アクセル・ワールド~加速探偵E・G~   作:立花タケシ

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 ※来週からは不定期更新です、ご了承ください。
 はい、とうとう12話目になりました。見て下さりありがとうございます。
 開口一番で言いました通りです、理由は言わずもがな……。約1か月何をしていたのかと問われても無言を貫き通します。
 さて、突然ですがアニメでもラノベでもネタキャラが大好きなんですが、中でもホモが結構好きです(”ネタキャラ”としてです。私はホモではありません)
 こんな事言ってられるのも実際にホモに遭遇してないからでしょう。友人なんかはホモと聞いただけでガクブルです。
 今までホモの話は2度聞いたことがあります。別々の友人から聞いた話ですがこんな内容でした。

 CASE1~くつろぎのサウナ編~
友人「あ~サウナいいわ」
友弟「いいね」

 ガラガラ

おっさん「隣いいですか?」
友人「いいですよ~」
友弟「どうぞ」

席順: 友人 友弟 おっさん

おっさん「……」ジー
友人(こやつ、何を見ているんだ?)
友弟「兄ちゃん、先上がるわ」
友人「おう」

 ガラガラ ピシャ

友人「……」
おっさん「……ねえねえ」
友人「はい?」
おっさん「さっきの子のおしりかわうぃーね」
友人「ファっ!?」
おっさん「いやね、私かわいいお尻が好きなんだよ」
友人「は、はぁ……」
おっさん「あのーこう、少しくぼんでいる感じだったり?それでいて柔らかそうなところだったり?もうねあのおし──」

 数分後

友人「あの、もう上がります」
おっさん「そうかい?」
友人「失礼しマース」ソソクサ

 ガラガラピシャ!

友弟「遅かったね、何が──っ」
友人「なんでもない」
友弟「いや何か──」
友人「何もなかった」
友弟「……そうですか」

 ~終幕~

 恐ろしいですね、まぁだいぶ脚色しましたが。
 次は別の友人です。友人は友人。友人の友達を友1とします。
 では行ってみよー

 CASE2 ~黄昏の公園編~

 友人「あ~疲れた」
 友1「ちょwww公園で遊ぼうぜ!」
 友人「おまっ……遊ぶかwwww」
 
 友人「ブランコ懐かし!」
 友1「お前ガッシリしてんだから似合わねwwwww」
 友人「そうか?」ガッシリ
 ???「ねえ君たち」
 友ーズ「「ん?」」
 イイ♂「可愛い顔をしているね」
 友ーズ「「アッーー!」」

 ~終幕~

 ふざけすぎました、二人とも掘られてません。これでは友人に怒られる。

 かなり汚い話をすいませんでした、ようやく終わりです。
 ホモって怖いですね、メディアの中だけで十分です。今後からは気をつけます。

 それでは12話どうぞ
 


ウサギが仲間になりたそうな目で見ている。

 パンサーとレックスの声が見事にハモる。二人は目の前の同じマフラーをつけた忍者と兎を見比べる。

 「なんだよさっきから……えらいお前ら息がぴったりじゃねえか。夫婦?」

 「「言ってる場合じゃねえ(ない)!」

 立て続けに声をハモらせ、互いに少し睨むように一瞥するも、そんなことより目の前の大事件。

 「おまっ……親っていつからだよ」

 「5ヶ月前かな」

 「なんも言えねぇ」

 このやり場のない感情を心の内に抱えてしまったレックス。

 「リアルでは彼女ができてこっちでは子ができて……。これが噂のリア充ってやつなのか」

 「は?なんだそ──」

 「どういうことですか!」

 レックスのつぶやいた言葉に釣れたのはダークではなくその子、ポリッシュだった。唐突に声を荒らげた彼女には鬼気迫るものがある。

 「センパイに彼女?何を言ってるんですか。それは本当なんですか!?一体どんな人でどんな雰囲気でセンパイとどこまで行っててどんな人なんですか!早く言ってくださいさもないと体の関節ごとに切り分けますよ?言ってくださったらその矛先が変わるだけなのでお気になさらず。さあ…さあ!」

