ウジウジしたり説教したりする主人公にイラッとしてしまう。年、かな。
でもシンジ君は好感持てるんだよなあ。
とりあえずごちうさ見てこころぴょんぴょんしてきます。
では、続きです!
そして休日。待ち合わせ場所に到着。どうやら鶫はまだ来ていないらしい。10分前到着、若干余裕を持っていく、基本だよね。遠くからざわざわと人だかりができて周囲の視線を受けている人物が一人、そう鶫である。すらっとした体躯と凹凸のあるボディラインを強調、髪はウィッグを着けてロングヘアに、服装は少し明るめのワンピースタイプをチョイスしました。自分の趣味を色濃く反映させた格好で監視には不向きの動きにくいスタイルにしたのだが鶫の奴それに気付いていないんだよな。
「すまない、待たせたかな。」
「いんや、こっちも着いたばっかり。」
「ふふっ、そうか。今日はよろしくな。」
「ああ、こちらこそ」
遠くで警官隊の皆様がずらずらと並んでいた。これは間違いなく向こうに楽達がいるな。
ちなみに自分の格好も金髪のウィッグ、アロハシャツ、ちょい悪系、三下系、土御門ファッションをテーマにしました。
「こう見ると面影結構消せるんだよな。」
「まあ私たちの変装は完璧だからな。」
監視という名目だが余計に悪目立ちしていることに気付いていない二人だった。
と、楽達の後に付いて行くのだった。明らかなマスクやグラサンかけた不審者がいたが知り合いではないだろう、きっと、知らない人だろう。
ちょっと油断していて楽達に声をかけられた時はバレるかびっくりしたよ。
「あの、ちょっと道を聞きたいのですが…」
「お、おっふ」鶫さん1おっふ頂きました。
「なんだかにゃー?あ、その店はこっちだぜい」
「なるほど。ありがとうございました!」
「いいってことよ。デートかにゃー?楽しむんだぜい」
「はい!では、それでは!」
こんな感じのキャラだった気がするんだが、どうやらばれずに済んだみたいだ。橘さんなら気付いてそうだけどね。
「案外、ばれないもんだにゃー」
「そうだな、さっきからその変なしゃべり方はなんなのだ」
「金髪アロハってこんな感じの奴いない?」
「いや…知らんし」
どうやらこのキャラはあまりお気に召さないようだ、残念。
と、気付いたら楽達を見失っていた。俺の目を盗むとはとんだ大泥棒だな。
「こっから探すの大変だし暇だしとりあえず飯いこーぜ、鶫よ」
「まあそうだな、行こうか。お店のあてはあるのか?」
「まあ、無難にあそこのファミレスでも行こうぜ!」
ご飯の後はサバゲーのお店に衣装も貸し出しがあり着替えて、勝負に興じ、
「まだまだだな、二見貴一よ、その程度では私を捉えられまい!」
「ハッ!そういうお前の玉も当たってねーんだよ!」
「お前に足りない物、それは!情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ!そして何よりもー!」
「「速さが足りない!」」
一度は言ってみたかったこの台詞。鶫、クーガー兄貴を知っていたとはお兄さん感激だよ。
ほんわか楽しむよりも身体を動かして楽しむのが自分らしいなやっぱり。素で接することの出来るこいつは貴重なのかもしれない。
「まさか、お前がそこまで動けるとはな」
「まあわりと運動神経は良い方だしな」
「訓練次第ではなかなか期待できそうなのだが」
「さすがにそっちの世界はちょっと」
「そうか…残念だ」
と、微笑む鶫を見て一瞬見惚れてしまったのは不覚だった。
「今日は目的見失ったけどまあ楽しかったよ」
「私もだ。なんかいろいろ悩んでたのも吹き飛んだよ」
「そっか。ならよかったよ、じゃあまたな鶫!」
「………せ」
「ん?」
「わ、私のことはこれから誠士郎と呼ぶのだ!いつまでも苗字呼びもあれだしな!」
少し照れながらそういう鶫、いや誠士郎。
「そうだな、誠士郎。じゃあそっちも名前で呼ぶんだよな。」
「ああ……貴一、また学校で!」
