2度目の高校生活   作:くるぶしおかか

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おそ松さん
いろいろやりすぎで笑いすぎて腹痛かったです。
銀魂の監督だったっけね。どうりでって感じでした。

では、続きです。面白く書けれるようになりたいな。


7話

「一条君!……今日私達あなたの部屋で勉強会開きたいんだけど、構わない?」

 

と、第一声で始まった勉強会。集も行くという事でおまけで俺も同行することに……

るりちゃん、小野寺、桐崎、集とともに楽の自宅、集英組へ。

女子陣がそわそわしていますね、桐崎さんの「この部屋何か変な匂いしない?」って言ったときにおもわず吹き出してしまったのは仕方のないことだろう。楽と小野寺のテンパリ具合が凄くてもうコントみたいになっていた。

 

るりちゃんの小咲押せ押せの感じがすごい、狙ってますね。援護射撃しようかな、なんかこういう外野から引っ張っていこうとするところ気が合いそうな気がするんだよな。

楽と桐崎の素で恋人って設定を忘れてたりして隠す気あるのかとツッコミそうになったのは秘密だ。

 

「なあなあ、桐崎さん、俺もちょっち聞いていい?」

「お前らってぶっちゃけどこまで行ってんの?」

「「「ブー!!!」」」

「ププッ」

初心だなあ、動揺しすぎや。これが若さというやつなのか・・

「ど、どどど・・どこまでとおっしゃると……?」

「そりゃあもちろんキ……」バグっ!!

「集、ちょっとお前こっちこい…!!」

あれ?俺ここに残る感じなの?どうしよう……。

 

 

今は桐崎さんが小野寺に勉強を教えているようだ。隣にるりちゃんがやってきた。

「二見君だけ置いて行かれたみたいね」

「一体どうしたんだろうね」

「そういえば、まだあなたとはそんなに話したことなかったわね」

「高校になってからだもんね。るりちゃんって呼んでもいい?」

「……まあ、いいわよ。ここだけの話一条君と桐崎さんの関係あなたはどう思ってるの?」

「……というと?」

「私にはどこか演技している様に見えたんだけどね」

「ふーん、まあ確かにあれは変だと思うよね、ププッ」

「あなたねえ………」

 

 

と、話していたら二人が帰ってきた。おそらく楽が集に偽の恋人を演じていると話したのだろう。集のアイコンタクトを見た限り、自分も気づいていたことも伝わっているのだろう。

ニュータイプじゃなくても短い付き合いでもなんとなく察することが出来た。いや、きっとそうだ、あれ……なんか自信が持てなくなってきたぞ。

 

そして、楽と桐崎さんが組の人に頼まれて蔵にある高い茶を取りに行った。きっとそのまま部屋に閉じ込められるのだろう。イベント発生ですね。

そして今、部屋には四人いてたった今小野寺がお手洗いに出て三人の状態です。集の「るりちゃんってキスしたことあるの?」っていきなり聞くのでるりちゃんもおもわず吹き出していました。プバッ!!!って。

二人ともメガネ属性持ってるから二人お似合いなんだよな、やっぱり。キャラ被りなんだよとは言えないな男女別だから。

 

「何ニヤニヤしてるのよ二見君」

「いや、なんかやっぱり二人お似合いだなって」

「は?」

「だよねー!俺とるりちゃんは両想……」

ドカッ!!制裁が加えられたようだ。いいやつだったよ、達者でな。

「勝手に殺す……な……」

まだどうやら息があるようだ、しぶといやつめ。

 

「それにしても二人遅いよね」

小野寺がそうつぶやく。

「じゃあ、ちょっと休憩がてらみんなで様子見にいこうか」

ということで四人で屋敷の組の人の案内で蔵に到着。そしてクロードが勢いよく扉を開け

「お嬢――!!!!」「「!!」」

「ご無事ですかお嬢!お嬢の帰りが遅いのでヤクザに聞いてみれば…」

そして部屋の中にいた二人はまるでこれからキスでもしようかというような密着した状態だった。

前からどす黒いオーラが

「小僧……いくら恋人同士でもそういうことはまだ早いのでは……?」

別に恋人同士ならキスくらい普通でしょとは言えない、そもそも二人は偽の恋人だしね。

 

「…あ!一条君こんなところにいたんだ。良かったー心配し…」

「あ、小野寺」

「おっ、お邪魔しました~~~~!!!!」

と、るりちゃんの手を引っ張って逃走。あのスピード、どう見ても何か補正がかかっている運動量だ。さすがラブコメの世界だと改めて理解する。

「じゃあ、集よ。あとは若い二人に任せて帰りましょうか。気分転換にカラオケでも行こうぜ!」

「いいな!じゃあな楽!」

 

 

こうして波乱に満ちた勉強会は何か大切なものを色々失いながら

幕を閉じるのであった。ちなみに帰りのカラオケは悪ふざけメドレーでおおいに

盛り上がったのであった。

 

 

 

「あー楽しかったなあ」

家に帰宅してソファーにもたれかかる。ホットコーヒーを飲みながら一息つく。

これから水泳のイベントや小野寺の告白をしようとするが世界の修正力による回避、そして鶫 誠仕郎の襲来か……。これからどんどんにぎやかになってくる訳だ。

この世界では主人公の友人Bというポジションについているようだが原作から少しずつだが外れていくような予感がするし、急に元の世界に戻る可能性もあるかもしれない。など考えてみたがなるようになれと再認識し気楽にいこうと思う。

 

 

“俺はついていけるだろうか、君のいない世界のスピードに”

ふいに師匠のフレーズが頭に浮かんだ。特に意味はない。君ってだれだよって感じだし。

 

せっかくのラブコメの世界なんだ、楽しまなきゃ損だ。

「あ~あ、ラッキースケベのスキルとかあったらなあ~」

少しくらいラブコメっぽいことが起こらないものかと願うのであった。

 

 

そして現在、私は体験入部ということでテニスをしています。唐突に何を言ってるのかだって?水泳は誘われなかったんだよ。楽だけだよ楽だけ。集はまあいつもの勝手に割り込みに行った感じだろうな、きっと。

 

テニス部に過去所属していた訳ではない。スポーツ全般で器用貧乏だがどれもそこそここなせるタイプなので卓越した技術がある訳ではない。ただなんかこう身体を動かしたかったのだ、さすが10代だ。軽いぞ!速いぞ!………素晴らしい!!

