第三次スーパーロボット大戦α外伝 危機なる地球から アースゲート戦記 地球連邦地上軍極東部隊 彼の地にて斯く戦えり   作:溶けない氷

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頑張れマサキ・アンドー(意味深


フロンティア・シティへ

イタリカ フォルマル邸にて

「いやぁ、それにしてもみんな元気そうで何よりだな。他の連中もどっかいっちまうし。」

「うん、通信が入ったが他のラ・ギアスチームは皆フロンティア・シティで待機しているらしい。」

キンケドゥがしっかりとツッコミを入れる。はぐれたのはマサキだ。いうまでもないが。

「そういえば、マサキさんはあれからウェンディさんとリューネさんとどうなったんですか?」

ウッソが質問したのはもちろんあの二人のうちどちらをえらんだかということだ。

「な!なんだよウッソ!そんなませた質問はなぁ…大体お前こそシャクティとうまくいってるのか?」

「僕ももう15ですよ。ラングランでは成人でしょう。どっちにしろ二人に聞けばわかるんですから、それで?」

「ええとだなぁ、俺のラングラン名のザンってのは武人階級のことを示しててなぁ…」

「ああ、成る程な…」

ショウだけが何か納得した顔を見せている。

「二人の妻を娶ることが認められてるから…その…それで…」

「要するに二股したんだな、公式に。」

キンケドゥの厳しい指摘が入る。

「いえ、義理の妹のプレシアちゃんも入りますから3股ですよ。大人って…」

「る、るせぇよ!お前らだってどうしても選べないって時があるだろ!」

すると突然倉田が号泣しながら

「うぉぉぉぉぉ!隊長!締めちゃってください!このエロゲ主人公のハーレム野郎をきゅっと締めちゃってください!」

「だ!誰がエロゲ主人公だ!これは、その、あれだ!文化の違いって奴だ。」

「マサキさん、文化の違いで何でも説得できると思ったら大違いですよ。」

「く!賢しいだけの子供が!大体ウッソだってシュラク隊のお姉さんがたに囲まれてデレデレしてたじゃないか!おまけにその歳で子供まで!(カルルです)」

本当に木星から帰ってきたキンケドゥが笑いながら

「そういうのは木星から帰ってから言ったほうがいいな、それと死亡フラグだぞ。」

「はは、その点じゃぁ俺とキンケドゥは気楽なもんだな。」

「ショウさんだってマーベルさん以外にもエレ様、シーラ様といい感じだったじゃないですか。」

パイロット4人組がスーパーリア充ぶりを見せつける中、独身隊の偵察隊の他の野郎組はお茶会でもメイドさんに負けじと声をかけていた。

やっぱ身近に具体的な目標があると頑張りますよね。

「そういえばさ、なんでこんな変なとこに連邦軍がいるんだ?」

「そういえば,ゴタゴタしてて俺も詳しいことは説明されてないな。」

「それは私から説明しましょう。」

と、伊丹中尉が銀座事件からのことのあらましを説明する。

見る見る、不機嫌になるマサキとシュウ。

「なんだ、そりゃ!いきなり人の国に踏み込んで荒らし回るなんて、そいつら正気かよ!」

「ドレイクですらいきなり地上に戦争を吹っかけるなんてことはしなかったってのに、これじゃまるで恐竜帝国とかじゃないか。」

不機嫌になったマサキとショウの様子を不安そうに見る

ピニャはストレスで胃がきりきりと痛むのを感じた。

レレイの説明によると『精霊王の御使い』殿と『聖戦士』殿の出身地をよりによって帝国が攻撃し荒らしたことをおふた方はひどく憤慨しているとのこと。

これでは強大な敵を加速度的にどんどん増やしてしまい、帝国の未来は真っ暗だと感じる。

「皆さん落ち着いてください。マサキさんもショウさんも!この戦争を終わらせるために連邦と帝国との間で講話を結ぼうという機運もあるにはあるんです。」

伊丹がなだめる。

「本当ですよ、リリーナ外務次官が中心となって帝国との講話条約の締結に向けた動きもあります、」

「俺たちが呼ばれた理由もその妨害を目論む連中から講話推進派を守るよう議長に頼まれたんだ。」

そこへ通信が入ったことを黒川さんが伊丹中尉に伝える

内容は『伊丹中尉は現地の状況を把握した士官として至急TokyoのGGGアイランドにおいて開かれる連邦臨時会議、及びリリーナ・ピースクラフト氏提案のフォン・ブラウン市での惑星間平和推進会議に参考人として議長と共に出席せよ。ウッソ・エヴィン。キンケドゥ・ナウ。亜ショウ・ザマ。マサキ・アンドーら民間協力者も可能であれば出席を願いたい。」

 

この際のレレイの翻訳が『イタミと4騎士達は元老院議長に報告を求められている。その後議長と共に国王達の集いに出席しなければならないので今日には戻らなければならない』

そういう事情のためわずかでも状況を改善する為にピニャは自分もアルヌスへ同行させてくれと頼んだのだ。

伊丹はこれを了承するも条件としてピニャとあと一人か二人しか連れていけないと告げた。

結果としていえば『名誉の挽回と汚名返上の機会

!』とばかりに残念な娘のボーゼスも志願しアルヌス改めフロンティア・シティへと同行する事となった。




やっぱエロゲ主人公ですわ
ちなみにスパロボ組の帝国へのイメージはミケーネや恐竜同様。
火薬すら無い文明レベルの相手にMS投入とか連邦容赦無し。

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