天稟のローズマリー   作:ビニール紐

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ようやく、死亡フラグの大半を回収しました(誰がしたとは言わない


第37話

「……ん」

 

窓から差し込む光に目が覚めた。テレサはゆっくりと瞼を開く。そんな彼女の目にクレアの顔が映った。今日もベットに潜り込んで来たらしい。

 

ガッシリと自分の右腕を抱え込むクレア。彼女がいつ潜り込んで来たのか分からない。相当気が緩んでいるな、とテレサは油断し切った自分自身に呆れてしまった。

 

「…………」

 

それはさて置き朝である。そろそろ宿屋の主人が朝食を持ってくる。ノックはされるだろうが、こんな有様を見られるのは少々恥ずかしい。

 

なのでテレサは自分の腕に抱きつくクレアを優しい手付きで剥がしに掛かった。しかし、思いの外、拘束がキツイ。しばらく起こさぬように格闘したテレサだが、結果は惨敗。より拘束を強めるに終わった。

 

「…………はぁ」

 

彼女は息を吐くと起こし掛けた身体をベットに戻した。諦めた訳だ。まあ、少し考えて見れば主人には既に同じ状況を二日前に見られている。なので今更取り繕う必要もあるまい。

 

暇になったテレサはプニプニとクレアの頬をつつき出した。

 

 

 

 

テレサとクレアが出会って一ヶ月が経過した。

 

クレアの足に合わせての旅路はゆっくりとしていて、テレサにとって新鮮なモノだった。日々のクレアの食事を探すのに苦労したり、途中、二人に絡んで来た盗賊団や覚醒者なども居たが、特に問題はなかった。

 

覚醒者の方は一桁下位レベルの弱い相手だったので、出会い頭に一刀両断して終わり、盗賊団の方は手足の骨を折って森に放置した。町まで連れて行くのが面倒だったからだ。きっと今頃、野生動植の餌か、森の肥やしとなっている事だろう。

 

クレイモアには人を殺してはならないという掟がある。これは絶対で如何なる理由があろうとその手で人の命を奪ったと知れた時、その戦士は組織から粛清される。

 

だが、逆に言えば見つからなければ問題はないのだ。仕立人が自分だと分からなければ例え、人を殺しても罰は受けない。

 

更に、罰せられるのは直接その手に掛けなけた場合のみ、他は知らないが少なくともテレサは組織からそう説明されていた。

 

なので、妖魔より弱い盗賊は正に雑魚、倒すよりもむしろ力加減を間違って殺さないようにするのに苦労した。

 

ただ、盗賊と戦った際に、その首領が気になる事を口走っていた。

 

そう、あれは確か、首領を除いた盗賊を全て片付けた後、最後に取っておいた盗賊の頭を処理した時の事だ。首領が蛇腹剣を振り回しながら「俺の隼」がどうたら言っていたのだ。

 

今更になってそれが気に掛かる。正直、その時は興味がなく、無防備のままグルグル、蛇腹剣を回す盗賊があまりにも隙だらけだったので、攻撃される前に瞬殺(殺してはいない)してしまったのだ。そのせいで隼から先の言葉を聞けなかった。

 

結局、頭が言った『隼』とは何を指していたのだろうか? 剣を振りながら言っていたことから『隼の剣』とでも言いたかったのだろうか? しかし、あの剣は蛇腹剣だし、それはないだろう。ならば、本当に隼でも飼っていたのか? それならその隼に悪い事をした。檻などに入れられていない事を祈る。

 

そんなハプニングから一週間、一度妖魔討伐の任務を経てテレサとクレアは今の町に落ち着いた。落ち着いたきっかけはちょうど、この町を訪れた際に現れた妖魔を倒した為だ。

 

任務外で金の請求をしなかった所為もあるだろうが、町を救った事を大いに感謝された。住人の気質も穏やかで、住み良いと思ったテレサは、ちょうど任務もないので旅の羽休みとしてこの町に滞在しているのだ。

 

 

 

食事も終えたので外に出る事にした。ちなみに、何をとは言わないが店主にはバッチリ見られた。旅の途中はそうでもなかったのだが、油断していると中々クレアは寝坊さんだった。まさか、あれだけ頬を押しても起きないとは。

 

宿を出たテレサはクレアの手を引いて歩き始める。クレアは見送りをする店主に手を振っていた。

 

「…………」

 

相変わらずクレアの声は戻らない。この一ヶ月、色々と試してみたのだがダメだった。幸いな事に意外とクレアは感情表現が豊かなので、テレサには彼女が何を欲しているのかは割と簡単に分かる。

 

しかし、だからと言ってこのままでは良い筈がない。テレサがクレアの挙動で彼女の感情を分かるのはそれなりの時間、彼女と生活を共にしたからだ。

 

