さて、綾辻さんから情報を貰いながら冷静になって状況確認だ。見る限りだと、嵐山さんの片腕と片足は三輪先輩の
そんなスナイパーの餌食にはまず木虎がなった。これで嵐山隊のアタッカーは居なくなった。幸いな事に佐鳥は五体満足で当真先輩を探しているらしい。当真先輩も撃てば見つかるわけだから、確実に当てられるまで撃たないだろう。
じゃあ俺のするべきことは何だ? 囮になることか? いや、五体満足なのに囮ってのもどうかと思う。逃げ方も下手だし。なら攻撃か……。アタッカー? はぁ……やるか。
俺はバッグワームを装備したままマンションを後にした。
『ネコ君。近くに公園があるんだけど分かる?』
「はい、目視できる位置にいます。民家から狙います」
綾辻さんと佐鳥で狙撃ポイントを再検討し、公園で迎え撃つのがやりやすいと判断したらしいが、それは嵐山さんが囮になるらしい。重りのせいで撹乱出来るほど動けないし、トリオン能力とシールドの固さを考えての行動らしい。
公園に誘い込むように動いた嵐山さん。とっきーの姿が見えないが、味方識別の位置情報だと公園内にいるようだ。とっきーが味方識別情報しか表示されないってことはバッグワームを使っているってことか。
俺が公園を覗ける一軒家に侵入すると、三輪先輩と出水先輩が公園に来た。俺はこの家の2階にあるトイレの小窓からライトニングを構える。ぼっちには相応しい空間だろう。
佐鳥に通信を飛ばすがまだ当真先輩は見つかっていない様だ。これは困った。囮役の嵐山さんか、とっきーが落ちたら一気に傾く状況だ。
そして、出水先輩のメテオラの豪雨が嵐山さんを襲う。こんな逼迫した状況下でも出水先輩の攻撃は勉強になった。ただのメテオラが困惑するほど動きがある様に見える。上から降らせるだけじゃなく、右から左、左から右、前から奥へ、奥から前へ降る進行方向を軽く弄るだけでこれほどまでに惑わせる爆弾になる。トリオン能力が優れている面もあり、弾幕が絶えない。右手でメテオラを用意してる隙に左手は相手に見えない様に背中で隠し
って、違う違う。俺は今やるべきことをやらなければ……集中だ。
(どんなに固いフルガードだろうが関係ない。君にとってシールドなんて暖簾だ。薄手のタオルやガーゼみたいなもんだ。楽々ブチ抜けてもおかしくない)
俺はその想いを固めて引き金に指を掛ける。狙いは……先に出水先輩だ。傷を負ってなおもあの火力は封じなければならない。
次の瞬間、状況が一気に動いた。嵐山さんがシールドが持たないと判断してテレポーターで一度逃げに入った。しかし、それを一瞬で捉えた光の直線は嵐山さんの頭を撃ち抜いた……かと思ったが、とっきーが一点集中のシールドでフォローしたようだ。よく読みきれたなとも思うし、アイビスじゃなくて助かったとも思った。
そんな木の上から現れたとっきーを三輪先輩が弧月で斬り、とっきーがベイルアウト。それとほぼ同時に佐鳥の独り言の通信が入る。『発見しましたよー当真先輩―――』その声のすぐ後に後方からベイルアウトの反応。MAPに映る赤い点が出た瞬間に消えた。恐らく当真先輩を佐鳥が落としたのだろう。
俺は目まぐるしい光景や情報量に戸惑いながらも出水先輩のがら空きの背中に銃口を向け引き金を引いた。シールドは張られていたが、それを割り、弾丸は少し反れるが右腕を落とした。しかし、供給機関破壊にはならず片足が損傷したようだ。俺は集中し切れず失敗したことに悔しさを覚えつつも民家を後にする。そして、バッグワームとライトニングを解除して公園に出た。
