0話「こ、これがうわさの転生テンプレ…」
〜???〜
〜主人公side〜
…………
「…ん?」
目が覚めるとそこは真っ白な空間だった
え〜と…何があったんだっけ…
バイク乗ってたら白い猫を轢きかけて転倒して猫に手を差し伸べたらトラックが突っ込んできてってどこの天羽セロニアス時貞だよっ…
ま、たわ言はここまでにして、俺はそもそもバイクに乗れないし…え〜と…でもトラックにはねられたのは確かだわな…
え?マジで死んだの?部屋のエロ本とかどうすんだよ。赤面どころじゃねーぞ!
…と、1人で悶絶しているといきなり辺りが輝きだした
なっなんなんだよ!今度はっ…
…光が収まるとそこにいたのは二人の男。上半身裸だ。あれ?どっかで見たな…
「目が覚めたようだな。○○○…」と若干ロン毛の方。
「○○○?あれ?なんて言ったんだ?」
「お前の名前を呼んだのだが既に忘却しているようだな。」と短髪の方。
忘却…えっ…なんでだっ?冗談じゃねーぞ!?
「実はこちらの手違いでお前の存在を抹消してしまったのだ…
直にお前に関する情報は世界から消滅してしまう。
家族、知り合いも完全にお前の事を忘却してしまうだろう。」とロン毛
ちょっちょっと何よこのドッキリっ!悪夢にも程があるだろっ!
「ひとつだけ生き残る手段がある。」と短髪
「!…なんだって?…」
「空想の世界に新たに存在を書き写すのだ。そうすれば自我、記憶は失われない。
とはいえ、元の世界の知り合いにはお前の記憶はないし二度と帰れぬが。」とロン毛。
「…空想…漫画やアニメの世界って事?」
この展開はまさか…二次小説で腐るほど見た転生ってやつ?
「その通りだ。好きな世界に転生させてやろう。お詫びもこめて俗に言うチート能力も好きなだけ与える。」と短髪。
「好きな世界…」
パッと思いついたのは、ジャ○プやチャン○オンみたいな少年漫画などだな。
NARUTO…いいかも。物騒な世界だが死亡フラグはうちは一族になるとか変態蛇オカマに狙われるぐらいだろうし…後半話がややこしくなっとるけど。
HUNTER×HUNTER…一、二を争うほど好きな漫画だが死亡率がハンパじゃねーよっ怖すぎるわ!…却下。
刃牙シリーズ…う〜ん、勇次郎とか見てみたいがあまり今までの世界観と同じ漫画じゃ物足りないしなぁ…
ワンピース…え〜と物語がすげえ長いんだよなぁ。あまりキャラ死なないから登場人物だけがどんどん増えていくし、子供向けだしなぁ…
リリなのとかゼロ魔とか…二次小説でしかしらないんだよなぁ。このふたつは止めとくか。
…ナルトかワンピか…
ナルトだとどう楽しむか。写輪眼とか九尾のチャクラもらってとかナルトや同期と仲良くなるぐらいか。…うんよく見るな。
ワンピだとどう楽しむか。主人公達と同行したら実際のストーリー狂いそうだし海賊になったらアホみたいに強い大将が敵だもんな…
海賊になるとしたら相当強い能力くれないなら却下だな。
一般人としてスタート地点ぐらいから主人公を追跡……あっそうだ。原作で早くから退場したキャラ仲間にできんかな…
「おーい、決まったかな?」とロン毛。
「ああ、ワンピースの世界にするよ。あ、そうだ…特典てどこまで限界がある?」
「一切ない。言った分だけ授けよう。」と短髪。
「マジっすか!?…言った分だけ…じゃ、まずは強さか。身体能力は六式完備でキャラで言うと…ガープ、シャンクスみたいな最強級で覇気は覇王色、武装色、見聞色トップレベルで。」
「うむ…………OK。」とロン毛。
「これが一番の目的なんだけど絶対的なスカウト能力。あ、主人公一味は対象外で。」
「…………OK。」と短髪。
「後は悪魔の実か……あの、魚とか海の生物の能力でもカナヅチになりますかね?」
「海に生息している生物がモデルでは無理だ。が、今回は特別にしかも実際の世界にいない生物もOKにしよう。」とロン毛。
海の生物で強いといえば……
「じゃ、ファイナルファンタジーのリヴァイアサンは大丈夫ですか?」
「…………OK。」と短髪。
「後は…環境か。…スタート地点は…東の海で歳は18歳ぐらい。外見は黒髪の普通の中肉中背で。
…あとは…各地のエターナルポースやログポースに…船もいけます?」
「問題ない。」とロン毛。
「船は材質は宝樹アダム製で大きさはサニー号より一回りほど大きくて…船首に女神像。」
イメージとしてはクロスボーンガンダムのマザーバンガードだ…あっ操縦どうしよ…最初一人だしなぁ…
「船に自動航行モード付けれます?」
「分かった………………OK。他にないか?」と短髪。
「以上で良いっす。」
「分かった。では心ゆくまで楽しんでこい。」
一瞬自分の周りが光ったかと思うと次の瞬間意識を失った。
そして、俺は………
〜神side〜
「これで10000回目のひまをもてあました神々の遊びか…記念として過去最高のボーナスをつけたし楽しみだな。」
「船の倉庫にゲート・オブ・バビロンを繋げ、彼自身には…『あの男』の○○○か…流石にやりすぎではないか?」
「いや、少し前に今回に匹敵する力を授けた者もいるし良い余興になるだろう。所で…ONEPIECE世界…誰が勝者となるか…賭けるか?」
「……ふむ…良いだろう。お前から選んでよいぞ。」
「私は今の者だな。お前は前のあの男にするか?」
「いや、大穴狙いで1番最初の『彼女』にしようと思う。」
「…ほぅ…確か彼女は…」
「10何年も前に転生していったが非常に愉快な性格をしていたからな。何かしてくれそうだ。…そういえば三人共…」
「うむ…同じ系統の力を持ったな…総合能力的には今の者だが…」
「そんなものは『力』が絡めば意味を成さんだろう…そういう意味では三者共にチャンスはある。」
「…………さて、どうなる事やら…」