今回、話はそんなに進まず、記者会見部分と、少々日常です。
ボーダーによる記者会見が始まっていた。ボーダーの上層部と言われる面々が唐沢さんを除いて座っており、根付さんだけ立って会見の質疑応答をするようである。
そんな状況を焼肉行きましたメンバーズは余裕の面持ちでモニターを見ている。
「ミロおかわり!」
「ココアだよ!!」
緑川を引っ叩きつつ、空になったカップを受け取り、紙パックのココアを注ぎいれる。3バカと東さんはソファーに座ってモニターをのほほんと眺めている。……いやいやいや、何でそんなに余裕なのよ? 隊員が24人も攫われてるんだからボーダーは世間から凄く責められて存続の危機! とか考えないのだろうか? 3バカはまだしも東さんも余裕そうなのが尚の事おかしく思えてしまう。俺の感覚がおかしいのだろうか?
「今回のヤツは大変だったけど、かなり守れたよな~」
「逆に4年半前の大規模侵攻で三門市内だけで済んだのもすげーよ。忍田さんとかだろ?」
……あ、そうか。みんな体験してるんだ。全員がそうではないけど、4年半前にあった初めての大規模侵攻を経験してるのだ。だからこそ根付さんも―――
『『―――ボーダーの防衛力の不足をどう考えているか』という質問ですが、結論から言って不足であるとはまったく考えていません』
―――こう言えるのだろう。
正直言って俺は知らない経験談だ。『他所の街で大変な事が起きたぞ』という対岸の火事として関係ないと思って育って来た人間だ。まだ小さかったという事もあるし、(身長じゃなくて歳の話しだからな?)トリオン兵の残骸をテレビで見てもSF映画か何かの様に捉えていた節がある。
今でこそ、知らぬ存ぜぬなんて発言は出来ないが、当時の自分を思えば、「へぇー大変な街があるんだなー、お母さーん今日のおやつも肉?」等と蒟蒻ゼリーを食べてるだけの無知な子供だったはずだ。「少しは真面目に聞いてなさい……」と冷静に怒られていた気もするが、よく覚えてない過去のニュースである。
そして、4年半前の大規模侵攻時は1200人以上の死者と400人以上の行方不明者が出ている。それに対して今回の大規模侵攻に関しては戦闘規模で考えると8倍のネイバーが送り込まれてきたにも関わらず、死者は0で行方不明者は24人。建物の被害もかなり抑えられている。そう根付さんは報告する。
大変は大変だし、攫われてる隊員やその家族には言えないが、ボーダーはかなり良くやったとも考えられる。まぁネイバーが来ないのが一番なんだけど、ボーダーが存在しない場合を考えると、かなり結果を出しているだろう。単純に考えてもボーダーがいなければ1万人近くの死者が出ててもおかしくないレベルなのだそうだ。
『―――ボーダーには緊急脱出のトリガーがあると聞いています。なぜそれを訓練生にも装備させないんですか?』
「あ、ベイルアウトで突っ込まれた」
「いや大丈夫だろ。ならもっとスポンサー来て下さいって話なんだから」
「金だけの問題でもないけどな。正隊員のトリガーも資材が必要だし」
「あーあー鬼怒田さんが怒ってるよ」
ふむ、鬼怒田さんは基本的に技術屋だけど、その技術を持って隊員の命も考える人だから大丈夫だろう。知らない人が見たら開き直りとも取られかねないが、ちゃんと見極められる目を持ってる人なら分かるだろう。鬼怒田さんはただ小さいだけじゃないってことを!!
