魔法少女リリカルなのは -転生者共を捕まえろ-   作:八坂 連也

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受難と捉えるか、ご褒美と捉えるか


大半の方がご褒美と捉えそうですがw


第46話 一難去ってまた一難?

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、ランダム転移したのは良いが。ここはどこだ?」

 

俺は影から頭を出して周囲を見渡す。

 

「……」

 

見上げると目を思いっきり見開いて口を開けて今にも叫び出しそうな雰囲気の女の子が。

 

緑色の髪で蛙と蛇の髪飾りを着けた女の子。

 

霊夢と似たような感じの服でスカートは青。

 

どう見ても守矢神社の風祝(かぜほうり)(※古代の読みでは『かぜはふり』)を務めている東風谷(こちや)早苗さんその人だ。

 

「……」

 

「……こんちわ」

 

「ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

俺は苦笑しながら挨拶すると大声で叫ぶ早苗。

 

その場で腰を抜かしたのか、ペタンと座り込む。

 

「ああ、すまんすまん」

 

影からゆっくりと身体を出す。

 

「か、影から……」

 

「どうしたんだい! 早苗!」

 

そう言って現れたのは目玉を2つ付けた市女傘と呼ばれる帽子を被って胴体部は紫、袖は白色の服を着た少女。

 

前には蛙の絵が描かれている。

 

どう見てもここ守矢神社の祭神の1柱、『洩矢(もりや)諏訪子』である。

 

どうやら神奈子の方はまだ帰って来てない様だ。

 

「あ、すまんすまん」

 

俺は頭を掻きながら諏訪子の方を見る。

 

「……アンタは、確か……アレスって言ってたっけ。どうしてこんな所に?」

 

「まあ、色々と事情があってな。っと、自己紹介がまだだったな。『藤之宮アレス』って言うんだ。よろしく」

 

「アタシは『洩矢諏訪子』。ここ、守矢神社の祭神の1柱さ」

 

「私は東風谷早苗です。守矢神社の風祝を務めさせて頂いてます」

 

俺達はお互いにお辞儀しあう。

 

俺は諏訪子と早苗を見る。

 

目の前に立つ2人は……背の高さは150㎝を超えている様だ。

 

そう言えば、この守矢神社は外の世界から最近ここに引っ越してきたばかりだったな。

 

意外や意外。実は諏訪子の方が背は高いんだな。

 

他の二次小説では大体、神奈子>早苗>諏訪子と言った背の高さなんだが。

 

でも実際には諏訪子の方が少し高い……らしい。

 

まあ、1つ言えるのは俺よりも高いと言う事だ。

 

「……まあ、色々と聞きたい事はあるけど。1つ聞いて良いかい?」

 

目を細めて俺の顔を見つめてくる諏訪子。

 

一呼吸置いてから口を開く。

 

「……神奈子から逃げて来たとか?」

 

「……まあ、一枚噛んでるのは違いないが」

 

「…………あの、ウチの祭神が……申し訳無いです」

 

頬に汗を一筋流しながら頭を下げてくる早苗。

 

「あー、ソレは災難だったね~。アタシからも謝らせて貰うよ」

 

そう言って同じ様に頭を下げる諏訪子。

 

「それにしてもアレスさん。気になる事があるのですが……」

 

早苗は俺の顔をジロジロ見ながら聞いてくる。

 

また年齢の事か?

 

「先程、私の影から出てきましたよね?」

 

「ん? ああ、出てきたが?」

 

どうやら年齢の事では無いようだ。

 

「……アレスさんと一緒にいた金髪の女の子……『エヴァ』って呼ばれてましたわよね?」

 

「ああ、そうだけど」

 

妙な事を聞いてくるな。

 

……もしやと思うが。

 

「もしかして、そのエヴァさんの本名って『エヴァンジェリン・A.K・マクダウェル』?」

 

ああ、そう言う事ね。

 

外の世界には『魔法先生ネギま!』があるのね。

 

隠していてもしょうがないから……俺は頷く。

 

「キャー! エヴァちゃんホントにいるんだ! ねぇねぇアレスさん! どうやって知り合ったのですか!?」

 

俺の手を取って目を輝かせて顔を寄せてくる早苗。

 

