2度目の高校生活   作:くるぶしおかか

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味噌コーン~♪ピーーマン♪
この空耳大好物です。金魚マジ強いです!
楽曲はなんだかんだクロスファイトが個人的に1番好きです。

朝ほんまめっちゃ寒いですね。6時半に休みの日でも起きてしまう
習慣ってこわいですね笑

では、続きです!

感想、批評お待ちしております。

打ちにいってきます!ガロ~~~~!



39話

自分の胸に抱きついている春ちゃん。不良にからまれて怖かったんだよね。ここは安心させるためにも…。

 

「ほーら、よしよし怖くないよー。そうだ!万里花あれやって。」

頭を優しく撫でながら、万里花にサインを促す。

 

「あれですね、かしこまりましたわ。」

 

そう言って、ギングゲイナーっぽいダンスで

 

「ほら~♪怖くない、怖くない、怖くなーいよー♪」

 

と、二回ほど可愛いが謎のダンスで春ちゃんを落ち着かせるのであった。

 

「お蔭様でだいぶ落ち着きました。」

「そう、なら良かったよ。」

 

そう言って名残惜しそうに自分の胸から離れて、改めて楽の方へ視線を向ける。

 

その横から小野寺姉が。

 

「春、一条君は春が思っているような悪い人じゃないよ?」

「お姉ちゃん…。」

「春がどんな噂を聞いたのか知らないけれど噂はあくまで噂なんだから…。」

「まあ概ね合ってるよ。」

「もう二見君違うでしょ!」

「すまねえ小野寺の姉御。」

「私そんなキャラじゃないよぉ~。」

「…だって!」

「「ん?」」

「だってこの人私のパンツ見たんですよー!?」

「「「「!?」」」」

「…どういうことかしらダーリン?」

 

そう言う桐崎さんの背中からゴゴゴゴゴ!と効果音がついているぞ。なんて迫力してやがるっ!これがこいつの霊圧とでも言うのか!?まさかこいつもスタンド使いなか!?いや、自分、スタンドなんかないからね、雰囲気だけだからね。ハーベストみたいなの欲しいなあとか妄想してただけだからね。と、誰だか知らないが言い訳をするのであった。

 

「楽、アウトー!」

「楽、タイキックー!ですわね!」

「お前らも乗るなよな!てか誤解だー!!」

「問答無用!!」

 

バギャン!と変な効果音を立てながら星のかなたに飛んで行って、星になった一条星。俺、お前のことずっと忘れないぜ!と内心溢しながら冥福を祈るのであった。

 

「…死んでねえよ。」

 

と、小さな声が聞こえたような聞こえなかったような…ここはやはり無視することにしよう。

 

「まあ春ちゃんドンマイ。ああ言ったけどさ楽は良い奴だから。噂の事も割りと合ってるけど悪い奴じゃあないからね。そこだけ分かってもらえたら嬉しいかな。」

「むー、貴一先輩に言われたらもう何も言えないです。わかりました!でもお姉ちゃんは渡せないです!」

「うーん、それはまあ小野寺次第になるか。」

「ですわね。」

「あれ、万里花いたの?」

「キーーーっ!いましたわよ!ずっと!」

「ふーん。あ、そうだ!春ちゃんは部活とかどうするの?」

「無視ですか!?」

「さっき掲示板で見かけたんですけど飼育係なんてあったのでそれが気になるかなあ、なんて。」

「春ちゃんまで、無視ですか!?」

「あー飼育係か。うちの学校無駄にいろんなの飼ってるからびっくりすると思うよ。」

「もふもふできますか?」

「ええ、もちろん。キャッキャウフフですな。」

「なんか古いですわね。」

「え?なんだって?」

「こんちくしょうめっ。」

 

 

その後飼育小屋に行ったら独り言言っている楽と出会いドタバタするのだろう。春ちゃんからしてみたら綺麗な彼女がいるのに姉も狙っている二股野郎に映っているのだろう。

でもまあなんというか、このまま不仲のままでいてほしくないな、誤解が解けたらいいけどね。きっと大丈夫だろう、春ちゃんも純粋な子だからね。楽も悪い奴ではないからなあ、恋愛のこととなるとちょっと不安ではあるのだが。

あまり人のこと言えないな、フフッ。とりあえず夕食の買い物でもしますか。今日はお好み焼きでも作ろうかなと考えながら帰路につくのであった。

 