『―――先月の上旬、市立第三中学校にネイバーが現れた事件がありましたよね? その際現場にいた訓練生がトリガーを使って戦ったという目撃談があります。そこでネイバーに情報が漏れた可能性は?』
「ん? これって三雲君のことか?」
「へ? 三雲先輩?」
「あー、あん時ネコは嵐山隊で防衛任務してたんだっけか?」
「……なるほど、根付さんらしいやり方だな」
記者達がざわつき始め、次第に怒りの矛先は、名前こそ出ていないがトリガーを使った訓練生時期にあったの三雲君に向かった。三雲君がトリガーを使わなければ、ネイバーに『白服には緊急脱出機能は無い』という情報が漏れる事は無かったと言い始めた。
東さんが考えるに、この流れの取っ掛かりを作る質問をした記者は根付さんが用意した記者さんだろうという事だ。
……じゃあ、あの中学校の生徒や先生達はボーダーの正隊員が来るまで怯えて逃げ続けてれば良かったって言うのか? 最悪、嵐山隊到着までに数人死んでたかもしれないんだぞ?
「まぁ怒るなよネコ。もし見てるとしたら嵐山さんもかなりキレてるだろうからな」
「顔には出さずに内心で鬼の形相だな。顔に出ないボーダーの顔はすげーわ」
あ、そうか。嵐山さんの弟妹もいるんだっけ。
「こういう方向に意識を向けることで、記者に書かせる記事を限定するんだ。有る事無い事書く様な記者もいるからな」
東さんにそう言われて何とか怒りを静めるが、やっぱり大人って嫌いだ。ボーダーが悪い組織なら仕方ない。でもボーダーに救われてるならそう書けばいいじゃないか。ボーダーが悪いことしてないなら根付さんも胸を張って正確な情報を話せばいいじゃないか。人命救助に尽力した勇敢な訓練生として扱えばいいじゃないか……。
「……やっぱり俺、根付さん嫌いです」
「ははは。でもな、必要な人間なんだ。あぁやって矢面に立ってコントロールするように状況を作って話せる人間は貴重なんだよネコ」
分かる気もするが。分かりたくは無かった。
「……っ! マジか!?」
「おいおいメガネボーイ退院して無いだろこれ……」
驚きの声が上がるモニターを見れば、そこにはヒーローがいた。
忍田さんや林藤さんと何かを話したように見えたが、三雲君は根付さんをどかして全て自分が答えると言って記者たちの矢面に立った。その姿は病院から抜け出して来たまんまといった感じだった。
『―――情報が漏れると知っていたとしても、やっぱりトリガーを使ったと思います。それくらい切迫した状況でした』
『そのせいでその先に犠牲者が出るとしてもかね!?』
『はい、将来的に被害が広がる可能性があったとしても、それが目の前の人間を見捨てていい理由にはならないと思います』
『言ってることは立派だけど問題なのはあなたが訓練生だったことでしょ? あなたがはじめから正隊員だったら学校のお友達も守れてトリガーの情報も漏れなかった。ヒーローになりたいなら順序を守ってまず正隊員になるべきだったんじゃないの?』
「何言ってんだこのババア?」
「口が悪いぞ弾バカ、このオバハンぐらいにしとけよ」
「そうだよー槍バカ先輩を見習ってー。でも結局見捨てる側の意見だよねーこのおばさん」
3バカの声が遠くに聞こえる。俺は会見に夢中になっていた。
『運命の分かれ目はこちらの都合とは関係なくやってきます。準備が整うまで待っていたらぼくにはきっと一生何も出来ません。ぼくはヒーローじゃない。誰もが納得するような結果は出せない。ただその時やるべきことを後悔しないようにやるだけです』
反省の色が見えないと言って大声でまくし立て始める記者たち。そんな記者たちに苛立ちを覚えつつも、仮に俺があの記者会見場にいた場合を考えると、何も言えずに泣く事しかできないのではないかと、ヒーローを見守る。
『もう少ししおらしい所を見せたらどうだ。さっきから聞いていれば開き直ってるだけじゃないかね。我々が訊きたいのは、きみが原因で失われた24人の若者の人生をきみはどう埋め合わせるつもりなのか、きみがどう責任を取るのかということだよ』
『取り返します』
言いたい事を言うだけ。そんな子供以下な記者に対して三雲君は一言で静まらせた。
『―――ネイバーに攫われた皆さんの家族も友人も取り返しに行きます。『責任』とか言われるまでもない当たり前の事です』
「おいおい遠征まで持ち出していいのか?」
「あ、機密事項か確かに」
「アッチには何度か行ってるけど、家族にはボーダーの合宿って事で話してるからなー」
