ねこだまし!   作:絡操武者

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25 吹っ飛ばされるネコ

 あー頭が痛い……気がする。トリオン体だとトリオンによる攻撃以外はほとんど効かないと思っていたけど、頭痛はするようだ。いや、頭痛じゃないのか? コレの原因は知らないが、なーんか頭痛い……気がする。なんだろこの感覚は? 頭が痛いと断言できるほど明確に分からないのだが、頭が痛い時と同じ感覚、でも直接的に頭が痛いというわけではない気持ち悪い感覚だ。ん? 感覚? だとしたらサイドエフェクト関連だろうか? 感覚的なことだとサイドエフェクトによるモノが多いのがここ最近で分かってきた。まぁ、今のところ支障はないから問題ないだろう。

 

 その外にも疑問に思うことがある。忍田さんからの通信が無くなったのだ。思い返せばエネドラを倒した後からだろうか? 現在俺は城戸司令の指示の下、C級隊員の人たちが入ったとされる連絡通路近くに転送された。

 

『音無君、帽子(フード)を被りたまえ』

「はひぃ……」

 

 俺は城戸司令に言われるがままにフードを被る。ご覧の有様である。「ネコが猫耳帽子被ってるぞー!」なんて言われたくないのですが……。城戸司令は『いいだろう』とか言って満足そうにしてるの。わけが分からないよ。

 

『―――今空いているオペレーターを確認している。それまでの間……近くに二宮がいるはずだ。合流するといい』

「二宮? あ、そこのスーツの人~避難指示が出てるはずなんですけ……ど?」

 

 スーツの人はシューターの様でモールモッドをハウンドで撃ち抜いていた。あ、MAPにも味方として表示されているって事はこの人もボーダー隊員なのか。トリオン体がスーツ姿ってコスプレみたいだな。まぁ似合ってるけど……。

 

『―――そのスーツ姿の男が二宮だ。二宮、部隊(チーム)と合流するまでの間、その子と任に当たりたまえ』

「……了解しました。―――お前は何だ?」

「はじめまして、音無ネコです。トリオン体でスーツってカッコいいですね二宮さん」

 

 俺のリップサービスに二宮さんと言う一見怖そうなお兄さんは少し気を良くしたのか、邪険にする事無く接してくれた。笑顔を浮かべたりはしないが、とりあえず嫌われなかったようだ。ボーダーって無表情な人が割と多いな。

 まぁでも問題はない。『まず相手を褒める事から良好なコミュニケーションは築かれる』最近の読んだ本に書いてあったことだ。嘘は言ってない。スーツはカッコいい。ただ、戦闘する現場にスーツでは『コスプレ』としか見て取れないのですがねー。

 多分、周りからは奇異の目で見られている面があるのではないだろうか? だって戦闘する格好じゃないもん。スタイリッシュすぎるよ二宮さん。

 

「―――アステロイド」

「!?」

 

 横の家を突き破るように現れたモールモッドを二宮さんは冷静にアステロイドで対処した。俺は驚いてしまった。突然現れたモールモッドに対してではない。二宮さんのアステロイドを見て驚いたのだ。

 

「え、今のアステロイドなんですか? 三角形とか角錐とか……」

「……他の連中とキューブの分割の仕方が違うだけだ。慣れた分割方法でやれば良い。それだけだ」

 

 あーなるほど。この人は良くも悪くもあくまでもスタイリッシュなのだ。正方形に分割するだけがシューターの攻撃方法ではない。斜めにカットしてもアステロイドと言う弾丸に変わりはないのである。俺や出水先輩、那須先輩などからすれば正方形に等分化してカットするのが普通なのであって、二宮さんからすれば弾丸の大小が発生しようが、攻撃できる弾丸には変わりないのだ。

 

「こうですかね? アステロイド……お、出来た。あ、てことは好きな形にも出来るのか?」

「っ!? ……音無と言ったな。見覚えのないエンブレムで、どこの隊に所属しているか知らないが、二宮隊(ウチ)に来るなら考えておいてやる」

 