とっきーか嵐山さんが撃ったのか、いつの間にか手負いの状態になっていた三輪先輩と、片膝を着いている出水先輩が居た。結果として形勢はこちらに傾いたようだ。次の瞬間、迅さんのいる方角からベイルアウト反応が連発で起こった。三輪先輩と出水先輩は通信を受けている様で、出水先輩が「くああ~負けたか~!」と声を上げた。
「つーか迅さん6対1で勝ったの!? 太刀川さんたち相手に!? 黒トリガー半端ねーな!」
「終わりですか?」
『嵐山さん見ました? 俺の必殺ツイン
俺は嵐山さんの隣に行き声を掛けた。それとほぼ同時に佐鳥からの通信も飛んで来る。
「あぁ、ネコ君、賢。よくやった。充と木虎、綾辻もよくやってくれた」
『どうもです』
『お疲れ様です』
『お力になれず済みませんでした』
「作戦失敗か~、5位のチームに一杯食わされただけでなく、小さいの、ネコでいいのか?」
「はい、音無ネコです」
『ネコ先輩、出水先輩に『ウチの隊はテレビや広報の仕事をこなした上での5位なんです。普通の5位と一緒にしないでもらえます?』と伝えてください』
知らんがな。そんな伝えることの無い伝言を言われてる間に佐鳥も合流した。
「出水先輩おれのツイン狙撃見た?」
「あーうるせーうるせー俺はおまえに撃たれてねーよ。今はネコと話してんだ。おまえは先に帰れ。しかし、スナイパーとシューターをやってる奴なんて珍しいな。どこのチームだ?」
「チームに所属してません」
「へー、遠征行ってる間に面白いのが出てきてたんだなぁ」
「嵐山さん、ネイバーを庇ったことをいずれ後悔するときが来るぞ。あんた達は分かって無いんだ。家族や友人を殺された人間でなければネイバーの本当の危険さは理解できない。ネイバーを甘く見ている迅はいつか必ず痛い目を見る。そしてその時にはもう手遅れだ」
「甘く見てるってことは無いだろう。迅だってネイバーに母親を殺されてるぞ?」
―――今、とんでもないこと聞いた気がする!?
「5年前には師匠の最上さんも亡くなってるし、親しい人を失うつらさはよく分かってるはずだ。ネイバーの危険さも大事な人を失うつらさも分った上で、迅には迅の考えだあるんだと俺は思うぞ……さて、帰る前にこの重りを外してもらえるとありがたいんだが」
「……くそっ!!」
嵐山さんはレッドバレットで重くなった腕を指差して少しでも和ませようとするが、三輪先輩は公園の街灯のポールを殴りつけて怒りをぶつけた。
ネイバー憎しという気持ちだけで戦ってきて、ネイバーと仲良くしようぜと言う玉狛を毛嫌いしていたのが、まさか同じ境遇だった人物がいることに怒りの矛先をどこにぶつければ良いのか分らなくなったのだろう。
俺は何かが少し分かった気がした。俺は市外から来た人間だけど、ネイバーに家族を殺された恨みだけでボーダーにいる人間もいるのだと再認識した。それを知らなかったわけじゃない。ただ、上手く理解していなかったのだ。
今まで出会った学校の友人や、ボーダーの人達はほとんどの人が本心を見せなかった。「あれは怖かった」「家がなくなった時は辛かった」等と語るその顔は、悲痛さを感じさせずに過去を語る。でも、あれはまるで、『酷い災害だった』とでも言うのか、仕方が無いことだったとでも言う様に聞こえてばかりだった。本当に4年ぐらい前にネイバーに侵攻されたのか? と疑いたくなるほどだ。災害じゃない。侵攻だったんだぞ?