クレアには自分以外の理解者が必要だ。友か、養父か、或いは夫が。

 

テレサとて、ずっと一緒に居れるとは限らないのだ。戦士の仕事にはいつも死の危険が付き纏う。テレサは己が最強の戦士だと自認しているが、無敵とまでは思っていない。片手の指が余る程しか居ないが自分を倒し得る者も存在するし、今後、自分を超える存在が誕生しないとも限らない。

 

それ以上に、テレサとクレアでは時の流れが違う。半妖のテレサは成長すれど老化しない。成人した彼女の外見は時が止まったかのように変化しない。何年生きられるかも不明で一説には永遠の命とすら言われている。

 

それに対し、人の寿命は平均で五十、長寿でも七十年程度しか生きられない。子供のクレアにはまだまだ時間がある。しかし、それでも日々クレアは変わっていく。クレアの身長は出会った時よりも一センチくらい伸びた。ガリガリに痩せていた身体も平均を少し下回るくらいまでは回復した。

 

今後もクレアは成長し、そして、成年すれば後は老いるだけなのだ。きっと十年もすれば外見年齢でテレサに追い付き、二十年経てば完全に上回る。

 

そして、三十年もすれば、皺が目立つようになり、出会った頃から変わらない自分にクレアは嫉妬か恐れを抱く事だろう。クレアに限ってそんな筈はないと思いたいが、人間というのはそういう存在だ。

 

もしかしたら三十年どころか数年もしたらそう思うようになるかも知れない。それだけ半妖は異質な存在なのだ。なんにしても心の準備は必要だろう。

 

「……はぁ」

 

嫌な未来予想図だ。テレサは溜息を漏らす。

 

「…………」

 

クレアがチョイチョイとテレサのマントを引っ張る。目を向けると、クレアは不安そうにテレサを見上げていた。また、心配させてしまったらしい。

 

「悪い、なんでもないよ」

 

誤魔化すようにテレサは微笑むとクレアの頭を撫でた。

 

「さて、クレア、なにかしたい事があるか?」

 

「…………」

 

そう、テレサが問う。するとクレアは少し考えてから、あまり嬉しそうには見えない顔で、まっすぐ指を前方にさした。テレサがクレアのさした方向を目で追い掛ける。

 

露店ではあるまい、クレアは無駄遣いを嫌う。ならば他の子供が遊んでいたりするのだろう。その遊びを自分としたいに違いない。そう、テレサは考えた。

 

ーーしかし。

 

クレアが示したのはそんな光景ではなかった。

 

「……ああ、なるほど」

 

通りで嬉しそうじゃない訳だ。少し考えれば分かる事ではないか。前方を注視したテレサが苦々しく漏らす。残念そうな表情の理由、それを理解したのだ。

 

「本格的に緩んでるな」

 

まさか、この距離で気が付かないとは。今どれだけ気を張っていないかが分かる。クレアとテレサの視線の先、広場の噴水に腰掛ける黒服が居た。どうやら次の任務が来たらしい。

 

テレサに気付いた黒服が立ち上がり、テレサとクレアに歩み寄る。住民達の視線がテレサと黒服に集中した。

 

「…………」

 

クレアがテレサのマントの裾をギュッと握る。返事の代わりにテレサはクレアの肩を優しく叩く。その間に眼前まで来た黒服が口を開いた。

 

「仕事だ」

 

それはいつも通りの第一声だった。

 

「だろうな」

 

黒服の短い言葉にテレサも短く返す。

 

「で、内容は?」

 

「妖魔の討伐だ」

 

「……そうか」

 

テレサの顔が顰められた。つまらない任務を回されたからだ。誰でも倒せる妖魔なんかは下位ナンバーに回せば良いのに。

 

「それで私はどこに行けばいい?」

 

こんな任務はさっさと終わらせる。テレサは黒服に任務地を聞いた。

 

「…………」

 

しかし、黒服からの反応がない。なにやら、目を細め、珍しい物を発見したような顔をしている。

 

「どうした?」

 

黒服の様子に疑問を抱く。テレサは怪訝な顔で黒服に問うた。それに固まっていたり黒服が再起動する。彼はテレサからクレアに視線を移し、意外そうな表情と口調で返答した。

 

「……いや、随分と仲が良いのだな」

 

「……ああ、そうだな」

 

無意識の内にまたクレアの頭を撫でていた。テレサはクレアの頭から右手を離す。クレアは残念そうに息を吐いた。

 

再度、テレサがクレアの頭に手を乗せる。その途端、クレアは満足そうな表情となった。分かりやすくて結構な事である。

 

「自分でも不思議なくらいだよ」

 

「そうか……だが、程々にしておけよ」

 

「はいはい、分かってるさ」

 