 どこの隊も何もないよー。ネコ隊だよー。個人チー……チームとすら呼べないぼっちチームだよ。戦闘体でスーツを着る気はないからお断りですがね。俺はとりあえず「機会があればよろしくお願いします」と社交辞令を述べておく。

 

 二宮さんがシューターという事もあり、勉強させてもらう気持ちで少し後ろから俺はライトニングを取り出した。……んー、今思ったら、この隊服になってからライトニング使うの初めてだぞ? これは真っ黒なライトニングってだけなのだろうか? 黒猫イメージだとしたらそうだけど、確か銃口に何かしてあるとか開発室で言われた気がする。性能が変わらないって事しか聞いてなかったから気にしてなかったけど。

 

「―――ここまでだな。俺は隊の奴等と合流する」

『はいはーい。こっからは私が引き継ぎますよネコ先輩!』

「おぉ? 桜子ちゃん?」

 

『ってアレ? ネコ先輩、猫耳帽子にエンブレムって……』

「あーその話はまた今度ねー」

 

 戦況と同じ様に俺の周辺人員も次々と変わっていく。単独行動と考えれば当たり前なのかもしれないが、ライトニングを試す事も無く俺は二宮さんと別れた。

 海老名隊は漏れなくベイルアウトしているらしく、桜子ちゃんは暇していたそうだ。それを発見されて俺のオペレートに回った……のではなく、自分からオペレートが必要なところを探していたらしい。凄いな。仕事できる人って感じだね。

 俺は桜子ちゃん指示のルートを辿り、本部から遠ざかったり近付いたりとあちこちを駆け回るのだった。

 しかし、ライトニングは本当に色だけしか違いが分からないな。銃口に何をしたんだろうか? 今度開発室に聞きに行ってみるか。

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 ―――時はしばし遡る。

 

 ここは三門市であって三門市では無い場所。この室内にいる者たちは三門市に行こうと思えば行ける位置で三門市の各地の状況を観察している者たちがいた。アフトクラトルというネイバーの国からやって来た者達だ。

 

「―――目標確認。雛鳥の群れです。住民の避難にあたっていた模様」

「なるほど、巣を叩いても出てこないわけだ」

 

「ですが、最初にラービットを撃破したこの子は……」

「攻撃は他の奴らと変わらないレベルのようだったがな」

 

 彼らが『玄界(ミデン)』と呼ぶ三門市には、トリオン体になれる人間には限りがある。また、満足に戦えるものは更に少なくなり、緊急離脱の補助機能を持つトリガーは白服には備わっていない。それが事前の調査で分かっていたことだ。

 それでも、特に異才を放つ存在が、ラービットを初めて撃破した小柄な少年だった。帽子も一緒に付いている様な黒服を着ており、他の地域でラービットに接触している者よりも遅い接触だったにも拘らず単騎であっさりとラービットを撃破した。

 少年の攻撃手段をモニタリングしても一見しただけでは何故ラービットが容易く倒されたのかが理解できない。爆裂するトリオンキューブを降り注がせた。それは分かる。だが、その程度ならば他の戦闘行動に入っているラービットの方がもっと多くの火力を集中させられている。

 現にラービットの損傷状態もほとんどないのだ。供給機関一点破壊をするならば、何故目玉は無傷なのか。不可解な戦闘内容だった。

 ミラは進言する。「この子は危険です」と。

 しかし、トリオン能力の高いものを捕獲する目的で三門市に来た彼らとしては、黒トリガーでもない少年があれほど簡単にラービットを撃破したのなら捕獲しない手はなかった。ラービット撃破時のトリオン計測器を確認しても普通にしか見えないのは奇妙だが、取り敢えずは様子見をする方向で決まった。

 

 

 