それを三輪先輩は微塵も隠すこと無い明確な憎しみという感情で俺に教えてくれたと言ってもいいかもしれない。別にどちらも異常だとは思わない。憎しみが生まれて当然だし、戦う力がなければ奮い立つ事も出来ないのかもしれないとも思う。俺はどちらでも無いから表面しか理解することは出来ないけど、怒られるのが大嫌いな俺にとっては、俺に向かってくる怒りや憎しみでなくて助かる。今後ともその憎しみが間違っても俺に向きませんように。
『―――ネコ君、聞こえるかな?』
「迅さん?」
『これから本部に行くんだけど一緒に行かない? 今行っておけば鬼怒田さんとの関係も今後スムーズになるかもよ?』
「あ、そうだった」
鬼怒田さんに楯突く形になってしまったのだから、開発室に今後呼ばれた時には説教などから始まる可能性が高い。「あの時はよくも……」と恨み言から始まる再会なんてやだな……。
今思えばさっきまでやってたのは戦争だったんだなぁと思う。ボーダーに所属してランク戦などのルールに則った戦いではなく、意思の戦いだった。ネイバーは敵だと考える人が居たり、仲良く出来るかもしれないと考える人が居たり、その中でも家族を殺されている人がいる。仲間割れの戦争だった。俺はそれに何も考えずに上司の命令だから……いや、断固拒否すれば断れたのだろう、ならばお願い事だ。それを俺は受けた。
「行きます」
本部に向かう道中、先ほどの迅さんのお母さんがネイバーに殺されている等の話はしなかった。そんな過去があるにも拘らず、こうまで飄々としてる人も逆に怖い気がする。主な話としては、今回の作戦に参加してくれてありがとうという言葉と、敵対していたA級チームの人達との今後の関係性は知り合いレベルであって敵対関係にはならないと教えてくれた。それを聞いて俺はほっとした。目付けられて絡まれるのも怖かったしね。あくまでも双方共に上司からの指示で動いただけで、本気で憎しみ合っているわけではないのだから当然なのだが、とにかくほっとした。
本部に辿り着くと先ほどまで戦ってた出水先輩と米屋先輩が出てきた。
「あ、お疲れ様です負け犬ども」
「おうコラ、さっきとは違っていきなり生意気だなこのネコは」
俺は出水先輩に頭をガシガシと撫でられる。だって敵対関係じゃないなら俺が勝利者側だもん。間違ったこと言ってねーもん。小佐野先輩の真似しただけだもん。
「迅さん。本部に報告しましたんで俺達は先に帰りますよ」
「手出したらボコボコにされましたってなー。今度はサシでやろうぜネコ」
「あぁ、お疲れさん」
隊長さんたちはまだ本部内にいるらしい。挨拶も簡単に済ませ、迅さんと俺は上層部の会議室に向かった。
会議室からは怒声が聞こえてきていた。鬼怒田さんだよ。めっちゃ怒ってるよ。怒られてるのは忍田本部長らしいけど、迅さんはニヤニヤといつもどおりの表情だ。忍田さんは本部長という席に身を置いているが、太刀川さんに弧月を教えた師匠で、現役のボーダー隊員でも勝てる人はいないらしい。黒トリガー持ってても勝てないのかと思ったら、それは例外らしい。やっぱ黒トリガーって凄いんだ……。
会議室内では忍田さんも言い返しているようだが、この怒り渦巻く会議室に入るのは躊躇われる。俺は扉に耳を当てて話を聞いているが、『次の刺客には天羽を使う』とか聞こえてきた。
「終わってないみたいですよ?」
「大丈夫大丈夫。そうはならないから」
天羽というのが誰か知らないけど兵器の名前か? いや、刺客という以上は人だろう。それに『天羽君の戦う姿は少々人間離れして―――』って聞こえてきたから人間なのだろう。……化け物に近い人間ということで覚えておこう。きっと2m超えるデカい人で、トリガーを2つとか持ち歩いている人間兵器かもしれない。
「さ、入るよー」
「あ、ちょ……」
「失礼します」
不意にドアを開けられ転げるように入室する俺。
「どうもみなさんお揃いで、会議中にすみませんね」
「なっ……!? 音無っ! それに迅!!」
「迅……!!」
あーっ鬼怒田さんが怒ったー! 城戸司令も通常の怖い顔が更に怖い。
「きっさまらぁ~~! よくものうのうと顔を出せたな!」
「ひぃっ、ご、ごめんなさいぃぃ!?」
「まぁまぁ鬼怒田さん血圧上がっちゃうよ」
恐れる俺を他所にそれだけで済ます迅さんすげーと思いながら、俺は迅さんの後ろに隠れることにした。話の流れは空閑遊真のボーダーへの正式入隊へと変わった。『模擬戦を除くボーダー隊員同士の戦闘を固く禁ずる』というルールがある以上、ボーダー隊員ではない遊真に対して、城戸派閥は何度でも襲ってくるだろう。だからそんな要求飲むわけなくない? ネイバー嫌いの派閥なんだからネイバーを隊員にするなんて認めるわけ無いじゃん。
「私がそんな要求を飲むと思うか……?」
「もちろんタダでとは言わないよ」
迅さんは黒いトリガー『風刃』を置いて言った。
「―――かわりにこっちは『風刃』を出す。うちの後輩の入隊と引き換えに『風刃』を本部に渡すよ」
「!?」
「な!?」
「え? え?」
風刃を渡すって、あげるってことか? え、迅さんボーダー辞める気なのか? 俺は迅さんのズボンをクイクイっと引っ張ってみるが、「大丈夫だよネコ君」と言って頭を撫でられるだけだった。何が大丈夫だ? あんたエリートから落っこちるんじゃないか?
