白き妖犬が翔る   作:クリカラ

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本編を一週間の内に投稿する自分ルールを何とか守る事に成功した作者です

皆さん如何ですか? GO楽しんでますか?
実は私、まだオケアノスを少しだけしかやっていないんですよね。
楽しみは最後にとっておく派なので、今の処少しずつ進めている最中なんです。

現在ネットでチラッと先の展開を読んで、先に滅茶苦茶進めたがっている自分がいますwww

この機会にGOを遊んでみようと考えているお方は是非、アプリをダウンロードだ!
あっ、でもガチャは自己責任で引いて下さいね!
色んな意味でスリルを味わえると思います!


聖杯問答の始まり

 

 

 

 

 

―――郊外の森

 

時刻は、辺りを闇が支配し始めた頃。

一般の家庭であれば、家族で食卓を囲んで食事を取っている時であろう。

 

アインツベルンの森に轟音が響き渡る。

元凶はライダーが操るチャリオットから発せられていた。

 

アイリスフィールは自身の体に奔ったもので、誰がやって来たのかを大方理解した。

この森に張っている魔術結界は彼女と連動していて、

何時何処で誰が侵入して来ても彼女であれば瞬時に理解できる。

 

まあ、ライダーの様に結界をぶっ壊して侵入されたら堪ったものではないが……

こんな無茶な入り方をするのは、彼女が知っている限りではライダーしか思い浮かばなかった。

 

傍らに控えているセイバーもその意見に賛成していた。

 

「先ほどの雷鳴、そして憚る事を知らないこの出方は恐らくライダーでしょう」

 

「彼はもう少し、上品な入り方をしてくれないかしら?」

 

「其れは無駄でしょう。ライダーにその様な気品が有るとは思えませんし……」

 

「はぁ、結界を張り直さなければいけないわ……」

 

彼女は頭が痛くなる一方である。

此れから戦いでは無く話し合いとは云え、相手は曲者揃いの英霊たち。

 

無駄な考えは省いて挑まなければならないのに、新たな仕事を増やす征服王。

会合を前にして、もう休息を取りたいと思ったアイリフィールであった。

 

「セイバー! 酒盛りに出向いてやったぞ! 宴に適した場所に案内致せ!

 この場所を宴の席にするには、少々埃っぽくて敵わん!」

 

玄関ホールに向かったアイリとセイバーは、

門を突き破って侵入したライダーにそう言われて若干キレていた。

 

「……ライダー、貴様もう少し静かに来れないのか?」

 

「あん? 邪魔な木々が生い茂っていた故に伐採してやったまでよ。

 客人を招くのに、手入れもしてないのは駄目であろう」

 

「……私たちは貴方を招待したつもりは無いのよ? 征服王さん?」

 

「まぁそう固い事を言うで無い、セイバーのマスターよ。

 今宵は皆で大いに盛り上がろうではないか! がっはっはっはっはっは!」

 

「「「………………はぁ」」」

 

ライダーが上機嫌なのに対してセイバーとアイリ、

其れとライダーのマスターであるウェイバーは三人同時に溜息を吐いていた。

 

振り回される存在は、何も敵だけでは無い。

ライダーに最も振り回されている可哀そうな奴は、何を隠そうこのウェイバー(マスター)だ。

だが其れは、王様サーヴァントを召喚してしまった彼の自業自得でもあるが……

 

 

 

 

 

宴の場所は、中庭の花壇に決まった。

彼らは後に来るサーヴァント達を待たず、先に酒盛りを始めていた。

 

セイバーなどは殺生丸が来るまで待つ気であったが、

ライダーが既に飲み始めていたので自身も諦めて彼に足されるまま酒を頂戴していた。

彼らの近くには邪魔にならない様に待機した、アイリとウェイバーの姿も在った。

 

ライダーが持ち込んだ酒樽のワインを柄杓で掬い上げ、

互いに飲み干しながら先ずは彼が話を切り出す。

 

「聖杯は、相応しき者の手に渡る定めにあるという。

 それを見定めるための儀式が、この冬木における闘争だというが、

 なにも見極めをつけるだけならば、血を流すには及ばない。

 英霊同士、お互いの『格』に納得がいったなら、それで自ずと答えが出る」

 

「――それで、まずは私と『格』を競おうというわけか? 征服王?」

 

「その通り。お互いに『王』を名乗って譲らぬとあっては捨て置けまい?