二人の様子に黒服が忠告する。御尤もだが頷けそうにない。テレサはただ肩を竦めて軽く流した。

 

「それでもう一度聞くが私はどこへ行けば良い?」

 

気を取り直し、黒服に任務の説明再開を促す。まあ、説明と言っても組織が寄こす情報はいつも簡潔で不足しているし、間違っている事も多い。だからテレサにとって必要なのはどこに行けば良いのかという情報だけなのだ。

 

「……依頼を出したのはここから歩いて十日、コールの町からだ」

 

「遠いなおい、そこって私の担当か?」

 

「担当だ。ギリギリだがな」

 

「ちっ、面倒だな」

 

まあ、良い。所詮は歩いて十日、一人で走れば日帰り出来る距離だ。問題はクレアと離れたら起るトラウマだが、流石にそろそろ慣れて来た。この前の買い出しでクレアを宿に残して来た時には発生しなかった。

 

どうやら、心理的に置いて行く訳ではないと思っていれば起こらないらしい。

 

「……仕方ない、クレア、ちょっと留守番を頼む」

 

「…………」

 

そう、テレサが告げた瞬間、クレアの顔が曇った。自分を見上げる瞳は悲しそうで、一緒に連れてってと言っているようで見える。こういう視線は心に刺さるものがあった。

 

しかし、ここは心を鬼しなければならない。ここまでの旅と妖魔から受けた仕打ちにより、子供のクレアはかなり疲労が溜まっているはず。しばらくは長旅なんてさせずにこの町に留まるべきなのだ。

 

テレサはしゃがんでクレアと目を合わせた。

 

「大丈夫だ。私を信じろすぐに帰って来る」

 

「…………」

 

そう言っても、やはりクレアは不満顔だ。それにテレサは苦笑を漏らす。

 

「十日と言っても私なら一日あれば余裕で往復出来る。だからクレアは……」

 

説得を続ける為、クレアの目を見て話していると、不意にテレサ達に影が射した。雲が太陽に掛かったか? ちょっとした変化だったのだが、不吉な予感がする。テレサは確認の為に、顔を上げた。

 

その直後、テレサの視界に、巨大な、あり得ない飛来物が映った。

 

「ッ!?」

 

テレサが慌ててクレアを抱き寄せる。

 

そして、次の瞬間、巨大な岩が通りに着弾、真赤な花を地面に咲かせた。

 

 

 

 

視界が飛ぶように流れる。これはかなり調子が良い。前へ前へと足を進めるノエルは思った。

 

身体がキレ、いつもより速く走れている気がする。いや、気のせいではなく、いつもより疾い。事実、妖気は感じれど、後方には既にイレーネ達の姿はない。かなりの速度を持つ筈のイレーネ達だが、速度差から自分の疾走には着いてこれなかったらしい。

 

「ふふん」

 

ノエルは得意気に鼻を鳴らした。先行しろと言われたが、単騎で前に行き過ぎるのはあまり褒められた事ではない。相手の実力から一人で足止め出来る時間にも限りがあり、下手をすれば討ち取られかねないからだ。

 

しかし、味方を置き去りにした事実、これがなんとも気分が良い。特にムカつくソフィアをぶっちぎるのは爽快である。

 

ノエルは高揚した気分を足に加え、更に走る速度を上げる。その時、アガサとラキアの妖気が走る方向を変えた。

 

「おっ、コッチに来てくれんのか?」

 

ノエルが口にした通り、アガサとラキアはノエルに近付くコースを走っていた。まさか、先行する自分を先に叩く気か? そうノエルが考えていると、不意にアガサとラキアの妖気が停止する。

 

「………?」

 

何故止まる? ノエルは走りながらプリシラとアガサ達の妖気を探った。しかし、理由は分からない。しかも、少しするとまた二つの妖気は動き出した。訳が分からない。

 

「………まあ、いいか」

 

少し考えた末、ノエルは二人が止まった理由をどうでも良い事と判断する。なんにしても差が縮まった。口惜しい事にこの調子だとプリシラが先にアガサ達を捕まえるが、流石に倒す前に合流出来るだろう。

 

もし、合流したら片方を無理矢理譲らせよう。ここで活躍すれば組織が自分をナンバー4と認める筈。ノエルは悔しがるソフィアの顔を想像しながら、さてどんな風に煽ってやろうかと考えだした。

 

「ま、なんにしてもさっさと追いつかねぇとな」

 

挑発の内容は自分がナンバー4になってからだ。そう、考えてノエルはアガサ達の下へと急ぐ。

 

そんなノエルの前方に数十人の人影が見えた。

 

「……あ、なんだ、あいつら?」

 

怪訝な顔でノエルが呟く。公道を歩く集団は商人ぽくない、然りとて盗賊とも思えない。あの姿は明らかに村人だ。しかし、こんな場所でどうして?