 「落ち着け、同じこと2回聞いてる」

  ズイズイせまるポリッシュに「どうどう」となだめる。

 「今日の昼にな、屋上からダークとその噂の彼女が樹の下でなにかを話してるのを見ただけだから。そこまで詳しくは知らないから」

 「昼……。樹の下……」

 ポリッシュは何かを考えるように顎に手を添えると、事の真相がわかったのか明るくなった顔を上げた。

 「いや~さすがセンパイの相棒ですね。良い事言うじゃないですか!店長は素晴らしいです!」

 「え、なんか解らないけどアリガトウ……。って店長!?」

 レックスは驚愕した。そしてダークの方を見ると、申し訳なさそうに事情を説明してくれた。

 「レックス、こいつもここで働かせてやってくれないか」

 「流石に4人は多くないか?」

 「頼む!やっぱ子の側に居ないと心配なんだよ」

 「子の側に……ね。わかったよ、お前がちゃんと新人の面倒みろよ」

 あっさりと了承したレックスにパンサーは再度聞く。

 「いいの?」

 「別に金払うわけじゃないからな。あっちの仕事だって別に毎回面倒なのが来るわけじゃないいし、暇は余ってる」

 「やった!センパイありがとう。愛してる!」

 「ああ、子が可愛くない親なんて居ないからな」

 その瞬間、ポリッシュだけでなくなぜかパンサーまでもが呆れた顔を作った。

 「なるほどね、理解したわ」

 目に見えて落ち込んでいるポリッシュと同情の眼差しで肩を叩いて慰めるパンサー。だがレックスは困惑を口にする。

 「……わからん」

 レックスは空気が変わったことまでは解る。しかしなぜポリッシュが不機嫌そうになったかが不可解だった。ダークに至っては最早空気が変わったことすら気づいてないようだ。今も笑顔でポリッシュの頭を撫でている。

 

 