 云わばこれは『聖杯戦争』ならぬ『聖杯問答』、どちらがより聖杯の王に相応しき器か。

 酒杯に問えば詳らかになると云うものよ」

 

『――戯れは其処までにしておけ、雑種』

 

騎士王と征服王、彼らの会話に割って入る存在は第三の王……英雄王ギルガメッシュ。

いま此処に、三騎の王が揃った。

 

彼の登場に、ライダー以外はその身を強張らせた。

 

「……本当にアーチャーを呼んで来たのか、征服王?」

 

「応よ! このイスカンダル、約束は違えぬからな!」

 

アーチャーとライダー以外、この場に居る全員が『マジで余計な事を……』と心中で思った。

 

「其れにしても遅かったではないか、金ぴか?

 まぁ余と違って歩行(かち)なのだから無理もないか」

 

「――よもやこんな鬱陶しい場所を宴の席に選ぶとはな。

 我にわざわざ足を運ばせた非礼をどう詫びる?」

 

「まぁそう固い事を言うでない。ほれ、駆けつけ一杯」

 

ライダーは柄杓で掬ったワインをアーチャーに差し出す。

不機嫌なアーチャーはライダーの誘いを断ると思ったが差し出された柄杓を受けとり、

何の気負いも見せずにワインを飲み干した。

 

「何だこの安酒は? こんな物で本当に英雄の格が量れるとでも思ったのか?」

 

「そうか? この土地の市場で仕入れた内じゃあ、コイツはなかなかの逸品だぞ」

 

「そう思うのは、お前達が本当の酒を知らぬからだ。雑種めが」

 

アーチャーが掌を虚空に差し出すと、其処から黄金の揺らぎが現れて黄金の瓶と杯を排出する。

瓶の中身には、澄んだ色をした酒が入っていた。

 

「見るがいい。そして思い知れ。これが王の酒と云う物だ」

 

「おお! 此れは重畳」

 

受け取った杯に酒を注ぎ、他の二名にも手渡すライダー。

彼はアーチャーが自慢する酒を早々に飲みたいらしい。

 

「コイツは美味いっ!」

 

「っ!」

 

セイバーとライダーは同時に酒を呷り、その美味さに驚愕を示した。

彼らも王として国のトップに座っていた存在。

 

故に、民草が飲む酒より遥かに上質な物を今迄の人生で呑んできた筈だ。

だがこの酒は、生前のどの酒よりも濃厚で透き通った味わいを魅せた。

 

「酒も剣も、我が宝物庫には至高の財しか有り得ない」

 

ライダーの称賛も当然と受け取って自身の酒を呷るアーチャー。

そんな彼が、虚空に向かって言葉を投げる。

 

「――それ故に、我が宝物庫に貴様の財を加えて遣るのは名誉な事であるのだぞ?」

 

『――妄言も大概にしろ、アーチャー』

 

最後に姿を現すのは、白銀のサーヴァント『殺生丸』。

彼の登場に漸くかと騒ぎ立てたのはライダー。

 

「お主も随分と遅かったのではないか、殺生丸? 一体何をしていたのだ?」

 

「――貴様には関係ない事だ」

 

「冷たい反応だのぉ。……そうかっ!

 いま現世の間で流行しているツンデレと云う奴か!」

 

「煩い黙れ」

 

「……何か余に対してだけホントに冷たくないか?」

 

「………………」

 

「無視か!」

 

殺生丸はライダーの言葉に無視を決め込みながら、サーヴァント達の傍らに立ち尽くす。

そんな彼に疑問を抱き、セイバーが話しかける。

 

「如何したのですか、殺生丸? 貴方も此方に座ると良いでしょう」

 

セイバーは近くの地面を叩き、其処に座る様に足した。

だが殺生丸は其れには応じずに腰から刀を取り出す。

 

其れには流石に目の色を変えて立ち上がるセイバー。

ライダーとアーチャーも疑いの眼を以て彼を見遣る。

 

殺生丸はそんな三者に目もくれずに刀を一振り。

斬った虚空が裂け、其処からイスとテーブルが飛び出す。

 

セイバーは眼を見開き、ライダーは感心し、アーチャーが満足げに座る。

……ってか早いよ英雄王!

彼は表情を愉快なモノを見たと言いたげに言葉を述べる。

 

「――良いぞ、己が身を弁えて我の足を用意してくるとは感心だな」

 

「――貴様たちも座ったら如何だ?」

 

殺生丸はそんなアーチャーを無視してセイバーとライダーにも着席を言い渡す。

ライダーは遠慮なく、セイバーは失礼しますと一言述べて席に座る。

 

「何だ何だ! お主も宴を楽しみにしていたのではないか!」

 

「……地べたに座りながら貴様たちの話を聞く気にはならなかっただけだ」

 

「分かった分かった! 兎に角、金ぴかが用意した酒でも飲んで今は楽しもうぞ!」

 

「……酒は貰うぞ」

 

ライダーが何時の間にか注いでいた酒を受け取り一口含む。

殺生丸は一瞬目を大きく広げた後、残りを飲み干した。

 

