第三次スーパーロボット大戦α外伝 危機なる地球から アースゲート戦記 地球連邦地上軍極東部隊 彼の地にて斯く戦えり   作:溶けない氷

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安藤 正樹「答えろ!なんでこんなことをしやがる!」
見渡せば帝都はどこもかしこも燃え上がり人を襲う化け物で溢れかえっている。
楽しみの?????「何でって?面白そうだからに決まってんじゃん。」
ウッソ「たった、それだけの為に!」
楽しみの?????「アリの巣に水を流し込んだり、シムシ⚪︎でクッ⚪︎召喚とか誰でもやることじゃん。」
キンケドゥ「こいつは、鉄仮面すら上回る純粋な悪意か!」
楽しみの?????
「ニュータイプに聖戦士、聖霊のみ使い。
エルフに亜神に魔法使いなんて面白いからあたしの真徒にしてあげてもいいよ。」
ピニャ「ふざけるな!誰が貴様のような邪神に!」
楽しみの?????「あんたは面白くないから要らないよ。あんたの兄や知り合いの連中はもうなったけどね。」
元ゾルザル「愚かなり妹よ。永遠を放棄するとは。」
真徒「我らは真の神の加護を受けて上位種となったのだ。もはや異界の者や偽りの神など恐れるに足りん!サルース!」
ピニャ「お、お前達!」
ヴァイシュラバ「また新しいペットを増やしたみたいだな。」
拓馬「前から石頭だと思ってたが、ついに行き着くとこまで行ったらしいな。」
海動「なら話は早い。ぶっ飛ばして進むだけだ!」
次回 帝都炎上


集いし剣たち マジンカイザーSKL vs ゲッターロボアーク vs 次元将ヴァイシュラバ in 特地

獣の血は絶え

 

水は淀み

 

風が吹くことはなく

 

火の文明が興ることもない

 

数多の可能性と無限の道程は収束し閉ざされ

 

命は

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽を仰ぐことなく終わる。

 

「ん?」

 

「どうした?マサキ?」

 

アルビオンの中、パイロット控え室でウトウトとしていたマサキにキンケドゥが話しかける。

 

「いや、誰か今何か言わなかったか?」

 

「いや?何か感じたのか?」

 

「ふ〜ん、俺の気のせいかな?なんか声が聞こえたような・・・しばらく飛び回って疲れてたしな。」

 

「いや、精霊力ってのは無限力。特にサイコフレームの光に近いものがあるみたいだからな。精霊に選ばれたマサキが何か感じたっていうのならその直感を大事にするといい。」

 

「へへ、そいつもニュータイプの感ってやつかい?」

 

「ま、そんなもんだ。」

 

「そんなもんかね?ところでヨージさんはどう思うんだい?」

 

 

 

地球連邦派遣軍

 

「ふむん、成る程ね。聞きしにまさる蛮族ぶりだな。これなら殲滅しても誰からも文句は出ないだろう。」

 

部下から上がってきた新地球での『帝国』での所業がまとめられたレポートを派遣軍のコレマッタ准将は一瞥し結論する。

帝国が新地球でやってきてきたことは一言で言えば『悪逆非道』に尽きる。

征服した土地の支配者はことごとく処刑、民衆は大量殺戮。

 

まるで旧西暦の古代か中世の地球人のような行動だ。

技術レベルに関してはおよそ大砲実用化前の中世相当。

政治体制は古代の専制君主制に近い。

もっとも地球側にもザビ家やドゥガチなどトチ狂った人間がいるので人間の救い難い愚かさはどの平行世界でも同じなのか?

 

「こりゃまるで生きた古代遺跡だな。」

 

派遣軍は現在、新地球と名付けられたこの星を完全に連邦に併呑するために今や3個師団規模にまで膨れ上がっていた。

しかしその殆どは移住者の護衛や監視に今のところはとどめられ、情報収集を行うに限られている。

そもそも地球圏には100億以上の市民が暮らしているのだ。

それを全部、新地球に移住させるなど短期間では不可能だ。

ブルーコスモスは純粋のアースノイドでナチュラルのみの移住者を希望し3年以内に最大20億人を。

しかしプロトカルチャー教団派は宇宙人まで含んだ200億人を全て移住させるべきと主張している。

 

「で、スガワラ連邦外務次官殿はこの連中とどう交渉しようと?