そういって帰路に向かうのであった。
どうやら今日、鶫との距離が少し縮まったような気がした。
誠士郎ねえ、クロードさんいつになったら鶫が女と気付くんだろうな。
その答えは迷宮入りでもしそうなのであった。
誠士郎、名前が男らし過ぎるんだよな、あいつ中性的だからどっちつかずで妙にしっくりするんだよな。
まああれでこわがりだったり可愛いものに目が無かったり女の部分もある訳で、複雑だな。
別に付き合いたいと思うわけではないが、楽に惚れてるんだよな。少し暗い気持ちになったりもしたが考えないことにした。そう、自分1人で出来ることなど限られているのだから。折角の機会なのだ、悔いだけは残さないようにしようじゃあないか。
いろいろな感情が何かが水面に落ちた波紋のように溢れていく…そうか、これが
………心か……。
それからの日々も過ぎ、テストに向けて勉強などを始めるのであった。
二度目ということで、俺ツエーなんて出来ないよ、所詮昔ならったことだし、暗記系は特にね。
数学とかはイケるけどね。……結果だが2位だった。千棘がなんと一位だった。こいつの頭ん中バナナでいっぱいのゴリラだと思っていたがどうやら違ったみたいだ。心の中を覗かれたのか殺気が飛んできたのでこれ以上言わないでおこうと思う。
それと橘から父に会ってくれないかと話があり、たぶん楽はもう会ったのだろう。たしか顔が完全に強面だった記憶がある。
「このマンションの最上階の1フロアが私の家です」
とんだ金持ちだよ!
「なあ、橘の親父さんってどんな人なん?」
「とっても優しい方ですよ、マリーっていつも呼んで、心配してくださるんです」
「いい親父さんなんだね」
そして、ご対面。
「おう、帰ったかマリー、お!君があのときの子か、今日はわざわざすまないね、まあ座りなさい」
口調は優しいけどすごいな凄みが、式さん超えてるよこりゃ。
「マリーば、助けてもろてな本当に感謝しとるけ。万理花を嫁にいかしてもええとまで思ってたんやけどな」
「自分には万理花さんとは不釣合いですよ、それにもうずっと好きな相手がおられますしね」
「一条のせがれか。でも彼女もおるみたいやしどがんなっとるんやろな」
「まあ…若気の至り…いや、きっと何か特別な理由でもあるんじゃないですかね、知らないですけど。知らないですけどね」
「まあ、今日はお礼と、これから、うちの万理花も見てやってくれんか、表面上は普通でも身体が弱いのは確かやけ」
「ええ、まかせてください!まあすでにナイトもいますし問題ないかと」
と、親父さんとの時間は有意義だった。娘の溺愛ぶりが半端じゃなかったです。父親の気持ちは分からないけれども、なんとなく理解できそうな気もするんだよなあ。
「どうでしたか?父と話してみて」
「良い親父さんだよな、まあこんだけ可愛い娘がいたら心配になるのもわかるよ」
「……」
「どうした?もしかして照れてんの?」
ニヤニヤして橘の顔を覗く。
「そういう顔は楽だけに向けなさい、じゃないと勘違いする奴出てくるぜ?」
そういっておでこにでこピンをした。なぜしたかって?ごめん、ちょっとふざけてみたかったんだ。
「な、なんでもなかーー!!」
そういって颯爽と逃げていった。あの子普段は押しに弱いところあるんだよなー。そこがまた可愛いのだけれども。ちょっと遊びすぎたかな。
そして終業式が終わり
夏休みに入るのであった。ちなみに夏休みの宿題はさっさと終わらせ海の家でアルバイトをする主人公なのであった。買いたいものが多いのである。
別に海だからって真夏の海のランデブーなんて、ないんだからねっ!!
お、集からメールが入った。宿題を楽の家で集まってしようぜ!・・か。
まあ終わってるんだけどね。折角だし遊びに行きますか。
うーん、中々難しいなあ。
とりあえずここまで。
ちょっと更新遅れるかもです。「掟上今日子の遺言書」
を読まなくては・・・!!
感想、批評お待ちしております。