「あーうー、ごめんねぇ……早苗って漫画とかアニメとか大好きッ娘だから……」

 

いや、それはそれでアリかと思うのだが。

 

「まあ、ちょっとだけ話は長くなるが……」

 

俺はエヴァとの関係とこの世界の住人ではないと言う事を話す事にした。

 

もちろん、他の人には秘密と言う事で。

 

「なるほど、平行世界ですか。確かに最終巻でパラレルワールド的な事も言ってたからエヴァさんに双子の姉がいてもおかしくはないけど……」

 

早苗は顎に手を当てながらブツブツと呟いている。

 

「……」

 

諏訪子が俺の顔をジーッと見つめて来ている。

 

半目……いわゆるジト目で俺の方を見ている。

 

「何か?」

 

「アンタ、他にも何か隠してない?」

 

「何の話だ?」

 

「いや、アンタとエヴァが輪廻転生して出会って。しかもエヴァの方は前世と同じ姿で」

 

「……」

 

「それも、記憶を持っていて。普通じゃあり得ない。まるで、あの世の方に知り合いがいて頼む位しないとここまで重なるのはおかしいさね」

 

「…………」

 

俺は無言を貫く。

 

 

 

「……それに。アンタから何か匂うんだよね。()()()()()()()()()()()()()()()()()。むしろ、アタシや早苗、神奈子の匂いに近いんだ」

 

 

 

諏訪子の台詞で俺は背中に冷や汗が流れる。

 

やはり、同じ神族の目は誤魔化されないと言う事か!

 

……神奈子は多分、気付いてなさそうだが。

 

「諏訪子……様? それは……どういう……」

 

「早苗。アンタはまだ現人神になって日が浅いから気付いて無いだろうけど。コイツは……人の皮を被った何か……だ。しかも、妖怪とかそんなチャチなヤツじゃない」

 

「では……」

 

「……コイツは……アタシと同じ闇側の……神さ」

 

見破られた。

 

さすがは同じ神族と言う事か。

 

「……神……ですか」

 

「ああ。巧妙に隠しているけど、魂の力が人と全く異なっている」

 

「……そう言えば、ギリシャ神話に出てくる主神『ゼウス』の息子に『アレス』と言う神がいます」

 

「そう言えば、西の方にそんなヤツがいたね。直接会った事は無いけど。でも、聞いた話ではこんな性格じゃないよ。もっと粗野で乱暴だったはず」

 

早苗と諏訪子の視線がバシバシと突き刺さる。

 

「さあ、喋って貰おうかね? 何故、わざわざ人に転生してまでこの世界に来たのかを」

 

全く、ついてないと言えばついてないな。

 

「その前に、お二方にお願いがある」

 

「とりあえず、言ってみな。聞けるかどうかは分からないけど」

 

「聞いて貰わないと困るんだが。これから言う事は他言無用出来るか?」

 

「……神奈子にもかい?」

 

「ああ。これは最重要事項でな。知られてはいけないんだ」

 

「……分かった。ならアタシと早苗だけの秘密にする」

 

早苗の方を見るとコクリと頷く。

 

「さてと。俺の神としての名は『闇の軍神アレス』。ギリシャの戦の神『アレス』とは違う存在なんだ」

 

こうして俺は諏訪子と早苗にこの世界に来た理由を説明する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ツッコミ所満載だね」

 

「……よくネットで色んな漫画の二次小説を見てましたけど。ホントにあるんですね……」

 

早苗と諏訪子は頬に冷や汗を流しながら苦笑している。

 

「くれぐれも他言無用でお願いするぞ?」

 

「分かってるよ。腐っても神だから約束は守るよ」

 

「私もです。というか、今はリリカルなのはの世界なのですか。なのはちゃんとか会ってみたかったですね……」

 

「そればかりはさすがに駄目なんだな。不可能ではないが、デメリットの方が多いと思う」

 

「分かりました。その辺は我慢します」

 

早苗は納得してくれたようだ。

 

「やっと見つけました~」

 

俺の影から出てくるのはエヴァだった。

 

「もう、お兄様ったら! 置いていくなんて酷いです!」

 

頬を膨らませているエヴァ。

 