その反応に英雄王も顔を満足げにした。

口には出さずとも表情で理解出来る。

 

そして役者が揃った処でライダーが本題に入る。

 

「では役者も出揃った処であるし、各王に問うて於こう。

 まずはアーチャー、貴様がどれ程の大望を聖杯に託すのか其れを先ずは聞かせて貰おう」

 

「仕切るな雑種。第一、聖杯を奪い合うと云う前提からして理を外しているのだぞ?」

 

「ん? ソイツは如何云う事だ?」

 

「――抑々に於いて、アレは我の所有物だ。世界の宝物は一つ残らず其の起源を我が蔵に遡る」

 

「じゃあ貴様、昔聖杯を持っていたことがあるのか? どんなもんか正体も知ってると?」

 

「知らぬ」

 

「はぁ?」

 

ライダーはアーチャーの言葉に気の抜けた声を出す。

彼はその様子を視て、鼻で嗤いながら言葉を続ける。

 

「雑種の尺度で測るでない。我の財の総量は、とうに我の認識を超えている。

 だが『宝』であるという時点で我が財であるのは明白だ。

 それを勝手に持ち去ろう等と――盗人猛々しいにも程がある」

 

アーチャーの言葉を聴き遂げたセイバーはその表情を歪めて告げた。

 

「錯乱したサーヴァントの言と云うのは聞くに堪えないな」

 

其れに対して、アーチャーは視線を鋭くして彼女を見遣る。

ライダーはそんな彼らに落ち着けと宥めながら自身の考えを告げる。

 

「いやいや、其れはまだ分からんかも知れんぞ、セイバー。

 殺生丸が告げていた様に、其の者が彼の英雄王で在るならば間違いでもあるまい。

 ――じゃあ何か? 聖杯が欲しければ、貴様の承諾さえ得られれば良いと?」

 

「然り。だがお前ら如き雑種に、我が褒賞を賜わす理由はどこにもない」

 

「貴様……もしかしてケチか?」

 

「戯け。我の温情に与るべきは、我の臣下と民だけだ。

 故にお前が我の許に下ると云うならば、杯の一つや二つ、何時でも下賜してやっても良いぞ?」

 

「――そりゃ出来ん相談だわなぁ。

 でもな、アーチャー。貴様、別段聖杯が惜しいって訳でも無いんだろう?」

 

「無論だ。だが我の財を狙う賊には、然るべき裁きを下さねばならん。

 ――要は筋道の問題と云う奴だ」

 

「つまり、何なんだアーチャー? そこにどんな義があり、どんな道理があると?」

 

「――法だ。我が王として敷いた――我の法だ」

 

最古の王は自身が下す決断を絶対のモノとしている。

其処にどんな善が在ろうが、どんな悪が存在しようとも関係ない。

ただ王が敷いた法こそが、絶対の掟。

 

「然り、其れでこそ王と云う者であろう。

 だがなアーチャー? 余は聖杯が欲しくて仕方ないんだよ。

 っで、欲した以上は略奪するのが余の流儀だ。

 何せ、このイスカンダルは――征服王であるが故に」

 

「是非もあるまい。お前が犯し、俺が裁く。問答の余地など何処にも無い」

 

「うむ。そうなると後は、剣を交えるのみ。

 其れとアーチャー、兎も角この酒は飲みきってしまわんか?

 殺し合うだけなら後でも出来るだろう?」

 

「当然。其れとも貴様は、我の振る舞った酒を蔑ろにする気でいたのか?」

 

「其れこそ愚問よ。これほどの美酒を捨て置けるものか」

 

ライダーはアーチャーの言葉に満足気にしながら、新たに注いだ酒を呷る。

そんな彼にセイバーが問いを投げる。

 

「――征服王よ。

 お前は、聖杯の正しい所有権が他人にあると認めた上で、尚且つ其れを力で奪うのか?

 そうまでして、聖杯に何を求める?」

 

セイバーは二人の王としての在り方に憤りを感じていた。

王とは第一に民草の救済してこそと考える彼女には、彼らの思想は受け入れられないのだ。

故に、征服を良しとするライダーが聖杯に何を願うのか此処で聴かなければと思ったのだ。

 

セイバーの問いにライダーは即座に応えず、少しばかりの戸惑いを魅せた。

この対応に、彼女とアーチャーは静かに待った。

そして僅かに思考を巡らせたのか、顔を赤らめながら問いを返す。

 

「……受肉だ」

 

「「「はぁ?」」」

 

「(この酒、上手いな……)」

 

ライダーの願いに、セイバー、アーチャー、ウェイバーの三者は呆けた声を上げた。

生前からの知り合いである殺生丸は、ライダーの願いに全くのガン無視である。

 

