魔法少女リリカルなのは -転生者共を捕まえろ-   作:八坂 連也

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なぁんてこったい!

気が付いたら3月でした

ネットで小説見てると……

いつの間にか寝落ちしているという罠w

しかし、ネットで人気が出ると本になるなんて昔ではあり得なかった話ですね


……

うらやましい(ボソ)



第55話 修学旅行〈中学校編〉前編

 

 

 

 

 

ふぅ。

 

女の子に体重の話は禁句と言うことを思い知らされたぜ。

 

あの後は……。

 

思い出したくない。

 

簡潔に述べたら……搾り取られたとだけ言っておこうか。

 

さて、明日は修学旅行である。

 

普通は中学2年生でやるハズなのだが、ウチは何故か3年生で行うのだ。

 

まあ、私立聖祥大学付属高等学校にエスカレーター式に上がるからほとんど受験勉強は無いと言っても良いだろう。

 

ネギま!でも3年生になってから修学旅行に行ってたし。

 

それは良いが、体育祭の準備の最中に行くのは結構凄いと思うのだが。

 

と言っても11月に開催だから準備期間は結構あるが。

 

そして文化祭が3学期にやると言う妙な仕様ではあるが。

 

あの寒い時期に文化祭って……。

 

まあ、ツッコミは入れないでおこうか。

 

 

 

 

 

 

修学旅行当日。

 

俺は例によってなのは、アリサ、すずか、はやて、フェイト、アリシアの6人と一緒の班となった。

 

もはやご都合主義としか言いようがないが、なってしまったのはしょうがない。

 

そうそう、今年の担任は横島先生だ。

 

小学校からいつの間にか中学に上がってきていたのだ。

 

毎朝、絡みつくような視線を俺に送ってきているが、もう慣れてしまった。

 

さて、小学校時は広島だったが今回は……京都・奈良である。

 

定番中の定番である。

 

 

 

 

 

 

 

無事に京都に到着!

 

新幹線内ではそれなりに楽しませて貰ったが、それは割愛させてもらう。

 

そしてやって来たのは、高い舞台でおなじみの清水寺だ。

 

……前世の時に来たんだがな。

 

そう言えば、あの時は夕映がこの寺の説明していたな。

 

久しぶりにアレをやってみるか。

 

俺は心の中でほくそ笑む。

 

 

 

 

 

 

 

「高いねー」

 

「飛び降りたら痛そう」

 

「痛そうで済むとは思えないけど……」

 

なのは達は下を眺めている。

 

 

 

『ここが清水寺の本堂、いわゆる清水の舞台ですね』

 

 

 

「ん?」

「何処かで聞いたことあるような……」

 

 

 

はやてとすずかが首をあげて反応する。

 

俺は更に続ける。

 

 

 

『本来は本尊の観音様に能や踊りを楽しんでもらう為の装置であり国宝に指定されています』

 

 

 

「ん~?」

「アレス君?」

 

 

アリサとなのはが俺の方に振り返る。

 

 

 

『有名な【清水の舞台から飛び降りたつもりで……】の言葉通り江戸時代実際に234件もの飛び降り事件が記録されていますが』

 

 

 

「……お兄ちゃん?」

「その声は……」

 

アリシアとフェイトが目を丸くして俺の方を見ている。

 

 

 

『生存率は85%と意外に高く……』

 

 

 

「なあ、アレス君?」

 

はやてが苦笑しながら俺に問いかけてくる。

 

 

『どうされましたか?』

 

 

「……その声、夕映ちゃんそっくりなんだけど」

 

すずかが驚いた顔で俺の方を見つめてくる。

 

 

『そうですか。そっくりですか』

 

 

「……似すぎて怖いわ!」

 

「そうか、それは良かった」

 

「良くないわよ! ホントに夕映がいるのかと思ったじゃない!」

 

「ねぇ? ひょっとして……あたし達の声も真似出来るの?」

 

アリシアが少したじろぎながら俺の方を見ている。

 

「ん? 出来るぞ?」

 

「マジ出来るんかいな!」

 

『はやてちゃん? 少し、頭冷やそうか?』

 

俺はなのはの声で喋る。

 

「ひぃ!」

 

顔を真っ青にするはやて。

 

「……なのはそっくり……」

 

「にゃはは……凄い変な感じなの……」

 