その様子は『プンプン! 私怒ってます!』と言った感じだ。

 

しかし、どう見ても可愛い雰囲気が助長されてる様にしか見えない。

 

「すまんすまん、あのままだとシャレにならなかったからな……」

 

俺は頬をポリポリと掻きながら返答する。

 

「まあ、確かにあのままでしたら公開撮影みたいな感じになってましたわね。私は別に構わなかったのですが……」

 

構ってくださいエヴァちゃん、さすがにそれは無理です。

 

「……?」

 

何やら変な視線を感じるんだが。

 

俺は周囲を見渡すと。

 

「……エヴァちゃん可愛いよぅ」

 

瞳を潤ませてる早苗さんがいました。

 

隣では『あちゃー』と言う表情を浮かべて額に手を当ててる諏訪子が。

 

え~? 早苗さんは少女偏愛(ロリコン)なんですか~?

 

 

 

「……」

 

 

 

エヴァは少し顔を青くして俺の背後に。

 

「ねぇ、アレスさん? ちょっと……エヴァちゃん貸して貰えませんか?」

 

「……何をするつもりだ?」

 

「いえ、一緒にお食事したり、一緒にお風呂に入ったり、一緒に添い寝したり……」

 

両手を頬に当てている早苗。

 

その頬はかなり赤い。

 

諏訪子は一歩後ろに下がってから『了承しちゃ駄目だよ』と目で語りかけてきている。

 

守矢神社って…一体。

 

俺の頭にそんな事が浮かぶ。

 

「……なんか知らんが、妙な予感を感じるから却下させて貰う」

 

「残念です……」

 

あっさりと引き下がる早苗。

 

「ごめんねぇ、早苗って昔から小さな女の子が好きみたいでさぁ……」

 

「小さい女の子、可愛いじゃないですか♪」

 

……この幻想郷はいつか神々にポイされないかどうか不安なんだが。

 

「……ちなみに小さな男の子は?」

 

試しに聞いてみる。

 

「ん~、神奈子様は小さな男の子が好みみたいですけど。私は小さな男の子はそこまで……。むしろ、そこのエヴァちゃんとか……もうサイコーですね♪」

 

 

「ひっ」

 

 

小さく悲鳴をあげるエヴァ。

 

「……ここの神社って、小さな男の子と女の子は来ちゃいけない仕様になってない?」

 

「よく分かったね。色々と問題があるから大人限定にしてるんだ」

 

「諏訪子様!? それは初耳なんですけど!?」

 

酷く狼狽している早苗。

 

「アレ? 言ってなかったっけ? アタシがそう言う風にしておいたんだけど?」

 

「だから……来るのは大人の方ばかりだったのですか……。神奈子様と一緒に『おかしいですね?』と首を傾げていました」

 

どうやら諏訪子がこの神社の最後の防波堤と思われる。

 

ありがとうと心の中で言っておく。

 

「……なるほど……諏訪子……アンタがそんな事をしていたから……」

 

俺の背後から聞こえる女性の声。

 

諏訪子や早苗より少し低い声質。

 

後ろを振り返ると、赤いシャツに群青のスカート。

 

神奈子だった。

 

「……おかげで私のストレスがマッハじゃないか! 可愛い男の子と触れあう事すら許されないのか!?」

 

咆吼する神奈子。

 

喋ってる内容はアレだが。

 

「触れあったが最後、アンタそのまま寝床に連れ込むじゃないか」

 

「う……」

 

諏訪子の指摘に絶句する神奈子。

 

と言うか、んなことやってたんかい!

 

「しかし、全て未遂だったじゃないか」

 

「アタシが防いでからね。そのままだったらアンタ最後までイッてたじゃないか」

 

「可愛い男の子を寝床で愛でて何が悪い!」

 

わー開き直りましたよ、このショタ軍神。

 

「そうです! 私なんか実害(子供が出来る)が無いから神奈子様よりマシじゃないですか!」

 

「早苗、アンタのは違う実害(トラウマ)が出来るじゃないか」

 

「そ、そんな事はありません! 寝床ではたっぷりと可愛がりますから!」

 

と言うか、寝床に行くのは確定なのか。

 