その後の小野寺姉妹のお風呂のイベントや和菓子屋の助っ人で楽が召還されたりして料理を通して和菓子の魅力を語り合い距離をちょっとだけ縮めていたり、トラブルに遭いラブコメっぽいイベントがあったことを貴一は知らない。

その間、バイクを買うためにアルバイトと節約に勤しんでいるのであった。

 

 

 

「はあぁ~~~」

「どうしたの春?入学早々…。」

「あ、風ちゃん。」

「一条先輩のこと考えてたの?」

「うん、実際に会ってみて思ったんだけどやっぱひどい人でさー、昨日なんか彼女いるくせにお姉ちゃんの事狙ってウチまで来たんだよ?図々しいったらありゃしないよ!」

「ふーん、そうなの?」

「はっ!いけない!こうしてる間にお姉ちゃんが…私二年の教室に行ってくる…!」

「うーーん、あ、そうだ、私も貴一先輩のところに行こうかな。」

「うー、風ちゃん。」

「すねないの。まあ、本当にその一条先輩って噂どおりの怖い人だったの?春は少し思い込みが強い所があるからね~。」

「風ちゃんまで、そういうのか~!私なんてパンツ見られたんだよ!?それも二度も!!」

「へえ…、私も一条先輩を見に行っていいかな?」

「え?うん、いいけどさ。どうしたのそんな怖い顔してさ。」

「やだなー春。いつもどおりだよ。」

「いや、なんか怖いって。目が笑ってないよ」

 

そう、何か影が差したような笑顔なのになんでだろう、こわいと思った春ちゃんでした。

そして始まった一条楽観察。

二年生の教室の廊下に入り、美術室にあった大きなスケッチの板を身体の前に置いて隠れる。私はおまけに演劇部にあった草の障害物を合わせてみます。

 

 

「あれが?」

「そう、一条先輩…!」

「なんだかあんまり怖そうじゃないね。」

「ダメだよ風ちゃん油断しちゃ!何考えてるか分かんないんだから!」

「おたくみたいな良い女はもっと遊ばなきゃだめよお、みたいな?」

「なんなのそれ!」

「その返事は…やめて!あたしにかまわないでちょうだい!だろ?」

「「その声はまさかっ!!」

 

そういつの間にか私たちの横にひょいと居座っていた貴一先輩。全く近づかれた気配がしなかった。おそらく絶を使っていたのか。貴一先輩の本棚にあった漫画にそんな事が書かれていたのを覚えている。

 

「で、何してんの?」

「一条先輩の観察です!」

「へー、ひまわりの観察みたいな?」

「自由研究ですかっ!」

「あと観察、隠密はダンボールでしょ!」

そう言って片手に抱えているダンボール箱がひとつ。貴一先輩何をしているんですか!

 

「「な!?」」

「いやバレバレでしょ段ボールって。」

「明らかに怪しいです。」

「ダンボール先輩の力を分かっていないとは君たちはまだまだこどもだね。」

「じゃあちょっと行って来てくださいよ。」

「風ちゃん!」

「まあ見てなって。かっこいいとこ見せましょう。」

「「フフッ。」」

 

そう言ってダンボールに身を包みもぞもぞと足だけ見えて移動するのを見るのはちょっとシュールでした。でも意外に気付かれていないという。一条先輩がしょぼいのか貴一先輩がすごいのか判断できないなあ。

その後、桐崎さん、鶫さん、万里花さん、お姉ちゃんが集まりドタバタにぎやかになってお姉ちゃんがしれーっと去っていくのが見えた。

ちなみにダンボールは気付かれていない…。

 

「これ春が邪魔する必要あるの?」

「うーん、どうだろ…。」

「てか、貴一先輩ばれてないという。」

「…あら、春じゃないの。」

 

後ろから声がかかったので誰かなと振り返ってみると宮本るり先輩の姿が。

 

「あなた同じ高校だったの。」

「あっ、るりさんお久しぶりです!ちょうどよかったでするりさん。あの人ってどういう人なんですか!?実はかくかくしかじかで…。」

「そうね、一言でいえば、鈍感クズ野郎…と言ったところかしら。」

「なかなかの毒舌ですね。」

「やっぱり悪い人なんだ…。」

「でも春あんたは余計なことしない方がいいわよ。」

「え!?なんでですか!?だってお姉ちゃんが…。」

「いいから。あの二人の事は放っておきなさい。」

「はい…。」

「それにしてもあの段ボールはなんなのかしら。」

 