黒トリガーを差し出す事に根付さんと鬼怒田さんは口元に歪んだ笑みを浮かべている。黒トリガーには適性もあるから誰にでも使えるわけではないと聞いた事がある。教えてくれたのはうさみん先輩だったっけ? とすれば、適性未確認の遊真の黒トリガーよりも魅力的だろうし、鬼怒田さんは技術者として黒トリガーをくまなく調べたいのかもしれない。
城戸司令は色々とこの取引に違和感を覚えているようで別の策を提示しているが、迅さんも真っ向から受け答えをする。黒トリガーは欲しいが未来が視えるのは迅さんだけ。答えは出ているかもしれないが、奇妙さだけが城戸司令を包んでいるのだろう。
「何を企んでいる? ……迅、この取引は我々にとって有利すぎる。何が狙いだ?」
なるほど、俺からすれば駆引きにしか見えなかったが、あちらにとって有利すぎる条件なのか。
城戸司令側にとっては黒トリガーが欲しかったところに、別のところから、使える可能性の高い『風刃』が手に入るという、かなり有利な条件。そして、こちらはその代わりに空閑遊真をボーダーに正式入隊させて欲しいというモノ。しかも、玉狛支部で危険性が無い人物と言われている上に、空閑有吾というボーダー創設に関わった人物の息子という情報もある。まず問題がなさそうなネイバーの少年だ。
……うーん、俺はもう遊真のことを知ってるからあれだけど、まぁ遊真をボーダーに入れてしまったほうが話はスッキリする気がする。迅さんも「かわいい後輩をかっこよく支援してるだけ」などと、他意は無いと言い張る。違和感も出てこないし嘘ではなさそうだ。
「―――ただひとつ付け加えるなら……城戸さん。うちの後輩たちは城戸さんの『真の目的』のためにもいつか必ず役に立つ。俺のサイドエフェクトがそう言ってる」
「……いいだろう。取引成立だ。黒トリガー『風刃』と引換えに、玉狛支部、空閑遊真のボーダー入隊を正式に認める」
へー、ボーダーの運営以外に『真の目的』って、街を守ることだけじゃないんだ……。
「ちょっとロッカーに寄るよネコ君」
「それはいいんですけど……黒トリガーって手放して大丈夫なんですか? S級の話とかどうなるんです?」
迅さんはチーム無所属の隊員になるらしい。俺と同じじゃん。ちなみに『風刃』の内容も聞いた。最上宗一という迅さんの師匠が『風刃』らしい。何言ってんの? トリガーが人?
―――黒トリガーは優れたトリオン能力を持った人が自分の命と全トリオンを注ぎ込んで作られる特別なトリガーで、元になった人の人格や感性が強く反映されるから、その黒トリガーを使える人は元の人との相性がよく無いと起動できないらしい。
風刃が使えるというのも、使える人が多いという利点が多いのだろう。つまり風刃の元になった最上さんって人も良い人だったんだろうな……っじゃない! 黒トリガーって人で出来てんの!? 諏訪隊の作戦室で読んだ錬金術の漫画にあった賢者の石みたいなことか!? 人体錬成ってやつか!?