体験入部も悪くない感じだった。マネージャーが可愛かった。何だよこの世界、モブのルックスのレベルでも充分じゃないか。主人公の結婚式の写真の端っこのほうに写るモブの女の子とちゃっかり結婚していたという友人ポジションというのも一興ではないかと考えるのであった。

 

おそらくプールの方ではイチャイチャタクティクス的な空間が広がっているのだろう。殴られればいいのに……あ、殴られるんだっけ?

練習試合は集と一緒に応援にでも行こうかね。

 

 

練習試合当日

 

集とともにプールサイドに腰掛け眺めている状況だ。

「おーーーー!!おっほほ~!!う~~む、なんとも素晴らしいですなあ」

「集よ、その台詞、昨日も言ったんじゃないのか?」

「貴一よ、そなたはエスパーか」

「どうせるりにボコられたんだろう、予想付くわ」

「まっ、ちょっとしたジョークってやつだよ。なあ貴一よ、胸の好みの大きさ……」

「それはまた今度な、何か地雷がありそうだし」

「ちぇ~、おもしろくねえの~」

隣でブーブー言ってる集、俺も殴られる側になってたまるか。ご褒美です!みたいにはならないんだよ、あなたとは違うんです。

 

「そろそろ始まるみたいだな」

「どんなもんかねえ……ビート板…ねえ…」

 

「こらー!準備運動くらいちゃんとしなさい!」

「あんたは私の保護者か!」

また喧嘩してる。仲良しじゃあないか。

『お静かに願います』

・・・・『スタート!!』

始まったな。…あ!やはり原作どおり桐崎さんが足をつって溺れていた。って、楽!速い!クラウチングの姿勢にでもなっていたかのように逸早く助ける楽。かっこよすぎでしょ!そこに痺れる!憧れ…やめておこう。

 

「おおおーーースゲーーー!!」

「大丈夫?」「私、先生呼んでくるねー」

 

「楽!桐崎さん無事なのか!?」

「わかんねえよ。あんま水は飲んでないと思うけど」

息を確かめる我輩。

「………息、してない」

もちろんウソである。そして楽の肩に手を置き

「人口呼吸だ!はやく!ハリー!!」

背中でグッドの形で後ろにいる集に伝える。

「そうだな、楽、人口呼吸だ」いい表情だ、君に主演男優賞を送りたい。

「何いいいいいいい!!」

 

「へーあの人恋人なの?」「まー素敵」「王子じゃん王子」「……死ね」

外野も騒がしくなってきた。そして決心がついたのかいざ人工呼吸の直前で目が覚める桐崎さん。

「何やってんのよ、あんたはあああ!!」

「ぎゃあああああーーー!!」

すかさず、集とハイタッチ「「イェーイ!!」」

「ちっ、もうちょいだったのに。」

「いやーいいタイミングで目覚めたよな、ククッ」

「まあほんとにやばかったら対応するけど大丈夫そうだったしちょっと遊びたくなるよね」「全くお前ってやつは」

 

 

「いやあすばらしかったなあ~さすがですなあ女子水泳部は」

「どわあ!?集!?」

「なあ、楽よ、お前はどっちなんだ?」

「………は?」

「とぼけんなって~小野寺と桐崎さんのバディの話だよ!やっぱ俺は小野寺派かなあ、桐崎さん胸はあるけど若干肉があるっつうかさ」

よし、この流れに俺も乗っていこう。

「かあ~~あやかりたいね。……埋めてぇ」

「「なあお前どっちだよ!?」

 

その後のことは予想がつくだろう。気づいたらプールにプカプカ浮いていたよ。

ちょっとくらいふざけたっていいじゃない。ちょっとゲスの自覚はあるけどさ。

飽きないねえこの世界。マリーさん来るのずいぶん先なんだよなあ。千葉県のYさん、悪いけど橘さんはもらっていきますね、なんてね。

 

それからの数日はいつもの日常だった。裏では小野寺とるりちゃんがいろいろ画策していたり、ツンデレの桐崎さんの様子見てニヤニヤしたりしてました。

 

そして例の告白の件。これ万が一成功しちゃったら原作が壊れてもとの世界に戻るんじゃないかっていう考えもあって心配だったりしたけど気のせいだったぜ。

ちゃんとボールさん活躍してくれました。どこかに管理者がいるのは確定っぽいなあ。俺をこの世界に送り込んだ理由は不明だが、自由に振舞うしかないだろう。なにか行動を起こせば邂逅もあるかもしれないしね。

 

桐崎さんも小野寺達に偽者の恋人関係だと伝えたみたいだしね。もうそろそろ男装のヒットマンの登場か……楽しみだ。




ちょっといつもより長くなったかな。
鶫さんやっと次登場。なかなか進まないなあ
明日も仕事かあ・・・・・・

おやすみなさい。

感想、批評お待ちしております。

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