異世界の鶴翼   作:アイレス

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ずいぶん遅くなりました。
卒業試験がかなりヤバイうえ、受験生なのでしばらくまた投稿できません。

イベントはEー2で諦めました。
wowsは妙義、球磨、磯風、セントルイスです。
アイレス3の名前でやってますのでか見かけたら艦隊に誘ってもらえると嬉しいです。


第9話

ありえない。

なんなのあの子は・・・。

私たちの想像などはるかに超えている。

これは・・・覚悟が必要かしら・・・

いえ、私は、艦隊最強空母、簡単に負けていいはずがない。

たとえ異世界の空母が相手だろうと!

 

 

 

 

さて、すぐにあの人は攻撃してくるでしょうね。

予測だとたぶん全部で80~90機ぐらい一回にはだいたい40~45てとこか。

 

はっきり言っていいか。

 

「一千五百機と比べる価値もないわ!!」

 

そうこの空母一千機を超える航空戦力によって沈められたのだ。

たった40機弱など蚊が群がるようなものだ。

 

「まあどっちにしろ、勅掩機も出せないから、自力でかわすしかないか。」

 

遠くに加賀の姿と航空機が見えてくる。

 

?なぜ?近ずく必要はないはず。

なぜだ?

 

雲鶴は知らない。

空母の艦娘は相手を視界に入れなければ航空機による攻撃ができないのだ。

もちろん偵察や静止、基地などの目標なら別だが。

そのため空母が敵の水上打撃部隊から攻撃を受ける原因だった。

 

雲鶴の航空部隊は自分の意思で動くことができる唯一の部隊だ。

 

誰にも言ってないし誰からも聞いていないことだった。

 

そうこうしている間に加賀の航空編隊が攻撃進路に入る。

動きからして雷爆同時攻撃、加賀のお得意の業だ。

しかし、

 

「なっなんて機動!?私の同時攻撃が・・・!?」

 

加賀の攻撃隊は二手に分かれて攻撃を仕掛けた。

先に攻撃する方が囮となり、二番手で仕留める。

そういう作戦だった。

しかし、あろうことか急速反転、増速などの駆使により一発も充てることができなかった。

しかも、高角砲すら使っていないのだ。

 

「そんな馬鹿な・・・。」

 

つぶやいた言葉が消えていく。

 

 

 

「さて・・・反撃と行きますか!!」

 

笑いながら雲鶴は言い放つ。

弓に矢をつがえ放つ、飛び立つは空の王と恐れられた真電だ。

 

「なんだあの飛行機は?プロペラが後ろについてる・・・?」

 

周りの反応はそれぞれだ。

 

「加賀さんの攻撃をやすやすと・・・」

 

「ありえない」

 

そんな反応などものともせず真電は上昇していく。

 

「くっ!!速い!なんて上昇能力なの!!」

 

あっという間にゼロ戦隊のいる五千もで上昇ゼロ戦隊の正面に集合する。

 

「?なぜ?ゼロ戦は機首にも機銃が・・・。」

 

気が付いた。

機首にプロペラがない・・・つまり機首には邪魔なものがないということに。

つまり

 

「全機!!散開しなさい!!急いで!!」

 

しかし少し遅かった。

真電の機首から放たれた野太い光が放たれる。

放たれたのは三十ミリ機銃、装甲を貫通し炸裂する強力な砲弾だ。

装甲など無きに等しいゼロ戦はかすっただけで落ちて海面の花となる。

 

「なんて威力の機銃を積んでいるの・・・?」

 

初撃を逃れたのはたった十機のみ他の三十機近くは落とされてしまった。

真電は約四十機もう相手にはならない。

 

しかもいつの間にか発艦した攻撃隊が加賀に迫っていた。

その数約四十加賀の攻撃隊に匹敵する。

しかも戦闘機隊でもかなりの練度だ。

攻撃隊の練度がどれほどかもわかる。

雲鶴の爆撃隊連星、二十機は4編隊に分かれ攻撃を開始した。

その後を追うのは雷撃機天水、二十機、4編隊

それぞれが時間差をつけて連続攻撃を仕掛ける。

 

 

加賀は元々戦艦として建造された軍艦だ、舵を一度きると戻すのは容易ではない。

舵をきったさきに魚雷を撒き、急行下してくる爆撃機、加賀に成すべは、ない。

 

2編隊目の攻撃に絡め取られ、3編隊目の攻撃で決まった。

 

「航空母艦加賀大破、戦闘不能と判断よって航空母艦雲鶴の勝利です!」

 

明石の放送が響く。

 

「これはっ!!大穴狙った天龍さんたちのそう取りじゃないですか!!て言うかこうしちゃいられない直ぐインタビューしに行かないと!」

 

青葉がマイクを放り捨てて駆け出していく

後には呆然とした艦娘達が残された。

 




wowsはストレス発散でやっておりますので悪しからず。

時々war thunderにアイレス2として居ます。

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