苦笑しているなのは。

 

『なのは? 今夜は裸で一緒に寝よ?』

 

「ふぇ!? フェイトちゃん!? それはちょっと……」

 

「わ、私じゃないよ!?」

 

顔を赤くするなのはとフェイト。

 

「アンタねぇ……」

 

額に青筋を立ててるアリサ。

 

『アリサちゃん、お風呂で洗いっこしようね?』

 

「すずか? さすがにこの歳で洗いっこは……」

 

「私じゃないよ!?」

 

「お兄ちゃん、やりたい放題だね……」

 

アリシアは苦笑している。

 

 

 

 

『我らは神の代理人。神罰の地上代行者。我が使命は我が神に逆らう愚者を、その肉の最後の一片までも絶滅すること――――

 Amen(エィィィィィィィメェン)!!!』

 

 

 

 

「恐っ!」

 

「それは恐いよアレス君!」

 

若本ヴォイスを再現したら不評でした。

 

「駄目か?」

 

「駄目に決まってるやろ! アレス君のその可愛い外観で若本ヴォイスとか……ロリカードの声がお譲さん位の反則やわ!」

 

確かにアレは何とも言い難かったな。

 

いや、アレはアレでありかも知れないが。

 

「そうか、なら仕方ないな」

 

「にしても、アンタの声帯はどうなってるのかしらねぇ?」

 

「気にするな」

 

「7色の声どころの騒ぎじゃないと思うけど……」

 

ちなみに周りの人はあまり気付いていない模様。

 

「そう言えば、アレス君の声って……鋼の錬金術師のエドワードに似てるよね?」

 

「……まあな」

 

「……んん?」

 

「言うことは……」

 

はやて、すずかがアリサの方を見る。

 

「な、何よ?」

 

「アリサちゃん、アルフォンスの声が真似出来たわよね?」

 

……そう言えば、中の人的には同じ人だったよな。

 

 

 

『兄さん、ほら落ち着いてよ~』

『誰が豆粒ドチビだぁ!』

 

 

 

アリサがアルの真似して俺はエドの真似をする。

 

「そっくりやー!」

 

「わぁ!」

 

「……ほら、物まねしてると置いて行かれるぞ」

 

気が付くと周りの人達は移動を始めているのであった。

 

 

 

 

 

「いらっしゃ~い」

 

「どうぞここへ~」

 

俺の目の前にいるのは全裸のなのはとはやて。

 

そして俺が今いるのは……修学旅行で泊まっている旅館の女湯である。

 

風呂に行こうとしたらいきなり袋を被され、連行されて服をあっという間に脱がされて放り込まれたらここだった。

 

俺を連行した犯人はアリシアとフェイトだった。

 

あのね? それって誘拐に近いよ?

 

「……まあ、良いけどさ」

 

もはや達観するしかなかった。

 

「ほらほら、身体を洗ってあげるから♪」

 

なのはに抱きかかえられて俺はそのまま椅子に座らされる。

 

同級生達の視線がバシバシと突き刺さるんだが。

 

「さ、今日も綺麗にしてあげるね~♪」

 

「キレイキレイや♪」

 

そう言ってなのはとはやての両名は手に石鹸を泡立てる。

 

「……ん?」

 

妙な違和感を感じる。

 

いつもなら身体を洗うスポンジを手に持ってるハズなのだが。

 

「ふんふ~ん」

 

「今日もアレス君の肌はスベスベやな♪」

 

なのは、はやての両名は両手で俺の身体を洗い始める。

 

スポンジ無しで撫でる様に……。

 

「……スポンジは?」

 

「ん~? たまには手でええやろ?」

 

「そうそう♪」

 

まあ、良いけどさ。

 

俺は反論する気も無く2人に身体を洗って貰う。

 

 

 

むにゅ

 

 

 

背中に柔らかい感触が2つ。

 

その柔らかい感触は背中をゆっくりと擦るように……。

 

「……なのはさん?」

 

俺は何となく妙な予感を感じるので聞いてみる事にする。

 

「ん? どうしたの?」

 

「背中に凄く柔らかいモノが当たってるんですが?」

 

「ん~? 胸だよ? アレス君がいつも揉んでくれてる胸だよ?」

 

余計な言葉も混じってるんですが。

 

「……周りの視線が凄いんだけど」

 

「気にしない気にしない♪」

 

俺が気にするんですが!