 ランバネイン・エネドラ・ヴィザ・ヒュースの4名が撹乱陽動と捕獲に出撃し、しばらくするとエネドラの独断専行による基地襲撃が始まった。

 リーダーのハイレインが一応の意味で止める様に指示を出すが、エネドラは従わず、基地内を移動し始めた。そして、数分後。回収の依頼がミラに届いた。

 計画通り(・・・・)エネドラの殺処分と黒トリガー『泥の王(ボルボロス)』を回収するために、ミラは空間と空間の距離を0にする黒トリガー『窓の影(スピラスキア)』でエネドラのいる基地内に空間を開いた。

 そこにいたのが危険だと判断していた少年だ。ミラの表情は平静を保っていたが内心では驚いていた。エネドラを囲むように数名の戦闘体がいたが、エネドラを倒したのはその少年だろうとミラは判断した。

 

 エネドラは脳にまで達してしまったトリオン受容体の所為で言動や行動に乱れが生じている。乱れとは、残忍且つ、粗暴な言動行動をしてるのだが、トリオン能力が低くなったわけではない。黒トリガーも所持しているのだ。それを数分の間に目の前の少年は連携してとは言え倒したのだ。

 

『ミラ、その少年はまだ底が見えない。そこからは引け』

「(はい)」

 

 エネドラの腕を斬りおとし、黒トリガーを回収しエネドラの息の根も止めた。そして、即撤退するはずだったがトリオンキューブの弾丸がミラに放たれた。少年が放った攻撃らしい。

 

「あなたの事は警戒していたわ……危険な子。返すわね」

 

 ミラは小窓の空間を展開しアステロイドをそこに入れ、少年の背後に出口の小窓を作り出す。これで倒せたならこの少年も回収をしようという考えはあったし、少年も「マジかー……そういう使い方もあるのかー……」と諦めた声を上げたので内心でほっとした。

 しかし少年を庇うように金髪の男が少年の背後に回った。少年は五体満足で残り、ミラはこの後の作戦行動に嫌な予感を覚えつつハイレインの指示通りその場から撤退した。

 

 庇われるほどに仲間からも信頼を得ている。黒トリガー相手に五体満足で生き残っている。攻撃手段の見た目は平凡に見えてもその威力はラービットを簡単に撃破するトリオン能力。しかし、トリオン計測器では平均値。―――振り返って考えてみても、ミラの中で出した答えは変わらなかった。

 

「―――隊長、やはり異常です。危険すぎます」

 

 ミラの進言にハイレインは頷く。しかし、先ほど捕り逃したという『金の雛鳥』を考えると、その少年は捕りたいと考えてしまう。

 

「……いや、やはり試してみよう。駒に加えたい」

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

 

 

「―――逃がした『金の雛鳥』の代わり? 何それ?」

『恐らく金の雛鳥は『玉狛のトリオン怪獣(モンスター)』と噂され始めている雨取さんの事だと思われます。一緒に行動していた烏丸隊員と米屋隊員の音声ログからの情報によると―――』

 

 音声データと言えば私にお任せ! そう言わんばかりに桜子ちゃんは各地域から拾ってきた音声データを解析していたらしい。ネイバーはトリオン能力の優れたボーダー隊員を捕獲しようとしている。それらを『雛鳥』と呼び、トリオン怪獣と呼ばれるほどの能力を持つ千佳ちゃんを『金の雛鳥』と呼んだそうだ。

 千佳ちゃんが基地への連絡通路に入った事と、それを守備したとりまる達によって『金の雛鳥』を諦める発言をしたらしい。

 

「で、代わりって言うのは?」

『そこまではハッキリしてないですね』

 

 誰だ? トリオン能力の凄い人でしょ? いずみん先輩とか? それとも代わり(・・・)に隊員100人集めようとか小学1年生の友達感覚で隊員拉致を考えてたりするのだろうか?

