ねこだまし!   作:絡操武者

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09 狙い撃つネコ

 嵐山隊レンタル生活3日目。学校を午前中だけ出て特別早退で直接本部に来たところである。最初から休みになってくれればありがたいが、学生と言う身分である以上仕方ないことだろう。

 嵐山隊の作戦室に向かって本部内を歩いてると噂話が聞こえてくる。昨日のバムスター爆散バラバラ事件は解決していないらしいのだ。三輪隊と言うA級のチームが到着した時にはコンクリートも抉れるほどの派手なバラバラ殺害現場のみが残っていて名乗り出る隊員がいない。

 そして、この事件は本部にいるC級の人達のネタになりつつあるようで、「アレは俺がやった」とか「お前がやったんだろ~」等と笑い話としてちらほらと聞こえてくる。

 

 それとは別にB級以上の白服じゃない隊員はいつも以上に忙しそうにしてるか、疲れているように見える。

 そんな中、「音無ちょっと来い」なんて鬼怒田さんに呼び止められて行ってみると「お前じゃないだろうな」なんて疑われちゃってんのもう聞いてらんない。

 俺はバラバラ死体の現場なんて見てないけど、報告書や噂からして結構派手な破壊のされ方で、破壊力が凄まじいことから俺のサイドエフェクト的なことなのか、A級の誰かなのかと言うことらしい。俺には嵐山隊での防衛任務でアリバイありますからぁ! と言っても本気で聞いてきているわけではないそうだ。

 開発室としては現在有り得そうなトリガー『炸裂弾(メテオラ)』と仮定して調べてるらしいが、鬼怒田さんが言うにはボーダーのトリガーじゃない可能性があるらしく調査続行中との事。でもボーダーのトリガーじゃないとしたらトリオン兵の仲間割れか……何かヤバイの来てるとか?

 そして、昨日から警戒区域外にネイバーが現れる事態が既に5件起きているらしい。技術者が総出で原因を探ってるらしいが誘導装置が効かないので、防衛任務のボーダー隊員も三門市の端から端まで飛び回って忙しいそうだ。

 

 

 

 さて、噂話は置いとくとして今は防衛任務である。狙撃(スナイプ)の細かい点を佐鳥に教えてもらいながら建物を跳び移る。狙撃ポイントに着いてはポイントを変更する。本部近くで何体かのトリオン兵を嵐山隊として片付ける。そんな中、とても不安を感じていることがある。

 

「俺の給料って討伐数なんだよな~……」

B級(ネコ)はそうだよね」

 

 佐鳥が冷静に答える。A級の余裕だろうか。『給料プラス+討伐数』のA級は金に困ることは早々ないだろう。B級は金を稼ぐためにトリオン兵を倒すしかない。C級に関して言えば何も無い。すぐにB級に上がれた俺は恵まれている方だ。それは分かってる。

 しかし、個人でなら討伐できるはずのトリオン兵が、俺の射程圏内で鮮やかな連係プレーにより倒されていく。それをスコープ越しに見るだけの簡単なお仕事。ただし給料には反映されない。マジかよー……。鬼怒田さんに頼んで近接用トリガーに戻してもらおうかなぁ。これも研究だし駄目かなぁー……。

 スコーピオンはあるよ? でも防衛任務前の嵐山隊での話し合いで俺はスナイパーポジに決まったのだ。昨日もスナイパーがライフル構えて敵の目の前に踊り出たことにより反省会でも注意されたのだ。わんふぉあおーる・べりーはーど。

 

「A級になれないスナイパーは割に合わない……アレ撃って良いかなぁ?」

「駄目だろ。フォロー指示出てないんだから」

 

「次、俺の近くに出たら撃つから」

「それなら俺だって許可出すよ。でも昨日みたいに動きながら撃つなよ?」

 

 スナイパーが動く時は撃つ前と撃った後。そんな当たり前のことを俺は昨日破った。当たらなくても仕留める方法は色々有るから別にいいと思っての行動だったが、単独行動でもない限りは怒られるだけである。

