白き妖犬が翔る   作:クリカラ

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設定資料集

 

 

 

 

『我が名は――殺生丸。

 私に役割り(クラス)など存在しない。

 故に、私の事は名で呼べ(約:クラス名で呼ぶな)』

 

【クラス】救世主(セイヴァー)『其の名を――囀るな!(約:恥ずかしいんじゃボケ!)』

【マスター】間桐雁夜

【真名】殺生丸

【性別】男性

【身長・体重】185cm・68kg

【属性】中立・中庸

【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運B 宝具A++(EX)

 

【クラス別スキル】

『カリスマ(B)』

軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。

団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。

Bランクであれば国を率いるに十分な度量。

 

『対英雄(B)』

英雄を相手にした場合、そのパラメーターをダウンさせる。

Bランクの場合、英雄であれば2ランク、反英雄であれば1ランク低下する。

 

【保有スキル】

『怪力(B)』

魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。

一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間は『怪力のランク』による。

最高位の『神獣』ランクに位置する存在なので、本来このスキルは失われている。

だが、神として呼び出された訳では無いので所持。

 

『神性(C)』

神霊適性を持つかどうか。

ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。

聖杯戦争の開催地である日本で召喚された場合、信仰の関係で最大ランクAを獲得する。

だが、本人に神の自覚が無い為かランクダウンしている。

 

『毒華爪(A+)』

強力な毒を発する爪。

自身の毒より効力が弱いものを無効化する『対毒』のスキルも兼ね備えている。

性能は、ギリシャ神話に悪名高いヒュドラの毒すら上回る。

 

『変化(EX)』

文字通り『変身』する。

永い年月を得たその姿は正しく、幻想の祖と呼ばれる所以であろう。

 

『魔術(B)』

このスキルは、基礎的な魔術を一通り修得していることを表す。

魔術師(キャスター)のクラスで召喚された場合、ランクが上昇する。

 

【宝具】

人界を守護する雄風(風の傷)

ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人

由来:三界を統べる三剣の一つ、人の鉄砕牙より放たれる風の衝撃波。

三剣の一つ『鉄砕牙』から発生する、人々を守る荒々しい風。

普段はただの錆び刀だが、殺生丸の魔力(妖力)によって巨大な牙のような刀に変化する。

その力は、一振りで百の敵をなぎ倒すとされる。

原作での誕生秘話は、犬夜叉の母を守るために刀を打った事になっていた。

だが、この世界での誕生経緯は不明。

 

 『人界を導く怒涛の嵐(爆流破)

 ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人

 由来:三界を統べる三剣の一つ、人の鉄砕牙が放つ秘技。

 三剣の一つ『鉄砕牙』から放たれる奥義。

 《風の傷》は云わば、この宝具に至る前段階の技。

 この宝具こそ『鉄砕牙』で放てる最強の一撃。

 《風の傷》は、押し寄せる敵をなぎ払う為の放射型、対軍宝具。

 対してこの宝具は、竜巻状の風が狙った処を撃ち抜く集中型、対城宝具。

 

天界を否定する奇跡の法(癒しの天生牙)

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人

由来:三界を統べる三剣の一つ、天の天生牙より放たれる一度限りの奇跡。

三剣の一つ『天生牙』が織り成す、一度限りの蘇生。

蘇生は、肉体が消滅する、既に他の手段で蘇生されていた等の場合は効力が無い。

『天生牙』はその刃で生者を斬ることができないが、『あの世の存在』を斬ることができる。

真に慈しむ心があれば、一振りで百の命を救うとされている。

 

 『天界を繋ぐ冥府の門(冥道残月破)

 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~50 最大補足:500人

 由来:三界を統べる三剣の一つ、天の天生牙が開く亜空間。

 三剣の一つ『天生牙』が開く、現世とは違う別次元の世界。

 空間を切り裂いて冥道を開き、敵を冥界へと直接送り込む。

 開く冥道の大きさは調節できて、殺生丸は頻繁に冥界から道具を取り出す。

 彼がジルに与えた武具や旗、魔力分割を行っている植物などは冥界から取り寄せた。

 