 ブレインバースト内での1時間が過ぎた頃、店内は内装を変えていないにもかかわらずどこか華やかになっていた。

 ポリッシュの追加により女性アバターの増加で、気分だけでも酔っ払うリンカー達はたどたどしい可愛さを持つポリッシュで心の保養にもなっていた。

 ここでタチの悪いのがモナクムという男だった。

 「ポリッシュちゃ~ん、テイクアウトOK?」

 「店員に手をだすなよ!」

 バーボンを5杯駆けつけに煽ったモナクムは30分で既に出来上がっており、新人にちょっかいを出す害悪となっていた。

 おもわずレックスも注意を促すが、どうやら夢心地の頭にはそれこそ馬に念仏ならぬ酔っ払いに念仏となっていた。

 「ちょっと位いいじゃねえか。ね、ポリッシュちゃん」

 「すいません、何をほざいてるのか聞こえなかったのでもう一度お願いしますか?」

 はじける笑顔に弾む声、ついでに殺意も跳ね上がっているポリッシュにモナクムの酔は醒め苦笑いを浮かべる。

 ちょうどそのやり取りが終わった時に裏でつまみを作り終えたダークが顔を覗かせた。まるでシステムのようにポリッシュの殺気が消えていく。

 「モナクムさん、ポリッシュにちょっかいかけたら流石の俺も黙ってないっすよ~」

 ポリッシュとは違い、半分冗談まじりに注意をするダークにポリッシュが答えた。

 「センパイ大丈夫です、モナクムさんは無害ですよ。ね?」

 「え……、あ、そうですね」

 「声が暗いっすけど飲みすぎて気持ち悪くなったんすか?」

 モナクムの不思議な態度にダークは首をかしげるが、注文が入ったため厨房に引っ込んだ。

 それを横で見ていたレックスとパンサーは。

 「ポリッシュ、恐ろしい子!」

 「なんだそりゃ」

 「さぁ、なんかおばあちゃんがよく使ってたわ」

 「へ~」

 と完全に無関係をキメている。

 「そうそう、レックス」

 酔いが綺麗さっぱりとなくなったモナクムはレックスに思いつきの話題を振った。

 「さっきなかなかご機嫌なビギナーのバトルを観てきたんだけどさ、今度お前も観ない?」

 「ご機嫌って……どんな奴ですか」

 「ガソリンで動く単車乗り回しながら『ヒッハァーーー、メガラッキー!』とか叫んでるレベル1」

 「いいねぇ、俺観たいっす!」

 食いついてきたのはいかにもこの手の話が好きそうなダークだった。

 「そのリンカー教えてください。見かけたらすぐ観戦するんで。な、レックス」

 「最近仕事ないから暇か、観てみるか」

 約束を取り付け、ダークは少し嬉しそうにガッツポーズをとった。

 「仕事ってこの酒場じゃないんですか?」

 すると、まだ就業1時間未満のポリッシュが疑問を口にした。

 なかなかにピンポイントな質問だ。

 どう答えたものかとレックスが苦い顔を作っていると、パンサーが淡々と答えてしまう。

 「店長は何でも屋として色んな人にこき使われているのよ、ポリッシュも気になることがあったら調べてもらえば?」

 「お、おいそれは──っ」

 「なんでも屋ですか!」

 言葉を続けようとしたレックスを瞳を爛々と輝かせたポリッシュが遮ぎる。

 「流石センパイの相棒さんです、なんでも屋をやってるなんてカッコイイです!」

 「そ、そうか。アリガトウ」

 純真。あまりにも純真。どう言い逃れたものかというレックスの画策はどこへいったのやら、目の前の純粋さの前には顔を引きつらせ、ただただ首を縦に振るばかりだった。

 「それじゃあワタシも何かあったら何でも屋を頼りますね。それじゃ店長、業務に戻るであります!」

 ビシっと敬礼を決め、接客に戻るポリッシュ。その後ろ姿をやるせない雰囲気を出しながら見送るレックス。そしてその姿を目を細めながら愉快そうに見ているモナクム。

 「恐竜は子兎には勝てなかったか」

 「言っててください」

 モナクムの言葉に少し刺のある言葉で受け流す。

 師匠から受け継いだ探偵業に対して誇りを持っていたレックスのことだ。秘密にしようと思ってはいたのだがそれを何でも屋と言われたらどうにも腑に落ちない。だがそれを咎めることもできない歯がゆさに板挟みにされ、なんとも微妙な顔を作っていた。

 このやり場のない感情を払拭するために話題を変える。

 「話は戻しますけど、そのビギナーはどこで見たんですか?」

 「東京」

 「県外じゃないですか。モナクムさんそっちに住んでるんですか?」

 「おいおい、さりげなく詮索すんなよ」

 引っかからなかったかと冗談交じりに笑うレックスに、両肩を上げ呆れた演技をする。

 「たまたま用で行ってたんだよ。」

 そこで一度間を置き、グラスの中身を一口含んで続ける。

 「リンカーの名前はアッシュ・ローラー。ちゃんとダークにも教えとけよ」

 「レギオンに所属は?」

 「グレウォだったかな」

 「グレートウォールですか。あらあらまあまあ何かと縁があるようで」

 「縁?」

 「なんでもないです。場所と日時は?」

 「夕方、杉並区」

 「……杉並区」

 呟くレックスの声には陰りがある。気づいたモナクムはレックスにフォローを入れるように言葉をかける。

 「おいおい、もうアイツは居なくなった無関係の土地だよ。そう気にしなさんなって。もう終わったことだぜ?」

 「別に気にしてないですよ」

 言いながらレックスはグラスを拭き始める。さっきから言葉に元気がないことに気がついてないのかとモナクムは一人アルコールで口を湿らしながら思う。

 「やっぱり子供だねぇ」

 誰にも聞こえない声でそうつぶやいた。

 心の中でご馳走様といいつつ、酒のシミが浮くテーブルに手をついて立ち上がる。

 「モナクムさん、また今度」

 レックスに右手を上げて答えた。ライトイエローの背中は夜の暗がりへと消えた。

 

 




レックス「予定では来週は原作のあの人気キャラが出るらしい」
ダーク「人気キャラ?」
パンサー「誰かしら」
ダーク「パーフェクトマッチは強かった」
パンサー「当たり前じゃない」フフン
レックス「やめた奴がなんで得意げなんだ?」
パンサー「辞めさせられたのよ!あなたたちに!」
ポリッシュ「ワタシはスカイ・レイカー推しです!」
ダーク「俺はスカーレット・レイン」
レックス「クリムゾン・キングボルトだろ」
パンサー「クロム・ファルコン……泣けたわ」
作者「ネクストEGsヒ~ント!『俺様メガラッキィィイイイーー!』
全員「「「「それ最早答えじゃん!」」」」
作者「いや、作中でも出てきてるから」

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