IS~科学と魔術と・・・   作:ラッファ

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プロローグ5

一夏の初任務が終わり彼らは一夏の自宅へと引き返していた

そうしてエイダが一夏に告げる

 

「結果としては合格よ、私たちはこの事を上層部に報告するわ」

 

「それで、俺は今後どうすればいいんでしょうか?」

 

「基本的には日本に滞在すると言った感じでしょうね、それで数年後にイギリスに渡るって所かしら、だから構成メンバーと顔を合わせるのはもう少し先になるわね」

 

「分りました。」

 

そう言い、彼女達はイギリスへと帰って行った

 

そして、一夏が中3になり、千冬がドイツから帰国し、一夏は第二回モンド・グロッソの事件の事を聞こうとしたのだが、千冬はそのことについては何も答えなかった。

そして仕事があると言って家を出て行ってしまい、一夏は前と変わらず家に一人でいることが多くなった

この頃から一夏は近くにある高校である藍越学園への進学を目指していた。

その間にも一夏はたびたびいくつかの任務を行っていたが、この時に初めて、必要悪の教会のメンバーである土御門元春とステイル=マグヌスと言う魔術師とともに行動をし、次第に親交を深めて行った。

この時に初めて一夏は土御門から、千冬が来なかった理由を聞かされる事になる。

 

そうして受験シーズンになり、一夏は受験会場である市民ホールに来ていた

本来高校受験と言うのはその高校でやるのだが、一夏の受験の年に限って高校が使えないという理由のため市民ホールでの受験となった

そして一夏は会場に到着したのだが、受験教室がわからなく、迷子になってしまった

 

「おかしいな、方向はこっちであってるはずなんだけどな・・?」

 

そう、一夏は決して方向音痴ではないので道に迷う事はないのだが、なぜか道に迷ってしまっている

 

そして彼は一つの教室を見つけ中に入るが、そこには一台のISが置かれていた

 

「IS、女性にしか使えない兵器・・ねぇ」

 

一夏はISにはほとんどと言っていいほど興味はなかったのだが、せっかくだし少し触ってみようと思い触れてみると

 

「(なんだ・・まさかコイツ動いてるのか!?)・・クソッ逃げようにももう遅いか」

 

一夏はすぐにここから離れようとしたのだが、人の気配がすぐ近くまで迫っていたため、ここで騒ぎを起こすのもまずいと思ったため、ISに触れ動いていることに驚いているフリをした

 

その後一夏はやってきた関係者に拘束され瞬く間に

 

{ISを動かせる男性織斑一夏現れる}

 

と言う世界的大ニュースになってしまった。そして彼はIS学園に入学させられることなども報じられた

不幸中の幸い・・なのか、彼がイギリス清教内部組織に所属していると言う事は報道されなかった、一夏も魔術に関しては一切話さなかったためなのだが・・

 

 

イギリス某所にて

 

そこでは新聞に一夏の記事がかなり大々的に報道されており、それを見たステイルと土御門は

 

「彼は一体何をやっているんだ・・・」

 

「でもISは女性にしか動かせなく一夏は強制的とはいえ、女子高に入学ぜよ、うらやましいにゃー」

 

彼らがそう話していると、後ろから長い髪を後ろにまとめた一人の女性がやってくる

 

「しかし、彼がIS学園に入学・・となると実質IS学園に拘束されるようなものです、どうするんでしょう?あなたが学園都市に居るようにIS学園にもこちらのメンバーを学生として向かわせるのですか?」

 

「だとするとかなり厳しいぜよ、まず男性はダメ、そして教員もほぼダメ・・さらにはイギリスの候補生もすでに決まっちまってる、とするといや、待てよそう言えば、ここに所属している魔術師も一人IS学園に行く魔術師がいたようなきがするぜよ?」

 

「たしかにいたね、目的は君と少し違うけど・・となると彼女に一夏のフォローを頼むのかい?」

 

「そう言う事にゃ」

 

 

学園都市にて

 

学園都市でも一夏がISを動かしたというのは大きなニュースになったが、学園都市の場合、彼がIS学園に入学するであろうことなど外部よりも詳しく報道され、それを見ていたひとりの少年がいた

 

「ISを動かしたらそのまま有無を言わさず強制入学かぁ、俺よりも不幸なやつって居たんだな」

 

そうして少年は歩くのだが、その途中で彼は道端に落ちていた空き缶を踏んでしまい綺麗に転んだ

 

「不幸だ・・・」

 

 

 

 

 

こうして物語は幕を開ける

 

 

 

 

 

 

 




やっと次回から本編が書ける

以前にも言いましたが基本は一夏と魔術sideメインで話が進みます
それにISの出来事と、とあるの出来事を合わせると何気に時系列が会いやすいんですよね・・・


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