そういえば緊急脱出機能も付いてないって嵐山さんが教えてくれたし……あれ、じゃあ遊真の黒トリガーって誰の……親父さんのか? それを奪おうとしてたのか? あー駄目だいきなりの驚き情報に考えが纏まらない。
「ネコ君、ぼんち揚でも食べて落ち着きな」
「はぁ、ロッカーに寄るって、玉狛だけじゃなくて、本部にもぼんち揚常備してるんですか?」
その後も色々と話しながら入り口に向かうと、私服姿の太刀川さんと風間さんがいた。
「よう、お二人さんもぼんち揚、食う?」
「戦わなかったから知らんけど、おまえの横にいる小さいのは強いのか?」
「音無ネコです。B級に上がったばかりの出来損ないですからお気になさらず……」
「―――ネコ君とは戦ったことは無いけど、小南も10本中3本は取られたって聞いたしな。俺は場合によっては勝てないかも知れない」
「おまえにそこまで言わせるのか……?」
「面白そうじゃないか」
「いやいやいや! 戦ったこと無いのに勝てないかも何てありえませんから、迅さんも嘘言わないで……あれ? 嘘じゃない?」
違和感がなかった。つまり本心? 何故に? 黒トリガーないから勝てないとか言い出したのか?
「俺のサイドエフェクトとネコ君のサイドエフェクトは相性が悪すぎるんだ。ネコ君のことだけ視えない事が多すぎるからね」
「サイドエフェクト持ちか……」
「米屋と出水を抑えたのはおまえだろ?」
「違いますよ。米屋先輩は佐鳥が必殺のツイン狙撃で倒して、出水先輩は背後から撃っただけで、片腕しか落とせませんでしたし」
俺の話はそれぐらいで終わり、話題は今回の戦闘行動と『風刃』と遊真についてに変わった。
俺も初めて聞く内容だが、迅さんが言うには、遊真は過去が結構ハードだったらしく、楽しい時間を作ってやりたいとのこと。迅さんもS級に上がる前のランク戦などで戦っていた頃が最高に楽しかったらしく、遊真にはボーダーで沢山のライバルと楽しくやり合って欲しいらしい。
「あ、そうそうそれともう一つ、おれ黒トリガーじゃなくなったからランク戦復帰するよ。とりあえず
「そうか! もうS級じゃないのか! そういやそうだ! おまえそれ早く言えよ! 何年ぶりだ!? 3年ちょっとか!? こりゃ面白くなってきた! なぁ風間さん!」
「おもしろくない。全然面白くない」
「太刀川さんは面白そうですけど、風間さんは何で?」
「音無、先を常に視られている相手にどうやって勝つ?」
「え……あー……目潰し!」
「あははは怖いなネコ君」
こうして、遊真と遊真の黒トリガーの安全は確保された。そして、遊真と千佳ちゃんが正式入隊するまでに俺は軽い事件に巻き込まれるのだった。
◇原作との相違点。スナイパー当真を佐鳥が落とす。
ツイン狙撃は両肩に当て、もう攻撃方法が無いという状態にさせて、緊急脱出機能させたという感じです。佐鳥視点で書いて無いので分かり辛いですが、この場にて解説。
◆ネコのサイドエフェクト発動失敗。
出水を背後から狙撃する際の多く飛び交う情報量に混乱し、そのまま狙撃。両防御じゃなかったので何とかシールドは割れたが、弾道は反れ、胴体には当たらず腕に命中、内部炸裂も供給機関に行かず、失敗となりました。集中しないとまだまだです。
◇黒トリガーの作り方。
人体錬成。
◆ひそかにロックオンされるネコ
太刀川・風間・出水・米屋がネコの強さに興味を持ちました。正面からのまともな戦闘はなくても、迅が認めている点、米屋・出水が戦闘行動に支障をきたしたのは事実。
◇軽い事件に巻き込まれる?
次回、ネコのボーダーでの日常に軽く触れたいと思います。以前レンタルされた嵐山隊での行動のその後など……