「……兎に角。アタシはこの結界を変更するつもりは無いよ」

 

 

 

「いじわるです、諏訪子様」

「くぅ、いつかこの結界をぶち破ってやる……」

 

 

 

 

色々とこの神2柱はロクでもない事は分かった。

 

下手したら小さな子供達からは邪神扱いされそうなんだが。

 

 

 

「じゃ、そゆ事で」

「お疲れ様でした」

 

 

 

俺とエヴァは手をあげて守矢神社から去ろうとする。

 

「何処に行くんだい?」

 

「今日はこちらでお泊まりですよ?」

 

気が付いたら俺は神奈子に、エヴァは早苗に抱きかかえられていた。

 

 

 

「!?」

「!?」

 

 

 

俺とエヴァはお互い顔を見合わせていた。

 

「エヴァ……あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!」

 

「言わなくても分かります。『おれは神奈子達に別れを告げて去ろうと思ったらいつのまにか捕まっていた』ですよね?」

 

さすがエヴァ、よく分かっている。

 

「私の能力を知らなかったのですか? 『奇跡を起こす程度の能力』なんですよ?」

 

早苗の言葉を聞いて俺は思った。

 

『能力の無駄遣いだな』と。

 

「……ごめんな。今夜は2人につき合ってくれ」

 

諏訪子、そこで胸の前で十字を切るな。と言うか、それは違う宗教だろ!神が神に祈りを捧げてどうするんだ!

 

そんなこんなで俺とエヴァは守矢神社に泊まる事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ♪」

 

目の前にいるのは神奈子。

 

しかし、全裸状態である。

 

今の状態は単に守矢神社の風呂に入っているのだ。

 

この神社のお風呂はやや大きめで、7人位入る事が出来るくらいの大きいのだ。

 

そして俺は神奈子に頭を洗って貰っている状況なのだ。

 

「しかし、アレスちゃんの髪は柔らかくて触り心地が良いな。羨ましいよ」

 

優しく頭を撫でる様に洗う神奈子。

 

手慣れた感じで気持ちが良い。

 

「そうか?」

 

「そうだよ。私の髪は少し硬くて癖毛で……」

 

確かに神奈子の髪は少し癖がある様に見える。

 

でもそこまで気にするモノだろうか。

 

アレはアレで問題ないと思うのだが。個人的には。

 

「でも……髪よりも……ココだな。この体格でコレは反則だな」

 

神奈子の視線は俺の股間にある男性専用アームドデバイスに向けられていた。

 

「……」

 

「まあ、里の方とか外の世界にいる時にアレスちゃんみたいな子を見てきたけど。私の心に響く子はいなかったな。一時的にはちょっと味見したいな~と思った事はあったけど」

 

言うに事欠いて何て事言ってるんですか、この神様は。

 

「と言うワケで。アレスちゃんには私の初めてを貰って欲しいんだけど……」

 

だから、どうしてこんな風に話が進むんだ。

 

「……俺はそんな殊勝なヤツではないのだが」

 

「何を言ってるんだ? アレスちゃんは私と同じ神族なのだろう?」

 

 

 

……マテ。

 

 

 

この軍神は……今、何と言った?

 

「……何の話だ?」

 

「む? アレスちゃんは私と同じなのだろう? 一見すると普通の可愛い子供に見えるが、私の目は誤魔化されないよ?」

 

……腐っても神族と言う事か。

 

諏訪子と言い神奈子と言い、あっさりと俺の正体を見破るんだな。

 

「まあ、どんな理由でここに来たのかは聞かないけどね」

 

「……すまんな」

 

「謝らないで良いよ。だから、今夜は私とアレスちゃんの子供を作ろうじゃないか♪神族同士で作ればどうなるか、ちょっと分からないけど……」

 

下手したら幻想郷内最強に存在になったりして。

 

「私の身体では不満か? それなら諏訪子も一緒に……」

 

神奈子がそう言うと、パコンと言う音と共に神奈子の頭が左に振られる。

 

落ちてくるモノを見ると木桶だった。

 

「この変態ショタ軍神、勝手にアタシを売るな」

 

見ると腰に手を当てて仁王立ちしている諏訪子。

 

