2度目の高校生活   作:くるぶしおかか

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ジャンプ今週号読みました。
これ・・・先どうなっていくのだろう。ニセコイの事です。
婚約者のおじさんにとってはいい迷惑ですよね、関係者も沢山呼んでいるだろうし
、おじさんのメンタルが心配ですね、はい。


ブリーチついに来ましたね。楽しみだ。

今日は久しぶりに銭湯に足を運びました。サウナ好きなんですよ。
リラックス出来ました。たまにこういうのいいですよね。

では、続きです。


20話

恋人がサンタクロース、本当はサンタクロース

つむじ風追い越して~

 

良い曲ですよね、冬の来訪を感じさせます。

 

下校中、商店街を通り抜ける際、耳に入ってくる。お店のレイアウトもクリスマス仕様になったりと、少し肌寒くなってきて季節の変化を肌で感じるようになった。

クリスマスなんて、どうせ恋人達がチョメチョメしてるばっかりだろと。本当はイエス・キリストの誕生日的ななにかで神聖な日なのだ、家族で過ごす日なんだぞ!まあそんなことはどうでもいいのだが。

 

 

 

恋人のいない自分はクリスマスの日をどうするのかと聞かれたならば、特に予定はありませんが何か?と、少しひと睨みし、噛み付くかもしれないので取り扱い説明書が必要になるだろう。繊細なので気をつけましょう。

 

だからいちゃいちゃしている恋人達よ、見えないところでどうぞいちゃいちゃしてくれたまえ。知り合いでそんな奴が目に入れば我慢できる自信ないからね。筋肉バスターかけても許してね。

 

なんて事を考えながら校門を通り、教室に入るのであった。

 

 

休憩時間、それは集の一言から始まった。

「あー、もうすぐクリスマスかあ~みんな予定あるの?」

「私は特に……」

「ねえねえ楽様!イブの夜、父が家にいないのですが…!」

「俺は実家で……いや無論ハニーと過ごすけど…」

「つれないですわー」

「ちっ、何がハニーだよ。」

「!?」

「クリスマスなんてつぶれてしまえばいいんだ……。」

「なあ、集。貴一の奴、何でこんなに荒れてるんだ?」

「クリスマスで浮かれているバカップル見てイラっとしたらしい。」

「それは仕方ない…のかな?」

「そうだ!せっかくだしクリスマスパーティーでもやんない?こう皆でわいわい楽しく~さ!」

「そうね、企画者不在なら。」

「俺、言いだしっぺなのに!?」

「俺どうしよっかなー、春ちゃん予定あるのかな~」

「春ちゃんと言うとあの小野寺の妹か。」

「え?小野寺って妹いたの!?」

「祭りのときに俺と一緒にいた子、あの子、小野寺の妹だったわけ。」

「へ~そうだったのか。」

「出ましたわね、ロリコンさん。」

「橘、お前あとでしめるから。」

「キャー、こわいですわー」

「なあ小野寺、春ちゃんって彼氏とかいないよね?」

「え!?うん、いないとは思うよ……?」

「よし、なら誘ってみようかな。」

「聞きました小野寺さん、あの狼、あなたの妹様があの狼の毒牙にかかるかもしれませんよ、心配では?」

「え!?二見君のことだし大丈夫だとは……思う。」

「ちょっと間がありましたわね。」

「ねえ橘、聞こえてるんだけど?」

「どうかしましたか?狼さん。」

「いや、後輩の前では紳士だからね、いや普段もまともじゃん。え、まともじゃない?お、小野寺も心配そうな顔すんなよ。ていうか橘相手に紳士ぶる必要ないし。」

「まあ!私のようなレディー相手に。」

「ちょっと何言ってるかわかんないです。」

「まあ、橘は放って置いて、集よ、クリスマスパーティ、もしするんだったら時間とか日取り教えてな。まだ予定どうなるかわからないけど。」

「わかった。決まり次第教えるわ。」

「さんきゅーな。」

「ちょっと!放置はないですわ!」

 

と、後ろから肩を両手で押さえ、背中にもたれかかり顔を覗かせてくる。

「はいはい、悪かったよ。」

と、そっと頭を撫でると落ち着く橘、チョロいな。

「ねえるりちゃん、あの二人教室でいちゃついてるんだけど。」

「なんだろう、やっぱり何かイラっとくるわね。」

「もういいだろ、楽のところ行って来いよ。」

「つれないですわね…。」

 

 

そして帰宅後、春ちゃんに連絡する。

「もしもし、今大丈夫?」

「貴一先輩、こんばんは。どうしたんですか?」

「えっとね、春ちゃんクリスマスとか予定ある?」

「実は女子校の友達とクリスマスパーティーをするんです。イブの日に。」

「じゃあ、そうだね。25日とか会えないかな?」

「……はい!!大丈夫です!!」

「よっしゃあ!!」

「!?急にどうしたんですか先輩!」

「ごめん、つい嬉しくて。」

「えっ、わ、私も楽しみです!」

「そっか。なら良かったよ。また、時間とか連絡するから。」

「はいっ!!」

 

 

 

で、25日の予定は取り付けることが出来た。クリスマスにイベント計画たてた段階でリア充への道に一歩近づいた訳だ。

 

次の日、教室にて

「今日はえらく機嫌が良いのですね。」

「まあねい。」

「クリスマスに妹さんに会うと?」

「まあねい。」

「そのどや顔イラッときますわね。」

「そういう橘は、…まあどんまい、そういう時もあるさ。」

「キーー!!」

 

 