地界を創造する破壊の暴威(獄龍破)

ランク:A++ 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人

由来:三界を統べる三剣の一つ、地の叢雲牙より放たれる黒き龍。

三剣の一つ『叢雲牙』から発生する、国を崩壊させかねない一撃。

刀身は野太刀程度の長さと日本刀と同じくらいの身幅を持つ両刃剣で、

柄頭には大きな紫色の珠が埋め込まれている。

その威力は、最上位に位置する聖剣の輝きすら飲み込み、漆黒へと誘う。

『叢雲牙』には太古の悪霊による自我が宿っており、隙あらば所持者の意志を奪おうとする。

現在、悪霊の自我は完全に沈黙を貫いている。

救世主(セイヴァー)のクラスで在りながら、

悪(邪悪)の塊であるこの宝具を扱えるのかは、謎である……

 

 『地界を司る奈落の底(黄泉國)

 ランク:EX 種別:対軍・対界宝具 レンジ:1~50 最大補足:100人

 由来:三界を統べる三剣の一つ、地の叢雲牙が開く亜空間。

 三剣の一つ『叢雲牙』が開く、現世とは違う別次元の世界。

 そして、地獄より無数の亡者を蘇らせる力を持つ。

 一振りで百の亡者を蘇らせる事も可能とされる。

 『叢雲牙』本来の使用方法は、《獄龍破》よりこちらの方が正しい。

 『天生牙』の冥道と同じように別の空間を行き来する力も持ち合わせている。

 だが、こちらでは余り空間を開いたりしない。

 蘇らせる亡者は通常、人間が対象であるが殺生丸の場合は『スケルトン』

 『ワイバーン』『ゴースト』などの、所謂モンスター系を蘇らせて自身の戦力とする。

 何故、彼が救世主(セイヴァー)のクラスに該当するのか、作者にも解らなくなってきた……

 

『???』

ランク:EX 種別:??? レンジ:??? 最大補足:???人

由来:世界を救った証。

彼が救世主と呼ばれる所以、究極宝具。

現在その詳細は、謎に包まれている。

 

Weapon(ウェポン)

『闘鬼神』『爆砕牙』その他の武具・道具の類は、冥界の時空に保管されている。

その気になれば、彼は宝具になる宝の全てを手元に取り寄せられる。

 

 

 

 

 

この作品の主人公であり、別世界からの漂流者。

 

前世の事については、永い年月の果てに殆ど覚えてはいない。

自身の本当の名も忘れてしまったが、生前からの性格だけは

多少の変化を伴いながらも保っている。

だが、様々な時代を生き抜いてきた影響もあって、結構ドライな部分も存在する。

 

基本的に子供が好きで、子供を甚振っている様な畜生は許さない。

その辺りも、生前に残った名残なのかも知れない。

 

彼はサーヴァントとして、基本の7クラス全てに適性がある。

三騎士クラスで召喚された場合、上記のスキルに戦闘系のスキルが複数追加される。

キャスターのクラスで召喚された際、鍛冶スキルを取得する。

バーサーカーのクラスで召喚された際、『天性の肉体』を獲得して筋骨隆々の体躯に変化する。

だがその変化を嫌う故に、彼は死んでもバーサーカーのクラスでは召喚に応じない。

 

パラメーターの数値は雁夜がマスターの為、軒並み低下。

イリヤ・凛の場合

【ステータス】筋力A+  耐久A  敏捷A+  魔力A+  幸運A  宝具A++(EX)

 

バーサーカーで召喚した場合

【ステータス】筋力A++ 耐久A+ 敏捷A++ 魔力A++ 幸運A+ 宝具A++(EX)

 

魔術やパラメーターを上昇させる宝具を使用した場合、一時的な数値はこれ以上となる。

 

 

 

 

 

生まれて数十年の内は戦闘技術を上げる為、修行と実践を交互に行いながら過ごす。

その後、この世界の正体を知り修行と並行する形で情報収集を行う。

 