身体には何も身に付けていない、いわゆる全裸状態だった。

 

……ファンが見たら狂喜乱舞しそうだな。

 

「あたた、諏訪子はアレスちゃんの良さが分からないのか?」

 

「確かに可愛いのは認めるが、アタシはアンタみたいに変態じゃない」

 

「……でも、あんたの子孫は見事変態街道を突っ走ってるじゃないか」

 

「……言うな」

 

神奈子と諏訪子が見た先は。

 

顔を赤くして満面の笑みでエヴァの身体を洗っている早苗の姿だった。

 

何か、周囲が百合の花に囲まれている様に見えるんだが。

 

ちなみにエヴァは少し顔色が青くなっている。

 

頑張れとしか言いようがないが。

 

〈助けて下さいです、お兄様〉

 

〈俺も似たような状況なんだが〉

 

 

 

〈私、初めてはお兄様が良いです。女の子に奪われるのは間違っていると思います。お兄様のその太くて長くて反ったモノで純潔を失いたいです。ゾリゾリと中の壁をひっかいて貰いたいのです。ズンズンと突かれたいのです。熱いモノをドクンドクンと注いで貰いたいのです。それからそれから……〉

 

 

 

 

エヴァはかなりテンパってる様だ。

 

〈諏訪子に頼んでおくからそれまで何とか頑張れ〉

 

〈了解です……〉

 

エヴァは涙目でこっちを見ている。

 

あの顔は良心がごりごりと潰されるように痛いんだが。

 

「諏訪子、早苗の様子を見張って置いてくれ」

 

「了解さね。如何に言ってもアレはアタシもどうかと思うし」

 

諏訪子は早苗の方を眺めつつ向かっていった。

 

「……アレはさすがの私でもどうかと思うけどね」

 

苦笑している神奈子。

 

いや、ドングリの背比べと言うことわざを知っているのか?

 

そんな事を思いつつ俺は神奈子に身体を洗って貰うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「諏訪子さん、ありがとうございますです」

 

「あ~う~、そんなに気にしなくても……」

 

エヴァは諏訪子に抱きついている。

 

さて、今は寝床に就いている状態だ。

 

順番は。

 

早苗、エヴァ、諏訪子、俺、神奈子の順になる。

 

早苗と神奈子は駄々をこねたが、諏訪子の本気モードによって閉口せざるを得ない状況になったわけで。

 

諏訪子は母性に溢れているように見える。

 

早苗と神奈子は変態性が溢れているが。

 

不服そうではあるが、早苗はエヴァに抱きつき、神奈子は俺に抱きついている。

 

どうやら守矢神社では諏訪子のお陰で安泰な夜を過ごせそうだ。

 

ちなみに。

 

お風呂でまたしても紫が登場したが。

 

例によってルパンダイブをやってきた。

 

しかし、神奈子と早苗によって迎撃。

 

そのあと、自分の式である藍にとっつかまっていた。

 

『紫様! いい加減に結界の修復を行ってください!』

 

『藍! 目の前に可愛いアレスちゃんがいるのよ!? 据え膳食わぬは女の恥よ!?』

 

『んな事は良いですから、ちゃっちゃとやってください。行った後なら何をしようと構いませんから』

 

『分かったわ。今日の所は引き下がってあげる』

 

こんな感じで紫と藍はお風呂場から去っていったのである。

 

どうやら藍も大丈夫そうではあるが。

 

うーむ、なんにせよ。

 

この幻想郷でも貞操に気を付けていた方が良さそうだな。

 

俺はそんな事を思いつつ眠りにつくのであった。

 

 

柔らかい感触に包まれながら―――――。

 

 

 




ここの守矢神社は信仰を得る事が出来るのだろうかw


ちなみに、里からも参拝客は来ております。

道中も妖怪の山から派遣されている鴉天狗や白狼天狗達の護衛を受けているので安心!

極たま~に文や椛も護衛することも有る……らしい。



しかし、この幻想郷は神々にポイされそうなんだがw

ショタのみとかもはや誰得かもしれないw


八坂神奈子→身長170㎝前後

洩矢諏訪子→身長155㎝~160㎝位

東風谷早苗→身長153㎝前後

ここではこんな設定になっておりますw




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