 

背中をまんべんなく洗うなのは。

 

そして目の前のはやては丹念に俺の男性専用アームドデバイスを洗っている。

 

困った事になのはのせいで硬度が10になってしまっている。

 

「うふふふ、いつも世話になってるからなぁ♪たっぷりと洗わんと♪」

 

はやての台詞で周りの女子達がざわざわと騒ぎ始めている。

 

「……はやて?」

 

「ん? どうしたんや?」

 

「……周りを見てみろ」

 

「ん?」

 

周りには目を輝かせている同級生達(♀)の姿が。

 

「はやて?」

 

「ちょっと聞かせて貰おうかな?」

 

「とうとうアレス君食べちゃったんだ?」

 

「あ、コレは……その……」

 

冷や汗をかいているはやて。

 

 

「連行!」

「ひゃあぁぁぁぁぁ!」

 

 

はやてはあっという間に連れ去られていった。

 

「にゃはは、はやてちゃんったら……」

 

苦笑してると思われるなのは。

 

シャワーを身体にかけてくる。

 

「なのは?」

 

「ん?」

 

「なのはもアレス君食べたんだって?」

 

「にゃ!?」

 

「はやてから聞いたわよ?」

 

「さあ、聞かせて貰うわよ?」

 

「にゃあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

なのはも連行されていった。

 

「……さて、髪を洗うか」

 

俺は何事も無かったかの様にシャンプーを探す。

 

「アレス君♪」

 

「ほら、髪を洗ってあげるわよ!」

 

アリサとすずかがやって来た。

 

「……ハイ」

 

俺は動きを止めて大人しく椅子に座ることにする。

 

右側にアリサ、左側にすずか。

 

2人は身体を密着させながら俺の頭をワシャワシャと洗う。

 

両腕の上腕部に柔らかい感触が……。

 

「かゆい所は無い?」

 

「あったら言いなさいよ?優しくかいてあげるから」

 

「……特にありません」

 

俺は言われるがままにすずかとアリサの両名に頭を洗って貰う。

 

いや、もう、やってることが後宮並みなんだがな。

 

「はい、目をつむってね~」

 

「シャワーをかけるわよ」

 

シャワーをかけてもらう。

 

その間も優しく頭を洗って貰う。

 

……最近、自分で身体を洗った記憶が無いんだが。

 

……読者諸兄に刺されなければ良いが。

 

「ふぅ」

 

「アリサ」

 

「すずか」

 

 

「ん?」

「ん?」

 

 

「2人もアレス君食べたんだって?」

 

「な、なな、何の事かしら?」

 

「し、知らないよ?」

 

同級生に問われてどもりまくるアリサとすずか。

 

「……連行!」

 

「ちょっと! 放しなさいよー!」

 

「いやぁぁぁぁ!」

 

アリサとすずかは連行されていってしまった。

 

「……とりあえずリンスだな」

 

ちらっと見るとなのはとはやては同級生達に囲まれていた。

 

……子供の事まで暴露しないことを祈る。

 

俺はそんな事を思いつつ頭にリンスをかけるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「さて……と」

 

俺は湯船に向かう。

 

「お兄ちゃん」

 

「アレス~」

 

声の方に首を向けるとアリシアとフェイトが並んで湯船に浸かっていた。

 

頭にタオルを乗せて肩まで浸かっている。

 

少し顔が赤くなっているが、さっき浸かったばかりと思われる。

 

「お兄ちゃんはここだよ~」

 

「アレスはここ」

 

2人は間が空いている所を指さす。

 

そこに座れと申すか。

 

「……うむ」

 

断る事は不可能なので俺は2人の元に向かう。

 

湯船に浸かり、2人の間に座る。

 

2人はくっついて来る。

 

腕に柔らかい感触が走る。

 

 

「……」

「……」

「……」

 

 

無言で風呂に浸かる。

 

右側にアリシア、左側にフェイト。

 

2人は俺の手を取ってから軽く握ってくる。

 

「……柔らかいね」

 

「うん」

 

2人はそんな事を言ってくる。

 

「それに……小さくて可愛いね」

 

「うん」

 

まあ、若干だが2人の方が手は大きいのだ。

 

身長180㎝超えと135㎝だから仕方ないのだが。

 

 