そう言って貴一先輩が隠れているダンボールを持ち上げると中で体操座りをしている貴一先輩の姿が。

「どーも。」

「あなた何してるの?」

「隠密だけど?」

「段ボールとか馬鹿なの?」

「グハッ!く、俺の隠密を見抜くとはおぬし中々やりおるな。」

「馬鹿なの?」

「わーったよ!馬鹿だよ!これでいいかな!満足かな?」

「満足できないわ。」

「もうわかんねーわ。」

 

と、親しげに話している二人。なんかいつもこんな感じなのだろうと思えるのであった。

その後、自販機で一条先輩と出会い、買いたいのが同じ飲み物でちょうど売り切れになったり、借りを作りたくなかったので代金だけお返ししたり。

ですがその後なぜかぐらぐらしている塗装の工事で設置してあるものが私の方へ倒れてきて、それから助けてくれた一条先輩。また気絶してしまってその時の記憶ははっきりとはしていないのですけれど。助けてもらったことはわかります。

 

でもまあ、一条先輩の事どこか誤解していたんだとは思う。だってあのお姉ちゃんが彼女がいる相手に恋をしている時点でなにかおかしいとは思っていたけれど。

 

きっと一条先輩には何かあるのだろう。名探偵春ちゃんが光臨しますよ!見た目も頭脳も年相応ですが。うさみちゃんみたいに通報するのが好きとかではありませんよ。

 

一条先輩にも良い所があるんだってことを理解できたので、二人のことはそっと見守ることにしますね。と、言ったのは全くのウソだ。渡しませんよ!

 

 

 

 

どうも二見です。あれから普段の日常を過ごしながら時間も過ぎてだんだん暖かくなる頃。アルバイトでお金も貯まりバイクもそろそろ買おうかなと思います。車検のことを考慮すると250㏄以下ですかね。CBRかドラッグスターにしようかな。

 

今日は休日でまったりとゲームしながら過ごしていたのですが、どうやらお風呂の調子が良くないみたいなので修理の関係で今日は銭湯に行く事に。近所のちょっと古いけど雰囲気のいい大きな銭湯があったはずだ。

そして神田川のメロディーを口笛で吹きながら銭湯セットを持って向かう事に。

 

「いらっしゃいませ~」

 

受付は人のよさそうなおばあちゃんだった。

 

「どうもです、お邪魔しまーす。」

「ゆっくりどうぞー。」

 

そしてお金を払って暖簾をくぐろうかと思ったときに後ろから

 

「こんちわ~ばあちゃん!」

 

と、元気のいいどこかで聞いたことあるようなクソガキの声が。

 

「おや、久しぶりだねえ楽ちゃん。」

「うちの風呂が調子悪くてよ世話んなりに来たよ。」

「おーおーゆっくりしていきな。」

「じゃあいきますねーって…貴一も来てたのか!」

「奇遇だな。」

 

と、話していたら「ごめんくださーい」と若い女性の声が聞こえてきた。

 

「ここが銭湯か~雰囲気あるわね~。ん?」

「いらっしゃーい。」

「ら、楽――!?それに二見君も!な、なんであんたここに…!?」

「銭湯行くのに理由があるかよ。」

「俺はうちの風呂が調子悪くて…お前もそーなのか?」

「んなわけないでしょ!?前々から興味あったのよ、この辺で大きい銭湯ここしかないし…。」

「まあそんなことだろうな。」

「二見君もそんな感じ?」

「まあね、サウナが好きなのさ。」

「それわかるー!サウナ良いよね!あ、覗いたら承知しないからね!」

「楽、覗きはダメだぞ。高校生で女子風呂はアウトだぜ?」

「おい貴一やめんかっ!」

「小学生の低学年ならまあいけそうだけど。」

「何言ってんだよ。」

「じゃあまたね桐崎さんっ!」

「ええ、ごゆっくり!」

 

ということで着替えて銭湯に入る事に。只今隣に楽がいてシャンプーで髪を洗っているところだ。

 

「楽~~~!!」

 

壁の向こう、女子風呂の方から桐崎さんの声が。

 

「ちょっと石鹸貸してくれる~?こっち置いてないみたいなの。」

 

基本、銭湯にはシャンプー、リンス、石鹸が置いてないことも多く自分で一応持ってくるのだよね。ちゃんと持ってきてますよ椿さんをよっ!