 

 時刻は午後1時を回ったところだ。近くにでねーかなぁー那須隊の時みたいに真上でいいんだ。そしたら成層圏の向こう側まで狙い撃ってやるのに。射程距離が足りるのならばの話だけどね。

 

『イレギュラーゲート発生! これは―――警戒区域の外!』

 

 って遠いよ! マジで出るんだな警戒区域外。しかし俺が一番近いし、グラスホッパーが有る分だけ俺が最速で行けるだろう。

 

「先行します!」

 

 嵐山さんがテレポーターで一気に建物屋上に出たのが後方に見えた。他の隊員も移動しているのはレーダーで分かる。それでもやはり俺が先行するのが一番早いようだ。

 グラスホッパーの連続使用で加速を続けるかのように警戒区域の建物屋上を駆け抜ける。続けて綾辻さんの通信が嵐山隊全員に届けられる。嵐山さんの弟妹のいる中学校の目の前から反応が出ているとの事。

 

『反応はモールモッド2』

『不味いな』

 

 綾辻さんから随時更新される情報に佐鳥が反応するが、隊長である嵐山さんの反応が無い。結構離れた後方だけど移動はしている。弟妹さんが心配なんだろう。それでもすぐに冷静になり、指示を飛ばす。

 

『市民の安全確保が最優先だ』

『『『了解!』』』

「了解―――って、おいマジか!?」

 

 嵐山隊はもうかなり離れて目視では見えずレーダーに映るだけ。俺の位置から目的地の中学校は距離にして1200メートルほど。俺はスコープ越しに学校を見ながら最高速度に乗って跳びまくっていた。スコープから見える学校らしき建物は崩れている箇所があり、窓も割れているところが多く見受けられる。その割れた窓の中の1つにモールモッドが見え、メガネで白服のボーダー隊員らしき服装が見えた。

 

『―――どうした!?』

「嵐山さん! 学校内に誰かボーダー隊員がいる! でもC級(白服)だ!!」

 

『時間稼ぎしてくれてるのか! だが危険だ!』

『その前にC級隊員のトリガー無断使用は規定違反です!』

「んなこと言ってる場合か!」

 

 俺は珍しく木虎に叫んだ。いや、初めてかもしれない。咄嗟の叫びだった。人の生死が掛かっている時に規定などと騒いでる場合じゃない。

 

 俺は弾速重視にするためにイーグレットからライトニングに切り替える。まだ確実に当てられる距離ではないが、もう一度スコープを覗く。そこにはメガネをかけた白服のボーダー隊員の片腕が、モールモッドの前足によって斬り落とされた瞬間だった。

 

 ―――600mか、今の俺の腕だと確実とは言えない。間に合うか……?

 

 建物屋上から次の建物へジャンプだけでは足りずグラスホッパーの足場で跳び移る。現在の距離は結構詰まって400m弱、建物の外からもう一匹が上がって来ているのが小さく見える。俺は5階建てのマンションの屋上でライトニングを構えて最高速になった身体に踵で一気にブレーキをかける。

 スコープの端で建物内にいるモールモッドが『白黒で素早い何か』に斬り裂かれたのが見えたが、C級で且つC級のトリガーで片腕とは言えかなり戦えるようだ。高い能力を持ってるC級隊員ってことだろうか。しかし、もう一匹がいる今は後回しだ。

 

 ―――今回は止まって撃つんだから当たれェ!!