『……彼の言ったとおり、現在ボーダーでは連れ去られた人間の奪還計画を進めている。既に無人機でのネイバー世界への渡航・往還試験は成功した』
城戸司令が三雲君から話しを引き継ぐ。記者は既に三雲君の責任を問わずに意識はネイバーの世界に行く事に向いていた。まるで餌を前にした畜生だ。
今まで行っていたという『遠征』は無として、これから行く様にする話の流れである。
『ネイバーの世界に隊員を送り込むと……!?』
『危険ではないですか? 24人を救うために更に犠牲が出る可能性が……!』
『……そうか、きみたちはこの場合『将来を見越して
……城戸さんを見直した。ただの怖い人じゃなかった。
そして、今回攫われた隊員だけではなく、第一次侵攻で行方不明になった市民も奪還計画の対象とし、ボーダーへの参加や理解を求める流れで話しを締めに入っていった。
『奪還計画の人員はどのように決めるんですか? 三雲くんもそのメンバーということですか?』
『―――基本的にはA級以上の隊員。選抜試験も実施されるだろう。彼が遠征に参加できるかどうかは単純にその条件を満たせるかどうかで決まる』
記者会見が終わると焼肉メンバーズは自然と解散し、俺は一人になってオペレーターの席に座って考えていた。
そうか、三雲君がA級を目指す理由って言うのは行方不明者の奪還だったのか。俺の知ってる三雲君はボーダー隊員としては弱いが頭は働くタイプという感じだった。でもそれがガラリと変えられた。彼はヒーローだった。
三雲君の株をかなり上げていたところで、パソコンの電子音が流れてくる。メッセージを受信したようで、俺はそれを立ち上げて読み上げる。なになに、現在のポイント報告?
スナイパー(ライトニング) :6520pt
アタッカー(スコーピオン) :5875pt
シューター(アステロイド) :7820pt
ガンナー (アステロイド) :2120pt
トラッパー(スイッチボックス):1500pt
あれ? ライトニングがポイント増えてない……。1500pt入ってマスター入りしたはずじゃ……。というかシューターのアステロイドがもうすぐマスター? 何で?
少し下にスクロールするとその理由が書かれていた。
【戦功によるポイントは、最も貢献度の高い『アステロイド』への振分けとなる】
「あー確かにライトニング使ってないわ。メイントリガーがライトニングってだけだったのか、あの紙―――はーいどうぞー」
ノックの音に俺は入室の許可を出す。入って来たのは諏訪隊の堤さんだった。しかし、どこか怯えているかのような印象を……ん? 太刀川さんも? 堤さんは太刀川さんに脅されて? いや、その太刀川さんも怯えているのか?
「さっさと入りなさいよ~」
「おわっ!」
「は、話せば分かる!」
更にそれを押し込むように入って来たのは加古さんである。ふむ、サイドエフェクト的な観点から察するに隠し事はなさそうなので、俺に何か害があるわけではなさそうである。
「……皆さんお揃いでなんでしょう?」
「ネコ! なんてことしてくれたんだ!」
「あまりそういうのは良くないかな~……」
え、責められてる? 何で?
「ちょっと~ネコ君は良い仕事してくれたんじゃない。何が不満なのよ?」
「えーと? ……なんなんです?」
太刀川さんと堤さんが加古さんに睨まれながら進言する俺の問題点。
『何故キッチンなんて兵器を作り出したのか』
事の発端はつい先ほどである。焼肉メンバーズが解散し、いずみん先輩が太刀川さんを見つけて、「ネコの作戦室にはキッチンがあった」と言うと、それを曲がり角でたまたま聞いた加古さんと双葉ちゃん。
そして、たまたま嵐山隊にC級隊員関連の書類を提出しに来ていた堤さんは加古さんに後ろ襟を掴まれ、引き攣った笑みを浮かべたのだという。
太刀川さんは一人で俺の作戦室へ足取り軽く向かって来ていたのだが、背後にプレッシャーを感じた時には時は既に遅し。俺の作戦室の前で少しだけ「キッチンがあるって聞いたのよ」的なお話しがあり、押し込まれるように入室したらしい。
「―――キッチンは兵器じゃないですよ? 火とかは使わないようにIHの要領でトリオン技術を使って、排気とかもちゃんと出来るように開発室の人たちが作ってくれましたし、って加古さん、キッチンに入って何を?」
「創作意欲が湧いたのよ。」
創作意欲? 何か作ってくれるのだろうか? というか、双葉ちゃんは? キッチンの話を聞いたときには一緒にいたのに除け者にしたの?