 

妖魔かと一瞬思ったが妖気は全く感じない。人間で間違いないだろう。

 

「(なんで、こんなところに居るんだ?)」

 

疑問を抱きつつ、少し速度を落とし正面から来る集団に接近し様子を伺う。

 

服装はやはり至って普通の出で立ちだ。その上、村人達はリュクもバックも小さなポーチすら何も持っていなかった。本当にフラッと散歩に来たような軽装振りだ。

 

「……散歩ってか? 暇だねぇ」

 

興味を失ったノエルは再び速度を上げると、集団の横を通って、前に進もうとした。その瞬間、グルンっと一斉に村人達がノエルを見る。

 

ーーその目は虚で酷く白濁していた。

 

 

 

 

 

 

外道に手を染める覚悟を決め、町へと訪れたアガサとラキア。その二人を待っていたのは無人となった建物の数々だった。

 

「…………」

 

「…………」

 

人を盾に、なんとかプリシラを倒す。しかし、それに最も必要な盾が居ない。作戦は最初の一歩目で頓挫した。これにはアガサもラキアも無言に成らざるを得ない。

 

町は荒れて居なかったが、一目見て分かる程、生物の気配が感じられない。とは言え、良く探せば、もしかしたら何人か残っているかも知れないが、残念ながらそんな時間はなかった。よってアガサとラキアが取れるのは作戦を諦め、逃亡を再開する事だけだった。

 

「……なんで滅びてんのよ!」

 

アガサが叫んだ。その声には、こんなはずじゃなかったという想いが込められている。逃げながら諦め切れずに町内に目を走らせるが、やはり、人は見つけられなかったのだ。

 

「知りませんよッ!」

 

アガサの叫びに、ラキアも叫びで返す。ただでさえ短い猶予を浪費してしまったのだ。この徒労感には叫ばなければやってられない。

 

「なに? 逃げたの? 山奥の暇な生活に耐えられなくなりましたとかぁッ!? 良い御身分ですね、変わって欲しいわ、全くぶざけんじゃないわよッ!」

 

アガサが捲し立てる。煩い。自分の不幸を他人のせいだと宣うその姿は実に傲慢で、他者を犠牲にしてでも生にしがみつこうとしているのがありありと伺える。相変わらず良い性格をしているとラキアは思った。

 

「てか、なんであんな綺麗に残ってんのよッ!」

 

アガサの言う通り、町はとても綺麗に残っていた。新築したばかりなのか、建物に破損は殆ど見受けられず、小洒落た喫茶店のテーブルには飲みかけの紅茶が残っていた程だ。

 

襲われたのならあり得ない状況、然りとて捨てるには惜しい環境だった。しかし、事実として町に人は居ない。正直言ってそれが不気味極まりない。まるで、ある時、人が溶けて消えたかのような有様だったのだから。

 

「だから知りませんってッ! ……そ、それより、もう時間がッ」

 

だが、不気味な町など今ははどうでもいい。今の問題はいかにして生き残るかだ。

 

一気に駆け抜け、アガサとラキアは廃町を後にした。

 

「………」

 

公道を走りながらラキアが背後を探る。町に寄ったロスが痛い。プリシラの妖気はすぐ後ろまで迫っていた。もう幾ばくかもしない内にプリシラに追いつかれる。

 

「くっ、アガサさん、公道から森に入りましょう。その方が多少は……」「待ったッ!」

 

そろそろ目で確認される距離になる。その為、森に入りせめてプリシラの視線からだけでも避けようと提案したラキア。そんな彼女の言葉を遮り、アガサが叫んだ。

 

「あれ! 前、あれって人影よねッ!?」

 

アガサの言葉にラキアは何時の間にか背後ばかりに向けていた目を前に戻す。アガサの言う通り前方に人影のようなモノが見えた。

 

「……確かにッ!」

 

小さく朧げにしか見えなかった影は走る内に、大きくハッキリしたものになる。それは間違いなく人の形をしていた。性別は女。妖気は……感じない。服装は高そうな赤いドレス、髪の色は黒。ならば人で間違いあるまい。

 

「…………」

 

「…………」

 

しかし、何かおかしい。公道とは言え女の格好は山を歩くのに適さない。リュック等の荷物も持っていない。一番近い町は廃墟と化している等、実に不自然な事が多い。だが。

 

「……やっと希望が見えましたね!」

 

「……ええ、さっさと捕まえるわよ!」

 

それでもアガサとラキアが歓声をあげた。

 

違和感があろうと妖気がない。この時点で人質として機能する。服装や町の様子なんて些細な事よりも希望が繋がった事の方が遥かに重要だった。

 

そして、アガサとラキアは人質にする為、女目掛けて突撃した。




あとは、人質を盾に戦うだけですね(白目

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