「まあクリスマスイブはクラスのパーティに参加することにするわ。」

「貴一も来てくれるみたいで良かったよ。」

「せっかくだし、派手にやろうぜ!場所の手配とか任せた。料理とかは俺に任せな!」

「さっすがー、頼りになるねえ。」

そしてイブのクラスパーティーに向けていろいろ企画進行など話し合った。

プレゼント交換用のプレゼントを購入したり、一緒に春ちゃんにもプレゼントを用意したりした。

 

 

次の日、学校が終わり帰宅しようかとしたときに。

ん?誰かが肩をちょいちょいつついてきた。誰かなと思ったら橘だった。

 

「ねえ、貴一さん。たしかあなたって一人暮らしをされているんでしたか?」

「そうだけど、どうかしたのか?」

「イブの日泊めてくれません?」

「はあ!?」

「ちょ、声が大きいですわ、落ち着いて。」

「ん、ああ悪い。てかお前何言ってんの?」

「何かおかしなことでもありましたか?」

「男の部屋に泊まりに行くとはませたガキだよ本当に。本田さんとかおじさんにこっちが絞められるよ。」

「その心配はありませんわ!」

「なぜそう得意気なのか。」

「ダメなんですか?」

「ダメではないけどさあ。うーん。」

「なにか心配事でも?」

「いやあ年頃の男女が泊りってなにか間違いが起きても困るしなあ。」

「間違いが起こるとでも?」

「ないな。」

「そう迷い無く言い切られると、これはこれでどうなんですかね。」

「……人の女に手は出せねえよ。」

「何か言いましたか?」

「いや、なんでもない。」

 

 

橘ってこんなキャラだったか?段々自分のイメージとかけ離れている気もするのだが、これはこれで魅力的だから、まあ良いのかな?なんて思ってしまう。

そして、クリスマスイブの日を迎えるのであった。

 

 

 

そして、クリスマスイブ。学校も、もう冬休み期間に入り自由に過ごせる時間が増えた。

そして今、クラスのみんなでクリスマスパーティーの最中だ。

 

「わー見て見て外!雪降ってるよ!!」

「へーホワイトクリスマスたぁ、今年は何か良い事ありそうだねえ。」

「お嬢、そこお寒くありませんか?」

「ところで楽様はいつ到着するのですか!?」

「あーもうすぐ来るとおもうよ?」ウソ

 

 

「へい!シチューにローストビーフ!グラタン完成!!運んでくれ!!」

「わーすっごい美味そう!!さすが二見君料理上手!!」「負けたわ…。」

「召し上がれ!」

「「「「美味しい!!」」」」

「もうすぐピザも焼けるぜい!!」

「「わーい!!」」「一家に一台欲しいね」「もはやシェフ!」

「おいおい。」

「舞子、お前も手伝え。」

「へいへい。」

 

 

はい、どうも厨房担当の二見です。ついつい料理に力を入れちゃいましたね、人数が多いと美味しく食べてもらいたいから、料理の作りがいあるよね。

向こう、店の外から車のブレーキ音がどぎゃあああーーー!!って聞こえてきた。

 

 

「千棘ぇ~~~~!!!!!」

「うわあ!?」

「な、何??」

「千棘、そこにいるか!?」

「楽!?」「キャー楽様!」

「あんたどうしてここに…」

「説明してる暇ないんだよ、とにかく一緒に来てくれ!」

「ちょっと……そんな急にどこに行くのよ」

「ああ!?だからあ、高級ホテルのスイートルームだよ!!」

「「「「「「え……」」」」」」

「「「「「「えーーー!!?」」」」」」

「貴一さん、これは一体どういうことでしょう!!」

「そう揺らすな、気分悪くなる。ホテルってことはもうそりゃあ決まってるだろうよ。」

「な、なんなのですの!?」

にやりとした表情で「禁則事項です。」

「なっ!?」

「まあ楽の事だし、そこまでは無理…か。」

「そこまでとは一体どういうことですの!?」

「いや、知らんし。あ、小野寺…死んでる。」

「死んでないわよっ!」

そうか、息はあったか、良かったな。

 

 

楽達のひと騒動があったものの、明日あの後何があったのかたっぷり聞こうぜということでまたパーティーをするらしい。明日は春ちゃんと出かけるので、欠席するよと言った時は、女子の黄色い声と男子の怒りの声が聞こえてきたが、知らん振りをしたのだった。

 

 

そして帰り道。二人並んで白い雪が降る道を歩いている。町のイルミネーションも合わさって幻想的な空間を創っている。カップル同士なら良いムードにもなるのだろうが、

「なあ、橘、そろそろ落ち着いたか?」

「は、はい、貴一さん。」

「そう落ち込むなって、まだ決まったわけではないだろう?」

「で、でもホテルですよ、ホテル!」

まあ勘違いだとは言えないしな。

「大丈夫だって。やっぱり今日俺の家に泊まるの辞めとくか?精神的に不安定だし、橘。」

「そんな時に一人にしないでくださいよ!絶対行きますわ!」

「ああ、そういうのならかまわないのだけれども。」

 

コレは今日ずっと愚痴ってきそうな感じだなあ。まあ、仕方ないな、付き合ってやるか。

全く、これだから紳士って奴は大変なんだよね。

クマ吉君なら、どうするのだろう?いいやなんでもない。考えないようにしよう。




とりあえずここまで。
意気消沈の万里花でした。まあ気持ちは分かりますが。

だいぶ冷えてきましたね。季節の移り変わりは体調を壊しやすいとのことで、
気をつけないといけないですね。

とりあえずつまみを作ってビール飲みながら続き書いていこうと思います。
感想、批評お待ちしております。

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