「失礼します。貰ってきました!」
「あ、双葉ちゃん」
双葉ちゃんの手には食堂で見た事があるような食器と、それに乗る食材が何点かあった。
「あ、俺忍田さんに呼ばれ―――」
「あら、逃げたら酷いわよ?」
太刀川さんは項垂れ、堤さんは既に諦めたようで食材を見てほっとしている。
白いご飯やネギなどがあるが、まぁ料理の失敗をしないのであれば、酷いことにはならなさそうである。太刀川さんたちの反応を見るに、加古さんは料理が壊滅的かとも思ったのだが、堤さんのほっとした顔を見るとそうでもない気がする。一応聞いてみるか。
「ねー双葉ちゃん。加古さんって料理上手なの?」
「凄く。チャーハンはかなりの確率で大当りです」
「ネコ君も気になってるようね? 今回も創作チャーハンを作ります」
そうして始まったチャーハン作り。トリオン製のキッチンをワクワクウキウキと加古さんは使いこなし食材を切っては華麗に炒めていく。はー上手いもんだ。コレなら何も心配いらないんじゃないだろうか?
「ネコのせいだ。俺は悪くないのに……」
「何ブツブツ言ってんですか、ほら、美味しそ……あれ?」
アレは冷蔵庫に入っていたはずのココアでは? 冷蔵庫にしまい忘れたか? そう思ってキッチンへ入り、ココアの紙パックをしまおうとしたのだが、ここで爆弾発言が投下された。
「あら、ネコ君。まだ使うから待ってね」
「なん…だと…?」
使う? ココアを? 何にだ? チャーハンに? まさか……いや、加古さんは今なんと言った?
そういえば俺の大好きなココアの香りが部屋に充満しすぎてないか? いつからだ? 一体いつから俺はココアの香りに騙されていた?
「一品目出来たわ」
加古さんの目が見れない。だ、駄目だ。俺がココアを嫌いになってしまう。それだけは……。
「早く食べなさいよ太刀川くん」
「加古さん、太刀川さんが息してません」
食う前に死んだー!!
「んー双葉、鳩尾に拳を突き入れてみなさい」
「この辺ですか?」
「ふごっ!!」
無理矢理生き返させられた!?
双葉ちゃんも躊躇無く容赦無く行ったな。太刀川さんトリオン体じゃないのに……。
「いただきます。でしょ?」
「い、いてぃぁだきゃまふ……ガっ……」
もう、ちゃんと喋ることすら……。一口で機能停止した姿を確認すると、俺はもう太刀川さんを見ることが出来なかった。
「二品目、出来たわよ……堤くん」
「っ!?」
は? 俺は気絶でもしてたのか? フライパンは一つしかないし、キッチンだって広くはない。それなのにココアを使ってない二品目だって? そんな馬鹿な。気が付けば既にココアの香りは消えている。
「い、いただきます。……がっふっ……ごっ……」
う、動きが止まったー!!?
動け、動いてよ! 今動かなきゃ何にもならないんだ! 動け、動け、動け! 動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動いてよ! 今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ! 出来たばかりの俺の作戦室でそんなの嫌なんだよ! だから、動いてよ! 堤さーん!!