 

 強く念じて引き金を2度引く。ライトニングから放たれた2発のアステロイドの弾道は真っ直ぐに建物に突き進み、建物を登るモールモッドの背中に吸い込まれる様に着弾した。モールモッドは建物を登る動きを止め、今度は落下運動を始めた。1.5倍の弾丸が上手く働いたのかは分からないが、取り敢えず良しだ。

 建物内の奴はちゃんと仕留め切れたのかスコープを覗くと、呆然としているメガネ君の制服姿と、トリガーを持っている白い頭の少年が見えるだけだった。俺は大きく溜息を吐いて移動しながら通信を送った。

 

「モールモッド2体沈黙を確認。1体はC級隊員がいたのでその子が対応した模様。後ほど確認します。綾辻さん他の反応はありますか?」

『―――今のところ無いみたいね』

『ナイス狙撃(スナイプ)ネコ!』

『良くやったネコ君。警戒怠るなよ賢』

 

「音無、現着しました」

『こっちはもう少し掛かる。すまないが負傷者や被害状況確認を先に頼む』

 

 了解の返答をして、俺はスーツ姿の大人に歩を進める。

 

「遅れてすみませんボーダーです。早速で申し訳ありませんが、負傷者の確認、生徒さんや先生方の点呼確認をお願いします」

「は、はい」

 

 屋上などに逃げていた生徒と、避難訓練通りにシェルターに逃げ果せたであろう生徒たちが目に付く。確認は嵐山さん達が到着しても終わらなさそうだ。

 俺は確実に仕留めてあるかモールモッドの死骸を確認していると、狙撃していたのが屋上から見えたらしき数名の生徒から感謝の言葉を貰う。遠巻きに「小さいボーダーだ」と興味津々といった視線を浮かべる生徒たちもいる。小さいは余計だ。学校はボロボロだが、人的被害はなさそうに見えるが、戦っていたメガネのC級隊員は―――。

 

「二人とも大丈夫!? ケガはない!?」

「三雲くん!!」

「助けてくれてありがとう!!」

「ていうかボーダー隊員だったのか!? いいなぁー!!」

 

 メガネの生徒が白髪の少年に肩を貸しながら外に出てきた。女性教員やクラスメートだろう人達が二人に駆け寄っていく。……間違いない、あのメガネくんと白髪の少年だ―――。しかし、気になる点がある。白髪の少年が助けられたかのような絵図になってボロボロの校舎から出てきたのだ。俺が見た限りでは肩を貸すほどの事は無かったと思うが……。

 少し思うところはあるが話を聞かないことには何も進まない。

 

「無事だったんだね良かった。ボーダー隊員だよね?」

「……はい。C級の三雲 修です」

 

 俺の姿を確認すると少し空気に重たさを感じさせた。C級の規定は知っているようだ。隣の白髪少年は三雲君のそんな姿を見てこそこそと話し始めた。

 

(どうしたんだオサム? お手柄だろ?)

(言ってなかったけど、ぼくはC級。まだ訓練生だ。基地の外でトリガーを使う事は許されていない。僕がやったのは隊務規定違反。多分、厳罰処分だ)

 

「聞こえてるよ。とりあえずよくやったね。君がトリガーを使ってなかったら死人が出てたかもしれない。本当にありがとう」

「なんだ、小さいけど話の分かる人じゃん」

 

「小さいは余計だし君の方が小さいだろう……。それと悪いけど、話が通じるだけで三雲君の規定違反の判断は俺には出来ない。何も知らないところを見ると、君はボーダーじゃないのか? 三雲君がトリガーを解除した後にトリガーを持っていたように見えたんだけど」

「おれはボーダーじゃないよ。オサムが落としたから拾っただけ」

 

 白髪の少年が何の迷いもなく答える。トリガーを持っていたことを指摘すると、その後の言葉から違和感がした。白髪の少年が「落としたから拾っただけ」と答えたところだ。

 第三者が聞けば言い分におかしい所はない。落し物を拾ってあげたという良心的な褒められることだ。しかし、俺には違和感が纏わり付いていた。(お前は騙されようとしているぞ)と誰かに言われているような奇妙で不快な感覚だった。

 

「―――騙そうとしてる?」

「ッ!? ち、違います! 空閑は本当に拾ってくれただけです!」

 

 独り言に近い俺の発言に対して三雲君は過剰に反応した。これに関しても違和感が生まれた。空閑君とやらの発言の違和感と同質の違和感が新しくもう一つ生まれたような感じだ。俺はその感覚に一瞬止まってしまうが、何とか自分を取り戻した。

 

「……っと、クガくんって言うのか」

空閑(くが) 遊真(ゆうま)。遊真でいいよ」

 

「あ、うん……俺は音無 音鼓、B級の隊員。背は低いかもしれないけど高校生だ」

 

 いきなり奇妙な感覚が消えた。嘘じゃないってことなのだろうか? いやいや普通に考えて、感覚で正しいことなんて分かるわけがない。しかし、だとしたら一つ前の会話の奇妙さは何だったんだ?