同時期に刀鍛冶の妖怪である刀々斎に鍛冶の師範を受ける。

習得して於いて無駄にはならないだろうと考えた、主人公の浅はかな思惑であった。

 

だが、思いの外楽しみを見出したのか、師弟関係が終了した後も彼は独自で技量を高めた。

並行して取り組んでいた修行も上手く仕上がり、順風満帆な妖怪ライフを謳歌した。

 

然し、そんな彼の元にある一つの便りが届く。

母から息子に送られた、試練(虐め)である。

 

彼は泣く泣く、自身の母国となる島国を旅立つ。

その際に、蚤妖怪の冥加をお供に従えた。

 

まあ、爺さんは喜びの涙を流してくれたんだけどな!(愉悦

 

旅を始めた殺生丸は、試練の内容である四魂のかけらの情報を集めようと奮闘した。

だが彼は、直ぐに挫折した。

言語と云う、いままで対峙してきたどの敵より、強大な存在に心が折れた。

 

暫く、その状態を続けたが何とか持ち直し、探索を再開。

だが、通常の人間より逸脱した容姿、異国の言語故に会話が成立しない、

彼は中々情報を上手く収集できず苛々した。

 

そんな折、如何にもと云った状況を眼にする。

一人の女性が複数の男に襲われている場面に遭遇。

 

その時の彼は丁度良いと考え、男たちとの戦いを繰り広げた。

無論、力加減を加えながらだ。

 

救った女性は偶然にも魔術師であった。

彼女は殺生丸に礼を述べるのではなく、先んじて排除しようと魔術を行使した。

 

仕方がないであろう。

対峙していたのが人間から魔獣に替わり、状況が悪化したと普通は捉えられる。

 

『――貴方は、私を助けて一体何が目的なの?』

 

『――別段……理由は無い』(怖い魔獣さんじゃないよ~(´・ω・`))

 

『……魔獣が人を助けるのに、理由が無い?

 ……私が人間だからって馬鹿にしてるの?』

 

『――貴様がこの事について、如何捉え様が知った事では無い。

 だが目的と云えば、貴様が扱っている魔術だ』((((o゜▽゜)o))) ドキドキ♪

 

『っ!? ――そう、貴方は魔術が狙いだったのね……

 ――それで? 貴方の狙いは私のひじゅt『――翻訳魔術だ』………………はっ?』(*゚ρ゚) ボー

 

『………………』テヘヘッ(*゚ー゚)>

 

『………………聴き間違えたのかしら? もう一度、言ってくれない?』

 

『――翻訳魔術だ。貴様はそれを私に教えればいい』((((o゜▽゜)o))) ドキドキ♪

 

『………………』

 

『………………?』(*「・ω・)?

 

『――アッハッハッハッハッハッハッハ!!』

 

『?! ――何が、そんなに可笑しい?』ヽ(∴`┏Д┓´)ノ彡☆コラーッ!

 

『寧ろ、可笑しくない処が無いじゃない!

 まさか、そんな魔術を教えて貰う為に私を助けたのが魔獣なんて他に表現しようが無いわよ!』

 

『――そんな事は如何でもいい。其れよりも教えるのか? 教えないのか? どっちだ?』

 

『ああ、魔術は教えるわよ。魔術師は等価交換が原則だからね……ブフッ!』

 

『……如何やら貴様は、黄泉の国に旅立ちたい様だな』

 

『ああ待った待った! もう笑わない! 笑わないから!

 あっそうだ! 貴方の名前を教えてよ!

 これから私が少しの間は師匠になるんだからさ。

 名前が解らないと、色々不便だし』

 

『――別に、貴様が師になる訳では無い』

 

『まあまあ、そう言わずに名前位は教えてよ。

 一応これから仲良くやるんだし』

 

『――殺生丸。

 私の名前は――殺生丸だ』

 

『……セッショウマル? 変な名前ね?』

 

『――うるさいっ黙れ』

 

『――良し! じゃあ、次は私の番ね!

 私の名前は……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――この出会いから、彼の本格的な旅が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――叙事記『白き妖犬』一部選抜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……えっ? この先? ここから先は有料だから観れないよ!

 

 


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