こっちも一口で停止した……。駄目だ、
「さ、私達も食べましょうか」
「ひぅっ!?」
「はい、いただきます」
双葉ちゃんが躊躇なく再起動もしない二人をソファーからどかし、座り、手を合わせる。
「ほら、ネコ君も。キッチン貸してくれたお礼にどうぞ?」
「マジかー……マジかー……」
俺は既に心の内で泣いていた。お父さんお母さん、先立つ不孝をお許しください。それもご飯を食べるだけで先立つ事に本当にお許しを……。
太刀川さんの食べた米がココア色に染まった『大人の甘さココアチャーハン』堤さんの食べた卵の代わりにぷっちんするプリンを使って作った『エビプリンチャーハン -グリコ風-』とは全く違う見た目のチャーハンが俺の目の前にあった。そもそも俺の冷蔵庫から勝手にプリンとココアを使って……。
食欲を掻き立てる香りも、色鮮やかな見た目も、その全てが動かぬ彼らを見ているだけに怪しい。
「……あ、あー俺、さっき東さん達と焼き肉いっぱい食べて来てお腹いっぱいでー」
「一口だけでもいいから食べてみてくれるかしら。ね?」
もしゃもしゃと美味しそうに食べている双葉ちゃんを見るが、彼女の味覚はやはり壊れているのだろうか? 遺書も書いてないのに……。
意を決して、俺はスプーンを取り、一口だけ口に運んだ。口の中で小爆発が起きる。卵が完璧なふわふわ感を残し、米はパラパラではなくしっとりさを残している。決してベちゃっとはしておらず、ピラフとチャーハンの間ぐらいの絶妙な火加減だ。コレを初めてのキッチンで再現したというのか!? 気が付けば一口どころか残さず食べきっていた。
「ふふふ、満足いただけた様でよかったわ」
「凄く美味しかったです!」
味覚がぶっ壊れてるとか思ってごめんね双葉ちゃ……。
もしゃもしゃと先ほどよりもやや無感情といった面持ちで彼らの時を止めたチャーハンを食べ切ろうとしている双葉ちゃんを見て、俺は思った。味覚と胃袋が強いんだこの子……。双葉、恐ろしい子!
「―――キッチン貸してくれてありがとう。また来るわね」
「お邪魔しました」
「マジかー……」
トリオン体になった加古さんと双葉ちゃんは二人を引き摺って運び去って行った。容疑者が被害者を山に捨てに行くが如く運ばれていく様を見送り、俺もまた共犯者なのだろうかと少しばかり困惑しつつも、太刀川さんの台詞を思い出す。
『何故キッチンなんて兵器を作り出した! お前のせいで俺達は―――!!』
キッチンが兵器なんじゃない。使う人が兵器を生み出すのだ。知らんけど。
「あー生きてるって素晴らしい」
俺はココアを飲んで、何となく親への日ごろの感謝のメールを送るのだった。
感想、評価、質問、ご意見、誤字脱字報告など随時受け付けております。
◆原作との相違点◆
前回に書けばよかったのですが、お分かりの通り、大規模侵攻による死者が出ておらず、攫われた隊員も少なくなっております。
◇三雲君の評価を上方修正するネコ
自分に出来ない事を平然とやってのけるメガネに『
◆ネコのトリガーポイント
安心してくださいマスタークラスになってませんよ。コレに関しては別にネコは落ち込みもしてないです。ただ、スーパーのポイントカードと同じ様にポイントが増えるのが好きなだけです。
トラッパーに関してはポイントがあるのかも少々疑問ですが、開発室に通っていた時期にスイッチボックスで遊んでたら鬼怒田さんがポイントくれたという無駄に終わるかもしれない設定です。
この他の弧月などのポイントに関しては必要に応じて今後書いていきたいと思います。
◇容疑者Xの献身
加古さんのチャーハンは当たりが8、外れが2とのことですが、スマホゲームのガチャの如く、10回引けば2が外れとは限りません。5作って、2外れでもおかしくありません。でも双葉ちゃんの言うとおり、かなりの確率で大当たり、ほんの少しの外れがあるだけです。
ネコも流石にココアチャーハンは無理のようです。
献身的に最後は運んで頂きました。