軍は議会では無条件降伏を、財界には交渉など後回しで惑星開発ををせっつかされてるんですが?」

 

「ご存知の通り、リリーナ・ピースクラフト女史が主張するのは即時停戦・恒久和平です。軍部にも外交団を相手の首都に送り込んで停戦交渉をとのことです。」

 

「この基地の責任者としては承服しかねますな。

そもそもリリーナ・ピースクラフト女史も2年前の封印戦争の折には、

邪魔大王国に誘拐され人質にされましたでしょう。

同じようにあなた方が人質に取られた場合、軍としては責任を取りかねます。」

「しかし、軍の行動には外交部の行動を補助するというものもあるでしょうに」

 

「加えて、今までの連中がこの新地球で行ってきたことを調査させました。

連中は他の種族と共存するというのはありえない、屈辱と感じている。

これに似た連中と我々は実に長いお付き合いをしている。

恐竜帝国のゴール帝王ですよ。

連中は外見こそ人間だがメンタリティは穴トカゲ共に近い。

さらに言えば、今の軍は民間人の護衛に忙しくて外交官の護衛まで手が回らない状況にあります。

外交交渉はもう少し落ち着いてからでいいでしょう。」

 

このようにして帝国は連邦との和平交渉に開始する前から失敗した。

一方では・・・・

 

特地星 どこか

「ここは・・・まぁどこでもいい、見い出すに値する強者を感じるのならな。」

凄まじい威圧感を放つ男が一人、次元の狭間から現れた。

見れば巨大な水晶でできた怪獣のような物に腰掛けるその様は

まさに異形なる者たちの帝王か・・・

一体この男は何者で何を成そうというのだろうか・・・

「この感覚・・・そうか、あいつらの同類がここにもいるのか

面白い、面白いぞ!真化への道を歩む者ども!」

男は凶暴な笑みを浮かべる。

笑うという行為は本来攻撃的なものであり 獣が牙をむく行為が原点である。

そしてこの男は、正に地上最強の生物と呼ぶにふさわしかった

 

 

「さてと、まずは手始めに・・・」

そうやって玉座から降りると目の前の巨大な炎龍に向かってあまりにも無防備にスタスタと歩み寄る。

首をこきこきと鳴らしながらまるで家の裏庭でも散歩するような気軽さだ。

「腹ごなしと行くか。」

そう言って両腕を広げて取ったポーズは誰がみてもわかる

そう、捕食のポーズだ

「ここがどこだろうと、相手が何だろうと。」

こうなった以上やることは一つしかない

男はニィとあまりにも凶暴な笑みをドラゴンに向かって浮かべる。

「まとめて喰らうぜ。」

 

次元将  ヴァイシュラバ降臨

 

一方その頃

違う次元 あるいは違う時間軸のどこか

破壊されきった都 どこまでも続く瓦礫の山で2体の巨大ロボットが向かい合っていた。

「このまま人類の進化を許せば、宇宙は消滅する!

拓馬 お前はそのことをよく知っているはずだ」

一体はバグ、恐竜帝国のカムイが操る人類殲滅マシーン

「させるか!俺は戦う!それがゲッターを操るものの宿命ならば!」

一体はゲッターロボアーク 操るはゲッター線の申し子の流拓馬

人類の敗北が必至と見えた時 決意に答えたのか拓馬の後ろに巨大な影が現れた!

「出たな!ゲッタードラゴン!」

ドラゴン?いや違う!あれは、なんということだ!

あれはゲッター線だ!ゲッター線が実体を取るほど濃密になっているのだ!

やがてカムイと拓馬が周辺のゲッター線濃度が以上に上昇していることに気づく。

「な!ゲッター線濃度が1000を超えて!?」

「こ、これは!時空間が歪んで!?時空振動が起きるのか!?」

そうやって全てがゲッター線の緑の光に包まれた時

『その地球』から2体のロボットは姿を消していた・・・

 

「う・・・ここは?」

やがて拓馬は

「おい、漠。生きてるか?死んでても返事しろ。」

「ああ生きてるぜ、自分でも不思議なことに。」

やがて明るい陽の光を受けて目をさますと二人は驚いた

今まで戦っていたはずの見渡す限りの廃墟が全く目につかず

周り一面は深い緑の森に囲まれていたのだから・・・

「どうなってやがるんだ?俺たちはカムイの野郎のバグと戦ってて・・・」

「おい、拓馬。早乙女研究所ともどことも連絡が取れねえぜ。」

「・・・ますますわかんねぇ・・・が、ああ腹減ったな。」

 

ゲッターロボアーク降臨

 

 

光子力反応炉使用試作機についてのレポート

本機はテスト機のマジンガーZ、

先行量産機のグレートマジンガーの後継機として設計、

製作された機体であったが

原因不明の幻覚をパイロットに引き起こすことから

連邦軍開発局からは殺人機

悪魔の特機として封印状態であったため

パイロットの海動剣 真上遼の両名がバルマー戦役中に

MIAとなった後でもさして問題とはならなかった。

「おい、真上よぉ。ここはどこなんだぁ?ショウが行方不明だからって人探しに出たらまた訳わかんねぇとこに出たぞ?」

「知らん、そこらの住人にでも聞いてみたらどうだ?」

「それよ、あいつら何で俺を見るなり逃げ出すんだ?」

「鏡を見てみればすぐわかるだろ。」

 

マジンカイザーSKL 降臨

 


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