「でもこっちは大きくて逞しいよね♪」

 

 

アリシアは右手を俺の股間に回す。

 

俺の男性専用アームドデバイスを握る。

 

「うふふ、握りがいがある太さだよね♪」

 

「うん、これで中をかき回されたらすぐだね」

 

「おいおい、そんな事したら風呂から出られなくなるだろ」

 

「大丈夫だよ、アレスのそれならみんな虜になるから」

 

「ならなくて良いよ!」

 

下手したら通報されそうで恐いんだが。

 

まあ、見た目は10歳位にしか見えないから大丈夫だと思うんだが。

 

……もう15歳なんですがね。

 

「なるほど……アリシアさんとフェイトさんもアレス君を頂いたと……」

 

後ろから声が聞こえる。

 

俺は後ろを見る。

 

見ると黒髪のショートボブみたいな感じの髪型の少女が立っていた。

 

……つーか、前を隠せよ。

 

少女は一糸まとわぬ姿……全裸で身体には何も身につけていない状態で立っている。

 

「……(あや)か」

 

面倒なヤツが来てしまった。

 

彼女の名は射名丸(しゃめいまる)(あや)

 

某幻想郷にいる鴉天狗と同姓同名であるが、違う人物である。

 

外見は酷似しているが。

 

将来は新聞記者で売れる新聞を作りたいとか言っていたな。

 

「……サウナはあっちだぞ」

 

俺はサウナ室を指さす。

 

「あやややや、つれないですねぇ~。6人の少女に食べられたアレス君?」

 

「……何の話だ?」

 

「この期に及んでまだしらばっくれるのですか? もう言質は取っているのですよ?」

 

文が指さす先にはなのは、はやて、アリサ、すずかの姿が。

 

……何故に顔を赤くして両手を頬に当てて『いやん♪』と言いそうな雰囲気で話をしているんだ?

 

「……さて、身体も暖まったことだし」

 

「そうだね」

 

「風呂上がりの牛乳は美味いよ?」

 

俺とアリシア、フェイトは立ち上がろうとする。

 

「逃がしませんよ?」

 

前に回り込む文。

 

……結構なスタイルですな。

 

なのは達と比べるのは酷だが、それなりのスタイルである。

 

「なるほど、コレが皆さんを虜にした逸物ですか」

 

文はそう言ってジロジロと俺の股間を見ている。

 

「そんなに観察するんじゃない」

 

「何をそんなに恥ずかしがっているのですか?私も興味があって色々とネットで見させて頂いたのですが。これはかなりの一品かと思いますよ?」

 

そう言って文は俺の男性専用アームドデバイスを握ってくる。

 

「この硬さと太さは……!なるほど、硬いけどこの握った時の微妙なしなやかさが良いですね」

 

文は俺の男性専用アームドデバイスを軽く握って感触を確かめている。

 

「……端から見ると女子高生が男子小学生に性的な悪戯をしているようにしか見えんと思うが」

 

……文の手も柔らかくて暖かいな。

 

「分かる?」

 

「この硬さと形が良いんだよ?」

 

アリシアとフェイト。そこで話を合わせるんじゃない。

 

「……なるほど。確かにこの先端部の傘は……。これは凄そうです」

 

ゴクリと生唾を飲む文。

 

「……とりあえず、なのは達6人と身体を重ねたのは事実だ」

 

「なるほど。で、誰が一番良かったですか?」

 

「ノーコメント」

 

これ以上は地雷を踏み抜く恐れがあるから喋るのを止めておく。

 

「これ以上は駄目ですか。しょうがないですね~」

 

文は立ち上がる。

 

「そうそう、なのはさん達に飽きたらいつでも言って下さいね? アレス君を狙ってる人は沢山いますから♪」

 

「……世話になることは無いから安心しろ」

 

全く、どんだけ少年偏愛者(ショタコン)がいるんだよ、このクラスには。

 

ひょっとしたら違うクラスにもいるかも知れないな。

 

俺はそんな事を思いつつアリシアとフェイトと共に風呂を上がる。

 

ちなみに、今夜は何とか自分の班の部屋で無事に寝ることが出来たことを報告しよう。

 

 




アレス君はいつも通り

なのは達もいつも通りw

ちなみに文は幻想郷の文と全く関係はありません

同姓同名で外見も似てるだけです


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