 

「お前向かいにいんのか…!?」

「うんそー!早く早く…!」

「ほらよ受け取れ!」

「サンキュー!」

「わー、楽のやつ何顔赤くしてるーーー!何想像したの?このスケベ野郎めっ!」

「おい貴一何言ってんだよ!!」

「らーーーーくーーー??」

「違うって!誤解だああ!!貴一も誤解解けって!っていないし!」

 

もう湯船にはいっている我輩。あ~あったまります~!

 

「後で覚えてなさいよね!!」

「不幸だああーー!」

 

 

 

「おーーーい、石鹸まだ使ってんのか~?返してくれ~。」

 

楽のやつまだ身体を洗い終えてないとは全くとろいやつだぜ。

すると女子風呂の壁の上から茶髪の若い女…万里花の姿が!あそこ登れるのかよ。いや覗きなんてしないよ?まあ年は取っても女性の身体に興味は尽きないけどさ。まあ可愛い子限定だけど。不細工なのに身体はすごいっていう時の落胆とか半端ないよね。おもわずチェンジで!と言いそうになるよ。

 

「楽さーーん!!…貴一さんも!?」

 

俺を見た瞬間すぐさま視界からいなくなる万里花。なんでだよー。もしかして恥ずかしがってんのかなあいつ。今更な感あるけど気にしない事にするよ。

それから小野寺姉妹も女子風呂に入ってきて女子風呂に若い女子たちが集まってきたのを主人公は知らない。

 

風呂からあがりコーヒー牛乳を口に含み飲み終え今は扇風機に向かって「あーーーをーーーーくろえーーーるえーーーーるおーー」など声をのばして涼んでいる。

 

「何やってんだよ貴一。」

「え?これやらない?」

「気持ちはまあわかるけどさ。」

「だろ?」

「そろそろ帰りますか。」

「だな。」

 

そして二人男子風呂の暖簾をくぐると、

 

「お、でてきたね楽ちゃん。すまんがよー楽ちゃん。今からちと出掛けにゃならんでその間番台を任せちゃいかんかね?」

「は!?」

「じゃあがんばれよ楽。またな」

「おい貴一。」

「なーに、ただつっ立ってるだけでいいよ。」

「いやいやいや急に無理だって!」

「男なら元気よくはいと返事するんだ!」

「貴一めっ、他人事だからって。第一俺男だぞ!もしも女湯で何かあったらどうするん…」

「どうせいつもほとんど爺婆しかいないから心配いらんて、じゃあよろしくね。」

「若い女の裸見れたら最高だね?」

「そうだな!って違うわ!ばかもんっ!」

「いいツッコミじゃないか。」

「ってかもうおばあちゃんいないし!」

「まあ頑張りたまえ。バイビー!」

「古いし!…っていねえ!速過ぎるだろあいつ。」

 

 

 

そして銭湯から出てふと考える。もし代わりに自分が番台をして女子風呂でトラブルがあったら合法的に女子風呂に入れたのではないか。そう、仕事なのだから。ちょっと視界に入るくらいなんだってんだ。こんなこどもに裸を見られたくらいでいちいち喚かないだろう。知り合いじゃなければ。

 

そういえば今桐崎さんと万里花が入ってるんだっけかな。おっぱいぷるんぷるんっ!総統閣下の空耳が流れてきたが気にしないようにしよう。

あー代わりに番台やってたら良かったかも。まあラッキーイベントなんてそう起こるわけないよな。

 

「もったいないことしたのかな~、まあいっか。帰ってラーメン作ろうかな。」

今日はあっさりめの醤油ラーメンにしよっかな。

 

 

主人公は知らない。このあと楽がラッキーイベントに遭遇するのを。

わざわざ目隠しなんてまわりくどいことをして女子風呂に入り、

小野寺姉妹丼を満喫したり、

桐崎さんと万里花がサウナでのぼせていてあられもない姿を目撃するのを。

み、みえ…!?みたいなことがあったのを知らないのだ。

 




とりあえずここまで、最近無駄に忙しかったです。
冷えますな~

とりあえず牙狼ニキのところに行ってきますね。

では、また更新しますので!

感想、批評よろしくお願いします。


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