 

「まぁ俺はやれる事をやろう。最新の情報もらえる?」

『了解です』

 

 市民への人的被害状況は軽傷者に留まっているようだ。転んだとかそのぐらいのレベルなのだろうか。しかし、トリオン兵は警戒区域外にも侵攻している様なので、家を失った人はいるようだ。戦闘後の根付さんと唐沢さんの手腕に期待しよう。

 ボーダー側としては、ベイルアウトした隊員はかなりいるし、捕獲されてる隊員もいる。キューブ化された隊員はラービットの腹の中ってのも何名かいるみたいだ。太刀川さんを筆頭に撃破してキューブも回収しているようだし、この調子で押し戻して欲しいところだ。

 

 人型ネイバーの『エネドラ』は死亡して本部で遺体を確保。『ランバネイン』は戦線を離脱。『ヴィザ』と呼ばれていた者は遊真が対応中(角無しで黒トリガーとの情報あり)。『ヒュース』と呼ばれている奴は迅さんが抑え込んでるらしい。『ミラ』という女性ネイバーの姿は確認されていない。そして、指揮官と思わしき『ハイレイン』という男は現在隊員と交戦中であり―――。

 

「―――いずみん先輩と緑川がベイルアウト?」

『それから忍田本部長が出撃したみたいです』

 

「え? どこに?」

『そこまではこっちに伝わってないんですよねー』

 

 これは初耳だったのだが、忍田さんは太刀川さんの師匠で、仮に今も本部長と言う椅子ではなく、常に戦闘員でいるのなら通常トリガー(ノーマルトリガー)最強らしい。戦えるのか? と、一瞬でも思ってしまってごめんなさい。

 

 狙撃部隊の多くは本部屋上に布陣しているらしいが、ラービットが送り込まれたらしく、少し梃子摺ってるようだ。送り込まれたっていうのは、ミラって女の人が空間のトリガー使ったってことだろうか。

 市街地のトリオン兵は加古さんや、さっき会った二宮さんの隊が対処しているらしい。他にも残ってるB級はトリオン兵の相手をしているらしいが、トリオン兵は未だにゲートから出て来ているし、市街地に向けて動いているようで油断ならない状況だ。

 

「じゃあ俺もトリオン兵の方に行こうか」

『駄目ですよー。ネコ先輩は特命が出てますので本部に向かってください』

 

 え、結局戻るのかよ。あっちに行ったりこっちに行ったりと疲れたよー。冬島転送トラップ使わしてよー。そもそも太刀川さんはどうしたんだよー。俺と太刀川さんのポジションチェンジで良いだろうに……。って本部?

 

「―――本部ってその『ハイレイン』とかいう親玉がいるんじゃないの!?」

『そうですね。頑張ってください』

 

 マジかー……。親玉相手に戦える総力を以って対応しているのだろうか?

 

「おっと、ども三輪先輩」

「音無か……その頭は何だ。ふざけているのか」

 

 曲がり角で久しぶりの再会である。パン齧ってたら恋に落ちてたかもしれないですね! そんな軽いジョークも言わせてもらえないほどに相変わらず怖い顔してる。帽子に関しても俺に言わないで城戸司令にクレーム出してよー城戸派でしょー? それに、もうちょっと親しみを持ってくれないとネコ拳でベイルアウトさせるぞ? ばびっとやっつけちゃうぞ?

 そんな事は言えるはずもなく、無言でトリオン兵を薙ぎ倒して俺と三輪先輩は基地へと向かって行った。

 

 

 

 本部に着くと、ミラという女性ネイバーと、キューブ化させる小動物型の弾丸使いで恐らくリーダー格であろうハイレインという男がいた。ボーダー側はとりまる、よねやん先輩がいた。もっと多くの隊員で囲んでるかと思ったが……バランス悪いなーあんたら。二人とも弧月かよ。(一人は槍弧月)あれ? 忍田さんはどこだ? この親玉の目と鼻の先にいるって聞いてたんだけどな。

 

『よぉ聞こえるかネコ助』

「(あ、いずみん先輩。ベイルアウトおつでーす)」

 

『うるせーよ。状況を説明するぞ、親玉の奴の攻撃はキューブ化するものって事は知ってるだろ? 実体には効かないって知ってたか?』

「(そこまでは聞いてます)」

 

『OKだ。今は上の変態スナイパー共が魚を避けて本体に当てるゲームをやってるから槍バカアタッカーでも対処出来てるって所だ』

『おい、ゲーム感覚は当真さんだけだ』

『でも、奈良坂も楽しくね? 古寺もなぁ?』

『真面目にやってくださいよぉ……』

 