 

「あー……遊真君、トリガーは本当に拾っただけで、アレを倒したのは三雲隊員って事でいいかな?」

「そうだよ」

「そ、そうです」

 

 はっきりと言う遊真とは対照的に、苦しそうに三雲君が肯定する。これには聞いた側の俺も困った。違和感が再び俺を包んでいるからだ。本当のことが知りたいのに何かを隠されている様な気持ち悪い気分だ。この感覚が正しいものだと言うなら、それはそれで困るわけだ。

 俺にいきなり現れた感覚では『空閑遊真はボーダーではない』『空閑遊真はトリガーを拾っただけではない』『モールモッドを倒したのは三雲修ではない』―――おいおい、そんな馬鹿なという話だ。……疲れてるんだ。俺は自分に言い聞かせた。

 

 そうだよ俺は前回の那須隊と今回の嵐山隊で1週間のうち6日間働いているのだ。それが俺にとっての普通な事なら良いんだが、レンタルネコ開始からいきなりのシフトなわけだから疲れているのだ。那須隊の女子だけと言う空間で『男嫌いの志岐小夜子に気を使い』『シューター教えてくれなかった体調の悪い那須先輩』、嵐山隊では『初日にいきなりの取材の仕事』に『木虎ぱんち』などなど、仕事以外にもストレスを感じているのかもしれない。確か迅さんも『他の隊だとストレスを感じるかも知れない』とか言ってた気がする。

 自分に疲れの所為だと言い聞かせると割りとすぐに納得している自分がいることに気が付く。頭の中を整理して再び考えるとこう結論付けた。

 

 ―――モールモッドは三雲隊員が倒し、トリオン露出過多によりトリオン体が解除され、その時に落としてしまったトリガーを空閑遊真という生徒が拾ってあげていた。ほぼ同じタイミングで俺が登ってきていたもう一体のモールモッドを対応。

 

「すまない遅れたネコ君!」

「嵐山隊現着しました」

「現場調査行きます」

 

 嵐山さん達が到着した。木虎が綾辻さんに通信を飛ばす。とっきーは早々に建物を上がり現場確認をしに行った。佐鳥がいないけど、念の為に警戒して離れた狙撃地点で待機しているようだ。

 

「負傷者は確認中です」

「そうか……先生ですか? 遅れて申し訳ない」

 

「嵐山隊!?」

「A級の嵐山隊だ!」

 

 俺の時と違って流石に大人気である。しかしちらほらと「ネコ?」「あの小さい人ネコって名前なの?」的な会話が聞こえてくる。ペットを見る様な眼で見るな。小さいとか言うな聞こえてんだよ。

 

「生徒、教員含めての点呼確認できました! 全員無事です!」

「嵐山さん。C級隊員の三雲君です。校舎内のモールモッドは彼が対応しました」

「本当にC級だったの!?」

 

 木虎が驚きの声を上げる。嵐山さんも驚いているがすぐに三雲君に感謝の言葉を述べた。この学校には弟と妹がいるとか説明してるけど俺達は何度も聞いてるよそれ、って、あー……あれが弟さんと妹さんね。

 

「うお~~~~っ! 副! 佐補! 心配したぞ~~~~!!」

「うわっ! 兄ちゃん!」

「ぎゃーー! やめろーーー!」

 

