撤退するぞ!」

 

!? く……逃げられたか……しかし……ギョンコルド広場とは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜サンゴが丘〜

 

 

〜???side〜

 

 

「おいチョッパー! 海の森ってトコに行きゃいいんだったな!」

 

「うん、さっきルフィとゾロから連絡あったぞ! 急ごう!」

 

クスクスクスクス……相変わらず……騒がしいなぁ……サンジの旦那は……

 

「え、え〜と……おれ達はどうします? ギ、ギンさん……」

 

「オメェらはどうしたい……」

 

「え!? ……ひ、ひとまずは大頭の指令通り待機……」

 

「キャハハハハ……Mr.5ったらそんなにビクつかないでよ……ギンさんもその程度じゃ……怒らない……わよね?」

 

「クックックッ……オメェらはしばらく隠れてろ……おれはシオリが来るまで……適当に遊んでるぜ……」

 

「あ、ちょ、ちょっと……」

 

フン……サンジさんよぉ……その程度か? ……ガッカリさせてくれるなよ? でないと…………喰っちまうぜ?

 

 

 

 

 

 

 


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