「はぁーーーーー!? おっお前! 望みは世界征服だったんじゃ――どぃえぶっ!」

 

ライダーに詰め寄るウェイバーをお馴染みのデコピンで吹っ飛ばしながら、彼は告げる。

 

「馬鹿者! 幾ら魔力で現界していても、所詮我等は使い魔(サーヴァント)

 余は転生したこの世界に、一個の命として根を下ろしたい。

 身体一つの我を張って、天と地に向かい合う。

 其れが征服という行いの総て、その様に開始し推し進め、成し遂げてこそ――我が覇道なのだ」

 

ライダーの発言には、彼の生前を知らずとも征服王の歩みを想像する事が容易に出来た。

付き従った臣下、民、国が彼を頂点として一つの世界を形作る。

 

今迄のアーチャーはライダーを見遣る時、その視線に何の価値を見出していなかった。

だが、彼の発言を受けて其の退屈そうだった瞳を変える。

 

「――決めたぞ、ライダー。貴様は、この我が手ずから殺そう」

 

「今更、念を押すまでも無かろう。

 余も貴様の宝物庫とやらを奪い尽くす気でおるから覚悟しておけ」

 

アーチャーは殺生丸以外で楽しみを視つけた様だ。

ライダーも英雄王の財宝に興味を持った様だ。

 

「其れに此度の遠征には殺生丸も連れて行く故、余も些か以上に楽しみである!」

 

「――――――?」

 

今迄ライダーの話をまともに聞いていなかった為に、

話を振られても内容を理解出来ていない殺生丸。

 

セイバーは、やはり相容れないとばかりに言葉を告げる。

 

「――そんなものは、王の在り方では無い」

 

「ほぉ? では、貴様の懐の内を聞かせて貰おうか」

 

セイバーの言葉に耳を傾ける二人の王。

彼女はそんな彼らに、自身の崇高な祈りを宣言する。

 

「――私は、我が故郷の救済を願う。

 万能の願望機を持って、ブリテンの滅びの運命を変える」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――遠坂邸(仮)

 

遠坂時臣は、アーチャーの勝手さに呆れを抱いていた。

 

「よりにもよって、酒盛りに出向くとは……」

 

通信を行っている言峰綺礼は、その行為を如何するのか時臣に問う。

 

「アーチャーをこのまま放置して於いても宜しいので?」

 

「……仕方あるまい。

 王の中の王に在らせられては、突きつけられた問答に背を向ける訳にも如何だろう」

 

時臣は其処で一端言葉を切り、綺礼に現状を確認する。

 

「――綺礼。ライダーとアーチャーの戦力差……君は如何考える?」

 

「……ライダーに神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)を上回る切り札が有るのか否か、其処に尽きると思われますが?」

 

「うむ。ライダーがマスター共々、無防備に酒盛りに興じてる今は又と無い襲撃の好機。

 この際、勝算が有るのかどうかは問題では無い。

 例えアサシンが敗退しても、彼我の戦力差を量る事が出来れば目的は達成される。

 この辺りで一つ仕掛けてみる手もあるかもな、綺礼」

 

「依存はありません。全てのアサシンを呼び寄せるのに、十分程掛かるかと……」

 

綺礼の言葉に満足しながら、時臣は命を下す。

 

「――良し。号令を発したまえ。

 大博打ではあるが、幸いにして我々が失うモノは何も無い」

 

彼らにとって、アサシンなどは唯の捨て駒。

其れは、聖杯戦争を開始した当時からの考えであった。

 

「綺礼、令呪を以てアサシンへ命じよ。犠牲を厭わず勝利せよ……とな」

 

ギルガメッシュと殺生丸と云う超級のサーヴァントに対して、アサシンは弱い。

彼らに限らず、他の英霊たちでも同じ事が言えるがとりわけ暗殺者(アサシン)は弱いのだ。

 

其の考えは正しいが、同時に正しくも無い。

暗殺者(その名)が示す様に、彼らの本領は暗殺なのだ。

 

真向から戦うのでは無く、闇に隠れ敵に忍び寄り其の命を刈る、其れがアサシン(彼ら)だ。

典型的な魔術師である遠坂時臣、彼の指示に従う言峰綺礼、

この二人では暗殺者を正しく運用する事は出来ない。

 

それ故に、この様な捨て駒としての使い方しか出来ないのだ。

正しく運用できれば、英雄王を使わずとも勝者になれたであろうに……

 

まあ、遠坂時臣の采配も仕方ないであろう。

初戦に於いて凄まじい戦闘を近くで見せられた所為で、

暗殺者など戦力に加える事が出来なかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――彼らの采配は、一体どの様な結果を齎すのか?

 

 

 

 

 

―――まあ、結果は容易に想像できそうだが……

 

 


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