 おーおー溢れる兄バカという力が全てを包み込む様に抱きついている。俺はとっきーに呼ばれて現場調査が終わった校舎内のモールモッドの死体を少しバラして外に降ろした。木虎の使ってるスパイダーって言うトリガーが便利だった。モールモッドの足をまとめて縛って降ろせたぜ。

 

 

 下に降りると木虎は嵐山さんに違反者を褒めるなと言い出した。俺は回収しやすいようにモールモッドを端に寄せていくが、木虎が手伝わないから大変になった。

 

 しかし、どっちの言い分も正しい事は分かる。C級のトリガー使用は訓練時のみ許可されている。今回の件は間違いなくルール違反だ。だが、嵐山さんが言うように三雲君が時間稼ぎをしたことによって避難出来た生徒も少なくない。生徒たちも三雲君をフォローしているのが目立つ。俺もC級のトリガーであんなに綺麗にモールモッドが倒せることには驚きである。あれでC級とか言われても信じがたい。B級に上がってきたら俺より強いのではないだろうか? 嵐山さんも初対面で知らない隊員みたいだし、そういう人がいてもおかしくはないだろう。

 最初からあれだけの力を出せば被害ももっと抑えられた気もするが、C級である以上は今回が初めての実戦だったろうし、今更そんな事を言っても仕方ないだろう。

 そんな話をしていると白髪の少年、遊真が木虎の前に出てきた。

 

「おまえ、遅れてきたのに何で偉そうなの?」

「……誰? あなた」

 

「オサムと小さいボーダーの人に助けられた人間だよ」

(お前のほうが小さいだろ。聞こえてんだよ)

 

 さっき名乗ったのにまだ小さい言うか。しかし、『助けられた』という言葉にまた違和感が浮かんできた。何だこの感覚は……気持ち悪いな。

 その間も木虎と遊真の会話は続く。C級はトリガーを使わないなら人助けをしてもいいが、トリガーを使うならボーダーの許可がいる。トリガーはボーダーのものなのだから。それが木虎の言い分だ。そして、空閑が返した言葉に再び奇妙さは消えた。

 

「―――何言ってんだ? トリガーはもともと近界民(ネイバー)のもんだろ。お前らはいちいちネイバーに許可とってトリガー使ってんのか?」

「あ……あなたボーダーの活動を否定する気!?」

「あー木虎そこまでにすれば? 三雲君が褒められてるのが気に入らないのか知らんけど、さっきのスパイダーで手伝ってくれよ」

 

「なっ! 何を言ってるんですか!? 私は組織の規律の話を―――」

「ふーん、おまえ……つまんないウソつくね」

「あー遊真君も、抑えてくれると助かる」

「ネコの言う通りだね。現場調査は終わった。木虎も、三雲くんの賞罰を決めるのは上の人だよ。オレたちじゃない。ですよね? 嵐山さん」

「なるほど! 充の言うとおりだ!」

 

 木虎の規定漬けの会話の前に空気になっていた嵐山さんが再起動した。とっきーは人を立てるのが上手いなぁ。仕事も出来るし嵐山隊を支えているのはとっきーなのだろう。

 

 最後に、三雲君は今日中に本部に出頭するように言われるが、嵐山さんは処罰が重くならないようにすると、最後に再び感謝の言葉を言って撤収することになった。

 

 

 




◆ネコの叫び
木虎に対して怒鳴りましたが、ネコはもう忘れてます。木虎はC級が訓練用のトリガーでモールモッドを綺麗に倒していたことに嫉妬していて忘れてます。
『私を叱ってくれる人はネコ先輩だけです素敵』みたいな失笑するような出来事は起こりません。これからも。

◇白黒で素早い何か……
C級の制服は白。修は黒髪。
遊真のトリオン体は黒服。遊真は白髪。

◆サイドエフェクト覚醒の兆候
 ネコが特定の会話の中で違和感を感じるようになりました。(俺は疲れてるんだ)と言い聞かせ疲れによる違和感だと認識しましたが、今後もそういった違和感がなくなることはないでしょう。
 ※自分に言い聞かせるだけで納得してしまうのも……。

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