 冷静に奈良坂先輩が俺は遊んでいないと否定してくるが、当真先輩は本気で遊んでいるようだ。章平だけ困ってるな。でも、確かに隙間を縫って当てている。これは確かに変態スナイパーだ。だって魚とか蜂とかの小型トリオン弾が常に親玉の周囲をカーテンの様にユラユラと蠢いているのだ。狙って本体を狙うのが当たり前みたいに語るのは……ねぇ?

 

 その他にも地を這ってくるトカゲなどもいるらしいが、一番の問題はハイレインの黒トリガーのもう一つの能力だ。キューブ化した物を回収して自身のトリオン体を修復できる能力がある様で、今も狙撃で開いた腹の穴を修復した。

 ハイレインは俺と三輪先輩の到着を目視で確認すると、こちらに目を向けたまま喋り出した。

 

「来たな、玄界(ミデン)凶鳥(フッケバイン)

「また『みでん』かよ。それに『ふっけば……?』何か知らないっすけど声掛けられてますよ三輪先輩」

「奴の視線はお前に向いている」

 

 そんな冷静にー。専門用語なのか外国語なのか知らないけどさー、せめて分かるように言いなさいよ。

 

「金の雛鳥は逃したが、君を新たな駒としてアフトクラトルに連れて行く」

 

 ふざけんな!! 堂々と拉致宣言するんじゃないよ!!

 親玉さんは言いながら俺に魚群の弾丸を流れる様に飛ばしてくる。あれ、これどうやってみんな避けてるの? 俺は避けれる気がしなくてベイルアウト準備を考えていた。

 

「秀次カバー!!」

「チッ」

 

 よねやん先輩の声に舌打ちで応えた三輪先輩は俺の前に出て、襲い来る魚群を細かく分散したシールドで一匹も通さないようにしてくれた。……あ、ツンデレ? と思ったら『おぉっとネコ先輩吹っ飛ばされたー!』と桜子ちゃんの実況と共に三輪先輩に蹴っ飛ばされたー!! 旧民家の壁に吹っ飛ぶ俺は何とか体勢を整えて声を上げた。

 

「な、何をするっすか!?」

「戦えないなら下がってろ!」

 

 えー……ツンデレ語だとしたら『危ないから下がってなさい』だよな? 違和感はないけど、ツンデレなのか本心なのか分からない。でも蹴ったしなー……。とりあえず戦えるって事を示さないとな。

 

「や、やれますし!」

「……なら、足を引っ張るな」

 

 魚に鳥に蜂に蜥蜴か。面白トリガーだけどその性能は凶悪だ。アレに触れたトリオンに該当するモノは全てキューブ化され、それが元が人でない限りは相手を回復させてしまう。永久機関かよ。マジでムリゲーだな……。

 

 

 




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◆二宮さんと出会うネコ。
大規模侵攻編でどこにいたのか? 加古さんと同じ様に遅れてやってきて市街地に向かったって事にしておきます。この出会いによってネコはスタイリッシュアステロイドを覚えました。

◇ライトニングの変更点とネコ
大規模侵攻後に分かりますかね。銃口部位に細工をしてあります。ですが、仮に他の隊員さんが臨時接続で使ったとしても威力や性能に差はありません。

◆金の雛鳥とその代わり。
「雛鳥が成長すればただの鳥。金の鳥? 金鳥。殺虫剤かよ」と思ってネコだけど凶鳥フッケバインにしてみました。ハイレインたちは異国人だしネコのことは知らなくて当然ですよね。ただの異常攻撃方法の少年として見られてもおかしくないですよね。知らんけど。

◇おおっとネコ君吹っ飛ばされたー!
ガッツが足りてないとか根性論の話しではなく、三輪先輩の本心かツンデレかの話しですね。ネコに厳しい人は少ないので、本心に一票して、今後態度が軟化していく事に期待する作者です。



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